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No.22701の一覧
[0] (ネタ)ストライクウィッチーズ:R[どろん](2010/11/08 06:15)
[1] ガリア戦線 1話 ウィッチ[どろん](2011/01/03 15:08)
[2] ガリア戦線 2話 トップエースだ[どろん](2010/11/23 20:34)
[3] ガリア戦線 3話 言ってない[どろん](2010/11/07 21:01)
[4] 501 1話 1人じゃないけど3人でもない[どろん](2010/11/23 20:48)
[5] 501 2話 ごめんなさい[どろん](2010/11/03 08:55)
[6] 501 2,5話 ありがとう[どろん](2010/11/02 19:22)
[7] 501 3話 ソルダット・オブリージュ[どろん](2010/11/23 20:38)
[8] 501 3,5話 賭け事[どろん](2010/11/11 22:11)
[9] 501 4話 無茶言うな[どろん](2010/12/29 06:18)
[10] 501 4.5話 後付け[どろん](2010/12/01 06:18)
[11] 501 5話 courage test[どろん](2010/12/29 06:34)
[12] 501 5.5話 人生相談[どろん](2010/12/29 06:16)
[13] 501 6話 らぶれたー秘録[どろん](2011/01/03 15:06)
[14] 501 7話 閃光Ⅰ[どろん](2014/11/29 09:26)
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[22701] 501 2話 ごめんなさい
Name: どろん◆8036c206 ID:605b3706 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/11/03 08:55
501として初めてネウロイと戦った次の日、私はリーネちゃんからウィッチについての紹介を受けていた。
坂本さんに連れられて半分くらい意地になってウィッチになったから、私はこの『ウィッチ』という世界の事をあまりよく知らなかった。
ストライカーだとか魔力だとか、そういう必須なことについては赤城に乗っている間に教えて貰ったけど、それ以外の事について、坂本さんはあまり教えてくれなかったからだ。

「まず、ウィッチと言えば、とまで言われるカールスラントの人達から紹介するね」
「ウィッチと言えば、って?」
「カールスラント出身のウィッチの人たちには凄い人が多いの。撃墜数でのランキングも半分近くカールスラントの人達だから。もちろん、開戦当初から戦い続けてる国だからっていうのもあるんだけど」

501で言えば、ミーナ中佐、バルクホルン大尉やハルトマン中尉だね、とリーネちゃんから説明される。
私はミーナさんはともかくバルクホルンさんは、苦手だ。
別に嫌いとかそんな強い感情は無いけど、怖い。
でも、正しい人なんだっていうのは何となくわかる。
ハルトマンさんとは、まだあんまり喋ったことがないからなんとも言えないかな。

「次はそのカールスラントの隣国にあるガリアの話をするね」
「ガリア、ってペリーヌさんの国だよね?」
「あと、ファルシネリ中尉のね。すっごく綺麗な国なんだ。私も小さい頃、アンボワーズ城とか大聖堂とか見に行ったことあるんだけど、すごい緻密ででもおっきくて、近くで見たら圧倒されちゃって」

今は、ネウロイの本拠地の1つになっちゃってるけど……。
リーネちゃんは最後の部分は濁して言った。
本当に良い子なんだなぁ、リーネちゃんって。
それにしても、ペリーヌさんかぁ。
私あの人も苦手なんだよね……。
何故かわからないけど、嫌われてるみたいだし。
ファルシネリ中尉は良い人だと思うけど、でもまだ距離を置かれてる気がする。
あと、何か敵になりそうな気がする。
この前通り過ぎさまに『渡さないよ』って……。
あれはどういう意味だったんだろう。

「あとはスオムスとオラーシャ、リベリオン、ロマーニャだけだね。501に関係ある国としては」
「あ、リベリオンとロマーニャは分かるよ。シャーリーさんとルッキーニちゃんの故郷だよね」
「そうそう。じゃあ説明スオムスとオラーシャだけで良いかな。501にいるスオムスとオラーシャのウィッチはエイラさんとサーニャちゃんなんだけど……話した事、ある?」
「ない……と思う」
「だと思った。でも、二人とも良い人だよ」

