「どうしたんだよ……セイバー」
自分にも何か出来る事があると言われ、急いで参戦しようともう一度、あの場所へと向かおうとしていた。
だが、後ろにはセイバーが付いて来ない。ただ、士郎をどこか悲しそうな眼をして見つめているのだった。
「やっぱり、マスターをあの場所へは行かせない」
きっと、行かせればどうなるかセイバーには理解出来ていた。
友人の事を諦めきれていない事も。まだ、青臭い理想を掲げ続けている事も。
でも、助けられないモノも存在している。セイバー自身が母さんを、リインフォースを救えなかったように……。
どんなに足掻いたところで全てを救う事は無理なのだ。不可能なのだ。
その理想を掲げる事は間違ってはいない。むしろ、そうしなければ、いつしかどこかで切り捨てるという考えが先に浮かぶようになうだろう。でも、それを抱きすぎれば自分自身が壊れてしまう。
どんな事件も犠牲は出てしまうのだから……。
「何言ってるんだよ……セイバー」
「その言葉通りだよ。後は私が何とかする。だから、安全な場所にいて」
きっと、友人を手にかけるとなれば躊躇いを生むだろう。
だが、あれを野放しにするのは士郎の信念に反する筈だ。ならば、その泥は誰かが被らなければならない。
ならば、甘んじてその泥を被ろう。士郎の掲げる思いはきっと、士郎の根幹に関わる大切なモノなのだから、それなくして士郎はあり得無い筈だ。
「ふざけるな!お前だけ、危険な場所に」
「それが間違ってるんだよ。私も士郎を守りながら戦う余裕はないの……分かって貰えないかな?」
戦えない。他のマスターは自衛手段を持っている。士郎は彼らに比べたらこういう言い方は悪いが、天と地の差だ。語る次元が違い過ぎる。もとより、比べる方が烏滸がましい。
それに、今は自分の手の届く範囲を知ってもらいたいというのがセイバーの思いだった。
所詮、人は手の届く範囲の人間しか救えない。それでも、多くのモノを溢してしまう。
それを学ばなければ、士郎は――マスターはきっと壊れてしまうだろうから。
「そんな事、出来る訳ないだろう!女の子であるお前を一人で」
「だから、それがそもそも間違ってるんだよ」
セイバーはバルディッシュを待機状態からザンバーモードへと変更し、マスターである士郎に向けた。
こうでもしなければ、士郎は理解を示さないだろう。私と自身の実力差を身をもって体感しなければ絶対に……。
本当はマスターである士郎を傷付けるのは心苦しい。出来るなら、したくは無い。
でも、ぶつかりあわなければ伝わらない言葉もある筈だ。
ラインが正式に開通していない為、魔力には不安があるがリンカーコアのお蔭で自給自足が出来ている。無茶をしない限り、魔力切れを起こす事は無いだろう。
ただ、全力で戦う事は何度も出来ないだろうが……。
「士郎、私が士郎にバルディッシュを向けたのがいつだか気が付いた? これが貴女と私の差だよ」
神速とも言えるセイバーの早業を士郎如きが見破れる筈が無かった。
気が付いた時には首筋に刃が当てられている状態。令呪を使う隙すら与えない徹底ぶりだ。もしも、セイバーが直前で刃を止めていなければ、今頃は胴体と頭が別れていただろう。
「ごめんね……士郎」
そう言って、セイバーは士郎を魔力ダメージで気絶させようとする。だが、その瞬間、バルディッシュの魔力刃が有り得ない方向に螺旋まがった。
敵襲! そう考えたフェイトは士郎を抱えてこの場から離脱しようとする。
だが、それを易々と許す敵ではなかった。
「やぁ、またあったね。セイバーとそのマスター。今度は仲間割れかな?」
一番、出会いたくなかった存在だ。
しかも、セイバーと士郎を分断する形で立っている。それを考えるとここからただ、離脱するのは難しいだろう。方法があるとすればただ一つ。アサシンを撃退する以外に道は無い。
セイバーがバルディッシュを構え、アサシンと対峙する。明確な戦闘を意識した構えだ。
