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No.31046の一覧
[0] 【ネタ】僕と契約して、聖杯戦争のマスターになってよ!(fate/zero ×まどか☆マギカ)[きゃべる](2012/01/03 20:10)
[1] ターゲットが決まったよ![きゃべる](2012/01/02 12:57)
[2] 超COOLだよ![きゃべる](2012/01/03 19:44)
[3] 僕と契約して魔法少女になってよ![きゃべる](2012/01/05 22:40)
[4] 麻婆がとっても辛かったようだよ![きゃべる](2012/01/07 23:09)
[5] 綺麗な龍之介のターンだよ![きゃべる](2012/01/09 15:34)
[6] 赤い子との接触だよ![きゃべる](2012/01/11 21:28)
[7] アインツベルン城での出来事だよ![きゃべる](2012/01/14 22:29)
[8] 協定を結んだようだよ![きゃべる](2012/01/16 23:02)
[10] 戦いが始まりそうだよ![きゃべる](2012/01/20 23:01)
[11] セイバーVS佐倉杏子だよ![きゃべる](2012/01/24 22:54)
[12] 結局こいつらなにしにきたんだよ![きゃべる](2012/01/29 20:08)
[13] ほむらVSケイネスだよ![きゃべる](2012/02/16 22:56)
[14] 幕間 その頃彼らはこんなことをしていたよ![きゃべる](2012/02/26 12:27)
[15] 王の宴パートわんだよ![きゃべる](2012/02/26 12:38)
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[31046] 【ネタ】僕と契約して、聖杯戦争のマスターになってよ!(fate/zero ×まどか☆マギカ)
Name: きゃべる◆4462d66c ID:a8039561 次を表示する
Date: 2012/01/03 20:10
雨生龍之介は殺人鬼である。

主なターゲットは若い女性や幼い子供で、その殺し方は非常にバリエーション豊富かつ残虐。
被害者は両手の指の数を軽く超えており、証拠隠滅も完璧という、才能の使いどころを明らかに間違えているとしか思えない男だった。

しかし、彼は今のままでは『死の本質』を理解する事などできないだろうな、と考えていた。最近は、最初に姉を殺したときほどの死の実感が湧かないのだ。

フィクションの安っぽい死ではなく、本当の死。雨生龍之介はその実感と本質を求めていた。


「閉じろ閉じろ閉じろ閉じろ・・・。繰り返す事に四度、っと。
あれ、五度?
えっと、ただ満たされる時を破却する、だよなぁ・・・」


彼が今足で描いているのは魔方陣だ。実家の土蔵で発見した古文書の通りなら、これで「悪魔」が呼び出せる、らしい。


「んー、「触媒」? なにこれ。古文書の絵は・・・アクセサリーっぽい?」


パラパラと本をめくっていると、たまたま見落としていたページがあった事に気がついた。
それによると、悪魔を呼び出すには、魔方陣に何か置いた方がいいらしかった。
だが彼はそれらしい装飾品など持っていない。


「だったらこれを使うっきゃないよねぇ」


「ゔぅうーーー!!!」


「あり? これそんなに大切な指輪だった? そんなにいい品? ・・・だったら触媒にふさわしいかもねー。そう思わない、お嬢ちゃん」


「ゔぅ、んゔぅーーー!!」


その少女が身につけていた緑っぽい宝石がついた指輪。金目当てではないが、ちょっと気に入ったため取り上げておいたものだった。

少女は指輪を見てからさらに激しくもがき始めた。悪魔さんに
殺されてよと頼むと悲鳴を上げるが、予想通り猿ぐつわに拒まれる。そんな様子が面白くてたまらない。


「チャリーンってね」


魔方陣の中心にそれっぽい指輪を落とした。


「ははは! 悪魔に殺されるのってどんなだろうね? 貴重な体験だと・・・痛ッ!?」


突然激しい痛みを感じた。
驚く間もなく手の甲にわけのわからない模様が浮かび上がる。


「なんだ、これ。って、へ!?」


魔方陣が光った。


光って、

光って、

光って、

そこからあらわれたのは。









「僕と契約して、聖杯戦争のマスターになってよ!」


白くて小さなマスコットだった。





ーーーーーー





(せーはいせんそー? なにそれ。てかなにこれ? かわいいけど、これが「悪魔さん」なわけ? でも悪魔は相手を油断させるために親しみやすい姿を取るって聞いたことあるし、それかもなぁ。にしても耳? 耳なの? についてるリングとか超クールじゃん。さっすが! 喋れるのもいいよ。始めて見た! 俺動物愛好家なんだよね。なんて種類なんだろう。あ、悪魔か。ってそういうことじゃなくてさぁ!)


「僕はキュゥべえ。今回の聖杯戦争ではキャスターとして現界したよ。君の名前を教えてくれないかい?」


「あ、俺・・・? えっと、俺雨生龍之介。職業フリーター。趣味は人殺し全般。子供とか若い女とか好きです」


「・・・契約は完了だよ。頑張ろうね、龍之介。」


キュゥべえは尻尾を降りながら龍之介の足元・・・を通り過ぎて、縛っていた少女の元に歩いていった。
せっかくなので声をかける。


「あっそうだ。お近づきの印にさぁ、あれ食べない?」


「人間の肉は、スーパーなどの肉とは違って加工が加えられていない。栄養摂取の手段として理想的とは言えないね」


「えっそうなの?」


キュゥべえがもぞもぞと何かしている。気になって覗き込んでみれば、どうやったのか少女の猿ぐつわを外していた。


「ああ!? ちょ、なにしてんのさ!」


「たいしたことじゃないよ」


「っ! キュゥべえでしょ! 助けて! 私だよ!」


「え、お嬢ちゃん悪魔さんと知り合いだったの? なにそれ超クール」


「魔法少女・・・なるほど、触媒がソウルジェムだったからこそ僕が呼ばれたのか。龍之介が僕と似た人間には見えなかったけど、これなら納得がいく」


「キュゥべえってばぁ!」


今までぶつぶつとなにかつぶやいていたキュゥべえが、唐突に龍之介の方を向いた。


「龍之介、君は殺人鬼と称される人間だったよね。この子はどうしても君自身の手で殺したい子なのかい?」


「え・・・いや」


「なら丁度良かった」


キュゥべえは今まで通りの声で続ける。


「キュゥべえ、助けて・・・!」



「ねえ、君は魔法少女の真実について、興味はないかい?」







キュゥべえの営業トークと絶望の解釈を、龍之介がとても気に入り、仲良くなるのはしばらくあとのことであった。






ーーーーーー

【インキュベーター】
マスター:雨生龍之介
ランク=キャスター
属性:秩序・中庸
筋力:E
魔力:A
耐久:E
幸運:C
敏捷:C
宝具:EX

固有スキル
無限残機 A
殺しても次のQBがすぐ現れる。マスターを殺さない限りいくらでも現れる。同時に二匹以上行動する事も可能。

話術 B
自分の有利な状況になるように会話を進める事が可能。嘘はつかない。
カリスマB以上の者には聞きにくいが、そこは腕の見せ所。

陣地作成・道具作成 ??
インキュベーターの知識で様々なものが制作可能。ただし神聖はつかない。

宝具【僕と契約して魔法少女になってよ】
才能のある第二次成長期の少女を魔法少女にする事が可能。その際願い事を一つ叶える事ができる。ぶっちゃげ聖杯泣かせ。

ーーーーーー


無駄な事を好まないので、殺人ラブ龍之介とそれほど仲良くなれないかと思いきや、ペット的な意味で超クールだったので結局仲いい、的な。


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