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No.18953の一覧
[0]  マブラヴ+SRW α アフター (チラシの裏から移転)[まくがいば~](2014/03/30 23:28)
[1]  マブラヴ+SRW α アフター  プロローグ[まくがいば~](2014/03/30 02:06)
[2]  マブラヴ+SRW α アフター  第一話[まくがいば~](2014/09/14 03:31)
[3]  マブラヴ+SRW α アフター  第二話[まくがいば~](2014/03/30 02:04)
[4]  マブラヴ+SRW α アフター   第三話[まくがいば~](2014/03/31 20:49)
[5]  マブラヴ+SRW α アフター   第四話[まくがいば~](2014/03/30 02:03)
[6]  マブラヴ+SRW α アフター  第五話[まくがいば~](2014/03/30 02:03)
[7]  マブラヴ+SRW α アフター  第六話[まくがいば~](2014/03/30 02:03)
[8]  マブラヴ+SRW α アフター  第七話[まくがいば~](2014/03/30 02:02)
[9]  マブラヴ+SRW α アフター  第八話[まくがいば~](2014/03/30 02:02)
[10]  マブラヴ+SRW α アフター  第九話[まくがいば~](2014/03/30 02:01)
[11]  マブラヴ+SRW α アフター  第十話[まくがいば~](2014/03/30 02:01)
[12]  マブラヴ+SRW α アフター  第十一話[まくがいば~](2014/03/30 02:00)
[13]  マブラヴ+SRW α アフター  第十二話[まくがいば~](2014/03/30 02:00)
[14]  マブラヴ+SRW α アフター  第十三話[まくがいば~](2014/03/30 01:59)
[15]  マブラヴ+SRW α アフター  第十四話[まくがいば~](2014/04/12 00:53)
[16]  マブラヴ+SRW α アフター  第十五話[まくがいば~](2014/04/24 01:00)
[17]  マブラヴ+SRW α アフター  第十六話[まくがいば~](2014/06/16 21:14)
[18]  マブラヴ+SRW α アフター  第十七話[まくがいば~](2014/08/24 21:53)
[19]  マブラヴ+SRW α アフター  第十八話[まくがいば~](2014/08/24 21:56)
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[18953]  マブラヴ+SRW α アフター  第二話
Name: まくがいば~◆498b3cf7 ID:dbec6a78 前を表示する / 次を表示する
Date: 2014/03/30 02:04
 佐渡島

 シンジが最初に感じたのは、眩い光だった。白一色の世界。だが、その光はどんなにまぶしくても目を傷めることはなかった。
 そして次に感じたのは、上下左右の感覚の喪失。無重力というレベルではない、感覚すべての喪失だった。
 その戸惑いも一瞬、次の瞬間には今度は急速な落下感覚を味わったと思ったら、物凄い衝撃が来た。三人がかりで背負い投げをくらったような感覚、とシンジが他人事のように感じていると、意識がその衝撃に負けて、暗闇に落ちていった。

 そして、目を覚ますと、見えたのは雲一つない青い空。どうやら、自分、そして自分の乗るエヴァンゲリオン初号機は地面に大の字状態になっているらしい。
 どれくらい意識を失っていたのだろうか? エントリープラグに浮かぶ表示をみると、思ったより短い。多分十分と気絶していない。
 が、同時に感じる違和感。作戦開始は早朝だったはず。それにしては太陽の位置が高い。
 それとある異常を発見。今、エヴァはどのデータともリンクしていない。おかげで現在位置から何からが、不明と出ている。
 エヴァを立ち上がらせる。信じられない光景が目に飛び込んできた。
「ここ、どこ・・・・・・?」
 呆然と呟くシンジ。エヴァの立つ大地、そこは荒涼とした、殺風景な場所だった。
 唯一の目印になりそうな物といったら、二時の方向に見える、奇妙な建造物。高さは五百メートルくらいか? 人間が作った、というより動物の巣、みたいな印象の建造物。
 首をめぐらせると、エヴァの背後に奇妙なオブジェを発見。地面に突き刺さった野太いロボットの下半身。これは・・・・・・
「だ、大作くん! 大丈夫!?」
 通信してみるが、返答はない。気絶しているのか、通信機の故障か? 慌ててロボの脚を掴んでひっぱるが、さすが三千トン、無茶苦茶重い。
 シンジが引っこ抜きから、周りを掘る、に作戦を変更し五分後、周りに巨大な土山を築いて、ジャイアント=ロボの発掘に成功した。
「大作くん、大作くん!!」
 と通信で呼びかけながら、軽くロボの顔をエヴァで叩く。傍からみたら、巨大機動兵器の寸劇のようで面白いかもしれないが、やっているシンジは必死の大真面目。
『あ、あ、あれ・・・・・・? だ、大怪球は?』
 やっと、反応が。うわ言のような大作の言葉に、シンジは重大なことを思い出す。そう言えば、作戦はどうなったんだ、成功したのか、失敗したのか?
