ある魔法先生の手記:おまけその4
いよいよネギ君が赴任する日が近づいて来おった。
うむうむ、楽しみじゃのう。
ネギ君が教師をする間に達成すべき目的は、
その1:
ネギ君用に用意した従者をあてがう。
その2:
エヴァの弟子にして英雄としての力をつける。
その3:
英雄としての行動を起こさせる。
といった所かの?
おお、ネギ君来おった。
今は電車の中かの?
ん!?
ふぉっふぉっふぉ。
くしゃみでスカートを捲ったか、若いのう、若い、若い。
いや、待てよ?
どうやって従者にしようと思っておったが、これは使えんかの?
くしゃみのたびに魔力が暴走。
これを利用できんか?
とはいえ、暴走で怪我人が出ては困るのう。
ん!?
こちらで調整すれば良いではないか。
ネギ君の魔力の暴走が武装解除辺りをしでかすとしたらどうじゃ?
何故かネギ君がくしゃみをすれば服が脱げる。
そうなれば魔法使いのために非常識を常識としたマホラでも、不思議に思うものも出てきやすくなるじゃろう。
それに、若い娘の裸はいい。
役得というものじゃ。
さて、ネギ君。
今はまだ直接干渉できないので、ワシが代わりに武装解除しておるが、残念に思う必要はないぞ。
ネギ君に直接干渉して、魔力の暴走が武装解除に繋がるように意識下を誘導しておくからのう。
存分に生徒の裸を楽しむんじゃ。
裸の付き合いの男女は親密になりやすいぞい。
年寄りへの孝行と思ってくれてもよいぞ。
ほほう。
新任のネギ君の歓迎会か中々心憎いことをする子達じゃ。
心優しい子達でワシは嬉しいぞ。
まあ、そうなり易いように意識誘導はしておるがな。
順調にネギ君への好意も高まっておるようじゃ。
ならばワシもサプライズを用意せねばなるまいな。
どうするか。
うむ。
考え付いた。
取りあえず、黄昏の巫女姫が従者になるように誘導しようかの。
初日から魔法バレも早すぎるとは思うが、善は急げじゃ。
善きサプライズというわけじゃ。
誰を利用するかの。
この子にしようか。
意識に誘導を掛けて本を片付けるために、ちょっと無茶をさせる。
うむ。
上手くいったようじゃの。
次はアスナ君とネギ君の意識誘導じゃな。
おおお、これはタイミングが中々難しいの。
しかし、このワシのように意識誘導の上級者ならこの程度。
ふぉおおおおおお。
上手くいきおったわい。
さすがワシ。
凄くね?
っと高畑君にも見つかったか。
これはどうするのかな?
おうおう見過ごすか、優しいの。
ワシからしたら甘い甘いじゃが。
さて、歓迎会だが。
ぶっ。
生徒の前で読心か。
考えられんことをするのう。
また高畑君は注意もなしか。
いくらなんでも甘すぎないかの。
もっとも、ワシにしたら願ったり叶ったりじゃがのう。
あれからもネギ君は魔法を使う使う。
そのあまりの杜撰さに魔法先生がうるさくて堪らん。
まったく、これも英雄を作る大切なプロセスじゃというのに。
適当にあしらって夜になるたびに、反対派の先生の意識誘導を行う。
ワシの寝不足って過労手当て出んじゃろうか?
続きますw
ネギ君の魔法バレを誰も注意しないのに強引に理由をつけましたw
かなり強引ですがお許しをw