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No.29918の一覧
[0] 【ネタ】奥様はIS学園で学園ヒーローをするそうです。(TS転生サンレッド微クロス)[くくり](2011/09/26 18:14)
[1] プロローグ [くくり](2011/09/28 05:35)
[3] FIGHT1 ヒーローは巻き込まれるからヒーロー[くくり](2011/10/01 19:57)
[4] FIGHT1.5 全寮制!? そして現れるハカセ。[くくり](2011/09/28 05:34)
[5] FIGET1.9 春休み、ヒーローの過去の強敵とは!?[くくり](2011/10/01 21:27)
[6] FIGET2.1 奥様はショートホームルームを続行したいそうです。ヒーローは安全パイ[くくり](2011/10/05 05:56)
[7] FIGHT2.5 寿司、天麩羅、鉄火丼。奥様はいい加減。[くくり](2011/10/08 04:47)
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[29918] FIGHT2.5 寿司、天麩羅、鉄火丼。奥様はいい加減。
Name: くくり◆24f58f99 ID:3b0270e9 前を表示する
Date: 2011/10/08 04:47
「ただいま」

工藤貴仁は夜勤明けで疲れた体を引きずるように朝に自分の家に帰ってきた。
普段自家用車で勤務先の病院に通勤する彼だが、あまりにも忙しさで疲れ果て、病院に車を置きタクシーを使って帰るほど疲労していた。

現在、午前6時頃、6時半には美緒が朝ごはんを作る時間だったはずだと思い。


美緒は料理はとても上手だが、いつも朝ごはんに前日の残り物を使う悪癖がある、夕食にすき焼きだった場合、次の日の朝は卵とじ牛丼とか平気でやるのだ。
昨日は自分が好きなハンバーグだったから、今日の朝は残ったひき肉で作ったそぼろ丼とかやるんだろうな、そう思い
あまりにも疲れてるので今日の朝ご飯は軽くして貰おう、と貴仁は考えた。


「美緒って……いないのか、そういえば」

母と父は自分よりも忙しい人なので普段居ないことが多いが美緒はまだ学生で登校していない時間帯だからまだ居るだろうと思っていたが
そういえば昨日、早めに登校したいから朝の6時には家を出ると言っていたな、と思い当たる。


今日はIS学園に入学してから初の授業。

昨日は入学式でギリギリまで入寮せず、家で過ごしていたが
IS学園に今日から入寮して平日はもう帰ってこないのだ。

「土日には帰って来るんだろうけど………平日帰って来ても、もういないのか」


家の中は静かで自分以外いない。
早朝で、外からの音もスズメがちゅんちゅんと鳴く音ぐらいしか聞こえない。
普段であるなら、台所で鼻歌を歌いながら楽しそうに料理をする美緒の姿が見えるはずなのに。




快くIS学園に送り出してあげた貴仁だったが、なんだか寂しい。

今でこそ恋人だが、最初はあまりにも歳の差があるのでちょっとしっかりした娘みたいな扱いで一緒に生活していた。

今でもその気持ちが若干残っている。

だからいざ離れてみると、子供離れできない親の気持ちがわかる気がした。

どんな時間にも家に帰ったら、学校とアルバイトがない限り

「お帰りなさいお兄さん、ご飯にする?お風呂にする?それとも…………そのまま寝る?」

とか言って出迎えてくれるのだ。

ご飯はしっかり作ってくれるし、お風呂に入った後は疲れた箇所を丹念に「お客さん、何処が疲れてますか」とか言いながら本で勉強したらしい
本格的な手もみマッサージをしてくれるし、寝るときもいつも洗いたての枕カバーとシーツでベッドメイクしてくれて布団に入ると洗い立ての良い匂いがするのだ。

まさに至れりつくせりである。

前に一度

「別にいいのに。美緒も忙しいんだからそこまでしなくてもいいよ」

と言ったことがあるが

「お兄さん、料理もインスタントしか出来ないし、しかもインスタントラーメンの麺をいつも煮過ぎて不味くつくるって奇跡を起こすし、お風呂もいつも浴槽一杯に沸かしちゃうし
洗濯は洗濯物と洗剤を適量いれてボタン押すだけなのにいっつも洗剤を大目に入れて無駄遣いするし、洗濯終わっても干すの忘れて洗濯機に入れっぱなしにするし……
凄く気になって眠れない、だから私に任せて」