 周りを見ても、それがわかるような物、たとえば大怪球の残骸のようなものは落ちていない。
「ちょっと、僕にもよくわからないんだけど・・・・・・」
 と、大作の無事を確認し、エヴァを立ち上がらせた時だった。
 眩い光が視界を埋め尽くした、さっきと違い、今度のは目に痛いし、この輝きには覚えがある。
「レーザー攻撃!?」
 エヴァに向けられたレーザー光線による攻撃を、ATフィールドが防いでいる。そのレーザーの照射ポイントは十や二十じゃなさそうだ。もの凄くまぶしい。
「サングラスが欲しいなぁ」
 この世界の人間が聞いたら、耳を疑うような、謎の攻撃への緊張感の欠片もない感想をもらすシンジ。この程度の攻撃、あと十倍の規模でも防げる自信がある。
 レーザー攻撃は一向に止む気配がない。いったいどこの誰が自分に問答無用で攻撃しているのかとシンジが考えていると・・・・・・
「か、怪獣?」
 視界の端から、何かがウジャウジャと湧き出るように、こちらに向かってきているのが見えた。説明しがたい醜悪なフォルムのが大小たくさん。先頭にいる顔のないトリケラトプスみたいのはかなり速度が速い。このペースなら一分くらいでここにくるだろう。
「ち、地底勢力の新顔、かな? でも、これは数、多すぎだよね」
 自分の知識にこの状況を必死にすり合わせようとするシンジ。宇宙怪獣ほどではないが、千じゃすまない数の怪獣がこちらに向かってきている。
『シンジさん、あ、あの・・・・・・?』
 まだ茫洋とした大作の声、状況がつかめていないらしい。まぁ、シンジ自身も意識ははっきりしているけど、同じようなものだ。
「大作くん、話は後で! なんかヘンな生き物が回りにウジャウジャいる!!」
 レーザー攻撃は、ATフィールドで楽に防げる程度の威力だ。しかし、このフィールド展開状態であの怪獣たちに周りを囲まれた状態は想像したくない。心理的に滅入りそうだ。
「ロボ、動く、大作くん?」
『は、はい・・・・・・ ロボ、大丈夫か?』
 と、朦朧とした声のまま、大作が言うと、ロボの稼動音が聞こえてきた。
『あれ、思った以上にダメージがない・・・・・・ 僕、たしか大怪球に・・・・・・』
 大作の疑問ももっともだろう。ロボは高度一万メートルからの大降下パンチを繰り出したのだ。シンジ自身、それが炸裂するすぐ傍にいたのだから。
「立てる、ロボ?」
『えぇ、大丈夫です。しかし、まいったなぁ・・・・・・ エネルギー過多だ』
 ギシギシと音を立てて立ち上がる巨人、ジャイアント=ロボ。エヴァより一回り小さいロボを背後に庇いながら、シンジは言う。
「周り、見てご覧」
『まわり、ですか・・・・・・ ってなんですか、これ!?』
 驚きが一番の覚醒になったようだ。ピカピカ光るエヴァの前面。そして近づくグロテスクな怪獣群。
「ここ、どこなんだろうね?」
 大作の驚きが予想通りで少しおかしいシンジ。楽しげな声音で大作に訊くが、彼も軽いパニックになっている。
『どことか以前に、アレ、何とかしましょうよ、シンジさん!』
 怪獣を迎撃する気満々な大作の意見に、シンジは安心する。どうも自分だけで攻撃に出ていいのか自信がもてなかったのだ。
 しかし、アレはどうみても知的生命体の外観じゃない。それに友好的じゃない。でも、自分だけで仕掛けるのはさすがに躊躇われたので、共犯ができ、勇気百倍になるシンジ。
「とりあえず、防衛ってことで!!」
 そう言って、気合もろともエヴァの右腕を横に振るシンジ。
「アスカの、真似ぇ~~~!!」
 気合いと共に放たれるATフィールド。光線をはじきながら、その絶対障壁は、近づいてきた、顔なしトリケラトプス群を弾き飛ばしていく。圧倒的な蹂躙だった。
『ロケットバズーカを使います!! シンジさん、援護、お願いします!!』
 ジャイアント=ロボは機体内部に要塞並の火器を内臓しているのだが、今使えるのは内臓武器は、背中のロケットバズーカのみ。最終決戦に向けて、ミサイル等の武装は積載していない。
