前回の話で、これからちーちゃんが関節技一本のプリンセス金剛拳な戦い方をするのではないかと懸念される方も居られるかと思いますので、銀華(とこの話での白式)の設定を書こうと思います。 ちなみにちーちゃんの関節技は前回のみです。 それ以降の関節技の使用は、もう1人のちーちゃんこと千冬さんに使用を止められています。 まあ一夏以外の相手にやったら、女の子の関節を無慈悲に破壊していく話になっちゃいますからね……NAME:銀華<ギンカ> PIC及び空間制御を極限まで極めた運動性特化機。 あまりに特化しすぎた為、白式にすら存在する拡張領域を全く持たない、火器管制システムがないなどの欠陥を抱えている。 展開装甲もついておらず、第四世代とも言いがたい。 拡張領域もなく固定武装も無いので、一般的な意味での武装を全く持たないトンでもない代物である。 しかしその代償として得た運動性という名の力はとてつもなく強大。 最高速度・加速/減速性能は他の追従を許さず、しかもそのスピードで極めて鋭角的なターンが可能。 どのくらい鋭角的かというと、瞬間的かつ全くスピードを落とさずに180度近く進行方向を変更できるという、とんでもない代物である。 使用者の反応速度次第では、狭いアリーナ内でも凄まじいスピードで連続鋭角ターンを繰り返しながら敵を強襲することすら可能である……そのためには、常人とは比較にならない超反射神経が要求されてしまうのだが。 この運動性は、同じく運動性重視の白式ですら真似できるものではない。 また銀華には正規の武装は無いものの、極めて高度かつ簡便に操作できる空間制御システムを搭載している。 このシステムは運動性を高める目的で搭載されているものだが、簡単な応用で空間を歪めその歪みが解消される時に発生する衝撃に指向性を持たせる簡易衝撃砲として使用する事が出来る。 あくまで本来攻撃用でないシステムを応用した簡易衝撃砲である為、射程に問題があるものの、威力自体は甲竜の衝撃砲に劣らない。 千早は、この簡易衝撃砲の発射台として銀華の手足を用いる衝撃拳を主な攻撃手段とする事になる。 運動性という特性を反映させる為、通常のISよりも素直なマンマシンインタフェースとなっており、一次移行でダウンサイジングしてしまったのもその為。 見た目的には、もはやお姫様以外の何者でもない代物になってしまっているのだが、(本人にとっては幸いな事に)千早はISはISであるとしており、彼が銀華のデザインに気を取られている様子は無い。NAME:白式 出自的には原作の物と全く同じはずなのだが、一次移行の前に戦った相手がブルーティアーズではなく銀華であった為に、その機体特性に変化が見られている。 銀華の圧倒的運動性に対応する為、銀華と同じくダウンサイジングしている事もその一つで、これにより運動性が原作の物より上昇。 また素直なマンマシンインターフェースも共通である。 かといって他の面で原作の白式に劣るわけではなく、運動性の分原作よりも高性能と考えてよい。 銀華には劣るとはいえ、やはり束謹製の運動性重視型ISである事には変わりなく、その運動性は中身の技量さえ伴えば脅威の一言に尽きる。 そして一発がとにかく大きい雪片弐式。 身につけているのが最弱の一夏でなければとんでもない事になる極悪性能のISである。