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No.25829の一覧
[0] 【ネタ・完結】銀河凡人物語~僕は門閥貴族でフレーゲル~(原作:銀河英雄伝説)[タナカ](2011/02/28 11:46)
[1] 2話[タナカ](2011/02/05 20:00)
[2] 3話[タナカ](2011/02/05 20:01)
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[4] 5話[タナカ](2011/02/05 20:05)
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[6] 7話[タナカ](2011/02/07 09:58)
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[8] 9話[タナカ](2011/02/09 08:07)
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[10] 11話[タナカ](2011/02/12 08:02)
[11] 12話[タナカ](2011/02/12 07:18)
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[20] 21話[タナカ](2011/02/22 17:38)
[21] 22話[タナカ](2011/02/27 09:12)
[22] 最終話[タナカ](2011/02/28 11:27)
[23] あとがき[タナカ](2011/02/28 11:46)
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[25829] 5話
Name: タナカ◆68fc5ba6 ID:85f33da0 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/02/05 20:05
 キルヒアイスが死んだ。

 訳が分からない。

 なんでベーネミュンデ侯爵夫人が、ここでしゃしゃり出てくるの?

 僕は混乱の極致にいる。



 まあ、僕がどんな状況であろうと時間は進む。
 僕も混乱しているが、今帝国で誰が一番苦悩しているかなんて言わずもがな。

 一月もたったころには、僕にとってキルヒアイスの死は半ばどうでもよいことととなっていた。

 問題はラインハルトを殺す一番のポイントと考えていた、ベーネミュンデ侯爵夫人の襲撃事件が終わってしまったことにある。
 もはや前世知識は意味のないものと成りつつある。
 この愚を繰り返さぬためにも、原因を探らねばと決意した僕は部下のフェルナー君に襲撃事件現場の状況を調べさせた。

 原因は結構単純なことだった。
 所謂ミッターマイヤー暗殺事件が発生しなかったことにより、双璧がまだラインハルトに忠誠を誓っていなかったのだ。

 よって、襲撃を二人が支えきれず、グリューネワルト伯爵夫人を庇ってキルヒアイスが死んだ。
 ということであった。

 最早、ラインハルトの暗殺は不可能だろう。

 僕にはリップシュタット戦役で勝利するしか生き残る道がないというわけだ。



 さて、伯父上の元帥府であるが、伯父上自身はほとんど元帥府に顔を出さない。
 よって縁故で参謀長に命じられた僕が運営しなくてはならないわけである。

 この状況下で僕自身にある程度の人事が可能であることに一筋の希望を見出す。
 最悪の場合が現実となった今、優秀な将官を集める以外に道はない。
 が、先日、双璧に断られたのを皮切りに、原作における一級線の指揮官で元帥府入りを承諾してくれたのはファーレンハイトさんだけ!

 ミュラーさんにまで断られるとか、ドンだけ人望ないんだ僕は……

 シューマッハさんとか、シュトライトさんとか、フェルナーさんとかに丸投げしたり手伝ってもらったりしながら元帥府の運営に四苦八苦していると、ラインハルトは艦隊を率いてオーディンを離れた。
 時期的に第4次ティアマト会戦かな?
 何とか死なないかなぁ。

 本格的に尻に火がついてきた僕は、フェルナーさんに頼んでスカウトに失敗した人たちの動向を調べてもらった。
 断られた理由が分かれば、その辺を直せば元帥府入りしてくれるかもしれない。

 そう思っていたときが僕にもありました。

 断られた理由は簡単だった。

 大半は伯父上の元帥府なのに本人が来ないで、使い走りの甥が来るのが気に入らないというもの。
 僕にはどうしようもない理由である。

 あとフェルナーさんが言うには、これは跡付けの理由であるらしい。
 本音は門閥貴族が嫌いだから入りたくないようだ。

 流石、有能だけど問題児な連中である。

 何の進展もないまま、僕は第4次ティアマト会戦の結果を聞くこととなった。

 普通に勝ったらしい。
 あれ? おかしくない?
 確か、原作だとラインハルト無双じゃなかったっけ?

「ふむ、噂のミューゼル大将も振るわなかったようだな」

「まあ、ミュッケンベルガー元帥に嫌われておりますからな。今回も囮にされたようです」

 ファーレンハイトさんとシューマッハさんが帰還した艦隊のリスト見て、こんなこと言ってるよ?
 いや確かに死んでほしいけど、こう前世知識と隔離していくと不安しか起きないよ。

 正直、前世知識が役に立ったのってテロ回避のときだけじゃ……

 もしかして、今回のこれはキスヒアイスが死んだからか?
 そうなると僕が双璧にやらかしたことをしなかったことが遠因かー!

 僕にもようやく理解できた。
 所謂改変系SSにおける最大の敵、バタフライ効果!

 そして、どうしようもないことも理解できた。
 大概の最強系オリ主でさえどうにもならない敵である、僕程度がどうこうして防げるもんじゃない……

 どうにもならない事実が判明したため、僕は元帥府の運営に一層打ち込むことで忘れることにした。



 そうこうしているうちに、遠征艦隊が帰ってきた。
 4割未帰還と半端無い被害に加え、ラインハルト艦隊も3割の損害を出すなど、僕の行く先を示すかのような燦々たる有様だ。

 ラインハルトは昇進しなかった。
 故にローエングラム伯爵家の継承も起こらなかった。

 そしてラインハルトと双璧が絡むことなく年が開け、帝国暦487年。



 原作開始の年である。


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