「貴女を貴女が生まれた世界に帰すのは難しい」
少女がしゃべる。
「いいですか、貴女は幻想郷の住人として、死後はわたしに裁かれる」
彼女がしゃべる。
「貴女の願いを帰還とするのは道義に反する。それは移住にほかならない」
傍らに死神を携えて閻魔がしゃべる。
「今の貴女に起こっていることを理解すること」
四季映姫・ヤマザナドゥがわたしに向かってしゃべっている。
「――――これが今の貴女が積める善行よ」
『長谷川千雨幻想郷滞在一日目夕刻の出来事』
第2話
二月も終わろうかというとある週末。
肌寒さもあるが、そろそろ暖房器具が必要なくなっている麻帆良学園都市の敷地内。
表札に長谷川千雨と書かれたマンションの一室で、長谷川千雨はごろごろとテレビゲームに興じていた。
窓の外は晴天である。
そのくせ外にも出ず、部屋の中で怠惰な休日を過ごしている姿はあまり健康的とはいえなかった。
だが、それを咎めるものはない。長谷川千雨は一人暮らしで、今日遊びに来ていた友人も、そんなことを気にするような人物ではなかったからだ。
「なあ、そういやちょっと聞きたいんだけどさ」
部屋の中でゲーム機を動かしている千雨が、ベッドの上で漫画本を読んでいた早乙女ハルナに声をかける。
なあに、というハルナの言葉に千雨は、子供先生についてなんだけど、と言葉を続けた。
その話題に、ハルナが首をかしげる。
「子供先生?」
「そうだ。ハルナのクラスに入ってんだろ。どんな感じなんだ?」
「どんな感じって?」
「人柄でもなんかの面白エピソードでもなんでもいいよ。報道部のやつが次の記事に使いたいんだと。問題にならないようなのを適当に教えてくれ」
頼むような口調だが、千雨の視線はゲームの画面に固定されていた。
横スクロールのアクションゲームである。
意外に上手く主人公が立ち回り、敵の弾丸を回避していた。
千雨はRPGよりもアクションゲームやシューティングゲームを好んでいる。
そんな千雨の視線は固定されたままで、子供先生に別段興味があるようには見えなかった。
千雨自身が興味があるわけではない。以前に情報を得ておいてくれと報道部の同級生に頼まれたことを思い出し、今こうして丁度良く遊びに来ていたハルナに頼んだだけである。
麻帆良女子中等部2-Aの担任、そして2年生全体の臨時教員に採用された子供の教師。
もちろん話題にならないはずもない。なにせ2-Aといえば、ただでさえ麻帆良に知られる四天王や麻帆良の頭脳、それに学園長の孫娘までがいる特別性のクラスである。
そんなとんでもクラスの一員であるはずのハルナが、思い返すように視線を宙に這わしてたあと、小さな子供先生を思い返しながら口を開いた。
「あーっとね、ネギくんは、まあ可愛い男の子だよ。イタリアだかイギリスだかから来たんだったかな。オックスフォードがどうとか……んー、ネギくん自身はいろいろと面白いんだけど、あんまりそこらへんは興味ないからなあ」
「大卒かよ、どんだけすげえんだ」
「そりゃわたし達が教えられてるんだもん。頭はいいよー。めちゃめちゃね。でもって木乃香と明日菜の部屋に泊まってるらしいね」
「明日菜ってのは知らないが、木乃香って子は学園長のお孫さんだよな」
「うんそうだね」
ハルナが頷いた。
千雨としてはそこにすでに突っ込みを入れたいのだが、ハルナが流しているようなので、自分もスルー。
それにこれはクラスメイトの報道部員も知っているレベルの情報だろう。
「あとはなんだろうなー。ああ、そうだ。大浴場に明日菜と一緒に入ってたよ」
「…………は? えっと……なんだ、ショタコンかなにかか、その明日菜ってのは」
「あはは、それはいいんちょのほうかなー」
「……いいんんちょ?」
「いやさー、ネギくんが来て三日目くらいかな。えーっと、あっ、そうそう! みんなでお風呂入ってたら、いいんちょが胸がおっきい子がネギくんのお世話係にふさわしいとかいいだしてねー」
「……」
「で全員で胸の大きさ比べしてたら、突然お風呂場の影からネギくんと明日菜が登場したんだよ」
「……」
「で、いいんちょたちが暴走しちゃってさー、明日菜と一騎打ちみたいになって、そしたらなんか仕込んでたみたいで明日菜の胸が膨らんでね。そうそう、そんで破裂しちゃったのよ、だからその場はお開きになっちゃったんだけど――――」
「……いや、もういいや」
自分の話に疑問を持て。
頭痛をこらえるかのように千雨が言葉を搾り出す。
こいつのクラスはときどき男子中等部内で話題になることもあるのだが、その実体がそんなアホの集まりだとは知らなかった。
というかこいつのいう委員長ってのはやっぱり雪広あやかのことだよな?