「あの魔術師殺しの衛宮の息子――やはり、いくら調べても貴方以外、該当者はいませんでした。予想外過ぎて笑うしかありませんよ」
その言葉に警戒心をさらに強め、セイバーはじっと観察する。そこである違いに気が付いた。
本来あるべきはずの場所に足りないのだ。この男は令呪を持っていないのだ。
ならば、人形である可能性も捨てきれない。だが、マスターの権限を誰かに譲渡した可能性もある。
簡単に判断できないだけにセイバーはなかなか動けない。アサシンに単独行動スキルがあれば、マスターを倒しても消滅しない。危機は去らない。
マスターを押さえても、アサシンがそれでこちらの言葉を聞くとは思えない。完全に手詰まり状態だ。
そんなセイバーの胸の内の葛藤に気が付いたのか、アサシンの元マスターは一言、こう呟いた。
「安心して下さい。ここで貴方達を消すつもりはありませんよ。ただでさえ、ライダーが消えれば一気に拮抗が崩れ、戦況が動くというのに最強の駒と名高いセイバーにまで脱落されては困りますから」
「ただ、あまり此方の邪魔をされるようであれば容赦なく叩き潰しますがね」
マスターではない。
つまり、誰かにマスター権を譲った事を意味している。何かを企んでいなければおかしい。
「あぁ、安心してください。私はお前らに構うつもりはありませんから。別の要件で動いてるので――今なら他の人間に気取られる事なく、何の障害に妨げられずに動けますから」
「何をするつもりだ!あんた達!今、どういう状況なのか理解してるのか!」
理解ならしているだろう。いや、していなければおかしい。それを理解しても尚、ここで動くとなれば何か別の要因があるに違いない。
「それでは、私はもう行きますから後は彼女に任せましょう。そうそう、ランサーのマスターにあったらよろしく伝えて置いて下さい。化けの皮を剥がして差し上げますと」
「答えなさい! 貴方達は一体何が目的なんですか!」
裏がある。
そうとしか思えない言動にセイバーもアサシンのマスターに食ってかかる。
違和感だ。アレ以上に何か厄介な存在がいる。まるでその事を知っているかのような行動……。
ならば、後々にぶつかる可能性がある以上、見過ごせる筈が無い。
警戒心を露わにする二人。だが、二人だけではなかった。
「説明して下さい。一体、何があるんですか」
「まぁ、君には教えておかなければならないか……。アレが本当に英雄に見えるかな?」
その言葉に何も言い返す事が出来ない。
ライダーはどう考えても怨霊だ。アレが英雄であっていい筈が無い。
英雄とは正反対の世界を滅ぼしかねない悪だ。今もその悪にこの町は世界は滅ぼされようとしている。
それが意味している事は一体、なんだろうか? その答えなど決まっていた。
「そういう事ですか? このシステム自体が崩壊してるとでも言いたいのですか!」
「さぁ、そればかりは私にはわかりません。ですが、疑う余地はあるでしょう? 前回の戦いを知っていれば……
たとえば、そうですね。言峰綺礼は衛宮切継を知っていた。それはなぜかな?」
「彼が前回の聖杯戦争に関わっていたから――」
「なら、結末があのような結果だったのに何故、何の調査もしていない? このまま続ける?」
「何が言いたいんだよ……お前」
そのような言葉を士郎が受け入れられる筈が無かった。受け入れられる筈が無かった
壊れる。衛宮士郎はこの事実に耐えられないだろう。いや、元々壊れている人間だ。
だからこそ、今は全てを忘れるべきだ。何もかもを忘れ、今は一時の休息を……。
だが、衛宮士郎に近づく事は出来なかった。
アサシンが間に入ったからだ。アサシンのマスターの命令によって……。
「悪いけど、今のマスターはアンタじゃなくてさ」
「アサシン、どういうつもりですか……なんで、私の味方に」
アサシンからは何の返答もない。
だが、必要などないだろう。今は目の前の元アサシンのマスターを撃退する事にだけを考えればいい。
