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No.21224の一覧
[0] 【ネタ】テンプレ乙と言いたくなる(現実→ネギま オリ主)[ジッパー](2010/08/17 01:19)
[1] プロローグ的なもの[ジッパー](2010/08/17 01:21)
[2] 第一話 山もなければオチもない。[ジッパー](2010/08/18 01:10)
[3] 第二話 俺が再就職するまで 別世界編[ジッパー](2010/12/16 12:13)
[4] 第三話 俺の再就職先はブラック企業[ジッパー](2010/12/16 12:16)
[5] 第四話 ブラック企業での日常[ジッパー](2010/08/22 23:41)
[6] 第五話 人間関係が崩れる理由っていつも些細な事が原因だよね[ジッパー](2010/08/31 20:57)
[7] 第六話 勘違い属性、か。これも世界を渡った事による弊害だろうか[ジッパー](2010/08/31 21:53)
[8] 第七話 人生って大体こんな感じだよな[ジッパー](2010/09/29 00:07)
[9] 第八話 運命には下手に立ち向かわない方がいいと思う。だって俺ジョースター家の人間じゃないし[ジッパー](2010/10/02 22:02)
[10] 第九話 はしゃぎ過ぎた結果がこれだよ![ジッパー](2010/11/23 00:17)
[11] 第十話 俺、走る/ネギ、追われる/バカ、補習する/の三本です[ジッパー](2010/12/16 02:01)
[12] 本編とは関係ないよ! 俺たちのとんでもなくどうでもいい日常[ジッパー](2010/12/19 20:03)
[13] 第十一話 フラグが立った日[ジッパー](2010/12/30 23:39)
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[21224] 第十一話 フラグが立った日
Name: ジッパー◆da731b72 ID:d907a893 前を表示する
Date: 2010/12/30 23:39
ある日、俺の部屋に俺、瀬流彦、タカミチと集まった休日があった。その日は休みで、特にやる事も無かったので、そのままグダグダ過ごそうかと思った矢先、こいつ等がウチのインターホンを鳴らしたのだ。せっかく来たのを無碍にするのも何なので、そのまま成り行きでウチでダラダラする事になった。エヴァは物凄く鬱陶しそうな目でこちらを見ていた。サーセン。

「なあ、一つ聞きたい事があるんだけど」
「どうした斎藤、急に」
「彼女ってどうやったらできんのかな?」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」

黙られた。そんなに変な質問したかな?

「きっとその質問に対する解をもっている人間はここには居ないと思うよ」
「やっぱり?」
「分かってて聞いたんかい」

まあ期待していたと言えば嘘になる。むしろこの質問に対する解を持っていたら俺はそいつを俺の宇宙CQCで抹殺しなくてはならない。

「いやさ、突如気付いたんだわ。俺らって華がねえなあ、って」
「それはもう分かりきってる事だろ」
「だからさ。ここいらで一つ、いや、一人、このメンバーにメンツを足さないか?女限定で」
「いや、だから何で?それにいくらなんでも話題が急過ぎるだろ」
「お前ら知らないのか?最近早乙女を筆頭とした漫研が何故か、なーぜーか!俺らをモデルにしたキャラによるアーッ!な漫画を、早い話同人誌を製作しているんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジ?」
「マジもマジ。大マジよ。お前らも嫌だろ?俺達の名前と名前の間に×とか入ってるの」

顔を真っ青にしながら頷く二人。ちなみに俺はこの話を聞いた瞬間、部室の放火を真面目に考えた。何にせよこの情報を教えてくれた綾瀬には感謝だ。またジュースおごっちゃる。

「んで、そろそろここで一人女を入れる事でそういうイメージを払拭しようと。消し去ることはできないだろうが、それでもそういった連中に対する牽制くらいにはなるだろ」
「成程。ところでさ」
「うん?」
「最初の彼女云々の話とこの話は何か関係があるの?」
「いや?特にないけど」
「・・・・・・まあ、いいけどさ」

二人に微妙な表情をされた。

「ところで彼女ってどうやったらでk」
「戻ってる戻ってる!会話がループしてる!もういいよ!その話は!」

テンションが下がるだろ、と最後に瀬流彦に言われた。元々今日はそんなにテンション高くは無いんだが。

「斎藤、さっきから一つ気になってたんだけど」
「なんだ、タカミチ」
「あのプロジェクターとスクリーンて学校のだよね?」
「ああ、ここに来て一週間ぐらいしてパクッたな」
「やっぱりか!学校の備品だぞ!?何ナチュラルに私物化してるんだよ!」
「ああ、後居間にある大型テレビも学校のだわ」
「お前フリーダムすぎだろ!」

いいじゃねえか。こんだけ色んな物があるんだから、その中の一つや二つくらい。金だって俺達庶民からは想像できない位あるんだろ?

