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No.22109の一覧
[0] 【一発ネタ】~仮面ライダーW×リリカルなのはSts~[さいまる](2012/08/21 10:50)
[1] 【一発ネタ】~仮面ライダーW×リリカルなのはSts~2話[さいまる](2010/10/11 01:16)
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[22109] 【一発ネタ】~仮面ライダーW×リリカルなのはSts~
Name: さいまる◆861d7abe ID:7bdf12b1 次を表示する
Date: 2012/08/21 10:50
「僕達はずっと相棒さ…この地球がなくならない限り…」


俺は自分のやってきたことに誇りに思う、そしてフィリップも同じように思ってくれている。
ダブルドライバーの思考共有なんざする必要ない…俺達は最高の“相棒”だからだ
しかし、それと同時に後悔にも似た“取り戻したい”“やり直したい…”というどうしようもなく情けない気持ちが次から次へと溢れてくる。
この変身をしたこと…つまりそれは別れを意味することだというのに…自らの女々しさが無性に情けなく感じてしまう。
いつぞや感じた変身できない無力感の比じゃない。
“出来ない”ではなく“しない”…俺がその選択肢がいかに脆弱で、そして独り善がりなものか知っているからだ。
左手で力強く掴んだままのエクストリームメモリ、頭じゃ分かっているのに心がそれを閉じることを拒否し、体が動かなくなる。
しかし、俺の弱い考えは留まることを知らず、俺の意識をさらおうとしている…


“このままWのままで居続ければ…もしかしたらフィリップは消えなくて済む…”


歯を食いしばり、真正面を見つめ、深く息を吸った。
熱くなった頭を冷やし、正面を見据え、弱い考えを切り捨てる。涙で目の前が歪む。こ
こで泣いてしまえば楽かもしれない…だが、泣くわけにはいかない。
コイツの最期に涙を見せるわけにもいかないし、何よりそれはハードボイルドじゃない

ここまでの心の動きは読まれていても、せめて体裁だけは鉄の男でいたいという俺の最
後の矜持だ。


「さよなら…」

「おう…」


フィリップの別れの挨拶に短くそう告げ、俺はドライバーを閉じた。
隣にいたフィリップの感覚が消え去り、ダブルドライバーからエクストリームメモリが
飛び立つ。
まだ俺の手の届きそうな高さでソレは止まると、俺達の好きな風都の風に吹かれ、砂の
城のごとく消えていった…


この時、“仮面ライダーW”という名の物語に終止符が打たれた…





【一発ネタ】~仮面ライダーW×リリカルなのはSts~






いつもの静かな朝、この風都ではいつもの様に風が吹き…


「翔太郎くん!翔太郎くん!!依頼だよー!」


そしていつもの様に騒がしく、この鳴海探偵事務所には事件が舞い込んでくる。
外から声を張り上げているのはこの事務所の所長、鳴海亜希子である。童顔とその落ち
着きのなさから一見女子中学生に見えなくもないが彼女はれっきとしたハタチ。
本人いわく、「大人の女」である。
そんな大人の女が階段を慌ただしく駆け上がり、ドアを力任せに押し開ける。
そして室内に響き渡る、固い物がぶつかり、空気が弾けるような音。
今まで静寂とコーヒーの匂いに支配されていた独特の雰囲気を持つ空間が一瞬のうちに
ぶち壊される。
室内のデスクに座り、時代遅れのタイプライターで何ぞ打っていたこの“翔太郎”と呼
ばれた青年は大きくため息をつきこめかみを抑えていた。
そんな彼の様子に悪びれる様子もなく、亜希子は左手に持っていたA4用紙を彼のデスク
に叩き付ける。


「ほい!!今日の仕事!今回は3丁目の津上さんの家の愛犬マオちゃんの捜索!!報酬
自体は少ないけど、最近風都で有名になりつつあるフランス料理店のオーナーさんが依
頼人だからね!
もしかしたら今後は顔パス、タダで美味しいご飯にありつけるかもよー!!」