眉目秀麗文武両道、遠く離れたうちのクラスまで名の通った雪広財閥のお嬢さま。
あのスタイルも人当たりもいい美人さんはそんな残念な子だったのか。上っ面の話だけ聞いて油断していたようだ。
というかその子供先生とやらもどうなんだ?
流石に10歳でもそれはまずいだろうに。
「てかお前も混ざってたのか? ヘタレの癖に」
「わ、わたしはヘタレじゃないっての! もーバリバリお姉さんポジだって!」
ハルナが慌てたように怒鳴った。
その頬には汗がたれていた。
まあこいつがルームメイトやクラスメイトからそこそこ頼りにされているというのは本当なのだろう。
漏れ聞くだけでも、こいつはいつもルームメイトを初めとする友人のことを考えているし、口は悪いが裏ではそいつらのために結構気を使っている。
たまに漏らす言葉から、その子を心から心配している様がうかがえるのだ。
それにまあ包容力はあるか。と千雨が思い直す。
「で、そのアホな催しにお前も参加したわけか?」
「参加って言うかねー。まあ、のどかがすごい気にしてたから手助けのつもりでさー。ほら、わたし胸はおっきいし」
ニュム、と見せ付けるようにハルナが自分の胸を下から持ち上げる。
ちなみにこいつの胸は湯船に浮く。
揉んでやろうかとも思ったが、ゲームがいいところなので保留した。
確かに自慢するだけあって、こいつは胸がでかい。
話題の雪広のお嬢さまやこいつの同級生にはもっとでかいのがいることを自分は知っているが、それでもこいつが小さいわけではないだろう。
ちなみにこいつの言うのどかというのは、ハルナのルームメイトである。
ハルナいわく、清純で料理上手で気立てが良くて恥ずかしがり家のかわいらしい女の子だという話だ。
ぜひハルナと取り替えて欲しい。
「のどかってお前の同室の子だよな。でも前にその子って男嫌いだっていってなかったか?」
「そうだよ。だから千雨のことも秘密にしてるんじゃん」
「いやいやそういう意味じゃねえよ。子供先生はオッケーなのか。ズリいなあ」
「なにがずるいのよ。あんたにはこのかわいらしいハルナさんがいるじゃない」
「お前は俺を脅迫したようなもんだろうが」
「へえ、初耳」
まったく動じずにハルナがぱらぱらと持参した本をめくっている。
反省は欠片も見えない。
呆れた千雨が、チラリと視線を送り、ハルナの持つ本の薄さと表紙の絵に顔を引きつらせた。
30ページもない本で、表紙の絵はハダカの少女だった。
ニヤニヤ笑いながら読み進めるハルナに、心底いやそうに千雨が声をかける。
「おい、清純で料理上手で気立てが良くて恥ずかしがり家ののどかって子のルームメイトが、俺のベッドの上でエロ本を読んでる理由を説明しろ」
「一応純愛だよ、これ。ちょっとお子様向けじゃないだけで。この前のイベントで貰ったんだけどさ、千雨にあげようと思って持ってきてたんだ」
「はっ? なんだそれ」
「いや、一応恋愛物だし、あんたは女の機微がわかってないしさ。読んどきなって。描いたのも女の子だよ」
「どういうリアクションすればいいんだ、それ」
ホイ、とハルナが本を差し出した。
そのまま手を伸ばして、千雨がハルナから差し出された本を奪う。
目を向けるが思ったとおりに同人誌だ。ハルナの台詞のとおり思いっきり成年指定である。
こいつの頭は腐っている。
千雨がぱらぱらと本をめくると、とあるアニメキャラの主人公が原作では死んでしまった敵幹部と、いろいろな意味でとても親密にしている描写があった。
悪の幹部で完全な悪人のツンデレ系女幹部。
