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No.28243の一覧
[0] 【チラ裏から移動】魔女となった少女(魔法少女まどか☆マギカ オリ主+転生)[朱鳥の巫女](2011/11/07 22:53)
[1] 序章[朱鳥の巫女](2011/06/08 00:51)
[2] 第1話[朱鳥の巫女](2011/11/02 22:24)
[3] 第2話[朱鳥の巫女](2011/06/09 21:54)
[4] 第3話[朱鳥の巫女](2011/06/10 12:35)
[5] 第4話 蛇足っぽいなにか[朱鳥の巫女](2011/06/11 23:36)
[6] 第5話 どうしてこうなった!?[朱鳥の巫女](2011/06/12 22:34)
[7] 第6話 …………ほっ[朱鳥の巫女](2011/06/14 00:07)
[8] 第7話 リンゴひとつ[朱鳥の巫女](2011/06/14 00:08)
[9] 第8話 魔法少女……?[朱鳥の巫女](2011/06/14 19:31)
[10] 第9話 マッミマミにしてあげる♪[朱鳥の巫女](2011/06/16 21:21)
[11] 第10話 シリアス……なのかな?みじかめ[朱鳥の巫女](2011/06/16 21:22)
[12] 第11話 さやかのやけ食い 今回も短いな[朱鳥の巫女](2011/06/17 23:47)
[13] 第12話 魔女と魔法少女の密約[朱鳥の巫女](2011/07/09 19:45)
[14] 外伝 ホープがサーヴァントになりました! (ステータス修正しました)[朱鳥の巫女](2011/11/03 10:19)
[15] 第13話 新たな魔法少女[朱鳥の巫女](2011/11/07 22:23)
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[28243] 第1話
Name: 朱鳥の巫女◆660375cd ID:a5d53a14 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/11/02 22:24
今日も一日が始まる。
朝食を食べて、学校に行く支度をして私は家を出る。
雲一つない良い天気で、風も爽やかで気持ちがいい。

「今日はいい一日になるかな?」

毎日言っている言葉と同時に私は足を踏み出した。


















「おっはよー!」

教室に入ると同時に元気よく挨拶する私。
それに何人かは同じく挨拶を返してくれる。
私はそれに笑顔で返して自分の席に座る。

「おはよう、紅ちゃん。」

「おはよう、紅。」

「おはようございます、紅さん。」

「おっす!まどか、さやか、仁美、おはよう!」

席の近くの友達が挨拶をしてくれる。
そんな何気ない日常で、私の心は希望で満たされる。

『わからないね。なんでこんな何でもないことで心に希望が溢れるんだい?』

みんなには見えない白い生き物が私に念話を掛けてくる。
建物の外からの念話はこいつなりの気遣いなのか?と一瞬思ってしまうが、ないな。
こいつらはただ効率しか考えない。どうすれば高純度のエネルギーを手に入れられるのか。こいつらの考えはそこに帰結する。
私は見えないそいつに苦笑しながらも念話を返す。

『うーん、私の性質はそんなものだからね。こんな何気ない日常こそ絶望を乗り越える糧となる。』

私は教室をぐるりと眺める。
みんな笑顔だったり、朝から学校でダルいと感じている顔とか千差万別。
これは特別でもなんでもない、本当に普通の光景だ。
だからこそ私は嬉しくなる。
前世で失ったものをもう一度味わえるだけでもうれしいし、こうやってみんなの笑顔を見るのがキュウべぇと契約して変質したからかもしれない私の糧となる。
まぁ、糧としての量は微々たるものだから定期的に補給しないといけないけどね。

私は今日も日常を謳歌する。




















放課後になって私は高層ビルの屋上から夕焼けに照らされる滝見原の町を見下ろす。
今、この町の裏で魔女と魔法少女の戦いがあるとはとても思えないほど、美しい光景が広がっている。
私の格好も姿も普段の姿とは違う。
年齢は上がって大体20歳くらい。
服装も目元まで隠れるフードのついた真っ白いローブ。
手には身長よりも長い、細やかな月と星と太陽の装飾が施された杖がある。

「はー、やっぱりいいね。私はこの景色が大好きだよ。」

「本当に変な人間だね。自分から魔女になるなんて。やっぱり人類のことはよくわからないや。」

「いいの、いいの!女の心なんて海より深く……というより、宇宙より広いんだから。」

そう言って私は自分の首元に手を当てる。
そこに張り付いている私の髪と同じ色の菫色の宝玉。
私からは見えないけど、穢れがほとんどない状態で輝いていることだろう。
キュウべぇはそれが気に入らないのか、無表情ながらもむっすりしているように私には感じられる。

「まったく、絶望じゃなく希望を振りまく魔女なんて前例がないよ。」

「なーら私が第一号!やったね!!」

私は杖をクルクルまわしながら結界を構築していく。
それと同時に魔力を振りまいて、特定条件の人間に『魔女の口づけ』を施していく。

「そんじゃ、一仕事やりますか。」

私は結界の中に身を躍らせる。
招くは絶望を抱えた人間。
世界に憂鬱を感じ、疲れている人間を招いていく。

「さぁ、おいで。夢と希望の魔女が癒してあげるよ!」




























それは他の時間軸において、最悪の魔女クリームヒルトが生まれる1年前のこと。
本来なら生まれるはずのない希望の魔女が滝見原に出現した。

魔女の名前はホープディス・プリフィケーション
性質は「夢と希望」
結界内に取り込んだものに夢を見せ、希望を取り戻させる。
この魔女を倒すには彼女にも癒しきれない絶望と悪意を大量に叩きつけなければならない。

「そこまでどん底いったなら、あとは這い上がるだけだよ。手伝ってあげるから、もう一度手を伸ばしてみな。」


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