花も恥じらうハタチの乙女が言うにはあまりに俗物的で小汚いセリフを胸を張って言い
切る彼女の様子に“翔太郎”は蟀谷を抑えたまま虚空に視線をめぐらす。
その様子は何かに考えをめぐらせ、そして取捨選択をしているかのようだ。
しばしの逡巡のあと、小さく頷き、彼は差し出されたA4の用紙を受け取る。そしてそれ
を丸め大きく息を吸い込んだ。


「だーかーらー!事務所のドアはおとなしく開けろって言ってんだろうが!!
あと、またペット探しの依頼かよ!!?もうこれで何件掛け持ちしてるんと思ってるん
だよ!!
それと!たまにはもっとマシな依頼とってこいやああああああ!!!!!」


そして亜希子に負けず劣らずの声量で言い返した。
まだ亜希子がドアを開けた際に響いた破裂音が木霊する事務所内に、再び轟音が響き渡
る。
彼の名は“左翔太郎”。この鳴海探偵事務所の探偵だ。
ハードボイルドをこよなく愛し、そして自身もその生き方を目指す半人前なハーフボイ
ルド。
翔太郎の反抗的な態度に「なにをぅ!!!」と飛び掛かり頬と髪をあらん限りの力で引
っ張る亜希子。
それに負けじと、翔太郎も彼女の頬を引っ張りぬくも、それに亜希子はローキックで応
戦。翔太郎の体が衝撃にビクついた。


「てんめぇ…!」

「それはコッチのセリフゥ!!」


もう一度、お互いにメンチを切り合い、大人の子供の喧嘩は激しさを増していく。
いつも通り無駄に騒がしい朝…今は翔太郎と亜希子、この2人で探偵稼業を営んでいる







同時刻:ミッドチルダ 機動6課隊舎ブリーフィングルーム

その暗い室内には10名以上の人間が集められ、彼女、彼らは中空に映し出されたスクリ
ーンに注目する。
そこには透明さと、どこまでも深い蒼穹を兼ね備えた美しい宝石が映し出されていた。
一部の人間は辛そうに、そして一部の人間は興味津々にその画像を眺めていた。


「今回、私達が確保しないといけないのはコレ…“ジュエルシード”」


そんな少し辛そうに、美しく長い金髪を靡かせた美女は、ため息にも似た深呼吸をして
凛々しく声を張り上げた。
室内の人間の反応を見て、しっかり聞こえているかどうかを確認してから、金髪の美女
…フェイト・T・ハラオウンはスクリーンの画像を切り替えた。
今度はジュエルシードと呼ばれた宝石の拡大画像が映し出される。そこには結晶内に「
Ⅶ」と刻印されている。
このジュエルシードについての危険性についての報告を述べていくその姿は、彼女が身
に纏う黒の執務官服と相まって、余計にその凛々しさを際立たせる。
一息つき、フェイトが「質問は?」と問いかけた。


「あの…!これって…たしか…」


青髪、短髪…いかにも明朗快活な少女-スバル・ナカジマ―が挙手をし、椅子から立ち
上がった。
そして、このジュエルシードなるものがどういう物かを思い出そうと、「えーと…」と
呟きながら人差し指で弧を描き、もどかしい表情を見せる。
見たことのある画に勢いよく飛びついたはいいものの、いくら頭の中身を探ってみても
彼女に答えは降ってこない…
数十秒か、数分立ったかしれない…周りからの視線、そして答えることが出来ない自分
にいよいよ諦め、「スイマセン…」と渋々と自席に着こうとするスバル。
そんな彼女に助け船を出したのが、その隣に座るティアナ・ランスターだ。


「このロストロギア…ジュエルシードは前になのはさん達が関わった事件でこれを巡っ
て次元震が起きかかったと資料で読みました。
確か今は封印処理中…とお聞きしましたが」


静かに立ち上がり、優等生らしくハキハキと答えるティアナ。
そんな彼女に「ありがとう相棒~」と目を潤ませ、羨望の瞳で彼女を見つめるスバル。
ティアナはしっしと照れ隠しにスバルに向かって手を払った。素直じゃない彼女らしい
所作である。


