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No.21475の一覧
[0] 【完結】平行世界のなのはさん~ユーノくんの不幸~ (おまけ『覇道神なトーマくんとカラカラメグルif後日談』追加)[空の狐](2012/08/11 19:01)
[1] エターナルななのはさん[空の狐](2010/09/03 20:59)
[2] 梨花ちゃんとなのはちゃん[空の狐](2010/09/09 17:25)
[3] かなみちゃんと受難ななのはさん[空の狐](2010/09/12 10:16)
[4] 衛士ななのはさんと斬魔ななのはさん~加筆修正~[空の狐](2010/09/16 23:53)
[5] ノキアさんと裏切られたなのはさん[空の狐](2010/11/24 22:36)
[6] ゼロノスななのはさんと御神ななのはさん[空の狐](2010/10/19 22:13)
[7] とある世界のなのはさん[空の狐](2010/10/25 06:44)
[8] Wななのはさんとコスプレイヤーななのはさん[空の狐](2010/11/02 22:25)
[9] 奴隷? ななのはさんと星光さん[空の狐](2010/11/10 23:32)
[10] フルメタななのはさんとスクライアななのはさん[空の狐](2010/11/19 22:04)
[11] カラカラメグル[空の狐](2010/11/25 00:11)
[12] デウスエクスマキナななのはさん(前編)[空の狐](2010/12/04 21:52)
[13] デウスエクスマキナななのはさん(後編)[空の狐](2012/04/27 08:14)
[14] ~エピローグ~[空の狐](2010/12/12 07:48)
[15] キャラ設定 覇道神なトーマくん追加[空の狐](2012/08/11 21:52)
[16] 裏切られたなのはさん・後日談[空の狐](2011/01/27 19:49)
[17] 没案&オリ主な世界[空の狐](2011/02/10 20:45)
[18] 洗脳少女テンプテーションなのは[空の狐](2011/03/03 14:25)
[19] 乙女座なあの人が六課にやってきた[空の狐](2011/09/25 22:34)
[20] 覇道神なトーマくんとカラカラメグルif後日談[空の狐](2012/08/11 19:01)
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[21475] Wななのはさんとコスプレイヤーななのはさん
Name: 空の狐◆194a73d1 ID:b50a47bc 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/11/02 22:25
 なのははフェイトに一晩かけて書ける限りヴィヴィオに伝えたい内容を書き記したノートを渡す。

