「皆様おはようございます。流離うフリーアナウンサー、滝川クリシュテルです」
「先日、時空管理局遺失物管理部に新設された部隊の機動六課。昨夜未明に沈没した不審船からロストロギアらしき反応が感知されたとのことで、機動六課の隊員たちは海中捜索を行っていました」
「幸い、問題のロストロギアは捜索開始からわずか20分で発見されました。六課が出動するべき案件だったのかという疑問の声も上がっています」
「さて、6時間近く捜索を行う予定だった機動六課の面々は、現在海水浴を楽しんでおります」
「準備よく持参した水着に着替えて遊ぶ機動六課の面々。今日は管理局の綺麗所を集めて結成されたのでは、とも噂される彼女たちの等身大の姿をお届けします」
「撮影を始める前に、フェイト・T・ハラオウンがいきなり脱ぎだすという事件がありました。ただ単に彼女は服の下に水着を着ていただけなのですが、羞恥心というものがないのでしょうか?」
「おや、あちらで何やら悲鳴らしき声が上がっている模様。行ってみましょう」
「どうやら、八神はやてが女性陣の胸部を触り始めただけのようです。彼女の悪癖です」
「スバル・ナカジマも悪ふざけを始めました。八神はやてと一緒になって逃げ回る女性たちを巧みなコンビネーションで追い込んでいきます」
「ティアナ・ランスターはすでに離脱、安全圏でショーを鑑賞中です」
「スバル・ナカジマ。高町なのはの胸に手を伸ばしました。彼女の憧れの存在らしい高町なのはにも手を出しました。見境がありません」
「おや、八神はやてとスバル・ナカジマがこちらに気が付いた模様。こちらに駆け寄ってきます」
「どうやらターゲットを私に切り替えた模様。私も逃げることにします」
「レヴィの妨害にあったためにつかまってしまいました。……反応が薄いといわれても困ります」
「少し興奮してまいりました。マスターに疼きをしずめてもらうことにしましょう」
「軽くジョークを言ったら解放されました。これ以上百合の花を撒き散らされても困るので、ストッパー役のディアーチェに出動を要請します」
「おや、あれは……」
「なにやら玉坂恵人が巨大なクラゲを引き連れて沖から戻ってきた模様です」
「クラゲの上で踊り始めました。相変わらず楽しい人です」
「クラゲが発光をし始めました。雲行きも怪しくなってきました」
「次元断層らしき現象が発生。しかし災害が起こる気配はありません」
「断層の中から現れた、頭部が魚のような形状になっている生命体と握手。別れの挨拶をしました」
「何事もなかったかのように天候は回復、次元断層らしき現象も収まりました」
「このように毎日が楽しい機動六課。これからも機動六課の日常の光景を皆様にお届けしたいと思います。それでは、また逢う日まで」
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撮影:八神ヴィータ