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No.29061の一覧
[0] (ネタ)嘘吐きの話(H×Hで元エイプリルフール用作品だった物)[適当1号](2011/07/28 20:57)
[1] 1話[適当1号](2011/07/28 20:57)
[2] 2話[適当1号](2011/07/28 20:59)
[3] 3話[適当1号](2011/07/29 10:34)
[4] 4話 レオリオの過去[適当1号](2011/07/31 13:30)
[5] 5話[適当1号](2011/08/02 23:17)
[6] 6話[適当1号](2011/08/10 05:17)
[7] 7話[適当1号](2011/08/10 21:03)
[8] 以前の物です[適当](2012/09/06 20:46)
[9] 以前のものの続き[適当1号](2012/09/06 20:51)
[10] さらに続き この話は批判が出ることが予想されます[適当1号](2012/09/06 20:57)
[11] 以前のものの終わりです[適当1号](2012/09/06 21:03)
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[29061] 6話
Name: 適当1号◆edf5be3a ID:cc4e1536 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/08/10 05:17
前回の話が自分的に気に入ってなかったので直そうかどうか迷ってたら時間がかかってしまいました。感想もなかったのでやっぱり微妙だったのかなとも思いつつ、とりあえずそのまま続けてみようと思います。


その後クラピカの決意を心に秘めた私はレオリオを担いだ妹とボドロさんを連れてクラピカとゴン少年と分かれて進む事にした。
クラピカとのやり取りについては彼の要望もあり誰にも内緒にしておくことにする。
勿論現時点ではというだけだが。
そして、クラピカ達と分かれた私達はすぐにトップグループに追いついていた。
いくらボドロさんという老人がついていたとしてもそれ位は容易い。
実は内緒でクラピカにも施したのだが、妹の能力でボドロさんには軽いドーピングを施してあるし。
最も、あのやり取りの中で幾度か見せた頭の冴えを持つクラピカなら私達が何かした事に気がつくかもしれないが。
誇り高いが自分の本来の目的に関すること以外では仲間というものを大事にする彼ならばそれでこちらを不快に思う事は無いと思う。
むしろ彼は本来なら協力する事の尊さを知っている人間だと思う。
黙って手を出したことについては文句を言われるかもしれないけど。



さて、考え事をしている間にゴン少年が意外な人物と共にトップグループに顔を見せた。
確かゾルディックの時期頭領でしたか。
意外な人物と行動を共にするものです。
クラピカについて聞きたい気はするのですが、正直私はゴン少年とはあまり関わり合いたくありません。
ジン=フリークス……
恐らく世界の最高峰の一角。
ゴン少年は間違いなく彼の親類縁者でしょう。
クラピカやレオリオをもしのぎそうな才能の塊……
正直眩暈がするほどです。
彼は真っ当に育てば世界の行く末を左右するほどの存在になりかねません。
それだけの才気を感じさせるあの少年をあのジンが監視していないなんてことがあるはずがありません。
恐らく自分の後継者としてゴン少年にすら気がつかれないようにいくつもの試練を与えて育てているはずです。
下手をすれば私達ですらその試練の一つに使われかねない……
正直かかわらないに越した事はありません。
幸い私達に気がつき声をかけたそうにしているゴン少年をゾルディックの……キルアとかいう名前でしたか?
彼が止めているようですね。
見た所私たちを恐れているようですが、自分達よりも幼く見える私達を恐れる理由など無いでしょうに。
強さを感じ取っただけにしては私達は人助けしたり善人にしか見えないはずですがね。
恐らくゾルディックの何らかの教育方針がかかわっているのでしょうけど。
まあ、私は彼の教育方針に口出す気はありませんし、ゴン少年を止めてくれているのですから結果オーライでしょうか。



それにしても私達は余裕がありますが、ボドロさんの口数が減ってきたためにどうにも考え事をしてしまいますね。
ここは本来私達がここにやってきた理由でも果たすとしますか。
とは言っても、この試験の試験官さんは今のところ特に問題も無いですし。
いえ、むしろ優秀だといえるでしょう。
代わりばえのしない地下通路をえんえんと走らせる。
口にすればこれだけの事ですが、程よいスピードでこれをやられてはかなり精神的に負担がかかりますからね。
持久力以上に重要なのは精神力。
まあ、これを耐え切れない程度にしか持久力の無い方はそもそも論外ですし。
安全に資格の無い方を落とす事ができる。
よく考えられた試験です。
そして、その次に待つのは今私達の前に姿を現した階段。
ここでさらに追い詰められしかも試験管はさらにスピードを上げる。
恐らくですがハンター試験本選は実はまだ始まってもいないのでしょう。
今まで余りにも受験者達に脅威が無さ過ぎます。
せいぜい受験者同士の足の引っ張り合い位のものですからね。
本当の第一試験はこの階段を上りきった後。
それまでは足きりにしか過ぎないのでしょう。
実力の無いものを安全に落とすため……

そして、階段は終わり光が見えたとき私は自分の予想が正しかった事を確信する。
まず、階段の最後についたシャッター。
これで実力の無いもの達を危険から守るのだろう。
ここはある程度実力が無くては地獄以外の何者でもないでしょうから。
場所がここだという事は、次に見るのは精神力や持久力ではなく知力。
ハンターが詐欺師に騙されたなんてことになってはいけませんからね。
試験管に追いつける能力があれば体力で、知力自慢の方は自らの知力で嘘、だまし、トラップ満載のここを抜けれるかを見る。
本当によく考えられています。
ただ、少し優しすぎる気がするのが難点でしょうか?
わざわざ最初からヌメーレ湿原を使わないことといい、オーラを完全に制御して受験生に負担がかからないようにしながら自分の肉体能力だけで速度を調節したりしてましたし。
私でしたらこんなめんどくさい事はお断りですよ。
っと、やっとクラピカがのぼって来ましたか。
不本意そうな顔でこちらに向かってくる所を見るとやはりわたしのした事に気がつきましたか。

