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No.20278の一覧
[0] 【ネタ】世紀末悪魔伝【女神転生 ヒャッハー!】[モヒカンの人](2010/07/14 00:19)
[1] 【人類の】「親友がモヒカンになってた」改め世紀末世界で頑張る人たちのスレ 6年目 part185【黄昏ぜよ】[モヒカンの人](2010/07/15 00:00)
[2] 物資調達作戦[モヒカンの人](2010/07/16 03:56)
[3] アッーーーーーーーーー!![モヒカンの人](2010/07/18 02:32)
[4] オワタ式最終手段[モヒカンの人](2010/07/23 09:11)
[5] *お知らせ*[モヒカンの人](2010/07/27 22:27)
[6] [モヒカンの人](2010/09/22 16:20)
[7] ダークサモナー[モヒカンの人](2011/01/04 13:58)
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[20278] アッーーーーーーーーー!!
Name: モヒカンの人◆46a88152 ID:743381f9 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/07/18 02:32
「おい、セエレ。今からおやっさんとこ行くけど来るか?」
「あ、はい。お供させて頂きます」

 相変わらず堅苦しいその返事に、〈運び屋〉木村光太郎は苦笑を隠しきれなかった。いくら改めさせようとしても頑なにその言葉遣いを改めようとしないので、既に諦め始めているところである。
 今まで真剣な顔で読み込んでいた冊子を慌ててカバンに詰めて、セエレは文机から立ち上がって彼の方に歩み寄ってきた。ちらりと見えた冊子のタイトルは「運び屋訓戒」。

「勉強中か。別にお前は読まなくても俺が知ってりゃいいだろうに、昨日の晩からぶっ続けで読んでんな。疲れねぇ?」
「いえ、どんな事であろうと主のお役に立ちたいのです。貴方の力になれることを考えればこの程度、疲労のうちにも入りません」
「そ、そうか」

 女と見紛うばかりの美貌にそう言って優雅に微笑まれ、光太郎は背筋にゾクゾクと走る得体の知れない感覚に戦慄した。
 自分はノンケだ、そのはずだ、断じてアッーの趣味など無い!
 そうブツブツと自己暗示をしながら、光太郎は彼の住処である地下室から外に出た。
 ここは大破壊前は何か後ろ暗い事をしている人間の住処だったらしく、上の建物が根こそぎ吹き飛んでいた代わりに頑丈な鉄筋コンクリート製の地下室――今しがた彼らが出来た場所――がある。
 大量の保存食と水や空気の濾過装置、発電機、小部屋いっぱいにみっしりと詰め込まれたあらゆる書籍。そして極めつけに彼が今までモニタ越しにしか見たことのないような武器弾薬がどっさりと。
 どう考えても此処の住人は今このような状況に備えていたとしか思えなかったが、本来の住人はそれを活かすことが出来なかったようである。
 それなら俺が替わりに使ってやろうと、光太郎がここを使い始めて直ぐにとんでも無いものを見つけてしまう。
 それはこの大破壊が起きる直前に東京で起こった軍事クーデター。通称「五島一佐の乱」の計画書と、陸自の制服。そしてよくよく見れば、置いてある武器の数々は陸上自衛隊が制式採用していた……。
 怖くなってきた光太郎はそれ以上考えるのをやめた。
 好奇心は猫を殺す、小市民的思考で小悪党を地で行く光太郎は其れ以上その危ない代物に触れるのをやめた。とっくにクーデター軍など影も形もないが、あまり踏み込むと祟り殺されそうな気がしたのだ。このご時世、冗談ごとでは済まない。
 さて、それから彼は持ち前の端っこさと世渡りの上手さ、そして背後にある大量の保存食・安全な住居という後ろ盾による安心感も手伝い、東京郊外でちょっと名の知れた運び屋となっていた。
 もともと崩壊前はバイク便に勤めており、趣味のツーリングで日本中に行ったことのある彼は遠方の地図に載っていない裏道にも精通しているため、大破壊によって各地で寸断されまくった主要道しか知らない人間よりも確実かつ迅速に物を運ぶことが出来た。
 しかしながら当然彼にも弱点がある。それは「運べる物量」である。
 他の運び屋が数人から数十人のキャラバンを組んで大量の物資をのろのろ運ぶに対し、彼の方法は個人が持てるだけの最小限を迅速に目的地に届けることが出来る――いや、「其れしか出来ない」のである。
 彼もキャラバンを組めばいい? 
 馬鹿を言ってはいけない、今のところ彼が同業に持っているアドバンテージは「大量の裏道と日本全国津々浦々のマップデータ」だけなのだ。
 もしキャラバンを組んで其れが他者にまで知られたら……考えたくもなかった。
 さて、そんな彼がつい最近、とんでもない美貌の「女悪魔」を連れ歩き出したと一部の界隈で話題になった。
 噂というのは事実と異なるのが常であるが、彼の場合はこの噂が真実だったらと毎夜血の涙で枕を濡らしていた。
 現在も彼の後ろで優雅な笑みを浮かべながら追従するその悪魔。
 どこからどう見ても「性別♀」のこれは実のところ「性別♂」なのであった。
 非常に悲しいことに、彼自身の眼でしっかりと確認済みであった。