「まあまあ、そんなに眉間に皺寄せてないでさ。肩の力抜いて緩くやろうや」
「君は緩すぎだよ・・・」

タカミチに溜息つかれた。最近色んな人に溜息疲れてる気がする。どうでもいいが。瀬流彦は我関せずと言った感じでバガボンドを読んでいる。結構カオスだな、この空間。
そんな緩みきった空気の中ドアがノックされる。

「先生、お茶とお菓子をお持ちしました」
「いや、悪いね、茶々丸」
「いえ、お気になさらず」

後ろからそんな奴等に茶など出す必要は無い!という怒声が聞こえたがスルーした。最近自分でも驚くほどエヴァに対するスルースキルが上がって来ている。気がする。どういうことだろうね、これ。

「まあ、新メンバー(女)の話は置いといて、ゲームでもやんない?」
「いいね。何する?桃鉄?」
「いや、ゴールデンアイもいいな」
「どうせならドカポンやんねえ?」

この話のオチとしては、男三人が殴り合いをしてエヴァに家から叩きだされた事か。俺は悪くないんだ。悪いのは殺し屋に暗殺依頼した瀬流彦なんだ。俺が悪魔に魂を売ったのは仕方のない事なんだ。


「という訳で現役女子中学生のお前らに意見を聞こうかと思ったんだ」
「いや、途中で話脱線しまくってましたよね」
「どうでもいいから早く質問に答えろよ」

クラス中の奴等に嫌そうな顔された。

「ていうかこのクラス柿崎以外彼氏いる人いないんだけど」

柿崎ェ・・・。

「で、どういう経緯で付き合う事になったんだ、柿崎」
「えー、どう、と言われても」
「やっぱエロゲみたいな感じか?それとも少女漫画的な感じか?」

でも最近の少女漫画はエロゲよりエロいという噂を聞いた事があるからな。参考にならないかもしれん。もしかしたらスクイズ並みにドロドロな事になっているかもな。あれは酷い。

「んー、私の場合は普通に向こうから告白してきて、それを了承した、ってとこですけど」
「成程、まったく参考にならん」

取り敢えず異性に彼女がどう出来るのか聞くのが間違いだった。もう聞かない。

「まあいいや。自分で考えるよ。じゃあな」

俺と入れ違いで授業の為に瀬流彦が教室に入っていった。中からどうやったら彼女って出来るのかな?という声が聞こえた。誰のかは分からないがもういい加減にしろ!って声が続いて聞こえた。お前もタイミングが悪い奴だな。


「よーす。爺さん、遊びに来たぜ」
「またお主か」
「ネギが来てから暇なんだ」
「お主のやることなどほとんど無いからのう」

実質やってる事と言えば夜の警備(笑)くらいのものか。あれもだんだん人任せになってきたからな。

「はあ、暇だなあ」
「最近それしか言ってないの」
「何せここ最近ついた渾名が『無駄飯食らい』、『穀潰し』、『給料泥棒』、『暇人殺し(ヒマジンブレイカー)』だからな」
「碌なのが無いの」

一つ変なのがあるしな。最後の奴は完全に意味分からん。っていうか俺はどこの魔術師だ。別に俺は民主主義を謳っちゃいないぞ。


「斎藤、ちょっといいか?」
「どうしたタカミチ」
「今日もいつもの店に行かないかい?」

いつもの店って言うと、あの居酒屋か。

「いいぞ。じゃあ終わったら行くか」
「ああ。そうしよう。それと瀬流彦君はこっちで誘っておくよ」
「あいあい」

とすると、後で茶々丸に夕飯いらないっつっとかないとな。

「でよぉ、ネギが来てから俺を見る目が冷たくなってんのよ。先生方の」
「それは君が実質役立たずになったからじゃないかな」
「ああ、やっぱり?」
「だってこの前学園長にガンドルフィーニ先生と葛葉先生とシャークティ先生がクビにすべきだ、て直談判してたよ」
「マジか。クソ、あのクソガングロとバツイチとフカヒレシスターが。明かりの無い夜道には気を付けろよ」
「この現代に明かりの無い夜道なんてなさそうだけどねぇ」

