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No.20660の一覧
[0] 【処女作・習作】 反逆のリインフォース【改定】(リリなの・リインフォースⅠ復活・vs管理局・オリ主・性格チョイ壊れ)[mei](2010/09/06 04:39)
[1] 復活するリインフォース 【改定】[mei](2010/09/06 04:44)
[2] 気分はジェイソン! なリインフォース 【改定】[mei](2010/09/06 04:48)
[3] 放浪するリインフォース 【改定】[mei](2010/09/06 05:01)
[4] 潜入するリインフォース 【改定】[mei](2010/09/06 05:00)
[5] 戦慄するリインフォース[mei](2010/09/06 16:27)
[6] キャッキャウフフなリインフォース[mei](2010/09/06 16:31)
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[20660] 【処女作・習作】 反逆のリインフォース【改定】(リリなの・リインフォースⅠ復活・vs管理局・オリ主・性格チョイ壊れ)
Name: mei◆407122aa ID:c90b87b3 次を表示する
Date: 2010/09/06 04:39
初めまして、meiと申します。
多くのリリなの作品に触発され、私もと思い書き始めました。
今作は以下の点で、多くの方が不快に思う題材が含まれています。原作の雰囲気がぶち壊れてしまう可能性もあります。


・作者の処女作です。誤字、脱字多め、おまけに文章力ありません。
・タイトルに『反逆』付いていますがコードギアスは関係ないです。
・アニメ本編は一通り見ていますが、魔法やデバイスに関して詳しいわけではないので矛盾が生じてしまうかもしれません。
・4期未読、及びサウンドステージ未聞です。
・オリ主ものです。でも再構成ではありません、完全にオリジナルです。
・リィンフォースⅠが復活し、管理局勢(主にはやて)と敵対します。
・一部のキャラクターの性格が変化しています。特にリインフォース、暴力的です。

そういうのでもよいぞという方のみお進みください。
それではどうぞ


2010.7.27
作者のミスにより再投稿
2010.9.6
全話、改定









――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――









きっと私は今一番幸福に違いない。こんなにも優しい主に出会えたのだから。

「私の意志はあなたの魔導と騎士達の魂に残ります。私はいつもあなたの側にいます。」

「そんなんちゃう! そんなんちゃうやろ! リィンフォース!」

ああ、やはり主はやては優しいお方だ。終焉を告げ、多くの人々の命を奪った私に、こんな私のために泣いてくださるのだから。

「駄々っ子はご友人に嫌われます。聞き訳を、我が主。」

「リインフォース! きゃっ!?」

主は私に駆け寄ろうとするが、地面につまずき、投げ出されてしまう。
主に駆け寄りたくなったが、必死に耐える。

「何でや…これから私は…これからずっと幸せにしてやらなあかんのに!!」

「―――大丈夫です」

私はゆっくりと主に近づき、静かに優しく主の頬を撫でる。私が持てる最大の優しさと暖かさ、そして感謝をこめて。

「私は、もう世界で一番幸福な魔導書ですから」

「リィン………フォース」

冷たいしずくが主の頬を伝い私の手へと落ちる。
…………………………これで良い。これで主は前を向ける。未来へ、歩いてゆける。
だがまだ消えるわけにはいかない。
私は消える覚悟を決めた時から考えていた、一つの我侭を主へと告げた。

「主はやて、一つお願いが。私は消えて小さく無力な欠片へと変わります。もしよろしければ私の名はその欠片ではなく、あなたがいずれ手にするであろう新たな魔導の器に贈ってあげていただけますか?」

その子はきっと主を支えてくれるだろう。私のように歪まず、純粋に生きてくれる、主達と共にいれば心配はない。
私はまだ見ぬ妹に、自らの願い全てを託した。

「祝福の風・リィンフォース。私の魂は、きっとその子に宿ります」

「リィ、ン……フォース…」

「はい、我が主」

……………………これで思い残すことは何もない。
私は主から離れ、魔方陣へと戻る。
魔方陣が輝きだし、私の体が少しずつ光の粒子となって消えてゆく。それを見た主の顔が再び崩れるが、今度は駆け寄ることはなかった。

「主はやて、守護騎士達、それから小さな勇者達、ありがとう。そして、さようなら」

その言葉に呼応するかのように粒子化が加速する。静かに、ゆっくりと暗闇に包まれていく。
視界の隅で主が泣き崩れるのが見えた。再び駆け寄りたくなったが必死に耐える。今駆け寄ってしまっては決意が全て無駄になってしまう。
私は自分が出来うる限りの優しげな笑みを作った。
次第に暗闇が占める部分が多くなっていき、ついには視界全てを包み込んだ。