「えっと、ヴィヴィオちゃんに教えることはここにできる限り書いたから」

「うん、任せてなのは」

 フェイトは頷いてノートを受け取る。それからなのははヴィヴィオの手を握る。

「じゃあ、がんばってねヴィヴィオちゃん」

「うん、なのは先生!」

 名残惜しくなのはは手を離すと、両手を合わせてゲートをくぐる。

「じゃあね」

 光の中に消えていくなのは。

 そして、入れ替わりに現れたなのはが手に持つスティック状のなにかのスイッチを入れてポーズを決める。

「行くよユーノくん! 変身!」

<JOKER!>

 力ある声、ガイアウィスパーが響き、沈黙。

「あれ? ユーノくん?」

 首を捻りながらなのははポーズを取るのを止める。

 そして、目の前にいるユーノたちを見て……目を見開き、一瞬でなのははユーノを抱えて距離を取る。

「な、なにするのなのは?!」

「なにをするじゃないよ! なんで八神はやてたちがいるの?!」

 え? 私? とはやては自分を指差す。

「な、なのはちゃん、いったいなに言ってる……」

「惚けても無駄なの! またユーノくんを利用して、海鳴を死の町にするつもりなんでしょ?」

 そこまで言ってはやては理解した。

 どうもそのなのはが来た世界ははやてが敵だったようである。

「しかたないの、こうなったら!」

 なのはは新たに先ほどまで腰につけていたものと細部の異なるものを取り出し、腰に装着する。

「変身!」

 そして、さっきのスティックをそれにインサート。

<JOKER!>

 瞬間、風が巻き起こり、なのはは黒のバリアジャケットを纏っていた。

「魔法使いジョーカー、さあ、あなたの罪を数えなさい!」

 なのはは飛び出す。その間にフェイトが割ってはいる。

「待ってなのは!」

 突然割って入った相手に慌ててブレーキをかけた。

「えっと、フェイト姫?」

「へ?」

 なのはの言葉にフェイトは戸惑うのだった。








「あー、ここ平行世界なんだあ……」

「今回もあっさり納得したなあ」

 はやてはため息をつく。いったい平行世界のなのはちゃんたちはどんな人生を送ってるのだろう? と考えてしまう。

「にゃはは、前に世界を旅する魔法使いにお会いしたので」

 その魔法使いの名はななせ。全ての魔法使いを破壊する存在と呼ばれる人物である。

「ところで姫ってどういうこと?」

 フェイトはさっきから気になっていたことを尋ねる。

「あ、フェイトさんは海鳴では知らない人がいないくらい有名な歌姫でみんなが『フェイト姫』って呼んでるの。この前は紅白にも出てたよ」

 この後、はやての策略により、フェイトの歌声がミッドで一大ブームを巻き起こすこととなる。








「えっと、ヴィヴィオ……ちゃん?」

「こんにちはヴィヴィオです」

 ヴィヴィオがぺこっとお辞儀する。

「なんか大家のはずのヴィヴィオちゃんが年下って不思議な気分」

 なのはの世界ではヴィヴィオはなのはの師匠であるオリヴィエの娘であり、なのはの開く探偵所の持ち主だった。

 むーとなのはは唸る。

「うさぎでつっこまないよね?」

 しょっちゅうプレートを持ったウサギで叩かれていたなのははそんなことを呟いた。






 そして、ガジェット出現の報になのはもフォワードメンバーとともに出動する。

「変身!」

<JOKER!>

 魔法使いジョーカーに変身するなのは。

「さあ、あなたの罪を数えなさい!」

 ポーズを決めてなのははガジェットに突撃する。

「やあ! はあ!」

 パンチやキックで戦うなのは。だが、さすがに空中戦力はそれでは無理である。

「なら!」

 なのははJのメモリーを引き抜き、銃の意匠のTが描かれたメモリーを取り出す。

<TRIGGER!>

 新たなメモリーをインサートし、フォームチェンジ。

「魔法使いトリガー! はっ!」

 胸に固定されていたトリガーマグナムで、宙のガジェットを的確に落とすなのは。

 さらに現れるガジェットⅢ型に再びメモリーを交換。

<METAL!>

「魔法使いメタル!」

 背中から引き抜いた棒術武器メタルシャフトでアームを流し、敵を薙ぎ掃う。

 さらにはのはは再びジョーカーに変身し直し、もう一度メモリを抜いてもう一つのスロット、マキシマムスロットにメモリをインサート。

<JOKER! MAXIMUM DRIVE!!>

「ジョーカーキック!」

 黒い光を纏ったなのはのキックがガジェットⅢ型を粉々に粉砕した。









 幾度目になるか数えるか億劫になるくらいに繰り返されたなのは召喚。

 いつになったら帰ってくるんだと全員疲れ始めていた。

「なのは、じゃあね」

「うん、私は海鳴を護り続けるから、みんなもがんばってね」

 別れを告げ、なのはは賢者の石が作るゲートをくぐる。

「魔法のパティシエななせちゃんただいまさんじょ……う……」

 ウェイトレスと魔法少女を足して割ったような衣装を纏い、キラッとポーズを決めたなのはが現れた。

 そして、彼女は周りを確認する。さっきまで新しい衣装での撮影をしていた自分の部屋じゃない。どう見ても屋外。

 さらに目の前の見知らぬ制服を纏う集団の中に、クラスメートらしき人物が何人かいることを認めた。

 それを認識し、彼女は自分の密かな趣味がバレてしまったと思い、

「い、いやあああああああああ!!」

 現実に絶望して絶叫した。








「お、落ち着いて……なのはちゃ、ぶふう!」