そう言ってコップを煽るタカミチ。向かい側に座る瀬流彦は黙々と焼き鳥を食べている。

「そういえば、今日ちょっとしたトラブルがあったの知ってる?」
「ああ、アレのことか」
「アレってなんだよ」
「実は今日の昼休みにウルスラの生徒と2-Aの子達が揉めててね。一回僕が止めたんだけど、その後の体育の授業で激突したんだ」
「へえ」
「その時ネギ君がその喧嘩の仲裁に入ったはいいけど、まあ止められるはずもなく、そのままドッジボール対決に突入してね」

ドッジボールて、小学生か、アイツ等は。やってる事は少年漫画っぽいが。
・・・・・・・・参加したかったなあ、俺も。

「それで最終的には2-Aが勝ったんだよ」
「アイツ等廃スペックだからな」
「最後にネギ君が魔法でウルスラの生徒の服を吹き飛ばしちゃってねえ」

なん・・・だと・・・。どうして俺をそのイベントに呼ばなかった!どうして俺はその場にいなかった!クソ!

「・・・・・・今、本気で悔しそうな顔してたね」
「そんな美味しそうなイベントに参加できなかった自分が不甲斐なくて・・・」

今度からはもっとネギの近くにいよう。もしかしたらこの後も美味しいイベントがあるかもしれないし。甘い汁を啜ろう。後を付け回して。

「あ、すみませーん。軟骨サラダとモツ煮込み、それと焼酎」
「割り勘だからってあんまり頼まないでくれよ」
「皆で食うんだからいいだろ」

しかし、俺もいい加減仕事しないと不味いよなあ。前は出張してばっかりの担任だったけど、今は普通に仕事する真面目な先生だもんなあ。でも俺がネギより頭がいいかと聞かれると悪いと即答できる。ヤバいなあ。これ詰んだんじゃね?
注文したものが運ばれてきた。俺は早速焼酎を飲む。

「大丈夫だよ、斎藤」
「え?何が」
「君がクビになっても僕らは友達だろ!」

もうクビになる事確定ですか。実際どうにもなんねえしなぁ。こうなったら爺さんに土下座でも何でもしてクビにだけはならない様に取り計らってもらうか。

「まあ、まだ時間はあるし、そんなに焦らなくてもいいじゃないかな?」
「今どうこう言ってもしょうがないか」

成る様にしかならないか。取り敢えず職だけは失いたくないなあ。


翌日の昼休み。眉間に皺を寄せたタカミチに学園長室まで来てくれと言われた。学園長室に入るなり爺さんに

「お主には次の中間試験で学年トップを取ってもらう。これがお主が学園で教師を続けていく条件じゃ。ワシも粘ったんじゃが、ガンドルフィーニ君達に押し切られてしまったわい。すまんのう」

\(^o^)/


あとがき

>いずむ様
感想ありがとうございます。
はい。そうです。トイレの話です。友人の話を聞いて思いついたのをそのまま書きました。笑えていただけたなら幸いです。

>インド人を右に様
感想ありがとうございます。
あー、やる夫の方ですか。すみません。自分がオマージュしたのはその原作の方ですね。言葉が足りませんでした。ちなみに自分もやる夫の方の学園革命は好きです。承太郎のノリは最高ですねw個人的には喫茶店の方とかも好きですね。キョンが良い味出してる。

>野洲様
感想&アドバイスありがとうございます。
参考になりました。ありがとうございます。今後はオリ主(笑)を少し落ち着けることも念頭に置かせていただきます。しかし元がテンション高くてキレるキャラなので落ち着かせるのは少々難しいかとも思いました。もしかしたらあまり変わらないかもしれません。申し訳ない。


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