とガンとして拒否され、完全にこの至れりつくせりを味わっていた。

頑張りすぎて疲れないのかな、と思うが、正論なので黙るしかない。

自分は家事が極端に向いていない、らしい。


この前料理でインスタントラーメンを作るときご飯と卵を2個一緒にを投入して美緒に「なにその外道食い」とか怒られたし。

「いやラーメンのスープが卵とご飯によく合って美味しいんだよ、具が一杯で凄い合理的だよ」と言うがいつも自分がそうした料理をすると怒られる。

「見てて凄い気分悪くなるからそれやるの禁止、卵はまだいいけど、ご飯をいれるのは麺を食べ終わった最後にしなさい、うわ…ご飯、スープを全部吸収してる………」とドン引きされた。

それを結婚して美緒と同い年くらいになる娘を持つ友人に話したことがあるが

「夢でもみてんのか……そんな嫁も娘も、現実にいねえよ、朝は自分でパン焼いてくってるわ。
寝る前に勝手にシャワー浴びてるよ、洗濯物は娘と一緒にすると嫌がられるよ…つうかそんな外道な食い方やめろ」

「いや、本当だよ」

「……………もういいよ、ロリコン、さっさとお縄につけよ。あと………まじで外道な食い方やめろよな」

と言われたことを思い出す。

じゃあそこまで言われたら俺も頑張るしかないな、と疲れた体を引きずりながら

「たしかカップラーメンがあった筈だ、あれなら確実に俺でも美味く作れる、最後にご飯投入して食べよう」

台所に向かう。






すると

「そぼろ丼に肉団子汁にひき肉入りの野菜炒め………張り切ったんだな美緒」

いり卵がご飯に載せられその上にずっしりとハートマークでそぼろが並べられている。
そぼろに赤が少し混ざっているので、ピリ辛な味付けなのだろう、ご飯によく合いそうだ。

肉団子汁は中華スープベースに肉団子と昨日ハンバーグの種で余らせたたまねぎの微塵切が混ざり、たまねぎがスープに煮溶け始め、大変美味しそうであり
野菜炒めは昨日の付け合せのキャベツのザク切と彩りとしてニンジンの細切が混じっていて炒められたひき肉がそれに絡み、野菜炒め自体だけでもご飯が進みそうだ。

全て台所に丁寧にラップされ並んでいた、どうやらレンジでチンして食べて、と言うことらしい。

更に料理が盛り付けられた皿の横に小さなメモが残されていた。

そのメモにはただ簡潔に、各料理のレンジで温める時間が書いていた。

「そぼろ丼2分30秒、肉団子汁3分、野菜炒め2分か………全部一緒に入れて6分ぐらいでいいかな」

工藤貴仁35歳、これでも立派な看護士である。

仕事ではしっかり患者をお風呂にいれたりできる人だが、自分のことになると結構適当になるおっさんである。







FIGHET2.5 寿司、天麩羅、鉄火丼。奥様はいい加減。


セシリア・オルコットは大変機嫌が悪かった。

せっかく代表候補生となりIS学園に入学し、自分の華麗に彩られる人生を歩み始めたというのに、同じクラスに男性がいたからだ。
努力した、それは苦ではなかった、その努力が実り自分の故郷で多くの人に認められ、ISの専用機を貸与されるまで至った。

俗に言うエリート街道?

違う、私が今まで努力して歩いてきた道のりがそう言われるだけであり、まだまだ満足していない。

もっともっと自分の才能を伸ばすためにこの日本にやってきた、ただの代表候補生ではなく国家を背負う代表になり、そして名誉あるオルコット家を今は亡き両親の代わりに守る。

ただそのためにやってきた。


IS学園はそのように努力し続ける人間が来るべき場所だとセシリア・オルコットは思っていた。

なのに、ただISを唯一動かせる男性操縦者、という幸運だけで自分と同じ学校に入学した人がいる。

他のクラスメイトはいい、IS学園入学という、それなりに厳しい壁を乗り越えた人たちなのだから。


なのにIS唯一の男性操縦者は幸運だけでこのIS学園に入った、そしてその大きな機会に恵まれて起きながら全然努力をしていない様に見える。

二時間目、クラスの殆どの人間が当たり前の様にわかる授業内容も全然理解していない。

入学前に渡された参考書を間違って捨てたから全然解らない?