リーネちゃんが言うにはサーニャって人は夜間哨戒を請け負っているので、昼間に会ってもあんまり喋ってくれないとの事。
エイラさんは、まだ話したことないけど何故か仲良くなれそうな気がする。
そうやってリーネちゃんと話しながら、歩いていると医務室に、誰かが入っていくのが見えた。

「あれ、リーネちゃん、今のって」
「バルクホルン大尉だね。でも、どうしたんだろう?ネウロイは来てないはずだけど……」

もしかしたら、訓練で怪我でもしたのかな?
リーネちゃんのその呟きを聞くと、私は走り出した。

「行こう!リーネちゃん!」
「へ?あ、ちょっと、芳佳ちゃん!?」

もし、怪我してるなら、私の魔法が役に立つかもしれない。
それは、誰にもできない、私にしかできないことだ。

「大丈夫ですか!?」
「何がだ?新人」

廊下を進んで医務室の扉を開けると、丁度バルクホルンさんが服を脱いでいるところだった。

「へっ、あっ、ふ、服!」
「服がどうした」
「え、着ないんですか!?」
「人を露出狂の様に言うな!……傷の手当をする間、脱いでおいてるだけだ。分かったら出ていけ。お前はここに用など無いだろう」

お、おっぱいが、丸出し!まるだ、丸出し!?
じゃない!そんなこと考えてる場合じゃない。
このままでは私は変質者だ。
ちゃんと、傷を治しに来たんだってことを伝えないと……。

「え……?」

そう思ってバルクホルンさんの体を見ると、全身に何かで切られたような傷跡があった。

「どうしたんですか、それ……?」
「お前には関係ないだろう」
「あります!私は、傷を治しに来たんです!」

私がそう言うと、バルクホルンさんは「それでか」とため息をついた。
その態度からでも私を煩わしいと感じていることは分かる。
分かるけど、

「その傷は、普通じゃない、です」
「だが、然るべき処置をすれば治ることに変わりは無い」

そう言うとバルクホルンさんは包帯を巻き始める。
包帯によって大きくもなく小さくもないその果実のようなそれが押し潰されて……。
って、違う!?

「包帯を巻くだけの治療を然るべき処置とは言いません!」
「そうか?そういえばミーナもそんな事を言っていたな」
「当たり前です!ちょっと貸してください!」

別に魔法で治すだけが治療じゃない。
最低でも洗浄とか、消毒とか。
この人が私の魔法なんか必要ないって言うならもうそれは構わないけど、それでも普通の治療くらいは……。

「やめろ。必要ない。清潔にしていれば治る」
「あ、り、ま、す!そもそも包帯っていうのは圧迫したり、吊ったりするものであって、傷口を清潔に保つには別の医療品が必要なんです!それも私できますから、ちょっと大人しく……!」
「ま、待て!来るな!やめろ!」

バルクホルンさんは嫌がるってるけど、これは本当に大事なことだ。
でも、嫌がる子には消毒液をちょっぴり強く押し付けるのは、宮藤家の家訓の1つだ。
とりあえず、その胸の包帯を――。

「トゥルーデ、シャワー室お湯入れて貰っ………………。何してるの、トゥルーデ、ミヤフジ」
「はぁ、はぁ、なに?」
「ぐへへ、え?」

気づけば、私はバルクホルンさんを押し倒して包帯をかき集めていて、バルクホルンさんは、その上半身を露わにしていた。

「っ!新人、お前!」
「あっ、いいよトゥルーデ、気にせず続けて。私達は、あー、ストライカーの調子でも見に行くから!行こっ、リーネ」
「あ、でも芳佳ちゃんが……」
「待て、待って!待ってくれ、ハルトマン!!」

あれ、何かおかしな事になっている。
いやでも、傍から見たら私が、バルクホルンさんを押し倒して、脱がして……脱がして!?
脱がしてってそんな、だって治そうと思って、私は、でも果実で、たぷんって。
違うそういう問題じゃないっていうかだってタイミングが二度とないかもしれないしふにょんってひらってスべスベでりーねちゃんでくちびるともうまっかでかみのけさらさらでなにもかもすごいやわらかもうどうでもいい、とりあえず、最後まで犯る。