「了解!」
 エヴァの背後で、右肩にロケットバズーカをセットするジャイアント=ロボ。バズーカと銘打っているが、放たれるのは戦艦さえ一撃で破壊できる極太ビームだ。
 照準は、先ほどからしつこくレーザー光線を放っている連中がいる辺り。ロボの右目に連動した標準装置で狙いをつける。エネルギーは供給過剰な状態なので、あっという間に充填された。
『いきます!』
 その合図とともに瞬間、解除されるATフィールド。わずかに横に動いたエヴァの傍らを、物凄いエネルギーが通過していった。
 それは、レーザー光線の束を問答無用で吹き飛ばし、その照射源が居るあたりをなぎ払っていく。
「すごいね」
 シンジの記憶にあるより、数段上の威力に、呆れたような感想をもらす。
『原子炉から、縮退炉に替わっていますから。しかし、このままじゃ、ロボ、オーバーヒートですよ・・・』
 ロボのエネルギーを持て余しているらしい大作。このままここでオーバーヒートはマズイだろうと少し焦るシンジ。
「じゃあ、逃げようか? って言っても、どこいけばいいんだろう?」
 逃げるにしても、どっちにいけばいいか、わからない。
『大気はあるみたいだから、地球だと思うんですけど・・・・・・ もしかして、物凄い未来に飛ばされた、とかですか?』
 大作の言葉に、納得できるものを感じるシンジ。そういえば、シンジの仲間αナンバーズの中には何万年後かの未来に行って帰ってきた猛者がいるのだ。シンジ自身、短い時間だったけど、一万二千年後に跳ばされた経験があるし。
 でも、それは今、ここで考えてもしょうがない。
 先ほどの半分くらいの規模だが、またレーザー攻撃が再開された。方向が変わっているので、まだレーザー出せるのが残っていたのだろう。
「とりあえず、この怪獣をある程度片付けてから、東に行こう!」
 左腕の一振りで、またATフィールドを飛ばすシンジ。怪獣の第二陣がまた千単位で弾き飛ばされた。
『なんで、東に?』
 大作は必死にロボのエネルギー制御をしながら、二撃目の準備をする。今度は、あの建物を吹き飛ばすつもりでいた。
 シンジに合図して、射線に、あの建造物をいれる場所にジリジリと移動する。
「ここが地球なら、東にいけば、いつか日本にでるよ」
 昔の小心が信じられないような、大雑把なシンジの意見に、大作は思わず噴出す。たしかに、ここがもしハワイだったとしても、ずっといけば、ぐるっと回って日本につく。ここが、オーストラリアとかだったら、一周した後に北にいけばいいし。
『わかりました、それで行きましょう!』
 その大作の賛成の言葉とともに、先ほど以上の威力で、ロケットバズーカのビームが放たれた。射線にいた怪獣を余波だけで吹き飛ばし、レーザー光線発射元もなぎ払い、そのまま建造物に大穴を穿った。
 その時だった。
 今にも崩落を開始しそうな建造物が、眩い光を放ち始めた。ビームとは違う、有機的な印象を感じさせる光を。
「爆発するのか?」
 その場合に生ずる衝撃波を予想して、身構えるエヴァ初号機。ロボにも、自分の背後に回るように合図する。
 しかし、シンジには、その光に記憶を刺激されるものがあった。何かに似ているのだ、あの光は。    
 眩い光が建造物を覆い隠した。
 そして、粉微塵になり消滅していく建造物。壊していいものだったか不安になるが、考えないでおこうと思うシンジ。
 その光が収まった時に、中空に浮かぶ人型のフォルムをシンジは見た。マントをしたような、全体像、角ばった頭部、間違いない。
「・・・・・・ゲッタードラゴン、だ」
 あの光に見覚えがあったのも頷ける。あれはシャインスパークの時にゲッターロボが出していた光だ。
『ここは、どこだ・・・・・・』
 空ろな声が、通信機に。聞き覚えがある声。シンジの武の師匠を剣 鉄也とすれば、彼はシンジの知の師匠。ゲッターチームの神 隼人の声だ。
「隼人さん、隼人さんですか!?」
『隼人さんですか!?』
 大作も突然の知己の出現に驚いている。