いや、そうしなければ勝つ事は出来ないだろう。
一度、絶対的な敗北を受けているのだから……。
「仕方ありませんね。今はまだ、此方もあまり騒ぎを起こしたくはない。ここは一端引きましょう。既に記憶の操作は行えましたから」
本来ならば、完全に隠蔽して置きたかったが、この状況でサーヴァント二体を相手にするのは不可能だ。それを考えればどちらが最善か簡単に判断出来るだろう。
「待ちなさ!!」
セイバーは少年を拘束しようと動く。
だが、身体が凍ったように固まってしまい、男にザンバーが迫る直前で止ってしまう。
いくら、ザンバーに力を込めても全く動かない。まるで石になってしまったかのようだ。
そこでようやく気が付いた。何をされたのかを……。
「魔眼ですか……」
「けど、いいのかい?私らを見てるって事はマスターから目を逸らすって事だと思うんだけどさ」
「勝手に勘違いしているみたいですが、いつ私が魔眼を用いましたか?」
その言葉に別の要因が頭に浮かび上がる。
この少年は人形師。ならば、魔眼を持った人形を放つ事など容易いだろう。
「すいません。どうやら動けないようです……」
現アサシンのマスターである浅上藤乃は完全に動きを封じられていた。
つまるところ、この場所を全て視界に入れられる場所に人形が存在している。気付かれない様に配置している事を考えると油断ならない相手という事は明白だろう。
今回の動きを考えれば、一番危険視すべき相手だ。
「それでは、あとは頑張って下さいね。私がいなくなって数分で切れると思いますので……」
そう告げるとゆっくりとどこかへとアサシンの元マスターは姿を消す。
信用は出来なかったが、どうやら言葉通り魔眼は解けたらしい。セイバーのマスターである衛宮士郎は完全に気絶している。動けるのはセイバーだけだ。
「よかったのかい?一応、あいつに師事するようにいわれてたんだろう?」
「それは……」
あの光景を見ていると両儀式と戦った時の事を思い出してしまった。
だからこそ、思わず手を出してしまったのだ。今更、思い悩んだところで仕方がない。
ただ、何度も過去の事例を考察しているような節を考えると何か裏があるという事は薄々ではあるが、藤乃は感じ取っていた。
「まぁ、今更言っても仕方ないか。で、どうするんだい? ライダーとやり合える程、私は強くないんだけど」
その言葉は嘘ではないだろう。
アレは殆んど知識がない藤乃でも理解出来る。それ程までの相手なのだ。近接戦闘特化のアサシンには少しばかりキツい相手だろう。
「強くないって、あれだけ大暴れしておいて何を言ってるんですか!」
バーサーカーと真正面から対等に渡り合い、見事に追い返した。
あの光景を見ているだけにどうしてもその言葉を信用できない。規格外のバーサーカーと渡り合えるアサシンも十分に規格外なのだから……。
「勘違いしてるようだけど、物事には相性ってモノがあるんだ。それを踏まえた上で、アレと私との相性は最悪でね。あんたらのような存在と戦うのとは訳が違うのさ」
「――ごめんなさい。変な事を聞いてしまって……。それで、貴方達はどうするつもりですか?」
ライダーはマスターたちの共通の敵だ。
だからこそ、共闘できるのであればしたいというのが本心だった。
「こんな場所で何をしている。アサシンのマスター」
「いえいえ、過去の聖杯戦争の資料を読めばここに大聖杯と呼ばれるモノがあるというんで押さえに来ただけなんですが……貴方こそ、何をしていらっしゃるんですか? 監督役――言峰綺礼」
大空洞内部、本来なら誰一人として人が近付かないような場所だ。今は忙しい筈の監督役がどうしてこのような場所にいるのだろうか? 普通に考えればおかしい事だ。
大聖杯が眠る奥からは不気味なオーラが感じ取れる。まるで、強大な死徒が存在しているかのような圧迫感だ。考えられる要素は一つしかない。
あのライダーの影響だろう。いや、それだけではないのかもしれない。