(ファック……呪われちまえ)

 くさくさした彼は道路に転がっていた石ころを思い切り蹴飛ばした。
 蹴飛ばされた石ころは放物線を描き、浮浪者を寄って多かって殺して遅いランチを貪っていたゾンビーの一団に直撃した。
 ゾンビー達は食事を邪魔されてさぞご立腹の様子で、知性の欠片もない食欲の塊は彼とその背後にいる悪魔をデザートにすることにしたようだ。

「――――――」

 光太郎のすぐ背後で笛を鳴らすような旋律が数秒続いたかと思うと、真っ赤な火球が屍鬼共の中心に着弾して破裂する。魔法の炎はあっと言う間に奴らを焼き滅ぼすと、まるで何もなかったかのように虚空に消えた。

「主様、ご自重下さい」
「おう、悪いな、気をつけるよ」
「はい。それにしても物騒な通勤路ですね、もっと安全な道はないのでしょうか」
(テメェがいるから使えねぇんだよ)

 彼は心で悪態を付いた。
 本来ならば彼自慢の「秘密基地」から直結で旧下水道に侵入する道があり、至る所が崩落で塞がったその迷路を彼だけが知っている道で進めば地上とは段違いの速さと安全性で目的地に到着できる。が、彼はそれを使えない、いや、使わない。
 原因は言わずと知れるように傍らの悪魔である。
 結論から端的に言えば、彼はこの美貌の堕天使を全くと言っていいほど信用していなかった。
 この堕天使は完璧に偽装され、絶対に入ってこれるはずのない正面玄関を「素通り」して、内玄関の真ん前で呼び鈴を鳴らしたのである。
 こいつがその気になればどんな場所にだって行ける、やろうと思えば彼を殺すことなど造作も無いはず。或いは背後の組織が自分の持っている何かを狙っているのか? いやいや、こんな力があるならそれこそ殺してからどうとでもなる。一体何が目的で? 何のためにデビルサモナーでもない自分に近づいた? いや、裏に何があるにせよ、「こいつは信用なんか出来るものか」。それが彼の心の中であった。
 ……ちなみに、これらの事は全てセエレを女だと思ってホイホイ引き入れて速攻で寝室に向かって世界とミシャグジさまに絶望して賢者状態になった状態で考えたのである。
 どう控え目に言っても小賢しい馬鹿者でアホだった。
 やがて二人は比較的破壊の跡がマシな区画にやってきた。この辺りはいわゆるバブル期のニュータウン構想で春先の土筆か筍のようにニョキニョキと鉄筋コンクリート製の集合住宅や一戸建てが建てられまくったところで、大破壊後の相次ぐ火災や地震などに何とか耐えた建物が多い。
 以前はほとんど住む者もいなくなりゴーストタウン化していたこの場所が生き残り、最も人口が密集していた場所は壊滅状態であるというも、運命の皮肉を感じさせる。
 その中の一角、元は某有名宅配サービス会社の集荷集配基地だった場所に「運び屋連合」の事務所はあった。
 敷地内をぐるりと囲むようにコンテナーを使った壁と有刺鉄線が張り巡らされ、一定間隔で監視塔が建てられている。そして入り口や監視塔には物々しい武装をした兵士達や、サモナーによって使役された悪魔達が不審者たちに眼を光らせている。