『俺は、たしか、ゲッターの中に・・・・・・ それで、ここに・・・・・・ うまく頭が働かん・・・・・・』
 と彼らしくない、茫洋とした声で言う隼人。
『・・・・・・シンジに、大作か? どうして、お前達まで?』
 声に少し力が戻ってきた。だが、隼人もここがどこかは説明はできないみたいだ。
「とりあえず、ヘンな怪獣に襲われてるんですよ、隼人さん! 逃げたいんですけど、いいですか?」
『怪獣? こいつらか? こいつらは・・・・・・』
 すると、ゲッタードラゴンは、額からゲッタービームを乱射し始めた。辺りに残る怪獣たちを、駆逐するように攻撃していく。
『人類の敵だ・・・・・・ あぁ、俺は何を言ってるんだ、まったく?』
 自分の言葉に呆れたような隼人の声。どうやら、かなり頭が働きはじめたようだが、自分が何を言っているのかはよくわかっていない感じがする。
 攻撃を止め、こちらに向かってくるゲッタードラゴン。その機体が突然三つに分かれた。そのすぐ後に先ほどよりかなりか細い光線が、数本、通過していった。まだ、光線をだせるヤツが残っているらしい。それを神業的タイミングで分離して、攻撃をかわしたようだ。
 地面に転がる怪獣も、ゾロゾロと動き出す。その動きはシンジたちを無視して、ゲットマシンの方向に向かっている。
『チェンジライガー!!』
 隼人の掛け声とともに、三機のゲットマシンは一つに集合し、ゲッターライガーにある。本来の隼人の乗機だ。
 光線はしつこくライガーを襲うが、その残像しか捉えることは出来ない。マッハスペシャル、この状態のゲッターライガーを捉えるのは神技をもってしても無理であろう。
『とにかく逃げるぞ、二人とも!』
 こちらに向かうライガー、シンジもその進行方向を読み取り、エヴァを走らせる。
 ジャイアント=ロボもロケットを噴射し、低空飛行でエヴァの後を追う。
『シンジさん!!』
 大作の呼びかけに彼の考えを察知し、右手を伸ばす、エヴァ初号機。その手を掴み、少しバランスを崩しながらも、エヴァを掴んで低空飛行を開始するロボ。
 あっという間に海に出たことで、ここが島だったことを知る二人。波しぶき掻き分け、東を目指すロボとエヴァ初号機。ゲッターライガーが追いついてきた。怪獣たちは振り切ったようだ。どうやら連中には、空を飛べるのは居ないらしい。
『この先に、すぐ陸地がある! これは・・・・・・ 日本か!?』
 マッハを超える速度が出ているので、あっという間に目の前に陸地が見えてきた。隼人の言葉でシンジもこの陸地の形に見覚えがあるのを思い出す。
 今、高度は三百メートル。この高さでも十分わかった。この形は、能登半島の先端だ。
 そして、陸地の先端に見えるのは、灯台らしきもの。レーダードームのようなものも見える。
 ここに着地していいか悩むところなので、年長者の意見を求めるシンジ。
「隼人さん、どうします?」
『よくわからんから、とりあえず、人気のないところを目指す! そのまま飛べ!』
 隼人が即答してくる。たしかに過去だか未来だかわからないけど、いきなり三機の特機が人里に下りたら、大問題になりそうだし。
 ゲッターライガーとエヴァを抱えたジャイアント=ロボは、そのまま色んなレーダーに引っかかり、怪しさを振りまきながら、東を目指す。
 彼ら三人が、異世界に跳ばされたと確信するのは、このすぐ後、ある人物たちとの出会いによってだった。

 -続く-

 【後書き】
 とりあえず、何とか出せるのはここまでですね。後は、設定と
ちゃんとすり合わせて、内容を固めて行きたいので、しばらく
投稿できません。ちゃんと続けられそうになったら、改めて一から
投稿したいと思っています。
 んで、宣伝。
 センチ英伝のリハビリテイストの新作が、わがブログ【川口代官所・跡地】で上がっていますので、よろしかったらどうぞ。


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