悪魔襲撃だけど、自分が3歳の時に起こる事件だとの電波を受信したネギ・スプリングフィールド4歳です
つまり1年前に本当は悪魔が村を襲撃しており、今の村は幻影か夢なのかもしれない
何それ、超こわい
このままだと怖くて夜も眠れないので、事情を知ってそうな人に聞きます
『ねぇ、何で悪魔来ないの? 召還しないの? ねぇねぇ、何で? 』
それで例の変人(魔法世界出身)に聞いたのだけど、顔面蒼白でこちらを凝視するだけで何も答えてくれません
仕方なく次の段階、答えやすいようOHANASIするためにボディへと抉りこむ様なロケット頭突きを10連発
それで理由を教えてもらえたのだが、3歳のネギ・スプリングフィールドが無意識に魔力を使って異常なほど動き回るのを見て延期したらしい
延期したのは父親であるナギ・スプリングフィールドも子供の頃に、生まれつき膨大な魔力を使って動き回っていたからだとか
放っておいても英雄になれるなら下手に干渉しないほうが良いらしいのだが、今ではもう関わりたくないとの事
『魔法世界に来るなよ! 絶対に来るなよ! 』と、本当は来て欲しいのではないかと疑うくらいな前フリ
10年後ぐらいに行くかもしれないけど、それは伝えず鷹揚に頷いて了解の意を表してあげた
何故か次の日から変人が村からいなくなり、代わりの似非紳士(悪魔)が村に滞在するようになったけど気にしない気にしない
アンナ・ユーリエウナ・ココロウァ、略称はアーニャ
ツンデレ可愛い系の幼馴染を持つ僕の勝利は確定しているとして、最近は熱血し過ぎなあまり暴走している彼女
今日など何故か魔法の撃ち合いから始まり、近接格闘から流れるように仮契約に及ぼうとしたのでネギボンバーを食らわせてしまった
ちなみにネギボンバーとは、お馴染みの『右手に魔力、左手に気』を行い両手を合わせるところで『メイ★オー』と副音声で喋ると発生する爆発の事である
心を無にするとか無理なので本家の咸卦法を使おうとする際には、3分クッキングのごとく全工程を省いて用意しておいた『咸卦法』を使っている
最初から右手とか左手とか気にせず、魔力と気を合体させた状態で出せばOKな簡単仕様です
話がそれた
愛だとか恋だとか最初に言い出したのが誰なのか、全く関係ないのだが燃え上がる情熱に魔力まで燃やして迫りくるアーニャに悪魔も涙目
と言うか、両手両足に炎をまとった状態から放たれるココロウァ神拳(自称)に巻き込まれて似非紳士(悪魔)は犠牲になったのだ
次の日には警戒しながらも平然としていたのでネギ神拳(自称)の犠牲にな、跡形も無くなったぜ似非紳士ェ(悪魔ェ)
それで何を勘違いしたのか、次の日にはどこからどう見ても王様レベルの悪魔がそのままの姿でやってきたので楽しく皆で殴り合いました
途中から悪魔が自分の軍勢呼んだり、アーニャが全身全霊を込めた熱血状態に入ったり、僕は闇の魔法があるなら光の魔法だってありだろうと使ってみたり
全員(悪魔達も含めて正座で)超怒られました
種族の違いや偏見の目、宗教観などの根深いそれらに囚われていては大切なことを見失ってしまうのではないだろうか
悪魔達との痺れる足に感じる友情に、そんな事を考えてしまうネギ・スプリングフィールド4歳の夜
※原作基準です