ダークヒーロー系で主人公の正義を断罪して死んだキャラだ。
人気投票ではいまいち振るわない正統派主人公よりも毎度毎度上位につくし、二次創作でも人気が高い。
自分も気に入っているし、このキャラのコスプレをちうの部屋に乗せたこともある。
だがこれを読んで女心の勉強は流石に出来まい。
というか純愛どころかガチエロだった。
眉根を寄せる千雨の姿にこらえきれなくなったのか、ハルナの口から笑い声が漏れ出した。
「ククク、ジョークだよ、ジョーク。それほんとはこの間のイベントでちうに渡してくれって頼まれたんだ。わたしが知り合いだったって知ってたらしくてね。ファンらしいよ? 千雨イベントではコスプレしないしさ。会いに行けばいいのに」
「テメエがそれを言うか? 無理に決まってんだろ」
「くっくっく、まあ、そんなわけで、締め切り前はわたしの本を手伝ってくれるくらいだし、のどかも潔癖ってわけじゃないけど、なんと言っても千雨はねえ。紹介するには爆弾すぎるよ」
たいして動じずにハルナが笑う。
自覚のある千雨は文句を言わずその言葉を受け止める。
「ま、英国紳士と女装好きの変態が張り合うのは無理があるって」
「女装好きなわけじゃねえよ。つーか、紳士は女子寮の風呂場に突然登場したりしねえだろ」
「はは、たしかに。でも、千雨は普通に変態じゃん。とてもじゃないけどのどかが普通に喋れるとは思えないんだよね。ばれたらわたしもあんまり来れなくなりそうだし」
平然と変態と断じられた千雨が、本をハルナに放り投げた。
それをベッドに横になったまま受け止めてハルナが笑う。
「チッ、まあ俺もべつに紹介して欲しいわけじゃないけどさ。それでその子供先生の、あー名前はスプリングフィールド……だったよな?」
「ああ、そうだね。ネギくんだよ。ネギ・スプリングフィールド先生。あんまり知られてないの?」
「子供先生って名称が回っちまってるからな。そうなんだよなあ、ネギ・スプリングフィールド……スプリングフィールド……」
千雨があごに手を当てて考え込んだ。
興味がなさそうにしていたくせに、随分と真剣に考え込む千雨の姿にハルナがちょっと驚く。
「どしたの、千雨?」
「いや、なんか、聞いたことがあるような気がするんだよな。初めて聞いたときから。スプリングフィールドって苗字」
「ふーん、知り合いとか?」
「いや、わからん」
いつもの夢と同じように、それは記憶の奥に封じられているらしい。
思い出せないことは思い出せない。千雨は話を打ち切った。
◆
夕食も終わり千雨とハルナはゲームに興じていた。
ストーリーモードつきのサバイバルアクションアドベンチャーゲーム。自由度がいやに高いそれをプレイしながら、わーわーと盛り上がっている。
「いやー、やっとクリアかあ。次なにやろっか? 対戦でもする?」
「俺格闘ゲームはあんまりやらないんだけどな」
「そっかー。あっ、じゃあエロゲーやろうよ。わたし部屋じゃ出来ないしさー」
「……俺はエロゲーはもってないけど」
「だいじょぶだいじょぶ。この間買ったのを確かここにおいておいたから」
ごそごそと棚をあさり始めたハルナに千雨が頬を引きつらせた。
変なものを取り出される前に、適当につんであったゲームの一つをハルナに向かって放り投げる。
「イタッ! もーなにすんのよ」
「ひとんちにエロゲー置いてく女よりましだろ。それで妥協しとけ」
「ん、おー、これって新しく出たシューティングゲームだよね。萌えシューだって有名だよ。相変わらず避けゲー好きだなあ。オッケーオッケー、じゃあこれやろうよ。協力プレイね」