きっと私は今一番幸福に違いない。優しい主と勇敢な勇者達に見守られて逝けるのだから。
唯一の心残りがあるとすれば、主を悲しませてしまったことだろう。
だが、自分が決めたことに後悔はしていない。



でも―――――――――もう一つ、




もう一つだけ、私の我侭が聞き入れてもらえるのならば、




私を止めてくれた者達




そして――――主と共に








同じ―――世界で――――――









生きて―――――――――――――――――――――――――、






















暗闇が、私を包む

冷たく、寒い。そして感じる、圧倒的な孤独感

両腕が自由に動かせるのならば、自らの体躯を包み紛らわせることも出来ただろう
だが漆黒の闇は、その行為を行うことすら許さない
暗闇は絡みつくようにねっとりと私に纏わり、指一本を動かすことすら封じていた
四肢の感覚はすでになく、辛うじて自己を認識することで意識を保っていたがそれすらも困難になっていく
ああ……これが“死ぬ”ことなのだ

ゆっくりと、瞳を閉じる。

これが死ぬということなら悪くない。
先程まで感じていた寒気すら薄らいでくるようだ。まるで誰かの腕の中にいるかのように暖かい。
私は今までの自らが犯してきた罪、様々な人々の思い全てを受け入れ、静かに意識を手放し…

「――――――――ん」

手放し…

「―――――ねーさん」

………………………………

「お姉さん!!!」

おかしい……声が、聞こえる。私は完全に消滅したはずなのに。

「ミ、ミカン、死んでいるの?」

「いや、息は……ちゃんとあるよ」

「そう、よかった…」

かつての主や数多くの人間達を殺してきた私は、天国などという楽園に逝けるとは思えない。
ならここは云うところの地獄だろうか?
つまり今呼びかけているのは悪魔の遣い魔なのだろう
そう思うと僅かに苦笑が漏れた。地獄の住人が罪深い私を心配しているのだから

「お姉さん、大丈夫? 僕の声が聞こえる?」

「セイア、こういう場合はアレだよ!! マウストゥマウスだよッ!!!」

「―――えぇ!? でも、それは」

……………
………………………
…………………………………いや、まて
今、不穏なことを言われなかったか?
マウストゥマウスとは…アレのことだよな?率直に言えば、キス………のことだよな?

「男だよ!! 男を魅せるときだよ、セイア!!」

「お、男!?」

「倒れている美女がいれば、マウスイン!! これ世界の鉄則!!」

「て、鉄則!!??」

「ほらほらぁ、役得だと思ってぇ!!いっちゃえ!!! どの道、助けられるんだからさ!!」

「う、うん…」

い、いや、まて! 主はやて以外に純潔をささげる気は――――――――、

「まッ――――――」

私は慌てて起き上がり、行われるであろう行為を止めようとした。
だが――――――、


――――――――――――――ブニュ


「―――ブッ!?」
「モガッ!!」



視界いっぱいに広がる蒼。

腰まで伸ばされた蒼き髪。光をたたえるような端正な顔立ち、小さく丸みを帯びた華奢な体躯。果てしなく広がる青空のような、壮大かつミステリアスな輝きを放つ蒼き瞳。大人の美しさと子供の可愛らしさを組み合わせた神秘的な雰囲気を纏(まと)う1人の童子(わらべ)。


その子と私の唇が重なっていた。しっかりと、寸分の狂いもなくバッチリと。








再び与えられた生の目覚め、

出会いしは哀愁漂う1人の童子



それが私リインフォースと、後に『2代目の狂気』と評され管理世界中を震え上がらせることになる




―――――セイア・スカリエッティとの、最低最悪の出会いだった。















『反逆のリィンフォース』はじまります














「うきゅう………」

「わー!! わー!! お姉さん待って、御免なさい御免なさいいぃぃぃ、責任とるから、逝っちゃ駄目だよー」

「くす…、御馳走様でした、セイア。ドラマの始まる時間だから、先に上に戻ってるね。」

「ええっ、ちょっ待ってミカン!!! ど、どうすれば良いの!? この状況、どうすれば良いのお!?」

「大丈夫! 殺されるだろうけど安心して。所謂、名誉の殉職だよ。一生に一度しか経験出来ないんだから堪能すべし♪」

「ぜんっぜん大丈夫じゃないよ、それ!!」





                                                                    >>次回タイトル『復活するリィンフォース』



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