「うん、その通り」


その彼女の問いに、フェイトの代わりにその横に座るサイドポニーで髪を一つに纏めた
女性、高町なのはが立ち上がって答える。


「急にブリーフィングルームに集合させちゃった理由を話すべきだったよね…
でも、本題に入る前に…出来ればこのジュエルシードがどんな物かを改めて皆に知って
おいてほしかったんだ」


そう言ってスクリーンを見つめる彼女の眼差しはどこか懐かしさと同時に痛みを帯びて
いたものだった。
しばしそのままスクリーンを凝視し続けていたなのはは「座って」とティアナに促した

それと同時に、なのはの手によりスクリーンの画像が変えられる。
今までの様なグラフや数値が事細かく書かれたデータファイルではなく、俯瞰視点での
管理局の保管庫が映し出された。
表示された物の代わり様に少し頭の上に「?」マークを浮かべる一同。


「これは1週間前の管理局本局の保管庫…ロストロギアを封印しておく場所の第一封印
施錠扉前の映像。
時刻は標準時刻換算で深夜2時過ぎ…」


ピッという甲高い電子音がするとスクリーンの静止画像が再生され始めた。
警備員が数人、扉の前に佇み何かを話していた。時に笑い合っているのだから、ジョー
クでも飛ばし合っているのであろう。
しかし、肩幅が広く…まるで鎧ともいえる筋肉を纏っている彼らに付け入る隙はないよ
うに見えた。
いかなる時にも周囲に注意を向け、心もそして身体も予想外の事態に対処できるような
玄人の戦人の雰囲気を纏っていた。
早送りで回される映像。特に異変が起きない…ジェスチャー付きで談話する彼らを見て
いるとバラエティ番組のホームビデオを見ているような気にさえなってくる。
これを見て何になるのだ?この映像を見ている人間の大半が思い始めたその時である。
そうしていると、なのはが早送りをする手を止め、小さくつぶやいた。


「ここ…」


今まで談笑していた警備員の背が引き締まり、己が右手にデバイスを抱えた。一切の無
駄ない…言い方を変えれば綺麗な動き。
これだけでも彼らがいかに戦い慣れしているかわかる。
そんな彼らの前にやってきたのは彼らよりも身長が頭2つ以上低い白衣を着た痩せた男
性。
彼は警備員に何かを話す。手を合わせ拝んでいるような恰好をしているところを見ると
、何かを頼んでいるようだ。
しかし、警備員は彼に首を横に振り、犬を追い払うような先ほどティアナがスバルにや
った所作をより乱暴にした様なジェスチャーをする。
白衣を着た男は落胆したように肩を落とすとポケットの中を弄った。


「…?デバイスでも出すきかしら…」


思わずティアナが口に出して呟いた。スバルがそれに頷く。
しかし、彼ではこの警備を突破できないであろう…屈強な男性が3人以上彼を取り囲ん
でいる。
デバイスを起動させようとしたが最後、あっという間に警備員にとらえられるのがオチ
だ。
彼がポケットから取り出したのは手のひらに収まるような、細長いスティック状のもの

これがデバイスか…?
そうこの映像を見ていた誰もが思った瞬間、白衣の男はデバイスを起動させるような動
きをするわけでもなく、それを自らの首に押し当てた。


「あっ…!?」


この言葉を思わず発してしまったのはエリオ・モンディアル…このメンバーの中では珍
しい男性(正確には男子だが…)の一人。
その隣にいたピンク色の髪をした少女…キャロ・ル・ルシエも思わず息をのんだ。
そう…その瞬間、白衣の男の姿が異形の者へと“変化”したのだ。
魔導師が纏うバリアジャケットではないことは一目瞭然。体のシルエット自体が変化し
たのだから…
一言で分かりやすく言うならその姿は“化け物”というのが相応しいだろう。
その化け物は両手を振り上げると、驚きを隠せずに硬直している警備員を一瞬で薙ぎ払
った。
為す術もなく吹き飛ばされ、壁に強く叩き付けられた彼らはその場で気を失い、倒れこ
んでしまう。
自分が倒した相手に興味がないのか彼らを一瞥することもなく、化け物は気怠そうに首
をゆっくり回すと、監視カメラに目を向けた。
目があったような気がして…これが録画と分かっていても映像を見ている人間が思わず
身をそらしてしまう。
ソレが挑発的に指をパチンと鳴らすとその瞬間、画像がノイズに包まれた。


