(没ネタ)
文字通りの没ネタです。たぶん二度と日の目を浴びることはないと思うけど、それはそれで寂しいので。
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・鉄道屋(鋼の錬金術師もの)
アメストリア鉄道院総裁の物語(転生なし)鉄道一筋で生きてきた老人の独白と回顧。
東部の田舎に生れた少年にとって、鉄道は憧れのセントラルと自分をつなぐ唯一の存在であった。長じて国営鉄道に入った彼は、鉄道でこの国を一つにしようと考える。鉄道ダイヤ改正や敷設事業で成果を残し、イシュヴァール騒乱の直前に鉄道院総裁に上り詰めた。自分の引いたダイヤに従い、兵士たちをピストン輸送で戦場に送りながら、彼はさまざまな物語を目にし、苦悩する。
約束の日の真相について彼は何も知らない。しかし彼は知友のグラマン中将からいくつかの頼みを受け、それを実行に移した。そして約束の日-すべてが終わるのを見届けると、彼は鉄道院総裁を退く。民営化された鉄道は平和と復興の象徴としてアメストリアを走り始めた。彼は出身地である東部の片田舎の駅長として、好きな鉄道を眺めながら余生を過ごすことを決意する。駅舎のホームで別れのあいさつを交わす男女を微笑ましげに一瞥すると、出発を知らせる笛を鳴らした。
「出発進行」
(短編で書こうとしたが、鉄道について詳しくないので挫折)
・俺の息子がこんな近衛文麿なわけがない
一貫性のない発言と時勢にこびる強硬姿勢、そしていざというときの無責任体質により日中戦争を拡大させた最大の責任者である近衛文麿。その父親である近衛篤麿に転生。新しい物好きな息子に頭を悩ませながら、大隈重信と立憲改進党の主導権を巡って陰険な争いを続ける。目指すは日英同盟の維持と長生き、ついでにバカ息子をまともに育て上げること。せっかくイギリスに留学させたのに、案の定社会主義に染まったバカ息子への愚痴を西園寺公望に愚痴る日々。
(最終的なプロットが想像できず、近代史を調べなおさなければいけないのでお蔵入り)
・日本国内閣総理大臣の憂鬱(EVAもの)
セカンドインパクト直後の長野県知事に転生。首都移転や災害復興など山積する難題に立ち向かっていると、いつのまにか保守党の総裁に祭り上げられて首相に。ゼーレの圧力にネルフのごり押し、戦略自衛隊の暴走に頭を悩ませながら、サードインパクト回避を目指す。
(ほとんどオリジナルキャラばかりになり、原作との接点が希薄。おまけにEVAのうっとうしい精神世界の問題を調べなおす必要があることを考えると、うんざりして挫折)