アイルーが可愛い過ぎて生きるのがつらい、そんな世界に生まれた僕はとうとう念願のハンターになります
僕自身ちょっと変わっていて、商人の息子なのにハンターになるなんて嘆きの声も多数ありました
商才というか商売が巧かっただけに期待されてたんだろうけど、兄もいて弟もいるんだからそっちに期待して欲しい
ぶっちゃけ前世の記憶があり『モンスターハンター』って言うゲームをやった事があるので、これでハンターにならないなんて可笑しいですよね
人生二回目だから客対応とかも子供店長ばりにがんばって、資材を買ってきて『調合→売買』のサイクルで店の販売も助けてたのが問題だったのだろうか
と言うか、本さえ持ってれば調合が成功する確率が上がるって何なの?
真面目に勉強している調合師の方々に申し訳ないと思いつつ、準備の為に回復薬を作る昼下がり
うん、何故か僕だけ色々とゲーム仕様が混ざってるんだ
簡単な例として、この世界にはレザーライトメイルってのがある
村とか街にある、武器防具を扱っている店なら普通に売ってるだろう軽い鎧のような防具
主に初心者が最初にこれを身につけ、ハンターとして生肉やキノコを狩に行くのが通例らしい
そんな防具を装備して、そこらにいる草食系動物の攻撃を受けたとする
勿論傷つき、場合によっては破損することさえあるだろう
でも僕がそれを身につけていたとして攻撃を受けたなら、まず傷ひとつつかない
勿論衝撃は伝わって、もしかしたら見えないだけで体力バー(黄色)が減っているかもしれない
それでも無傷、新品の如く汚れさえもいつの間にか落ちている
超硬いとか超絶技能とかそんなレベルではなく、ゲームだと武器や防具が『破損』したりしないからだ
気がついたのは、何時の頃だったろうか
それは片手に持てるサイズの火薬で、子供時代の僕がそのままは入れてしまう大きさの樽爆弾が作れてしまった時か
もしくは街で地図を持っていれば自分の居場所が分かった時か、それとも肉を焼いている時に謎の音楽が聞こえて来た時なのか
疑問に思った僕は、色々と無茶な程に実験をしまくった
切れ味はよいけど脆いと評判の厨武器『刀』を装備して、思いっきり地面に叩き付けた事もあったけど『刀』は笑える程に無傷
空振りは『切れ味』が下がらないからだろうと判断、それを見ていた店員Aに商品で遊んではいけないと怒られたが『そういう事』なのだろう
調子に乗って地図上にある崖から飛び降りて移動したのは良い思い出、今思い出してもタマヒュンPVとか笑えるレベルで血の気が引く
当然の如く、それから緊急回避の前転を練習し始めました
こうして、色々あったけど僕は新米ハンターとなった訳だ
装備は購入したアイアランス、ガンランスに改造していくかどうかは検討中
矢筒から矢がなくならない弓矢か通常弾が専用ソケットからなくならないガンナーか迷ったけど、せっかく防御すれば殆ど無敵なのを捨てるのは勿体無い
試しに緊急回避の前転を装備して行ったけど、構えていない状態なら謎の現象が発生して普通に可能だったのも嬉しい誤算である
最後に僕個人の貯金を使い雇った、後ろをついて来るお供アイルー
まだ僕と同じほどかは分からないけど、このアイルーも雇った瞬間からある程度ゲーム仕様になっただろう
普通はキャンプに置いて、必要なら持って行き設置するはずの樽爆弾を背中の小さなリュックにひょいと入れたのだから間違いない
入れてから不思議そうに首をかしげるアイルーが可愛い、驚愕するだろう場面でその程度だから仕様が普通なのだと洗脳されてるかも
心の中で謝るけど、契約期間が過ぎて別れたり解雇すれば都合の良い記憶が捏造されるから問題なし(店員Aで実証済み)
そして僕達はハンターズギルドで依頼を受け、焼肉を作るために広大な世界への一歩を踏み出したのだ
世界への感動と、狩の興奮と、モンスターに対する恐怖を伴って僕達は歩いていのだろう
モンスターハンターの世界で、このモンハン坂をよ
※モンスターハンター世界で、ゲームと現実良い所取りのチート
1・剥ぎ取り回数制限無し(剥ぎ取った部分は当然減っていきます)
2・アイテム所持制限無し(閃光玉を100個持てます)
3・採取、採掘もあるだけ可能(ピッケルや虫網は簡単に壊れません)
4・耳栓などのスキルを、普通に耳栓作って装備すれば代用可能(飛龍の相手をしている状態で、五感の一部を閉ざすのは非常に危険です)
5・投網や銛、擬似クレイモア指向性地雷などのゲームに無いアイテムも作成すれば使用可能(地雷の放置は大変危険ですので、使用後は必ず撤去しましょう)