そんなの言い訳にならない。

IS学園に入学するとわかっていたのだから、ISについてある程度学ぶのは当たり前だ。




それが強制でもありえない幸運に恵まれた人間の義務だとセシリアは思っている。

その機会に恵まれなかった者のためにも。


イギリスの貴名家に生まれ、そのことに誇りを持ち、ノブレスオブリージュを体言してきたセシリアにとって織斑一夏という男の嫌々ながらやっている、という態度に腹が立ってしょうがないのだ。

だから発破を掛けるつもりでもあり、自分のイラつきを押し付けるつもりで、二時間目の休み時間に話しかけてみた。

貴女は、私と同じ場所に立ってこれから先、この学園生活していくのだと、わからせるためには自己紹介をしたが

まさか、私の立場である代表候補生という地位がどのようなものか、今の世の中で殆どの人がしっているその常識を知らない。

なんだこの男は、情けなくないのか、そう思い、なんだか自分がヒートアップしてるのがわかりつつも言葉は止まらなかった。

私だけIS学園の入試で教官との模擬戦を打ち破ったと、その自身の話を聞かせると


この男も入試で教官を打ち破ったのだという。



なんだ、それは。



運と機会に恵まれ努力せず才能だけで私が立っている今の場所にいるのだというのか?


と、ますます自分の機嫌が悪くなってきたのを感じた。






イギリス人のクラスメイトに絡まれた二時間目の休み時間を終え、織斑一夏は三時間目の授業に向かっていた。


「それではこの時間は実践で使用する各種装備の特性について説明する」

現在3時間目の授業。この時間は1,2時間目と異なり、山田先生ではなく千冬姉が教壇に立って教えている。

基礎もまだなのに実践とは、俺にとってはまだ早すぎる、と必死にISの参考書を捲り始める。

「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな」

突然何かを思い出したらしい千冬姉が思い出したことの内容を話す。
クラス代表か・・・・クラス代表者とはそのままの意味だ。対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席など、簡単に言えばクラス長のことだ。ちなみにクラス対抗戦は
入学時点での各クラスの実力推移を測るものらしい。今の時点でたいした差はないが
競争は向上心を生む。1度決まると1年間変更はないからそのつもりで努力せねばならない。

らしい。




千冬姉の説明によって教室中が静かにざわめく。

へぇなんだか面倒そうだな、と俺は思った。

ま、どうせ優秀なやつがやるんだろ、俺関係ないよな、と

「はい。織斑くんを推薦します!」

「私も織斑くんを推薦しまーす!」

え?

「では候補者は織斑一夏……他にはいないか? 自薦他薦は問わないぞ」

「お、俺!?」

思わず


立ち上がろうとするが、今立ち上がればもれなく千冬姉の体罰が待っている。

そうだ冷静になれ、冷静になるんだ、どうして俺なのかと小一時間周りに問い詰めれるぐらい冷静になるんだ。


今現在の勉強についていけないんだから、俺は今の授業についていくための補修で忙しい、そんなのやる暇がない、とかを盾にすれば――


「織斑。席に着け、邪魔だ。さて、他にはいないのか? いないならこいつで決めるぞ。」



そうそう、他に居ないんだから仕方――― 

ちょっ


「ちょっ、ちょっと待った!」

「自薦他薦は問わないと言った。他薦された者に拒否権などない。選ばれた以上は覚悟をしろ」


強引すぎねぇか千冬姉。
普段喋ってても、断言する言い方が多くね?

拒否しづらいし。


そこが良い所かもしれないけどさ。



「待ってください! 納得がいきませんわ!」

デスクを叩きながらセシリア・オルコットが立ち上がった。

さっき絡んできたけど、助けてくれるのか、と期待する。

「そのような選出は認められません! 大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ! 
わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を1年間味わえと仰るのですか!?」


「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。
それを、物珍しいからという理由で極東のサルにされては困ります!
わたくしはこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!!」


「いいですか!? クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ!」


「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛で―――」

おいおい、言いすぎだろ、典型的な日本人の俺でも怒るぞ、いい加減言いかえさないと、と思う。

そして



















「ねえ、オルコットさん、この前行った寿司屋、美味しかった?」

俺の幼馴染の工藤が相も変わらず、柔和で、聞き取りやすい声質でいきなり脈絡もなく発言した。

「ええ、大変美味しかったですわ!イギリスに居た時も何度か口にしましたが、やはり日本で食べると違う、そう思いました!あれは目から鱗が落ちる思いでしたわ!ジャパニーズスシ、大変素晴らしい文化だと思いますわ!!」

