「トニーは20代半ばくらい?」何故こんな事を聞くのかわからないがとりあえず答えた「まあそうだな」「それはマズイなあ~。トニーも後、五年で30越えるんやからそろそろ結婚考えんと売れ残るで」俺の婚期の心配してるように見えるが、顔がにやけてる。明らかにからかってやろうって面だ「浮いた話の一つもないし、このままじゃ、そのまま一人でオッサンなってしまいそうやなぁ~」部隊長として機動六課の激務をこなしてるはやてにとって何かしらストレスを発散したいんだろう。しかし、それがわかってるからといって黙ってるような俺じゃない、反撃はする「お前にだけは心配されたくない」「?どういう意味や?」全くわからないといった表情を浮かべるはやて「お前は若いが俺と大差ないってことだよ」「大差ないって、順調にキャリア積んできたあたしと陸戦Bランクのトニーが?」そんな訳ないだろというように俺の顔を見るがこれは色恋の話だぞ「結婚出来るかって話にキャリア何て関係ないね。寧ろそのおかげでお前は自分の首を絞める事になってる。それだけじゃないお前には致命的な欠陥が二つ、あと生まれる時代を間違えた事」「生まれる時代を間違えたってどういう事?」「高町と執務官さんと同じ時代に生まれたことだ」「?」「高町、執務官さん、そしてお前この三人は有名だがこの中でルックスが微妙なのは誰だと思う?」「…えーと」頭を抱えて考え始めるが俺がバッサリと切り捨てる「何悩んでんだ、お前に決まってんだろ」「ちょっ酷っ!?あたしかもとは思っとったけど、そんなハッキリいう!」キーっと猿のように怒るが俺はそれを宥めて話を続ける「まあ落ち着けこれはお前ら三人の中ではって話だ俺的にはお前は十分かわいいと思う胸をはれ」そういうとはやては顔を赤くしてうろたえ始めた。滅多に見ない仕草だ「え?いや、うーんと…ありがとう」ボソッといった一言はとても可愛らしく見える「まあ化け物じみた美貌を持つ友人をもつためにお前は影の薄い存在になってるんだが問題はこの次二つの致命的な欠陥についてだ」今までは黙っていたが意を決して話始める「見た目微少女、頭脳はオッサン、セクハラ少女はやて…まあつまり心がオッサンだから男は寄り付かないっていいたいんだ」心がオッサンの少女と結婚したがる奴はいない