「アレを破壊しなくてもいいんですか? あれはここに存在していいモノではないでしょう」
感覚で感じ取れる。
この気配を知っている。怨念、恨み辛み……負の感情が集まり蠢く感覚だ。
これだけ強大なモノが出て来てしまったらどうなるか分かったモノではない。上にいるライダー以上のモノがこの世界に現れる可能性もある。
だが、何にが蠢いているというのだろうか? こんなものが聖杯の近くに何故、存在しているのか理解出来ない。確認しなければならないだろう。
人形師が一歩踏み出すと、突然、背後から殺気が飛んで来る。
咄嗟に身体を反らそうとするが、遅い。気が付けば、身体が吹き飛び地面に転がっていた。
「何しやがる。言峰綺礼! これを見逃すのが監督役の仕事なのか!」
「ほぉ――あれを喰らってまだ生きながらえるか」
言葉が通じていない。
最初からこの男は壊れているのだろう。ならば、この戦い自体に意味がな!!
身体が急激に重たくなる。自分が自分でなくなる感覚……。
もう、時間が無いのかもしれない。この場所でもこれだけの被害があるのだ。ならば、聖杯にどのような被害がいっているのか分かったモノではない。
どんな手を使った使ったとしても止めなければならない。
「もとより、貴様は作り手の筈だ。わざわざ、その身で私に挑む事こそが愚の骨頂だろう。万策尽きたか?」
「そうだな……。ここで人形を使えば汚染されてどのような被害を撒き散らすかわからない。ならば、ほかに手段は無いでしょう」
この場の空間というのが最悪なのだ。
人形を創る際に吸血種などの一部を利用している。超越種と対等に渡り合う為に……。
だが、手段を全て奪われた訳ではない。まだ、勝機は残されている。これまでもこの程度の絶望的状況なら幾多も乗り越えてきたのだ。
保有する魔術回路に魔力を流し込む。
いつもとは違う。人形を操る為ではない。自分の神経を強化する為に――。
本来ならば人体が耐えきれないような戦い方だ。だが、この身体は基より人形。戦う事のみを考えられて作り出された個体だ。子供という外見に納める為に制限は付いているが、人間相手には問題ないだろう。
そう、人間という括りに言峰綺礼という男が入っているのだが……。
「なるほど、大見得を切ったわけではなさそうだな」
言峰はそう告げると懐から黒鍵を取り出す。
埋葬機関の連中が主に用いる礼装だ。問題は付加効果の方だが、弓の二つ名を持つあの女ほどには使いこなせないだろう。ならば勝機はある。どんな人間にも身体的な限界が存在しているのだから……。
黒鍵の刃が迫る。聖書のページを変換した属性付加、強化による威力増大だろう。
だが、その程度で潰れるほどやわではない。
左手でその刃を払いのけると腰を深く落とし、足を踏み込む。
そして、言峰にの心臓に右手を……。
「遅いな。止まって見えるぞ」
触れる直前で手が固定される。
咄嗟に、不味いと判断するとなりふり構わず固定された右腕を外し、言峰から距離を取る。
元から、人形である事を考えれば腕などまた付け替えればいい。その程度のモノだ。それに、もしも躊躇していたのならば確実に仕留められていただろう。
それだけの気迫をあの一瞬、言峰綺礼は纏っていた。
「なぜだ!貴様、なんで生きている!」
心臓が無い、ハートレス。
だが、お蔭で前提条件から書き換えることが出来た。そもそも、この男は埋葬機関に所属していた男だ。
そして、前回の聖杯戦争の生き残り――何か隠していてもおかしくはない。
心臓がないのならば、頭を潰す以外に方法はない。
ただ、それには片腕で相対するのは少しばかり厳しいだろう。
「やれやれ……失礼な事を言ってくれるね。私はこうしてここにちゃんと生きているのだが」
「生きているって意味、分かってるか?ハートレス」
作り手であり、担い手ではない事がここにきて大きな差を生んでいる。
こんな事ならば、確認ではなく攻め落とすつもりで来ておくべきだった。
だが、そんな余裕は……!!