「これは君達の仕業か? 自分の能力のことは自分が一番よく知っている。私にはこんなに簡単にここまでこれるだけの能力は無い」

「うん、わたしが貴方の肉体能力を一時的に高めるつぼを押した」

「つぼ、なるほど。確か東方の島国に伝わる医学の秘儀の一つだったか? まさかそんな歳でそのような知識まで持っているとはな」

勿論嘘ですが。
実際に使ったのは妹の発です。
二つ目の能力……とは言っても最初の能力の派生形とも言えるものですが。
一つ目の能力「同一存在」が血の同一性を強化して私とのつながりを強化し私とのつながりを強化するものに対し。
二つ目の能力「賢者の医師〈けんじゃのいし〉」は自分の血を強化する事で様々な効能を持たせる石とする物です。
例えば今回は血の中のヘモグロビンを強化しクラピカに使いました。
そしてクラピカの体内の酸素と二酸化炭素循環の流れを良くして一時的に体の持久力を上げたというからくりです。
勿論念による効果ですので副作用はありません。
私の能力があのゲームにおける時間操作アイテム「時の砂」から来ているのに対し、妹の能力は名前の通り回復アイテム「賢者の石」から来ています。
ですが、そんな事を馬鹿正直に話す事はありません。
幸い指圧についても知っているようですからそちらの方向で話をあわせておきますか。

「ええ、患者さんの中には手術に耐えられない方もいらっしゃいますから。東洋医学を取り入れる事で肉体の持つ力を強化して本人の治癒能力に期待するしかない場合がありますから。悔しいですけど医者といっても万能ではないですからね」

「そんな事は無いぞ二人とも。少なくとも二人がいなかったら婆さんは今この世にはいなかったからな。二人は十分にやっておる悔しがる事なんて無いぞ」

「その通りだ。二人は少しでも人を助けるために努力していると思うぞ。少なくとも私は先ほど助けられた。ゴンもレオリオもいない単独行動だったからな、二人のおかげで肉体能力が上がっていなかったら途中で心が折れていたかもしれない」

嘘ばっかり。
あれだけの覚悟を持つ人がこんな試験ぐらいで心が折れるわけ無いでしょうに。
私達の手助けが無くても貴方はなんとしてでも突破していたと思いますよ。
貴方は現時点でも十分に強い。
肉体能力は劣っていても目的を果たそうとする為の心が誰よりも強い。
今回か……それが無理でも次回くらいにはハンター試験に合格するでしょうよ。
それに、貴方もうっすらとですが私達と共にいる事によって目覚めかけていますからね。
きっかけはあのレオリオの暴走でしょうけど。
恐らくそう遠くないうちに目覚めるでしょう。
まったく、あの暴走のおかげで今回の試験は下手をすれば裏ハンター試験がほとんど必要なくなるかもしれませんね。



おっと、シャッターが下りましたね。
意外に人が残っていますけど。
せっかくの試験管さんの好意だったんですから素直に落ちておけばよかったのに……といった方もかなり見受けられます。
ここからはハンター試験も本番。
今までと違って命の危険が格段に高まりますからね。
これからやる事も基本的には一緒。
ただし知恵の無い方は死ぬという違いがありますけど。

ん、向こうにいる生物は……そういうことですか。
試験官さんは本当にお優しい。
説明中にでもさっそくお手本を見せてくださる気なのでしょうね。

「ここはヌメーレ湿原。通称”詐欺師の塒”ここに住む動植物の多くが人間を欺き食料にしようとする狡猾で貪欲な生き物です。十分注意してついてきて下さい。だまされると死にますよ。だまされる事の無いよう注意深くしっかりと私の後をついてきて下さい」

ふふ、今頃騙されるのがわかっているのに騙される訳が無い。
とでも思ってる方がいらっしゃるでしょうね。
そう思いたい方にはそう思わせておけばいいのに……

「嘘だ!! そいつは嘘をついている!! そいつは偽者だ!! 俺が本当の試験管だ!! これを見ろ!! ここに住む人面猿!! こいつは新鮮な人肉を好む。しかし非常に力が弱い。だから人に扮して言葉巧みにここに連れ込み他の生物と連携して獲物を生け捕りにするんだ!!」

全く、馬鹿ですか?
力が弱い?
受験生のほとんどがついていくのがやっとの距離を導いてきたこの方のどこが?
もう少しこった話を考えましょうよ。
まあ、この方も恐らくハンター協会の方でしょうから、わざと簡単な嘘にしてるのかもしれませんが。
普通に考えて試験管にそっくりな猿なんて事前に準備できるはず無いですからね。
それが出来るのは試験管の顔を知っている人だけ。
そう、ハンター協会の協力者だけになります。
恐らくは協力することで罪を軽くしてもらう事を約束してもらった犯罪者といった所でしょうね。
そして、ここを突破できそうも無い。
つまりこの程度の嘘も見抜けない人達を安全な場所にでも連れて行くつもりでしょう。
それにしても、暑苦しい方で……
やばい、ヒソカが暴発する!!
私はとっさに妹の影に隠れるが、間に合わない……ヒソカのトランプの方が早い!!

「お前誰に断りを入れて俺の師匠に手を出してやがんだ? へっ、こんなトランプ止まって見えるぜ!!」












 後書き
序盤のクラピカとの会話を伏線のために削ったら、ほとんど会話も無く考察してばかりな話に……試験管の試験という名目で参加したから仕方ないとはいえ。そして、オリキャラたちの目的は世界の危機を救う事ではなく。あくまで自分本位な為ゴンさんはスルー。


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