「ハイ…映像はここまで。その後、封印扉をすべて破壊して保管庫内部に侵入。ジュエ
ルシードの全ての強奪を画策して逃走しました。
ここまでで何か質問はある?」
スクリーンの画像を再びジュエルシードに戻してなのはが手を叩きながら、皆に注目を
促した。
一方、この場にいる人間は今見た光景を信じることが出来ずに、ただただ唖然とするだ
け。
何か凄いことをカミングアウトされた気もする…なんとか自分を取り戻したティアナが
席を立ち質問をする。


「強奪の画策…ですか?」


煮え切らないなのはの報告に彼女がそんな質問をするのは当然だ。


「うん、あくまで画策…なんとか現場の近くにいたフェイト隊長とクロノk…ハラオウ
ン提督が足止めしてくれたから全部持って行かれるのは無事に済んだ。
でも、こちらがジュエルシードを確保しようとした瞬間、急にジュエルシードが目の前
から消えちゃったらしいの」


フェイトがそれに頷き、口を開いた。


「うん、でも…強奪犯が持っていたジュエルシードの大部分を手から離すことには成功
したんだけど、
こちらが確保しようとした瞬間、魔力反応がほとんどないまま、急に私達の目の前から
消えちゃったんだ…
それに呆気にとられている最中に、白衣の男の化け物は別次元に転移。追いかけたんだ
けど警備員さん達の保護もあったし、遠くまで終えなくてね…いくつかは持って逃げら
れた」


悔しそうにフェイトが歯噛みしながら事実を簡潔に告げた。
珍しく言い訳が彼女の口から出たことから見るに、相当屈辱的だったのであろう…その
場にいる誰もが感じていた。
そこで会話は終わり、再び室内は重苦しい静寂に包まれた。


「皆、ビックリしてるなー…そりゃしょうがないな、私も初見はびっくりしたもんやし



シリアスな雰囲気に包まれている空間に明るい口調で、若干苦笑いを醸す声色で声を張
り上げた。
この訛りの残る言葉を話すのは“八神はやて”…この機動六課の部隊長である。
あまりのフランクさに、周りの人間からそう思われないのだが、こう見えてもエリート
コースを邁進し続けるキャリアウーマンである。
「それじゃ、このビックリアイテムの説明するよー」と今度ははやてがスクリーンの捜
査を始めた。
そこに出てきたのは先ほどの白衣の人間が持っていた、スティック状のもの…
こうして大きな画像で見ると、学生時代に使っていたデータ記憶端末を髣髴させる。

「これは…?」

キャロがおそるおそる尋ねた。


「これはガイアメモリ…今はまだこれについても調査中で、混乱させるといけないから
細かい情報は伏せるけど、これがあの白衣の男を怪物に変えたアイテムやね」


はやてが腕を組み直しながら答えた。
口調こそ穏やかなものの、スクリーンを見つめる眼差しはどこまでも厳しく、彼女のか
つての肩書の一つ…捜査官の鋭さを放っていた。


「ガイアメモリ…」


誰かがポツリと呟いた…見たことも聞いたこともないデバイス(?)
あの様子を見る限りだと身体的にも能力が強化されている…変化した者は超人になった
かのような感覚を覚えているかもしれない。


「そ、ちなみに白衣の男については目下調査中。そろそろ個人の情報が掴める頃やと思
うけどなー」

「それで、我々の任務はなんなのですか」


ティアナが立ち上がり、はやてに質問をした。彼女には、いやきっとここにいる誰もが
もう既に予想がついてはいるが、それでも確認しなくればならない。
それに待ってましたとばかりに不敵に口の端をはやては釣り上げた。