「おいすー」
「Oh コータロ、今日はオセーナ、ドシタ?」
「ちょっとな」

 片言の日本語を話す白人の歩哨に運び屋連合の免許証を見せてそう答えると、兵士は意味ありげな顔で彼の背後のセエレを見たあとに「Oh……みなまで言うなみなまで言うな」とばかりに彼の肩を抱きしめてバシバシと叩き、セエレに見えないところで「d(>_・ )グッ!」と親指を立てた。
 普通にウザかったので無視して先に歩くと、背後の方でその兵士が他の仲間と下品な冗談でゲラゲラ笑っているのが聞こえる。
 意訳すると「おい聞いてくれよ、光太郎のやつ男になった途端に俺に冷たくなりやがって、俺達の間の熱い友情もリリスの与えてくださる下半身の欲求には勝てないらしいぜHAHAHAHAHAHA!!」
 クソッタレ、ミシャグジさまに呪われてチンコもげちまえ。

「いけません」
「あぇ?」
「そのカミに軽々しく祈るのは危険です」
「ちょ、おま、な、なんで」
「主はあのマニトゥネットのアストラルサイドを介して、かの恐ろしいカミとパスが繋がっています。ごくごく弱いものですが、軽い祈祷や祈願は聞こえてしまうでしょう。私も主とパスが繋がっていますので分かります」
「なにそれこわい」

 思わずそう返した途端、彼らの背後で「アォォオオオオオオオオオオオ!! マイサン!」と人類の限界に挑戦するような絶叫が上がった。
 ギョッとして二人揃って背後を振り返ると、さっき彼を笑っていた兵士が股間を押さえて地面に崩れ落ちている。突然の事に周りの兵士達が騒然とし、とうとう地面に股間から溢れた血溜まりが広がると「敵襲! 敵襲!」と大騒ぎになって警報が鳴り響きだした。
 守備兵の詰所からは押っ取り刀で兵士達が飛び出し、強化外骨格を纏った完全武装の兵士達が「悪魔ブッ殺死!」「見敵必殺!見敵必殺!」「白兵上等!」「吶喊!吶喊!」と叫びながら門の外に飛び出していった。
 まさに、蜂の巣を突付いたようなカタストロフィ。
 股間のポケットモンスターがイジェクティンしたせいでアポカリプスである(表現に配慮をしています)。

「……」
「……」
「……お、おれしーらね、さ、仕事仕事ー」
「あ、あの、主様、何を祈願なさったのですか……?」
「え? 祈願? 何のこと? さっぱり分かんねぇなーミシャグジさま有難うございます」
「なぜ何も祈願していないならそこでその言葉が出るのです!?」
「あ、この間手に入った本醸造百六十二代、本殿宛に送っときま――」
《良き哉》
「……」
「……」
「たとえ恩恵があっても、アレは祟り神なのですよ……どうなっても知りませんよ」
「うん、ちょっと後悔し始めている」

 「ノォォォ! マイガァァァ!」という悲痛な悲鳴と大騒動を背中に置き去りにしたまま、二人は何かに追い立てられるように――特に股間のあたりに冷や冷やとしたものを感じながら本部に向かって早足をするのであった。