「魚だけに?」

「はい魚だけに―――って工藤さんではないですか!?」

「はい工藤美緒です、お久しぶりですオルコットさん。そういえばオルコットさん……目から鱗、とか語彙が多いし、相変わらず日本語上手だよね?発音も綺麗だし。
この前あった時も寿司屋行ったら最初に何食べるの?って聞いたら寿司屋の板前の実力は玉子と光り物で解るので玉子と光り物から食べますって言うし、日本文化に相当詳しいね」

工藤が笑いを堪えるように言った。

他のクラスメイト達は最初の敵対的な視線を緩め



「工藤、こいつと知り合いなのか?」

「知り合いっていうか、この前都心に出かけた時に道に迷ってたから道案内した。
美味しいお寿司屋さん探してたみたいだから、よくウサちゃんが食べてるあの店に連れて行った」


「ああ、あの馬鹿高い店か、なんか可愛い兎がいる………っておまえ」

俺は工藤からセシリア・オルコットに視線を戻して言う。


「な、なんですの?」


「さっき散々島国とか日本馬鹿にしてたくせに思いっきり日本観光してんじゃねぇか!?つうかイギリスも島国だろ!?」

「そ、そんなことはありまえせんわ!」

「ありまえせんわ?ありえませんわ……だろ」

「くっ…!」

セシリア・オルコットが顔を赤くする。

それを見てますます工藤が笑いを堪える。

他のクラスメイト達はセシリア・オルコットに対する最初の発言による敵対的な視線を緩め、今はとても生暖かい目で彼女を見ている。

「そういえば京都どうだった?行ったって言ってたよね?」

工藤が笑いを堪えながら悪戯っぽい顔をして嬉々として口を挟む。

「京都はいいですね、私としては清水寺が良いものでした!、あんな建築物が全て木で出来ているなんて!ユネスコ世界遺産なだけありますわ!って……すいません工藤さんちょっと静かにして貰って構いませんか?」

工藤の御蔭でいける、そう思った俺は畳みかける。

「はっ!俺がサーカスをやるならお前はお笑い芸人だな!」

「なんですって!?」

「いや、面白くってさ」

「面白い!?このセシリア・オルコットに向かって!?ふざけんるんじゃありませんわ!」

「いや、十分面白いだろお前」

「なんですって―――この「おい、お前等黙れ」あう!」

セシリア・オルコットが千冬姉に出席簿で叩かれ

「痛!………ってなんで殴るんだよ千冬ね――――痛って!」


俺も叩かれた。

しかも二度。


すげえいたい。


「今、何の時間だと思ってる、授業中だぞ私語は慎め……それともう忘れたか?織斑。私は織斑先生だ、小学生かお前等は、くだらないことでグダグダと………それと工藤」


つかつかと千冬姉が工藤に近づき無言で工藤の頭を出席簿で叩く。

「お前もだ」

「はい」

痛そうなそれを微塵にも表情に浮かべず、粛々として受ける工藤。


千冬姉は教壇に戻ると溜息を一つ吐き

「お前等のせいでよけいな時間を食った。この時間でクラスの代表の話をまとめておかなければいけない、でだ、オルコット、織斑、今のところ候補に挙がってるのはお前等二人だ」

「なんで俺も―――「また叩かれたいか?何度自薦他薦は問わないと言った?」……はい」


「もう時間が押している、私が決めてやる、お前等二人は1週間後の月曜。放課後、第3アリーナでISで模擬戦を行なえ、それで勝った者がクラス代表者になれ、これでいいだろう?」


うわ、なんか大変なことになってきた。



「それは解りやすいですわ!さすがブリュンヒルデ!名案ですわ!これは決闘ですわね!?イギリス代表候補生のこのわたくし、セシリア・オルコットの実力を示すまたとない機会ですわ!
あなたのようなふざけた男に私がどんなに優れているか教えてあげて差し上げましょう、せいぜい私を馬鹿にした事を後悔させてあげますわ。
すぐに無様に私に負けて、そして残り三年間の学校生活憂き目をみるといいですわ……でも流石にそれではあまりにも可哀想なので、ハンデくらいさしあげましょうか?
五分も立たない内に負けたとあっては、男の面目も立たないと思いますし」