「は、はやて笑っちゃ悪いよ」

「せ、せやけど、く、くくく」

 腹を押さえて笑うのを耐えるはやて。

 その姿になのははいじいじしだす。

「ばれた、ばれちゃった。周りに秘密にしてたのがばれちゃった……」

 そのいじけ始めたなのはの肩をフェイトが叩く。

「えっと、なのはさん……で合ってるかな?」

「え? そうだけど……」

 となのはは答える。

「少しお話しよっか?」








「平行世界? 魔法? あっはっは、そんな冗談で誤魔化されないの」

 はやてやフェイトの説明を笑い飛ばすなのは。まあ、普通ならそうかもしれないが……

「フォトンランサー」

 フェイトが空中にフォトンランサーを作り出し、なのはは目を見開く。

「これで信じてもらえないかな?」

「う、うん」

 戸惑いながらもなのはは頷く。トリックとも疑ったが、それはないだろうと予想した。

 なによりも、平行世界だというなら、元の世界に戻れば実害はゼロ! と思えば少しだけ気が楽になった。

 ふうっとため息をつく。

「魔法かあ、まさか本当にそんなのがあるなんて……」

 そう言ってなのはは悩みだした。余談だが、彼女が元の世界に戻ってすぐに魔法の存在を受け入れるが、それはこの時の経験のおかげである。





「えっと、こんにちはユーノ・スクライアです」

「え? 先生?」

 ユーノの自己紹介に驚くなのは。なにせ、彼女の知るユーノは自分より小さい少年であるのだから。

「へえ、ユーノ先生やってるんだ。結構似合いそうだね? 私にも勉強教えてくれたし」

「あはは、そうだね。フェイトは教えがいがあったよ」

 そう言って笑う二人。

「でも、こっち十歳で先生ですよ?」

 なのはの発言に二人は固まった。








「ふーん、十歳で先生、すごいなあ」

「私も驚いたよ。飛び級で教師になった天才少年って聞いてたけど、どう見ても小学生にしか見えない子が教壇に立ったんだから」

 なのはがユーノのことを話す。

「特にクラスメイトのヴィヴィオちゃんと八神さんのところに同居してるんだけど、そのことでテスタロッサさんがいろいろ言ってるんだよね」

 へえっとフェイトはユーノを見る。そのユーノはヴィヴィオと遊びながら汗を垂らしていた。

「その、ヴィヴィオちゃんが子供、立場が逆なんだね」

 なのはは笑う。すると、とてとてとヴィヴィオは走り寄ってきた。

「パパ~、今度のなのはママのお洋服かわいいね。私も着てみたいな」

 笑顔でヴィヴィオが質問してなのはは固まった。

「……ママ? パパ?」

 慌ててフォローするフェイト。

「あ、あのね、別に実子じゃないよ? 単になのはが保護責任者で、別の世界のなのはの影響で最近ユーノをパパって呼びだしただけなんだよ?」

「あ、そうなんだよかったあ」

 十九歳でもう子持ち?! と、魔法の世界ならあるのかもと恐怖しかけたが、フェイトのフォローにほっとするなのは。






 そして、今回のなのはは全くと言っていいほど戦闘力はなく、隊舎で待機していたのだが……

「バリアジャケット、なんかずるいの。これならデザインだけでいろんな格好を……」

 いつも新しい衣装を仕立てるために月のお小遣いの大部分を消費するなのはにとってバリアジャケットはかなり羨ましいシステムだった。

 だが、同時にあまりに簡便過ぎて、コスプレイヤーとしてどうかな? という思考と衝突する。

 そして、うーんうーんと悩んでから、

「とりあえず、試してみよ」

 借りてきたデバイスでさっそく前からしてみたかったコスプレを実行するなのはだった。






 一時間後……

「えっと、次はこっちで、ああ、こっちもいいかも! うーん」

 完全にバリアジャケットの簡便さに嵌ってしまったなのはだった。





「ふっふっふ、やっぱり私の見立てに狂いはなかったの」

 嬉しそうに笑うなのは、その目の前には……

「ううう、なのは、もうこの格好やめていいかな?」

「も、もう少し待って! えっと、とりあえずカメラカメラ……」

 プログラムした悪の女幹部風の衣装を着せたフェイトの姿を写真に収めてご満悦の笑顔を見せるなのは。

「わー、かわいい! ありがとうなのはママ!」

「ふっふっふ、やっぱり似合ったの」

 続いてヴィヴィオにフリルたっぷりの服を着せるなのは。

「えっと、なのはさん、これはちょっと……」

「そんなことないの! すっごーく似合ってるの!!」

 スバルにスクール水着にどっかのメカニックデザイナーが描いたようなアーマーを追加した格好。

「ちょ、なのはさん待って!」

「逃がさないの!!」

 さらに相棒のティアナにセーラー服に鉈を持たせる。

「な、なのはさんちょっとすーすーするんですけど」

「大丈夫似合ってるから」

 白いドレス風の衣装をキャロに着せて、

「ちょ、僕はいいです!」

「遠慮なんて不要なの!」

 キャロとおそろいのデザインだけど黒くなった服を片手にエリオを追いかけまわす。

 ばれたならばれたで自分の欲求を満たそうと、開き直ったなのはさんだった。






~~~~
以前少しだけ顔見せした世界のなのはさんたちです。
どうでしょう?
ネギまのちうはいいんちょたちの服装を正してたので、他人の格好もコーディネイトしたがっている部分もあるかななんて自己解釈です。
余談ですが、はやては赤いあくまの格好をさせられました。


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