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No.17377の一覧
[0] 【ネタ】異世界から帰宅した男[うなぎ](2010/03/18 22:17)
[1] 第1話:帰宅[うなぎ](2010/03/18 23:22)
[2] 第2話:登校[うなぎ](2010/03/19 00:30)
[3] 第3話:HR前[うなぎ](2010/03/19 01:42)
[4] 第4話:初日[うなぎ](2010/03/19 02:26)
[5] 第5話:戦闘[うなぎ](2010/03/19 04:09)
[6] 第6話:停学[うなぎ](2010/03/19 05:44)
[7] 第7話:昼食[うなぎ](2010/03/19 06:28)
[8] 第8話:決闘[うなぎ](2010/03/19 08:18)
[9] 第9話:戦争[うなぎ](2010/03/19 11:04)
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[17377] 第3話:HR前
Name: うなぎ◆3a370d1f ID:9aebbd29 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/03/19 01:42

C組に辿り着くと早くから登校していたオークたちが……

今思ったがオークって言うと俺もオークになるんだよな……

それでクラスメイトたちがこっちを見ながらなにやらひそひそ話をしていた。

雌……じゃなかった女子はたくさん来ていたが雄はまだ一人も来ていなかった。

陰口は慣れっこだしさっさと席につこうと思ったが俺の席どこだよ?

「おはよう。ごめん、そこの君、俺の席どこかわかる?」

ちょうど新しく教室に入ってきた小さいオー…人間にかなり近いゴブリンっぽい子に話しかけると彼女は「確かあそこだけど……」なんて自信が無さそうな声で呟いた。

「ありがとう。あ、てかその髪飾り可愛いな。うん、さらさらな髪とマッチしていいと思う。」

挨拶も忘れない俺。向こうで挨拶を忘れると殴られた経験が活きている。

「え、あ、は、ありがとう。」

何やらゴブリンは真っ赤になっているようだが怒ったのだろうか? まぁ怒ったゴブリンなぞ俺の敵ではないのだが。

「おはよー」

ゴブリンと俺がいない間どうだったか話をしていると新しいまものがガラリと戸を開けて教室に入ってきた。

今度は雄らしい。そいつは俺の方を向くと目を見開いて突撃してきた。

だが俺はひらりとみをかわした。

「勇樹! お前今までどこ行ってたんだ!」

どうやら友人のようだ。顔を見ると人間に近いオークだった。

ふと気が付いたが人間(向こう基準)に近いやつらはイケメンだったり美人だったりするのだろうか。

ということは俺にはイケメンの友人がいたことになるのか。なんでイケメンが俺なんかとつるんでいるのか。

「おい、聞いてるのか!」

「あーごめんごめん。ちょっと記憶欠如しちゃってさ。お前が友達なのはなんとなくわかるけど名前が出てこない。」

「は?」

口が半開きになる友人(仮)。まぁ驚くわな。

「俺のこと知らんの?」

「知らん。」

「またまたぁ……冗談だろ?」

「知らん。」

「ええええっ」

「うるさいやつだな。」

「病院には行かなくていいのか? 記憶喪失ってヤバくね?」

「記憶喪失っていうかただ単に忘れてるだけだぞ。」

「それを記憶喪失って言うんじゃないか?」

そうとも言う。

「あ、でさ名前を教えてくれ。」

「……そうか。まぁお前は記憶がなくなっても友達だからな。俺は南条祐介だ。祐介でいいぞ。」

「南条とか祐介とかなんか俺に名前が似てるな。」

「そうだぞ。だから入学式のときに話しかけたんだぜ?」

「なるほど。」

「てかお前性格変わりすぎだろ。なんかすげー偉そうだぞ。」

「そう見えるか?」

「あぁ。偉そうだ。」

まぁ勇者とか言って祭り上げられてたからな。最初はびくびくしていたような気がする。「もっと威厳を持てこのブサイク!」とか言われたなぁ。

「そうか。気を付けるよ。」

「まぁいいけど。」

久しぶりに人間らしい人間と会話をしていると他にも友人(旧)が入ってきた。

友人たちは元気そうな俺を見て心無しか嬉しそうだった。今までオークとか言ってて正直すまんかった。

それと会話しているとこのクラスの男たちはみんな仲がいいらしいことに気付いた。グループっぽいのは人間の習性上できているが全員が全員仲がいいとはなんとも不思議な光景である。

逆に見回しているだけでわかったが女は凄かった。

女20人中、おおまかに言うと勢力が3つに分かれており、勢力に名前をつけるとすれば

「廊下藩、7人」「窓際藩、8人」「C組幕府、3人」

といった感じだ。そして「浪人」と呼ばれるどこにも属していない人間が2人いる。

さっきのゴブリンは浪人である。

今のところの展開はパッと見たところこうだ。

C組幕府がクラス内の女子を何かのイベント時に逆らえないように牛耳っている。

そして『廊下藩:7人』は人数が奇数であるため1人浮いているような状況。

話を盗み聞きするに「彼氏がいない」とのことで若干仲間外れにされているらしい。

ちなみに魔法で調べたら3人しか彼氏がいなかった。

他の3人は嘘をついているらしい。意味不明な嘘だ。

この仲間外れの主な理由は廊下藩主の左腕の女の「こいつ気に入らない。」というものである。彼女の目がそう言っていた。

このように廊下藩はやや内乱状態だが『窓際藩:8人』は逆に平和なようだ。

理由は人数が偶数というものもあるが、彼女たちが平和な理由はクラス内にいる浪人の1人(ゴブリンじゃない方)をイジメているからである。

まさに敵の敵は味方。共通の敵を作り同盟を組むという手法だ。

だが良心ゆえかあまり気の進まないというのが5人もいるので束の間の平穏として後に崩壊するだろう。

そんなことを考えていると横から声が掛かった。

「お前なんで女ばっかジロジロ見てるんだ?」

「なんとなく。」

「ふーん。」

向こうの世界統一よりも難しそうで面白そうなので、俺は馬鹿馬鹿しいと思いながらもC組統一を行う決意をした。


##########

後書き

なんじゃこれ(´・ω・`)

感想掲示板見ましたが主人公が最悪に見えるのは仕様です。

気を悪くした方すみませんでした。


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