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No.19256の一覧
[0] 【習作】HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮)[ユイ](2010/07/11 01:00)
[1] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) プロローグ[ユイ](2010/06/02 15:47)
[2] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第一話[ユイ](2010/06/02 15:36)
[3] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第二話[ユイ](2010/06/02 15:37)
[4] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第三話[ユイ](2010/06/28 21:25)
[5] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第四話[ユイ](2010/06/19 05:12)
[8] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第五話[ユイ](2010/06/04 00:11)
[9] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第六話[ユイ](2010/06/04 17:02)
[10] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第七話[ユイ](2010/06/05 21:48)
[11] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第八話[ユイ](2010/06/09 00:24)
[12] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第九話[ユイ](2010/06/09 15:49)
[13] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第十話[ユイ](2010/06/11 17:01)
[14] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第十一話[ユイ](2010/06/12 18:41)
[15] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第十二話[ユイ](2010/06/14 23:55)
[16] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第十三話[ユイ](2010/06/19 04:51)
[17] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第十四話[ユイ](2010/06/22 03:29)
[18] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第十五話[ユイ](2010/06/27 00:10)
[20] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第十六話[ユイ](2010/07/11 01:00)
[21] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) 第十七話[ユイ](2010/07/11 18:23)
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[19256] HUNTER×HUNTERをプレイしてみた(仮) プロローグ
Name: ユイ◆d2ec74bc ID:1dab45ea 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/06/02 15:47
なにやら大掛かりな装置の横で画面に向かい何かを打ち込む女性の姿がある。

装置の中には人一人が寝られるシートがあり頭や腕に装着するらしき機械やコードが大量に設置されていた。

[>New Game Load Game

ピッ

あなたの名前を入力してください

「えーと、あ、カタカナか…ユイ=ミヤシロっと」

あなたの年齢を入力してください

「24…あ、でも好きに設定出来るんだからもっと年が近い方がいいかな」

「うん、やっぱり年上より同い年の方が良いよね、って訳で12歳っと」

あなたの性別を選択してください

「異性を演じてみるってのも面白そうな気もするけど…普通のゲームならまだしもこういうゲームだとちょっと無理があるかな?」

「う~ん、ここは素直に女性っと」

「初期設定は結構面倒だけど…まぁプレイし始めれば後は流れに任せるだけだし、あーもう早く始めたい!」

今女性、由衣が操作しているのは体感型シュミレーションゲームの初期設定であり、設定を終えたあと装置の中に入ることで夢を見るような形でゲームを体験できるようになっている。

脳に負担をかけないレベルで通常よりも早く疑似体験させているため1日の中の一部の時間でもう一つの1日をゲーム内で楽しむことが出来る「貴方にもう一つの人生を」とうたわれている科学の粋を集めた最新型ゲーム機だ。

ゲーム内にのめりこみ過ぎないように1日に出来る時間にリミットが設けられているが、一部ではリミットを無理やり外してしまう例もあり社会的にも色々問題を起こしているゲームである。

問題を避けるため個人への販売は禁止されており、許可のおりた店舗にのみ設置されている。

一部それを破り違法な方法でプレイしている者も居るが、もちろん由衣はきちんと許可の下りた店舗で合法的にプレイを楽しむ予定である。

「えーと、なになに『初プレイ時は主人公組ルートのみ選択可能、第3部ヨークシンシティ編をクリアした後再度最初からプレイすると旅団ルートが選択可能』…か、旅団とも絡んでみたかったけど最初は強制的に敵設定かぁ、残念」

「あとは…これか『第4部G・I編までは決められた初期設定によってストーリーに補正が働くが第5部キメラアント編までプレイしたい場合は初期設定時に一定以上の強さに設定することが前提となる』ね。まぁ確かに最強設定つけておかないと無理ゲーになりそうだもんねキメラアントなんて」

「でも最強設定ってようするに強くてNew Game状態ってこと?そんなの一度プレイしてからならともかく最初からやることじゃないよね……」

それにそんなことしたらキメラアント編はともかくそれ以前がまったく面白みのないものになってしまうはずだ。

まぁ原作知識がある強みを使えばキメラアント編もなんとかなるだろうし強さはそこそこな感じでいいだろう、たぶん。

その後も画面に現れる選択肢や質問に対してユイはその都度何かを考えながらキーボードを打ち込んでいった。

その量はとても多く由衣が全ての質問に答え終える頃には操作をはじめてから実に2時間が経過していた。

「う~ん、よしこんなものかな…」

後は初期設定と一緒に答えた質問でされた性格分析によって念の系統が決定するらしい。

もちろんゲームなので自分の好みで系統を決めることも出来るらしいがどうせなら分析結果に従った方が自分にあったものになるのだろう。

分かりやすい強さを求めるならば強化系かせめて放出系・変化系だと良いんだけど…それなら特に難しく考えなくても潜在オーラと顕在オーラが高いってだけで強くなれるのだろう。

『分析の結果、貴方の念の系統は操作系であると判明しました、分析結果に従いますか?それともご自分で系統を選択いたしますか?』

……さて、どうするか…

操作系ってことはガチンコ勝負をする場合、対変化系・放出系で約1.4倍、対強化系ともなると約1.7倍ものオーラ量が必要になるってことになる。

原作の操作系キャラクターで思い浮かぶのはまずイルミとシャルナークの二人、対象に針やアンテナを刺すことで身体を操作できるようになる。

人体操作自体はチート級の能力だとは思うが、しかしこれは念能力者を相手取るには中々厄介な制約だ。

例えば強化系能力者であるギトが飛ばした独楽はゴンによって軽く打ち落とされた。

もちろんギトが取るに足らない能力者であったということもあるがそれはあの時点のゴンにもいえることだ。

格下ならともかく格上の相手に針を刺すというのは中々難しいことであるだろう。

直接刺すにしても苦手な接近戦を挑まなくてはならなくなる、どちらとしても厳しいことに変わりはない。

二人があのような能力であるのは非念能力者や格下の能力者を操り利用することをメインの戦法にしているからだ、1対1には適さない。

あとは生物を操る能力者でスクワラやヒルがいるがこれもどちらかというと直接戦闘以外で役に立つ能力だ。

人体と生物の操作を除外すると残りの選択肢は物質の操作、カルトの紙を操る能力やモラウの煙を操る能力などだろう。

物を操る能力として紙や煙はすぐに思いつくものであるし汎用性も高いとは思うがさすがに原作キャラクターと被らせるわけにはいかない。

とすると他にすぐ思いつくような能力といえば…水流操作系能力者などだろうか?

炎などもありがちだがそうするとオーラを炎に変化させるか炎を熾してから操作することになる。

前者だと対極の変化系能力になるし後者は使い勝手が悪い。

その点、水であれば持ち運びもしやすいだろうし煙と同様汎用性もかなり高いだろう。

1対1、1対多双方で使えるバランスのとれた能力になるはずだ。

……あぁ、そういえば原作でモラウの知り合いに雨の日だけ使える水流操作系の能力者がいたな…ハギャに使われてたはずだ。

まぁ直接キャラクターが出てきているわけじゃないし良いか…

彼が操る水の量は膨大ではあったが雨の日だけしか使えないという制約は厳しすぎる。

もう少し制約を緩くして常に使える能力としないといけないな…



………

……………

『すべての設定が完了しました』

「ふぅ…」

初期設定の入力を終えると由衣は装置に寝そべり機械やコードを繋ぎ装置の電源をOnにする。

「じゃあ、おやすみなさい」

こうして由衣は夢の中へと、もうひとつの人生へと旅立っていく。

夢を追い求めるハンター達がいる世界へと。


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