圧倒的魔法潜在能力を持つけど魔力回数が8回しかない、理不尽系ラブコメ主人公の式森和樹(転生)です
魔力回数を使いきると灰になる、謎現象過ぎて怖いけどそう言う法則が罷り通る世界なのだから仕方が無い
泣きながら誰かを探すように徘徊する幼女から見つからないよう隠れ逃げして一週間、何時引っ越すんだよと突っ込みたいブチキレたい
いいぜ、落ちこぼれた僕がエリート美少女(外見)達との学園ラブコメをしろってんならまずその幻想をぶち殺す!
これは、ラブコメに対する反逆である(特撮ナレーション風)
錬金っぽい魔法を使って、魔力回数を消費せず魔法を使えるような杖を作成
奇跡を起こせるほどの魔力さえあれば、後はこの世界が自動で何とかしてくれるので超便利かつ楽々過ぎて真面目に研究している方々に申し訳ない感じだ
さらに杖のオプションで姿かたちを変えれたり、体内に隠せたり、離れた場所から手元に距離も結界も関係なく一瞬で戻せたりするチート杖にしてみる
魔力回数を4回も使う羽目になったけど、使い切っても幽霊からの復活(世界破滅フラグ)と言う荒業もあるし問題ない
こうして無事に、杖無しの魔法は4回しか使えなない制限を持つ最強チート主人公になりました
経済面でもどうにかするべく、老人の姿をした分身に対して『過去』を捏造
『魔力回数を減らす事無く魔法を使う研究』を行っている老人があっという間に出来上がり、チート杖とは別の使い捨て系技術を特許申請
勿論世界に激震走る、魔法の根底を覆しかねない技術に注目どころか盗もうとしたり老人を拉致しようとする組織が後を絶たない
当然僕の魔法に守られた特許内容は誰も持ち出すことは出来ないし、チート老人(分身)を拉致しようとした犯罪者は可哀想な程に返り討ちです
ダウンジング魔法で見つけた優秀な会計弁護士とか謎の秘書とか怪しい警備員とかを雇い、お金より仕事大好き人間を雇って社長にし企業設立
特許使用料を使用商品の純利益1%で契約し、後は全部会社任せで悠々の研究生活をしているのだと言う『設定』が完成
そうして、魔力回数の少ない僕本人を『魔力回数を増やす研究の為』の協力者と言うことで雇う
両親は普通の善人だったので、僕の為にもなると言われたらあっさりと騙されたがそれは許して欲しいところ
特許技術の組み込まれた、量産型の『魔法の杖(使い捨て版)』が販売を開始
魔法の使用回数を使うより出力は弱くなってしまうけど、魔力回数を減らす事無く魔法を使えるので当然大ヒット
誰もが練習で魔力回数と言う名の寿命を減らしたくないし、多少割高でも『最新技術』だとか『技術革命』だとかのフレーズは耳障りが良いよね
余程重要か多少の強弱等で命が関わったりしない限り、世界中の誰もが『魔法の杖』を使うようになったとさ
急成長どころか伸び率がグラフだと垂直に上昇してる会社が凄い、本社のある街が高度経済成長並みの発展を繰り広げてるけど殆どが企業ベースって怖いわー
それと魔術師の名門とか日本有数の財閥とか政府関係者とかが関わろうと接触して来たけど超無視、老人の『昔スポンサーになってくれなかった』発言は効いたみたいです
あの世で詫び続けろ権力者&金持ち共、そう老人(分身です)に叫ばせながら良い設定だと自画自賛
ラブコメ要素は即破壊、恨むのなら誰も知ることの出来ない原作を恨むが良い
結果、邪魔者をチートで排除しながら平穏日常系(もし本に出しても売れない生活内容)を勝ち得たのでした
老人の年齢が100歳ぐらいになるまでに、ゆっくりと僕の設定も作ろうと思いつつゲーム三昧な日々に頭緩ませる
よーし、次は体感魔法ゲームをつくっちゃうぞー
※そげぶ