「べつにいいけど、お前電車大丈夫か? こっから寮まで結構あるだろ」
「あー、大丈夫よ。明日休みだし、のどかには今日は友達んとこ泊まるって電話してあるから」
「……いや、まあべつにいいけど」
平然とそんなことを言うハルナの姿に、千雨は改めて、そりゃあ同室の娘には説明できまいと息を吐く。
いくら千雨とハルナが“そういう関係”ではないといったところで、信じられまい。失神の一つでもしてしまうだろう。
上手くいいわけはしているそうだが、こいつもアホではなかろうか。
だが、そんな千雨のため息などまったく気にせずに、ハルナはあっけらかんとしたままだ。
千雨もいろいろとあきらめているので、特に気にせずゲームを進める。
もっとも、この部屋にはハルナの服や、タオルや食器や、といろいろなものがそろっており、これまでの流れからも、今日ハルナが泊まろうと考えることはある程度予想していた。
麻帆良の学生寮は外泊許可など要らないし、自分達のように健全なやつらばかりとは限るまい。
自主性を重んじる麻帆良の教育方針の悪い面だろう。
まあ最も麻帆良はその“校風”から跳びぬけた悪行には知るものはほとんどいない。世界樹の恩恵とも言われているが、半分くらいは本当だろうと千雨は見ていた。
そんなこんなでゲームを進める。
いい時間になったころにハルナが伸びをしながら口を開いた。
「お風呂貸してー」
「ああいいよ」
ため息を吐きながら千雨がこたえた。
色っぽい展開になりそうにはない。
当たり前のようなそんなことを言うハルナに、それに頷く長谷川千雨。
タオルは千雨の部屋においてある。さすがに寝巻きはないが、今日は持参してきていたらしい。
ごそごそと小さなハンドバックをあさるハルナが何かを思いついたのか千雨に目を向けた。
「どうよ、千雨。一緒に入る?」
先ほどのネギの話を思い出したのだろう。
からかうような口調はネギやのどかを相手にするときのそれである。
だがそれは失敗だ。
いま目の前にいるのはネギではなく千雨である。
のどか然りゆえ然り木乃香然りと、クラスメイト相手ならまず確実にイニシアチブを取れる女だが、千雨相手にはヘタレと思われていることをハルナはいまいち理解してない。
「ああ、いいよ。後からいくから先はいっててくれ」
というわけで、当たり前のように千雨が反撃すると、ハルナはぴたりと動きを止めた。
相手がネギならにやりと笑ってからかいもしただろうが、さすがに千雨相手ではそれは無理だ。
いや、だって、それはちょっと恥ずかしい。
予想通りに、むうと声をあげて動きを止めるハルナに千雨が嘲笑を送った。
「どうした、ハルナ。すぐ行くから先に入ってていいぞ」
「え、えっと……えへへ、いやー、千雨、やっぱネギくんと張り合う必要ないんじゃない? あっちは子供だよ。なに、嫉妬?」
「嫉妬も何もそういう関係じゃないだろ? でも、お前が誘ってくれるしさ。ことわっちゃ悪いじゃん」
「で、でも、あの、その。さ、流石にね、ほら……ほんとに入ったりしないよね?」
「バスタオル巻けば?」
「で、でも大浴場ってわけでもないし、ほら、やっぱりちょっと狭いし……」
「大丈夫だよ。前いっしょに入ったわけだし」
「うえっ!? そ、そうだけど、あん時とはやっぱり状況が違うというか……て言うかあれは千雨がさ、そのさ……」
「ああ、そういえばあのときも自信満々に吠えといて、結局お前照れまくって……」
「ごめん! 一人ではいる! 言わなくていいって!」