馬鹿にするようにこちらを挑発するセシリア・オルコット。


「はぁ?んなもんいらねぇよ、逆にそっちこそいらないのか?」

こちらも負けじと挑発し返す。


瞬間、クラス内に笑いの渦が広がった。


「お、織斑くん、それ本気で言ってるの?」

「男が女より強かったのって、大昔の話だよ?」

他のクラスメイトがそう言う。



「だからなにさ。お互いが本気でやらないと真剣勝負にならないっての」


クラメイト達は俺に対し、本気でやめときな、ハンデをつけてもらいなよ、と言う。


なんだか、闘争心に火がついた気がした。
クラス代表とかどうでもいいが負けたくない、俺はそう思った。












工藤美緒は溜息をついた。



相手は代表候補生で彼はISが使えるただの一般人。明らかに代表候補生の勝利で決闘は終わる。

美緒はISというものをテレビで見ていたので多少は代表候補生のことは理解している。

オリンピックで言うならオリンピック代表候補みたいなものだ。

素人の織斑君は分が悪すぎる。



散々場を確信犯でかき回した美緒は自分の狙いが思わぬ方向に行ったことに少し落ち込む。

織斑君がクラス代表に決まりそうになり、凄い嫌そうな表情を浮かべていたので、少しは援護してあげようかな、と思いきや

オルコットさんが突然織斑君に絡み、最初の部分は少し、過剰な発言もあったが、まぁ正論だった。

途中、日本を馬鹿にする発言で、クラスメイト達が非難の目でオルコットさんを見始めた。

あ、これはまずいかな


入学前にあった時、オルコットさん礼儀正しくしっかりと物事に感謝できる良い子だったので
このままだと、オルコットさん苛められるかも、あんな良い子が言葉どおり取られ誤解されて苛められたらちょっと後味が悪い、そう思い

場の悪い空気を変えるつもりで半ば確信犯で口を挟んだ。

そしたら面白いようにオルコットさんは乗り、クラスの空気も「あ、なんかあの子面白くて可愛い」ぐらいになってきたのに




結局この有様。


織斑君もオルコットさんもお互い敵対意識している。




しかも、織斑君も他のクラスメイトのハンデ等々の発言で静かだが熱くなって来てる。




うーん、せっかくの学校生活だし空気が悪いのは嫌だなぁ、そう美緒は思った。

そもそも美緒自身、男尊女卑という社会風潮に対し

「ハイハイ、トレンド、トレンド、どうせマスコミの策略」

と、ニュースや新聞で取り上げられた様々な男尊女卑化の進み具合を横目にみていた。

でも、痴漢冤罪とか前世より多くて、しかも冤罪だとしても有罪になりやすくなっていやだなぁ
貴仁さんの一緒に電車に乗ったら絶対手をしっかり繋いでおこう、などと普段過ごしていた。


もっとも、女性の中でも非常識な人が男性に対し理不尽な事をしていたら、それを完璧な正論で論破して、注意するぐらいはしていた。


美緒は悩む。

このままだと織斑君とオルコットさんが仲が悪くなりそうだ、と。

どちらとも友達として仲良くしていきたい美緒は

「あ」

似た様なことが織斑君に関係することが何度かあったと思い出し。

「ほっとこう」

すぐに結論が出た。

結論は放置。

こと織斑君に関し、こういことで悩む必要が全くなかったことに思いついたのだ。

昔、五反田君ととっくに結論つけてた。


「うわ、なんか織斑君とあの子言い合いしてるよ……」

「ほっとけ、ほっとけ……どうせフラグが立つまでの過程に過ぎないから」

「フラグ?……ああっ!わかる!」

「だから大丈夫だろ」

「そんなことが現実に…………いや、あるかも。今までの結果を考えると」

的な事を話したことがあった。



うん


よし、私は精々学校生活を楽しもう。


なかなか楽観的に考える美緒であった。















あとがき


セシリアはチョロい子としてクラスメイトに可愛がられる運命になりました。


可愛いよねチョロい子。


追記 少し更新が遅れます、ちょっと北の大地から博多にいくので


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