「ここまで来るともう皆わかってるかもしれへんけど、一応言っておくな。
我々、機動六課の任務はこの白衣の男の確保…そして、彼が持ち出したロストロギア・
ジュエルシードの回収。
可能であれば、目の前で取逃したジュエルシードの回収」


やっぱり……ジュエルシードの奪取、其即ちあの化け物とやり合うことを意味してるん
だろう…
スバル・ティアナ・エリオ・キャロのフォワードグループ4人は溜息はしないものの、
なのはを見つめていた視線を下に落とした。
自分たちはこの部隊に入り、必死に研鑽を続け、ここまでのレベルに昇ることが出来た

当然これで満足とも思ってないし、限界だなんて感じてすらいない。
だがしかし…あの映像を見たか…ただ両手を振り回しただけで屈強な男たちを一瞬で伸
してしまうほどに強力だ。
下手したら肉体面だけでなく、魔力的な面も強化されている可能性だってある。
そうなってしまっては隊長陣の手を借りようとも、任務遂行は極めて困難になるのは必
至だ…
弱気な考えを否定しようにも予想外の衝撃に後頭部を思いっきり殴られたような衝撃を
覚えた。
先のことに沈んでいると、そこでふとエリオが声を上げる。


「あの一ついいでしょうか!」

「うん、どうぞ。エリオ」

「はい!え、と…フェイトさんの話を聞いてて思ったんですけど…どちらも回収しきれ
なかったジュエルシードも転移したんでしょうか?」


フェイトがその問いに答えた。


「うん、その可能性が非常に高いと思うよ。
理由はジュエルシードの転移先がもし、このミッドチルダ内されていたら、魔力反応を
起こす。
そうなると、魔導師やその技術が発展したミッドチルダ内で引っかからないはずがない
と思うんだ。
きっと、転移先は件の化け物が転移した場所と一緒だと思う…
でも私とクロノが反応できないほど、素早く転移術式を組んだところから見て、転移世
界は設定されているけど、そこまで細かい座標軸計算はやっていないと思う…
どれほど転移魔法に長けた魔導師でも少なくとも半径数kmの誤差は生まれているは
ず…」


「でも、それって、連中に先手を取られっぱなしってことですよね…!?
これって相当厳しい状況にあるんじゃ…」


今度は変わってティアナが発言をする。
彼女の言うことももっともだ…相手は数kmの誤差があるかもしれないが、こちらは
無限に広がる次元世界の中の一つの世界を探さなくてはならない。
砂漠で自分の名前を書いた米粒を探すような…もはや運任せの作業になってしまうだろ
う。
追跡の段階で力尽きるやもしれない過酷な任務になるかも…と危惧するティアナの心配
はもっともだ…
しかし、そんな彼女の問いにフェイトは少し悪戯っ子のような表情で、自慢げに答えた



「でもね、彼らが潜伏しているであろう場所はもうある程度は掴んであるんだ」

「えっ!?だったらすぐにそこに結界なり封鎖網を敷けば…!!」


スバルがそれに反応し、彼女に至極当然な意見を述べる。
だがしかし、物事はそう簡単に上手く進んではくれない…


「その隙にガイアメモリを使われたら、どうしようもないんだ。
一人なら何とかなるかもしれないけど、仲間同士が近くにいた場合…戦力次第では私達
では対処できない可能性だってある…」


フェイトの答えにスバルが詰まる。


「あの…!それじゃあ!潜伏している場所はどこなんですか!」


切羽詰まったようなスバルの問いになのはは少し咳払いをして喉の調子を整えた。
そしてスクリーンに情報を表示させながら、よく届く‐澄んだ声で告げる。


「そう…場所は第97管理外世界…私達の故郷」

「その中で、“ガイアメモリ”始まりの地と言われている都市…風都」





【あとがき】
続かないです、多分…
需要なんて考えずに妄想のままに書き上げたものなもんで…


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