うぐうぐ唸りながら形だけ笑みを見せてなんとか反論をしていたハルナが言葉をさえぎる。
そのときのことを思い出したためだろう。
顔がリンゴのように真っ赤だった。
のどかや夕映が見れば、その珍しい表情に驚くことは確実だ。いつものハルナからは考えられない醜態だった。
だがそんなものはまるで見慣れているとでも言うかのように、たいして驚きもしていない千雨が、真っ赤になったハルナを笑う。
「とまあ、おまえ、ほんとに口だけだよなあ」
「うぐっ、ち、違うって。くっそー、わたしだって本気を出せばねー」
「はいはい。わかったわかった」
背中を押して風呂場に叩き込む。
まったく、アレでルームメイトの姉貴分を自称するのだから困りものだ。
千雨には間違ってもあいつが偉そうに振舞い続ける姿を想像できない。
包容力はあるが、きっといじられキャラか何かなのだろう。
そう考えながら千雨はなにごともなかったかのようにゲームを続ける。
奥からシャワーの音が聞こえてくるが、当然風呂に突貫などするはずもない。
千雨は何事もなかったかのようにゲームに戻る。
のどかや夕映が見たらいったいなんと言うだろう。
問い詰めること請け合いだ。
長谷川千雨と早乙女ハルナ。
あまりに自然で、あまりに不自然で、あまりによくわからない関係だった。
◆
「上がったよー」
その声に千雨がゲーム画面から視線をはずす。
風呂上りのハルナが、勝手に冷蔵庫から牛乳を取り出して飲んでいた。
すでにいつもの調子を取り戻したのか、下はパンツに上はシャツ一枚だけ。
残念ながらこいつの親はこのアホに慎み深さを教えることを忘れたようだ。ギャップの激しすぎる女である。
「お前寝巻き持ってきたとか言ってなかったか?」
「上は貸りようと思ってたんだけどさ……」
あはは、とハルナが頭をかいた。
テンパっていて忘れていたらしい。
だからといって、そのまま出て来るなと千雨は思う。
千雨はため息を吐きながら、立ち上がるとタンスをあさった。
大き目のスポーツトレーナーを放り投げる。
それを受け取ったハルナが「サンキュ」と口にしてそれを羽織った。
一応千雨のものである。
千雨の背はたいして高いわけでもないが、ハルナよりはそこそこ高い。
だぼだぼの服に袖を通すハルナはいつもとのギャップもあってかなり可愛らしかったのだが、千雨は特にリアクションを起こさず風呂場に向かう。
千雨自身もシャワーを浴びるためだ。
それを見送りながら、牛乳パックを片手にハルナはベッドに腰掛ける
明日は休みで外泊準備はばっちりだ。
そして、ここは長谷川千雨の住む一人暮らしのマンションの一室である。
準備は万端。
ハルナは一人で頷きながら余った袖を腕まくり。
フム、それじゃ千雨と一緒に――――
――――夜更かしして新作ゲームでもすることにしようかな。
―――――――――――――――――――
やまも落ちも意味も東方要素もないです。この話の雰囲気を知ってもらうための話。
ハルナの過去編を書くかどうかは不明。
ちなみに東方が全然絡んでませんが、キャラも出ないし、基本的に弾幕もないです。今後もこんな感じです。
あと東方で重視される能力ですが、この話戦闘とかないんで、千雨の能力はアクセント程度だと思っておいてください。弾幕には絡みません。なんというか、東方で能力名を素直に受け取ったら魔理沙が最強になるはずですよね。魔法を使う程度の能力ってそのまま解釈しちゃうと時止めも時空間切断もFFとかロマサガでカバーできちゃいますし。でも彼女はお化けきのこの打ち上げ花火なわけで、つまりこの千雨もそんな感じです。