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No.16725の一覧
[0] 【東方Project】幻想郷で異変が起きたようです。【オリ主】[電気猫](2011/07/06 16:01)
[1] 東方雷精誕 プロローグ「とある変わった妖精」[電気猫](2010/11/07 00:41)
[2] 東方雷精誕 第1話「地下室の出会い」[電気猫](2010/11/07 00:43)
[3] 東方雷精誕 第2話「トモダチ」[電気猫](2010/11/07 00:45)
[4] 東方雷精誕 番外1「お嬢様の陰謀」[電気猫](2010/11/07 00:46)
[5] 東方雷精誕 第3話「異変の発端」[電気猫](2010/11/07 00:47)
[6] 東方雷精誕 第4話「雷精誕生?」[電気猫](2010/11/07 00:49)
[7] 東方雷精誕 第5話「図書館の会合、その頃の異変」[電気猫](2010/11/07 00:49)
[8] 東方雷精誕 第6話「ライカの気質」[電気猫](2010/11/07 00:50)
[9] 東方雷精誕 番外2「魔女の思案」[電気猫](2010/11/07 00:51)
[10] 東方雷精誕 第7話「チリトリ?」[電気猫](2010/11/07 00:52)
[11] 東方雷精誕 第8話「危機、迫る」[電気猫](2010/11/07 00:52)
[12] 東方雷精誕 第9話「覚悟」[電気猫](2010/11/07 00:53)
[13] 東方雷精誕 第10話「タイセツ」[電気猫](2010/11/07 00:54)
[14] 東方雷精誕 番外3「巫女の怒りと魔女の徒労」[電気猫](2010/11/07 00:59)
[15] 東方雷精誕 第11話「償い」[電気猫](2010/11/07 01:01)
[16] 東方雷精誕 エピローグ「紅魔館の変わった妖精」[電気猫](2010/11/07 01:01)
[17] 東方雷精誕 番外4「メイド長の業務日誌」[電気猫](2011/07/06 15:59)
[18] 幻想郷縁起[電気猫](2010/11/07 01:02)
[19] 東方呪怨形 プロローグ「忘れられた人形」[電気猫](2010/11/07 01:44)
[20] 東方呪怨形 第1話「庭師と人形」[電気猫](2010/11/27 16:42)
[21] 東方呪怨形 第2話「冥界の亡霊姫」[電気猫](2011/02/07 14:19)
[22] 東方呪怨形 閑話1「むかしむかし」[電気猫](2012/09/01 08:05)
[23] 東方呪怨形 第3話「庭師見習い」[電気猫](2011/02/07 14:29)
[24] 東方呪怨形 第4話「魔法の森で」[電気猫](2011/04/13 02:49)
[25] 東方呪怨形 第5話「逢う魔が時」[電気猫](2011/05/11 01:41)
[26] 東方呪怨形 第6話「夜の帳が落ちる時」[電気猫](2011/05/11 15:13)
[27] 東方呪怨形 第7話「クロイユリサイタ」[電気猫](2011/05/18 00:37)
[28] 東方呪怨形 第8話「嗤う少女」[電気猫](2011/06/24 00:08)
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[16725] 東方呪怨形 閑話1「むかしむかし」
Name: 電気猫◆4ab44749 ID:d426677b 前を表示する / 次を表示する
Date: 2012/09/01 08:05



  むかーしむかしあるところに、たいそう家族想いなお殿さまがおったそうな。

  お殿さまは家族のお願いならどんな無理難題でも聞い入れた。


  そんなお殿さまの奥方さまはたいそうな美人であったとか。

  その噂は遠く離れた人の耳まで伝わっており、彼女こそ国一番の美女であると言われておった。


  二人の間には、ものごころつかぬ一人息子がおった。

  幼いが故に少々我がままであったが、お殿さまと奥方さまは息子を大事に大事に扱っておった。


  さて、そんなお殿様さま達は幸せに暮らしていたが、何処からともなくそれやっかむものが現れた。


  はたしてそれは、“小鬼”であった。真っ赤な真っ赤な“小鬼”であった。


  “小鬼”は言った。

  『おまえたちがうらめしい

   おまえたちがねたましい

   おまえたちがにくらしい

   だからぜんぶぜんぶこわしてやる』

  と。


  “小鬼”の力はすさまじく、城にいた侍たちを次々と打ち倒していった。

  なんとか“小鬼”を追い出すも、城にいたものたちのほとんどが動く事の出来ないほどに弱っておった。

  しかし“小鬼”はちっとも堪えておらず『またくるぞ』と言い残して去っていった。

  これに困ったお殿さまは、とある高名なお坊さまに退治をお願いした。


  そして一月もしないうちに、“小鬼”はまた姿を現した。

  しかしそこは名だたるお坊さま。ひるむことなくお経を唱えると、“小鬼”がぴたりと動きを止めた。

  そしてお坊さまは、ありがたーいお札を張られた箱に“小鬼”を封じ込めると、お殿さまにいった。


  『よいか、

   この札を決して剥がしてはならぬ。

   剥がせば“小鬼”は力を取り戻し、

   再びお主に襲いかかるであろう』

  と。


  そんな恐ろしいものは引き取れないとお殿さまは言ったが、お坊さまは『持っておらねばならぬ』と言い張った。

  お殿さまはその言葉の意味を掴みかねて首を傾げておったが、お坊さまは深く語らず帰って行った。

  だがその後のお殿さまは、災厄に見舞われることなくみなと末長く幸せに暮らしたそうな。


  めでたし、めでたし。

















































 ………………ほんとうに?

 ほんとうに、みんな・・・だったのかしら?

 …………もう少し調べてみるべきかしらね。









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