話を聞くつもりのなかった俺に煮え切らなくなったジャンヌが俺の背中の刀を奪い執務管さんに渡した抗議する俺に対してジャンヌが必死に執務管さんの指示に従うように説得しに来たので渋々それに従った別の部屋に呼ばれ、刀を調べ俺の身元を確認しある程度尋問して今にいたる…部屋の中はとてもシュールな光景だ犯罪を犯し取り調べを受けてるハズのトニーが組んだ両足をテーブルの上にのせ危険と判断された刀を手に持ち、刃を指で弄んでいる対するフェイトは肩を縮こませ顔を俯かせ、眉をハの字にして上目遣いでこちらを伺っている。これ以上ないくらい申し訳なさそうだトニーは空いてる腕をフェイトに見せ付けるように突き出し、突き出した腕に刀の刃をそえて鋸で木を削るようにギコギコと腕を上下に削る刀が上下運動をする度にフェイトの目尻に涙が溜まっていき、今にも謝ってきそうだ暫くして動きを止めて刀を腕から離すが皮膚は刀で擦ったせいか少し紅くなっているが全く斬れてない当たり前だ。この刀は時代劇に用いる演舞刀なのだからアルミ性の刀で人が斬れる訳ない少し紅くなった腕をフェイトの前に見せ付けるように突き出しそして…「斬れてないッスよ?」長州小力の真似をした「っ本当にゴメンなさい!!」「フェイトさんは謝らなくていいですよ。悪いのはトニーさん何ですから」「俺の何が悪いんだ?」「所持してる物から見た目を合わせた全部です!!」「何の事だか全くわからないな、後俺の事トニーって呼ぶなギルバと呼べ」「え?今日六課に配属されるトニーさんじゃないんですか?」「確かにそうだ。だか六課で生き残るために偽名を名乗る必要があるんだ。あんたも俺の事ギルバってよんでくれ」そういうとフェイトが「…はあ」と曖昧な返事をした「そんで何で俺を捕まえたんだ?」「…隊舎の外でミイラ男が刃物を振り回してるという連絡が入りまして…それで来てみたら貴方が受付で揉めてるのを確認してそれで…」「エアトリックで俺の前に出て来たって訳か」「え?違っ!?私が使ったのはソニックムーブ…」「ビックリしたね、エアトリックでいきなり目の前に現れたからな。流石リアルバージル」「え?バージル?じゃなくて!私が使ったのはソニッ「「しかし今日は厄日だなまさか初勤務で勤務先にしょっぴかれるとは…?それでソニッがなに?」「…何でもないです」