頭が痛い。胃がムカムカする。原因ならわかってる目の前のコイツのせいだ「クソ!シャッハめどうしてくれるんだ!こんな顔じゃ外に出られないよ。今日はリアルにデートがあるのにゲームを壊しちゃうし!」「ゲームは関係ないだろ」「いや、ある!僕はね、デートの日の前日はデートする彼女に似たゲームキャラを攻略してからじゃないと不安で仕方ないんだ」…本当に取り返しのつかない所までいってるらしい。「ちなみに今日のデートの相手は坂〇智代似なんだ。キャリアウーマンなんだけどさ、喋り方とか声とかが似てて本気でグッと来た。シャッハが襲撃して来なかったら智〇アフターやるつもりだったのに。」「…エロゲーか」「でもこんな顔じゃ会えないよ。」やっぱりエロゲーか、都合の悪い事はすぐ無視する。こういう所はカリムと同じださすが姉弟「怪我してるのは本当何だから断ればいいだろ」そういうとロッサがあっそうか!といった表情をして携帯を取り出した。番号を入力して暫くするとロッサが口を開く「もしもし、うん、実は君に言わなければならない事があるんだ…実は仕事の関係で怪我をしてしまって…今日は出られないんだ。」エロゲー隠してたのバレて殴られただけだろ「うん、怪我の事は心配しないで2、3日安静にしてれば治るらしいから」2、3日でこの顔の腫れがひくかな?「いや、お見舞いなんていいよ。君に迷惑かける訳にはいかないし、僕の事は気にしないで、明日からまた仕事何でしょ?」なんかムカムカしてきた「今日の埋め合わせは必ずするよ。そうだ。今度お弁当を持って来てくれ。僕の故郷に夕焼けが綺麗な所があるんだ。きっと君も気に入る。そこで僕の昔話をしよう。楽しい事、恥ずかしい事慎み隠さず話すよ。その時に君の小さな頃の話とか聞きたいな。凄く興味がある。あははは!そうかい?じゃあその時が楽しみだね。本当に今日は悪かったね。じゃあね、愛してるよ…」電話を切り、ロッサが話かけてきた「…ねぇ僕はフラグを折らずにすんだよね!!僕は好感度をあげる重要な選択支を間違えてないよね!!BAD END何てならないよね!!」俺と電話の相手との温度差を何とかしろ!!心でそう叫びながら言葉を返した「大丈夫だろ」そういうとロッサが機嫌よく「良しこの調子で後2人電話しよ」なんて言い出したテメーがもげろロッサ