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No.19124の一覧
[0] 【ネタ】電化的な彼女【完】[ふぉるく](2010/07/31 17:39)
[1] その2[ふぉるく](2010/05/27 05:30)
[2] その3[ふぉるく](2010/05/28 00:42)
[3] その4[ふぉるく](2010/05/30 00:07)
[4] その5[ふぉるく](2010/05/31 00:15)
[5] その6[ふぉるく](2010/06/05 16:27)
[6] 完結編[パソ子](2010/07/31 17:38)
[7] その7[ふぉるく](2010/07/31 17:43)
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[19124] その7
Name: ふぉるく◆f250e2d7 ID:b82d47da 前を表示する
Date: 2010/07/31 17:43





『という小説を書いてみたんだがどうだろう』

「どうだろうじゃねえよ! なんだこれ、俺なんか完全に精神病患者になってるじゃねえか!」

 1歩間違えればアーカム行きレベルだよ!

 なんか自慢げにテキストファイルを開いているパソコンのDVDスロットを開け閉めして折檻する。

『あっ、あっ、止めてください、そんな、出したり入れたり……』

「せからしか!」

『なによもう、やかましいわね。大体それアンタじゃないわよ、フィクションよフィクション』

『実在の人物とは無関係』

「ウソこけ!」

 っていうか一瞬ぞくっとしたわ!
 まさかこれが、

『これが現実なんじゃないか、って思った? 思ったでしょ?』

「う……だ、だったらなんだよ」

『プッ、そんなわけないでしょ~。大体アンタの貧相な脳みそで私みたいなハイクオリティな携帯電話を生み出せるわけないじゃない!』

 くっそ、日に日に型後れになりつつある分際でぬけぬけと……ッ!

 かちかちとマウスを操作して、改めて読み直すと鳥肌ものの小説をざっと読み返してみる。
 まあ確かに後半の携帯電話とか可愛く思えないでもないが……。

『ちなみに原案は携帯電話とスマートフォン、執筆は私が行いました』

「だからちょっと『歪みの国のア○ス』っぽいのか……」

 新作がいつまで経っても出ない~とか嘆いていたのを思い出す。
 まさかそれで思い余って書いたとかだろうか。
 俺も新作期待してないわけではないが流石にこれは勘弁して欲しいにもほどがある。

 あとちゃっかり自分をメインヒロインっぽくしているあたり汚いなさすが携帯きたない。

『試しに理想郷なる大手投稿サイトに掲載してみたところそこそこ好評でした』

「おい馬鹿止めろ俺も巡回してるんだぞ!!」

 見なけりゃいいっちゃいいが恥ずかしすぎる!

「っていうか誰だよこの妹とか……」

『前に妹がいるって話してた』

「やっぱ俺じゃねえか!」

 いや、確かに妹はいるにはいるがこんな"お兄ちゃん"とか可愛らしい呼び方するようなキャラじゃない。
 けど人の部屋に無断ではいるところまではあってるのがなんともいえない気持ちにさせやがる。
 アイツ何度言っても

「ねー、おにいー……」

 とか言って勝手に入ってきやがるのだ。

「あと、この幼馴染って誰だよ。いねえよそんなヤツ」

『幼馴染? いたっけそんなキャラ?』

『ああ、それは……』

『ってちょっとなによこれ!? 最後に決めたときと結末変わってるじゃないの!』

 PCサイトビュアーを開いたらしい携帯が悲鳴を上げる。
 どうやら彼女たちの間で何か行き違い……というか陰謀が渦巻いていたらしい。

『最後はコイツが泣いて引き止めても私たちが消えちゃって絶望して自殺するエンドだったじゃないの!』

「おい待てなんだそれ滅茶苦茶聞き捨てならねえぞ!?」

 完成版も大概だがどうやら原案の時点ではもっとひどいことになっていたらしい。
 お前ら俺を何だと思ってやがる。

『その結末はあまりに暗すぎるし主殿に申し訳ないのでな』

『私が監修しなおした』

 なるほど、携帯電話が考えたにしては妙にしおらしいオチになっていると思っていたがそういうことか。

 携帯電話は盛大にボディを震わせ、LEDはパニック気味にちかちか瞬いている。

『ななななななななによこれ、大事とか好きとか、んなことあるわけないでしょ!? ウソも大概にしてよね!!』

『まあ落ち着け、これはフィクションだ。そうだろう?』「お、おにい……?」

『実在の携帯電話とは無関係』

「ちなみにプライド高くて素直になれないそうですがそこのところはいかがですか携帯さん」「ねえ……」

『ああああああるかぁー!! ふざけないでよこのウスラトンカチ、おたんこなす、唐変木ーーーー!!!』







「ちょっと!! おにい!!!」






 ぴた、っと俺と3体は動きを止めた。

 ギリギリと油の切れたブリキのおもちゃのように首を回す。と。

 妹様が、いらっしゃいました。



「あの、さ……さっきから携帯とかパソコンとか、喋ってた……?」




 やっべぇ。











 学園黙示録のSS書くのが楽しくてすっかり忘れてました。真面目に申し訳ありません。

 ただ正直これ以上はネタが出なくなったし放置するのも忍びないので、とりあえずここまでで一旦おしまいと言うことにしたいと思います。
 うーん、凍結? どちらにしろ擬人化していない携帯たちだけで話作るのがそろそろ難しいので、だらだら続けるよりとりあえず切ってしまおうと思います。

 妹とか出てきたのは次回への引きじゃなくてもう電化だけでどうにかするのきついッス的な意味で。

 もしまた何か思いついたら仕掛けるかもしれませんが、その時はどうぞよろしくです。
 それでは。



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