「くっ!新人!お前の言い分は分かった!治療は後で受けるからとりあえず今は」
「駄目、です。初期治療は、重要、です」

どうにでもなっちゃえ。















「今日は編隊飛行の訓練を行う!私の二番機にリーネ!」
「はい!」

リーネちゃんが元気よく返事する。
良きかなよきかな、このままこっちの私と順調に成長を続ければ、間違いなく世界最高峰のウィッチになるだろう。
特に大型ネウロイの撃墜数ではトップに立つほどまで。

「バルクホルンの二番機には宮藤が入れ!」
「ひゃ、はい!」

私が12人目のウィッチーズとして入ったせいか、こっちの私はしっかりと返事することができた。
私の時は、確か返事できずに坂本少佐に怒られてたと思う。
あの時は、バルクホルンさんが怖くて怖くてしょうがなかったというか。
こっちの私は、どうやって克服したんだろう。
まだあんまり話したり、とかはしてないはずだけど。
それとも、バルクホルンさんの方に心境の変化があったのかな。

「それと、ファルシネリとペリーヌも空に上がってくれ。こちらの訓練後に余裕があれば、連戦訓練を行う」
「はい」
「はい!」

そういえば訓練中にネウロイがくるんだっけ。
まあこのネウロイはそれなりに数の多いタイプで、コアの位置も外殻の強度も覚えてるから、前回みたいに3機来たところで苦戦はしないだろう。
そもそも、移動速度さえ遅ければ前回のネウロイも何も考えずに戦えばそれで構わなかったんだけど。

「よし!二番機はひたすらリーダーの後に着いていけ。他は見るな。方向転換したら、それに着いていく。射撃指示が出たら、撃つ」

坂本さんの言葉に、はい、と返事を返す。
しかし、今になって聞けばこれは二番機への激励であると同時に一番機へのプレッシャーだ。
前を走るものはギリギリで避けるだけではならない、敵の攻撃を予測して、味方の動きを計算して動かなければならない、そう言っているのだ。

「リーダーは常に敵から目を離さず、二番機に的確な指示を出している。だから安心して着いていけ」

そういえば、ここで私とバルクホルンさんとがペアになったのは、この時バルクホルンさんの調子が悪かったかららしい。
今回もそうなのだろうか?
どうにも、クリスちゃんと私を重ねていたらしいけど……。
よく見れば、眼を合わそうとしないのはわかる。
でも、なんで頬染めてるんだろう?
バルクホルンさん病気に近いくらい妹さんが好きだったけど、ちょっと似ている子を見つけただけで体が火照ってしまうような人だったろうか。
その後、坂本さんが編隊飛行の説明を一通り終えたところで空に上がることになった。





「わー、やっぱバルクホルンさん速いなー」
「そ、そうです……わね、ファルシネリ、中尉」

20年たった後の私から見ても、いまだバルクホルンさんの技術は高い。
今から20年後でも十分に通用するであろう能力値の高さだ。
流石に装備だけは、変えなくてはいけないだろうけど。

そしてまあ、予定調和の様に、信号が出る。

「え、何……?」

ペリーヌさんが事態に戸惑っていると遠くで坂本さんが叫ぶ。

「敵襲―!」

その言葉に皆の視線が観測部隊の居る建物に集中する。

「ネウロイだ!グリッド東、07地域、高度15000で侵入!!」

銃のマガジンをペイントから実弾に切り替える。
航空訓練時には基本弾倉は二つ持っていくものだ。

「ファルシネリ中尉!」
「はい。行きましょう」

ペリーヌさんと一緒に坂本さんのいる小隊へと向かう。
こういう急の状況で現場指揮を執るのは坂本さんだ。
というか、全体的に扶桑のウィッチはだいたい急場では現場指揮官になるから、お国柄なんだろう。
もちろん、扶桑特有の無茶戦術もだいたいこういう時に行われる。
あと、基本的に扶桑ウィッチの上官は泣く。

