続きを思い付いたのでもうちょっと書いてみます。
あ、今更ながら注意事項です。本作は原作レイプです。恋姫に出て来るキャラが成長したり…するのはいいとして、老化したりほとんどが死んでたりするので、そういうのが嫌な方はさようならっす。
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通された部屋に待っていたのは、道服に身を包んだバインバインの美女…と、幼女?
「天の御使い様ですね。蜀の丞相を務める諸葛亮です。よろしくお願いします」
「さんぐんのばしょくです」
「あ、北郷一刀です。北郷とでも一刀とでも好きにお呼び下さい」
あー、やっぱこの女性が朱里か…俺の知っている朱里とギャップがあって正直同一人物と認識できないや。あとこの幼女が馬謖…馬謖か〜泣いて切られる人だな。
さて、いままでの事をぶっちゃけますか。朱里は頭いいから何かアドバイスをくれるかもしれない。
「というわけなんです」
「…なるほど。同じ様で少し違った外史…ですか。私達はともかく、翠さんや紫苑さんに璃々ちゃん。亡くなった方々に関しての知識にも嘘が見つからないです。正直言うと一度別世界ながら自分が統一した、とか言われても信じ難いのですが…」
「そりゃそうでしょうね」
「しろからたたきだしてふつーだとおもいます。いまからでもおそくないですじょーしょー」
どうもお子ちゃまが敵意むき出しなんだけど。
「いえ、一刀さんには協力してもらいます。我が蜀の為に」
こういう事らしい。魏で曹丕が皇帝に即位した。その時、漢の皇帝が殺された、という情報が蜀にもたらされた。そこで漢の社稷を絶やさない為、蜀で劉備を皇帝にしてしまった。ところが劉協が生きていて山陽公に封じられたという情報が伝わり、やっと誤解と判ったが、ひっこみがつかなくなってしまった。
「劉禅様は漢を正当に継いだわけではないのです。足りない…天命が足りないのです」
「で、天の御使いか」
「はい。天の御使い様が蜀の味方になれば、足りない正統性が補えます」
「でも、てんのみつかいなんて、うらないとしてもふるすぎとおもいます」
「…乃夜ちゃん。これは奇貨なのです。蜀の地から中原を狙うには人事を尽くすのは当然なのです」
もしかして俺の位置付けって微妙?でもまぁ前の外史でも「居るだけ」的な存在だったしなぁ。仕方ないか。
しかし…
「ところで気になってたんだけど…馬謖ちゃんって朱里の娘さん?」
「はわわわわ〜そんなワケありませ〜ん。馬さんとこの末っ子を預っているんでしゅ!あ噛んじゃった…」
…滑舌はあんま成長してないのな。
「あーかってにまなをよぶなど、ふらちもの!」
向こう脛蹴られました。
「いや…本人に許してもらっているんだけど…前の外史のだけど」
結局うやむやに真名を許してもらいました。
さて、敵は華琳の娘。あと蓮華か。
にしても…華琳がよく男に体を任せる気になったな…する事しといて言えるこっちゃありませんが。
「許してないですよ?」
「はぁ?」
「うちの情報網では曹操が男性に身を任せた事は確認されていません」
「でも父親居なきゃ子供はできないでしょ?」
「いえ…曹操が父親なんです」
華琳がどうやってか側近に子供を産ませまくったらしい。
「いかなる左道邪術を使ったものやら…」
「じゃぁ曹丕の母親は?」
「荀彧です」
父から女好きな所と才知を。
母から女好きな所といじわるを。
そして父の理想家的な部分をどこかに置き忘れて来た様な人物だとか。
「…最悪だ!」
「最悪です。妹をいびり倒したり、于禁など配下をいびって自殺させたり、簒奪を除外しても暴君以外の何者でもありません」
だめだ…そりゃはやくなんとかしないと。