――――――――――――――――


「このクソったれが」
「どうしようセエレ、対面して一言目が罵倒だぞ。この糞親爺の口が糞みたいに悪くてゲロの匂いがするのは前からだが、仕事の話もなしにいきなり誰かを罵倒するほど人類のコミュニケーションの範疇から逸脱し始めてるとは知らなかった。あれ、もしかしてコミュ能力だけじゃなくて体の方も逸脱してる? おめでとう糞親父、あんたは類人猿からデモノイドに進化した。祝ってやるからその代わりに可及的速やかにその芳しい糞の香りがする口を閉じてくれませんかね」
「半人前のションベンタレが、一丁前の口をこの俺に聞くんじゃねぇボケ。テメェあのゲロみたいな糞ったれパーティーは一体全体何だ、いつから俺の基地はサプライズパーティーの開催場になった? 口だけ達者なドブネズミが、言え、一体何をやらかした」
「何をやらかした? おいおいやめろよ、そのあわよくば誰かに罪を擦り付けて手打ちにしちまおうって遣り口はよ。俺が何をしたって? わざわざ依頼を受けに遥々やってきてやったんだろうが、俺が! ここに! こんなところまで! こんなとこまでやって来て、テメェの兵士がノータリンでやらかしたミスまでおっかぶされちゃたまらん」
「…………」
「…………」
「………………ふん、まあいい、だがしっかり見はってやる。今度また似たようなことがあってみろ、お前のケツの穴から腕を突っ込んで、引っ張り出した内臓で荷物を梱包してやるからな、覚えておけ」

 その太く節くれだった指を机の向こうから彼に突きつけてそう恫喝したあと、運び屋連合の総長である伊井田は一つの小包を取り出した。
 A3サイズのその小包は、机の上を滑って彼の目の前にやって来る。
 それを受け取って宛先を見た光太郎は、思わず眉を上げてその宛名を読み上げた。

「アサクラ城塞代表代行 朝狗羅由真様……えぇ? アサクラ代行に個人宛? なにこれこわい、どういう代物だよ」

 この名前を知らない奴はど素人か仙人かと言われる超有名人に「個人宛」された小包に、知らず光太郎は顔を引き攣らせた。
 アサクラ城塞は太崩壊以後に各地に乱立した「地方都市国家」の中で異彩を放ち、更には頭一つどころか十は飛び出たところである。元々は限界集落間際の山間部の小さな村だった其れを難攻不落の城塞都市に変え、都市国家群を緩やかな同盟関係による連合状態へと引っ張り上げるという偉業の旗頭になった、光太郎からすれば何そのカエサルかアレキサンダー、パネェという国家であり人物である。
 ちなみに今まで彼はアサクラ城塞には殆ど荷運びをしたことがない。
 何故ならばあの都市国家はどう考えてもあり得ない規模で毎回物資を運ばせるからで、運び屋連合の中でもトップクラスのお得意先で、当然ながらそんな大規模輸送に彼は必要ない。
 それがいきなり件の最高権力者に直接の配達である、彼でなくとも「何かやばいものではないか」という考えが浮かぼうというもの。

「荷物の詮索はご法度……と言いてぇところだが、安心しろ、ただの本だ」
「本?」
「ああ、アサクラ代行は大層な読書家でな。今までも発掘した書籍を何十冊と届けてる。今度のそれは、代行が「できるだけ早く、それだけでもいいから見つかったら送って欲しい」と依頼を受けていた本だ。だからお前に任す、いいか、代行はその本が見つかったと連絡したとき、とても……いいか? とてもとても喜んでおられた。つまりだ……テメェが、もし万が一、ありえねぇとは思うが、しくじったら、どうなるか……分かってんだろうなぁ、おい……」

 光太郎は知らずの内にゴクリと生唾を飲み込んだ。
 失敗した時のことは……考えたくなった。


――――――――――――――――


「なあ、おい、マジでやんの?」
「? どうしたのです、先程「超速でいく」と言っておられたではないですか。さあ、お乗りください」

 セエレの眼は完全にマジであった。
 光太郎の目の前には躍動感溢れる素晴らしい馬体――ただし翼のあるペガサスが存在している。今や馬上の人となったセエレは、彼のもとにやってきた時に着ていた、体にぴったりと張り付いて空気抵抗の少なそうな服を身に纏っていた。
 基地内の空き地に突然現れたペガサスの悠然とした姿に、周りの人間達が次第に興味を向けてざわつき出すのが分かる。くそ、このまま押し問答してても無駄に注目を集めるだけだ。
 光太郎はやけくそになって鞍を跨ごうとし――初めてのその行為に危うく転げ落ちそうになり、セエレが予想していたように素早く彼の腕をとって引きずり上げた。
 予想外の力に目を白黒させる光太郎は、改めてこの眼の前の相手が悪魔なのだと再認識する。