辺りの景色が変化する。
固有結界――だが、ここにそれを行えるような人間がいるとは思えない。
何かが背後に立っていた。逃れられない。まるで、体が徐々に背後にいる存在と同化していくかのようにいう事を聞かない。吸い込まれる。
何故だ。おかしい。分からない。困惑が頭を支配する。
「何故、アーチャーがここにいる? 貴様は上で戦っている筈だが? ここに凛のやつもいるのかね?」
アーチャーという言葉に振り向いた。
違う。アーチャーじゃない。直感ですぐに理解する。
確かに被っている皮は同じだが、内面がまるで違う。こいつはヤバい……。上にいる奴と同様。いや、それ以上。
ようやく気が付いた。自分がどうなっているのかを……。
魂の部分で同化させられている。このままでは人形を別に用意していたとはいえ、意味がない。
使いたくは無かったが、こうなっては仕方が無い。コレを相手にするには分が悪すぎる。賭けに出るにしても勝ち目がなければ意味は無いだろう。いくら、人形の身体でも捕らわれた時点で敗北だ。
「今回は引かせて貰う」
元々、この人形は遣い捨てるつもりだった。予定よりも早いが仕方あるまい。
言峰綺礼とあの存在を一人で相手にしても瞬殺されるだけだ。
せめて、この場所に閉じ込めるとしよう。そう覚悟を決めると、体の中に魔力を通す。
一本だけ創られていた擬似魔術回路。これに魔力を流した際に体が自爆するように設計されていた。
威力は心もとないが、場所を考えれば十分に相手を閉じ込められる筈だ。鍾乳洞、壊れやすさなら折り紙つきの筈だ。
「させると思っているのかね?」
言峰が動く。
辺りに血飛沫が舞った。
言峰の手が人形師の心臓と貫き、首が地面を転がる。
「なぜ、これほどまでに素晴らしいものを壊そうとするのかね? 理解が出来んな」
言峰の言葉など、もはや届かない。
転がっているのは死体だ。もはや、喋る事も叶わない。
こうして、人形師のマスターは聖杯戦争の敗北が決定したのだった。
「保険が正解だったな。心臓が潰れた時点で頭を吹っ飛ばすようにしておいて」
人形師の第二アジト
だが、恐らくは言峰も念の為にここに訪れる可能性がある。なら、生存を疑われるような証拠は残しておかない方がいいだろう。
装備も置いて来てしまったモノの大半は放棄する事になるが、仕方が無い。裏をかくにはその程度の損害は承知の上だ。
あの存在に対してもそれなりの対策を行わなければならない。概念武装――聖典クラスのモノがあれば話は違うのだろうが、それを手に入れるのは難しいからだ。
まぁ、どちらにしろ言峰綺礼にはきっちりとお礼をしなければならない。
そう呟くとアジトを出る。工房を放棄する位なら破壊する方がいいだろう。あの男に此方の手札を知られるくらいなら……。保険をかけておいたため、殆んど損害はなさそうだが――。
しかし、問題はなぜアーチャーが姿をしていたのかだ。その辺りの裏も取らなければならないだろう。
作り手なので言峰神父との戦闘には敗れて貰いました。
武器も持っていないので……。因みに、まだまだ彼女には動いてもらう予定はありません。今回は上にいるライダーさんの影響で一時的に具現化してる状態と考えて貰えると助かります。