Fate/stay DAGOON(Fate×DOD2)
序章
男にとって、その竜は掛け替えのない存在だった。
契約者だから? 心臓を交換しているから?
無論、それもあるだろう。
しかし、それ以上にその竜は男の友だったのだ。竜は世界とすら比べられない程の絆を持った男の半身だった。
それ故に、かつて仲間だった神官が竜を裏切った時、男は世界よりも竜をとった。
竜を裏切った神官を殺し、竜を封印する鍵を打ち砕かんとした。
それが、世界を破滅させる行為だと解っていても男は迷わなかった。
契約の代償に声を失った男は、誰にも理解されることないまま殺戮を続ける。
男以外にも存在した封印の鍵を壊さんとする者達。彼らの活躍もあり、竜の封印は解けた。
しかし、竜は封印の負荷で正気を失っていた。
正気を失い、世界を焼き尽くさんとする竜。
それ故に世界を救わんとする無知なる解放者に討たれる。
致命傷を負い竜が堕ちた先はかつて男と契約を交わした古城だった。
そこで男は正気に戻った竜と再開する。
世界には再び破滅が迫ってきていたが、男と竜は満ち足りていた。
二人はもう二度と別離の苦痛を味わいたくなかった。
男と竜は契約によって命を共有していた。竜の死によって灰となる二人。そこには死ですら分かつことのできない、種族を超えた絆があった。
――もう、よいのか? カイム……
――ああ、行こう。共に
注意:この作品は作者が練習の為に書いた習作です。
上記のように作者には文才がありません。
努力によって文を作る能力を得ようと投稿します。
不評な処や直した方が良いのではないかという処は、感想に書いてくれるとうれしいです。
また、私にとって足りない処を補うアドバイスをいただけるとありがたいです。
途中で終わらないように努力しますが、保障はできません。
話もその時、その時その時で作って計画性がありません。
この話も一応、やりたい話は幾つかありますが中身がスカスカです。
こんな作者ですが、よろしくお願いします。
王子を主人公に据えた話のクロス先は、他にもいくつか候補がありました。
1、されど罪人は竜と踊る
2、伝説の勇者の伝説
3、ベルセルク
……の後って「。」を付けるべきなんだろうか? 伝勇伝を読む限りじゃつけてないけど