「よし、隊列変更だ。ペリーヌはバルクホルンの二番機に、宮藤は私の所に入れ」

大事にされてるなぁ、私。
バルクホルンさんに比べれば、坂本さんは決め技以外は基本的に慎重な立ち回りだから、後ろにつく二番機はかなり安全だ。
いや、バルクホルンさんの常時突撃態勢に比べれば、の話だけど。
下手したらずっと張り付いて撃ってるような人だしね。

「ファルシネリ、お前はリーネ護衛に着け」
「了解です」

今回相手は単騎だから、リーネちゃんが反応できないような攻撃を防いでやれ、という事だろう。
本来、護衛機が必要とされるのは相手が複数いる時だけだ。
相手が単騎だと、そもそも狙撃手は攻撃を受ける回数が少ないから、最悪、シールドを張り続けて戦えばいいからだ。

「リーネ。世界最高峰のウィッチがお前の背中を守る意味、分かるな?」
「……、はい」

リーネちゃんは一瞬不安そうな表情をしたが、すぐに顔に凛々しさを伴わせた。

(こうして見ると、私とリーネちゃん、本当に成長が早い)

自分で自分の事褒めるのはちょっとあれだけど。
それでも、事実だ。
何人か新人の頃から面倒を見たことはあるけど、こんなのは、まあ、いたけど。
居たんだけど、それはそっちも凄い人達だったからだ。
事実だけ抜き出せば、『宮藤芳佳』は最高のウィッチの一人だ・
例えそこに行きつくまでに、どれだけの犠牲を払っていたとしても。

「敵発見!」
「バルクホルン隊突入」

バルクホルンさんと坂本さんの二手に分かれてネウロイに迫っていく。

「ファルシネリさん!」
「うん、もう少し近づくよ!」

あと、何でリーネちゃんも敬語。
私そんなに年食って見える?
こっちの私よりおっぱいちっさいのに?

「胴体部の真ん中!狙える?」
「……多分ここからなら、いけます。援護をお願いします!」
「了解、ゆっくり狙ってね」

一発たりとも通したりはしないから。
そう言外に言うと、リーネちゃんは少し笑って、それから「はい」と言ってくれた。

(これは、少し早いけどブリタニア最高のスナイパー誕生の瞬間を、見れるかな?)

とはいえ、バルクホルンさんとペリーヌさん、坂本さんと私がネウロイの周りを飛び回ってる以上滅多な事ではこちらに攻撃は来ない。

(……これじゃ背中を守るどころか、ただの暇人だ)

時たま飛んでくる光線の余波を受け流していると、どうやら坂本さんがコアを発見したらしい。

(やば、坂本さんより先に見つけてた)

見つけたというよりは知っていたという方が正しいけど。
まあ、ネウロイのコアが中心部にあるというのは基本中の基本だし、大丈夫かな。
そうこう考えてると、コアが露出する。

「リーネちゃん!」
「はい。行きます!」

銃弾は轟音を放ち超音速で突き進みながら、ネウロイのコアを貫いた。
それによって当然、光の粒子となりながら地に落ちる。

(やっぱり、あんまし強くなかったな)

多対一で戦いやすいネウロイなんだから、501として勝負を挑む以上そう強い相手ではない。
ひとりだと、地獄だけどね。
それにしてもあっけないけど、まあバルクホルンさんが本調子なら実際こんなもんだよね。
今日は、ゆっくり寝るかな。













言い訳
・どうしようもなく話しが思いつかなかった。
・のでギャグ回に。
・あとリーネちゃん口調が安定しない。
・三回くらい書き直して結局ギャグ回。無駄に時間が空いた理由その1。
・公式の映像記録集みたらお姉ちゃんのキャラがぶっ壊れた。
・お姉ちゃん視点で2,5話を作ってシリアス分補給したい所。
・ペリーヌ視点の1,5話もあったんだけど、3話時点のペリーヌマジ友達いなくて会話無いから途中でやめた。無駄に時間が空いた理由その2






管理人様ご多忙の合間を縫ってのメンテ、お疲れ様です。


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