「さあ、しっかり掴まっていてください」
「お、おう」

 バサリと翼を広げ、一つ大きく空気を打つ。するとまるで魔法のように……実際そうなのであろうが、天馬は空に飛び立った。丹田の辺りに氷を突っ込まれたような感覚に、光太郎は思わず悲鳴を上げてセエレにしがみつく。
 それを見ていた観客は口々にはやし立てた。

「ヒュー! おいキムラ! 彼女とタンデムかぁ!? 羨ましいなおい!」
「テメェが前に乗れよ、女の後ろで情けぇねぞー!」
「うるせェ死ね! あとこいつは女じゃねぇ!」
「バレバレの嘘つくんじゃねぇ! お前が死ね!」
「すげぇ、マジ飛んでるよ!」
「ハァハァセエレたん…………ウッ」
「おーい、衛生兵、こいつまた抜け出してるぞー。早くつれてけー」
「なんだよクソ、そりゃあんなもんあったら特急で届けられるっての」
「つうかアレで男ってマジ? なんか胸あるんですけど」
「そういうプレイじゃね?」
「なるほど、俺達が未だ踏み込めていない深淵の匂いがするな。今度これでスレ立てするか」
「おい! またBerithがクソスレたてたぞ!」
「なにそうか! よし! 荒らす!」

 ど汚い罵声と歓声と碌でも無い言葉をあとにして、天馬は一定の高度に到達した瞬間に爆発的な加速で矢のように飛び立った。
 通常、人間は文明の利器に守られていない状態で空中を移動することに慣れていない。その点は光太郎も当然同じで、あまりの急加速とまるで大空に放り出されたような感覚に悲鳴を上げながらセエレにがっしりとしがみつく。

「あ、主様?」
「う、うるさい話しかけるな俺は高所恐怖症なんだよ」
「え、そ、そんな。な、何故先にそう言ってくださらなかったんですっ」
「馬鹿か、運び屋訓戒読んでねぇのか、この小包は「可及的速やかに」だ、使える手段は全部使う、だからもう話しけるな、行け、早く」
「……承知いたしました」

 光太郎の耳元で暴力的なまでに風が唸る。
 悲鳴を何とか噛み殺して、ますます彼はセエレにしがみつき、そのせいでおかしなふうにテンションの上がったセエレがスピードを上げていく。
 光太郎の顔色がますます青白くなるのに反比例して、セレの顔色はほんのりと薔薇色に色づいているのであった。





















――――――――――――――――
おまけ

「……あれ? ミシャグジさま、そんなところでどうしたんです?」

 禰宜の疑問の言葉に答えず、邪神ミシャグジさまはオンバシラの頂点に胡座をかいて空の向こうを見上げながら、S○NYの小型ネットブックを開いて文字を打ち込むのだった。

【諏訪湖に】人間にちょっと加護を与えたら運命がミューテーションおこした part6【おいでよ】
1 名前: 名無しのモヒカン [sage] 投稿日: 20XX/XX/XX(月) XX:XX:XX ID:XXXXXXXX
 *1は永久欠番です*

2 名前: MISHAGUZISAMA [sage] 投稿日: 20XX/XX/XX(月) XX:XX:XX ID:XXXXXXXX
 でも、天馬宅配便ってカッコよくない? ねえ?

3 名前: 名無しのモヒカン [sage] 投稿日: 20XX/XX/XX(月) XX:XX:XX ID:XXXXXXXX
 あんたの仕業かwwwwwwwwwwww今リアルタイムで窓から見てるってwww

4 名前: 名無しのモヒカン [sage] 投稿日: 20XX/XX/XX(月) XX:XX:XX ID:XXXXXXXX
 あんさんほんまもんのネ申やでぇ……かなわんわぁ


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