先程の事情聴取を終え、今俺達は執務官さんに先導されてはやての執務室に向かっているはやての指定された時間を大幅に遅刻してしまったのでその説明もしなければならない。正直面倒だまあ憂さ晴らしにさっきから執務官さんに捕まえられた一件をだしにしてネチネチと言葉で精神攻撃して遊んでるんだがしかし流石にこれ以上はマズイな六課で一緒に働く仲間な訳だしそれに…「…ゴメンナサイ」さっきからこれしか言わなくなってきたしそろそろやめてあげよう「まあ執務官って仕事も大変だろうから許してやるよ」それを聞いたフェイトは今までの暗い表情を一変して明るくなった「本当ですか?」「ああ、そのかわり俺の言うことをひとつ聞いてもらう」トニーはいやらしく笑ってみせ両手を前に出して手を何度も握ったり開いたりを繰り返すそれを見たフェイトは顔を真っ赤にしてうろたえるた後、自分の両手で体を抱きしめるようにして眉毛をハの字にし、上目遣いでこちらを伺いながら「…Hなのはダメですよ」といったムラムラするトニーに衝撃が走ったその仕草のひとつひとつがトニーの中にある何かを燻りつづける基本アジア系の女性にしか興味はなく、金髪の美人にあまり関心を持ってなかったのだが…初めて金髪の美人と結婚したいと思った瞬間だった「あのうどうかしました?」黙っていた俺を変に思ったのだろうフェイトが声をかけてきた「ああいや、Hな事はしない俺の動きをただ真似してくれればいい」そういうとトニーは背の刀を左手で掴んだ左手で刀を持ったままフックで殴りつけるように腕を振り、腕を戻すさいにも殴りつけるように腕を振る最後に腰を落として刀を居合斬りで抜刀するゆっくりと刀を鞘に戻して終了無言でトニーは刀をフェイトに渡す渡されたフェイトは最初あたふたしたが暫くして表情を真剣な物にして先程のトニーの模範を始める一連の動作をフェイトは真似して最後に居合斬りを放つ見た感じ様になっている流石バージルしかし…「あっ?あれ?」刀を鞘に納めようとしているのだがうまくいかない失敗する度に目尻に涙が溜まってく何度かいれようとしてようやく成功したフェイトはそれが嬉しかったのか満面の笑顔で刀を俺に差し出したしかし刀は受け取らずフェイトの手をとって…「結婚してくれ」といった訂正こんなかわいいバージル兄貴はいない