ちょっと霊帝様になってみた主人公。
バタフライエフェクトな感じでキャラ崩壊なんかもするつもりです。
注意点
・瞬間移動ができない、
・個人の武勇で戦術や戦略が基本的にひっくり返せない
・氣や妖術の類がない
・民衆が豊かな生活してない(雑誌なんか買えるほど余裕ない)
・異民族の方が強い
・皇帝の影響力が在る
・年をとる
など恋姫とは違う点が在りますので注意してください。
例えば演技劉備軍の必殺技である魔法(1ヵ月かかる距離を3日で軍隊ごと移動したり、風を操ったり、幻術使えたりとやりたい放題)とかは個人的に反則だと思うし、話が崩壊しますので…
自分独自の設定考えられないので世界観は後漢書+三国志+演技+史記+恋姫+ネットに転がってるIF物+本で読んだ資料(特に人口等)を混ぜて構成、後漢の資料がないものは前漢の制度なんかもかなり入れていたりします。
この時点でこんなの恋姫じゃない!題名変えろ!など思う方はとても不快な思いをする事になります。
ご注意ください。
よろしいですね?
建寧元年 春
日記なる物を書いてみたくなったりする。
俺はまさに何この急展開?どこの物語だよ?って感じな状況にある。
周りには宦官と呼ばれるチ〇コ切ったおっさんしか居ないという変な状態に居て、綺麗なお姉さんと話はしたいがおっさんとなんて話をしたくもないので日記にでも愚痴を書いてみる事に。
始まりは何時のことだったか。
気が付いたら赤ん坊になっていて、転生?した。
どうやら古代中国の漢と言う国で、一度漢は新という国に乗っ取られたが、光武帝と言う人がまた立て直したらしい。
まあ、いきなり転生なんて事が葛藤や悩みなんかあったが、どうにもならないものはしょうがないので農耕やら勉学に励んでいた。
一応皇族と聞いて勝ち組人生とか思ったけど、皇族は10万人とか居るらしいので珍しくもなんともないらしい。期待して損した。
一応の皇帝と同じく章帝の子供である河間王の家系であり、俺の立場は皇帝の族子という扱いなんだからなんかあってもいいと思うがしょうがない。
親父は解瀆亭侯という最下級の亭侯兼皇族。
見栄っ張りなせいで散財しまくっていた。
働きもせずに…
従弟なんだから皇帝を支えるとかすれば加増してもらえたかもしれないのに、働きもせずにニートやってる為か放置されていた。
皇帝もニートな従弟を重用しようなんて思わなかったんだろう。
馬鹿親父は王の孫って事で結構いい暮らししていたので我慢と言う言葉を知らないらしい。
自分で食う分は自分で働くしかなく、元良いとこのお嬢様であった母上はいきなり貧民生活になり、かなり苦しい思いをしていたようだ。
俺にも
「ごめんなさい。育ち盛りなのに…」
とか時々泣きながら言ってくる。
ちょっと重いよ母上。
親父が死ぬまで待てば領地からの収入は少ないとはいえ、ニート生活出来るくらいは余裕で貰えるのだが、もし、領地から人が逃げちゃう事があると、収入ゼロなんて事になりかねないし、せめて腹いっぱい飯は食いたい。
こんな生活から逃げるには役人になるしかない!
この時代はなんと一〇歳で童子郎とかいう役職につける。そうなれば給料三〇〇石位貰える(農民のやってる家族の収入と同じくらい)。
しかも、二十等爵制という制度があり、官秩六百石以上の官になると官爵がもらえる。爵位が高いと色々融通してもらえるのだ。
10歳から最低限必要な知識として習うはずの六芸はもう終わったから此処からは受験勉強を頑張らなければならない。
通常は大学に通ってからなるのだが、俺には学校に行く金が無い。
六芸の中の「算」なんてかなり難しいくて、整数の乗法、分数加法、分数加減法、分数乗法、分数除法、約分、増乗、相乗、合乗、平方根、立方根、土木の計算、体積、租税計算、仮定法、ガウスの消去法による連立一次方程式、ピタゴラスの定理など様々なものを独学でやらなくてはならなかった。
前世の知識なかったら絶対に分からなかったぞ。
解説とか全然ないし…
古代中国半端ない。
今は童子郎に就く為に「礼記」とかの暗記を頑張っている。
妾をとると五日に一回はS〇Xをしなければならないなど中身はかなり濃く、子供には難しい。しかし頭脳は大人な俺には簡単なもの丸暗記したぜ。「経書」とかはつまらないが…
労働基準法なんてない時代だ。
勉強が出来ないと、肉体労働に走るしかないが、給料は当然の様に安い。
しかし、役人の給料はすごくいい。
童子郎になれば母上連れて、洛陽でそこそこ良い暮らしができそうだ。
こんな甲斐性なしのダメおやじと三日に一回はヤることを強制されてるなんて我慢ならん。
親父が死んだら、遺産狙いで帰ってこよう。
とか頑張っていた十歳児。
自分でも思い返すとおかしいだろう子供だ。
そんなこんなで童子郎になってお袋と家出しようと準備したら、親父がもちをのどに詰まらせて死んだので爵位を俺が継ぐ事になって、金に困る事がなくなった。
なんだよ。俺が今まで頑張った意味無いじゃん。とか思ったが、礼記を暗唱できる天才少年とかいうのもなんかカッコいいし、有名な人物鑑定士に「臥龍」とか厨二な名までもらった上に将来は太守クラスまで行けるかもなんて言ってもらえたので将来は明るい。
しかもなぜか役人には女性も多い。この時代は男尊女卑だと思っていたけど違ったよ。女性が多い職場は花が在ってよさそうだ。おっさんより美人なお姉さんが上司な方がやる気が出る。めざせ太守の座!美人な秘書とか欲しい。
とか思って就職しようとしたら皇帝が死んだらしい。
色々と出鼻をくじかれる。
政戦とか怖いので来年にするかとか思ったら、守光禄大夫とかいう地位の劉儵さんという人が来て誘拐された。そして夏門という所についたら竇武さんと言う人がいろいろごちゃごちゃ言って皇帝になれだのなんだの言ってきた。
傀儡皇帝ですね。わかります。
皇帝には弟が居るけど、ちょっと前に反乱起こして王から落されて列侯に落されてる。
今の重鎮はそれを鎮圧した人だから粛清される事必死だ。
だからできない。
アホみたいに増えまくった劉家から適当な子供取ってくるより、皇帝の族子である俺の方が都合がいいんだろう…
成人してなくて、皇帝の親戚、今の重鎮の派閥に何にも影響を与えないのって俺くらいか…
「…摂政をする為ですか?」
とかドヤ顔で行ってみたら
「なかなか聡明なようだな。」
とか言い始めた。この人絶対に話聞く気ねえだろ。
親族じゃないし、さらに嫌悪感示してる相手を皇帝にしようとしてる時点で、余裕の無さがわかる。
選択肢なんてないんだったら、お飾り皇帝生活を楽しんでやるか…
そんなこんなで後漢王朝の12代皇帝になっている。
別にハーレムなんかに心動かされたわけじゃないのでまだ年齢が若いって事で女の子が居ないなんて状態でも不満に思う事なんてないんだ。うん。
なんか後漢と聞くと三国志を思い出すなあ。興味無かったからほとんど覚えてないけど何代目か知らんが霊帝とか言う奴がままごととかして滅ぼすまで多分大丈夫だったと思う。政治は竇武さんとかがやるそうなのでリッチなニートな生活を送れそうだ。