「加山・・・こいつは信用できる情報なんだな?」
「ふ、大神よう・・・それは愚問だ。オレが持ってくる情報に嘘偽りは無い」
「そうか・・・」
「「・・・・・・」」
大神の部屋。そこでは大神と加山が紙束を手に向かい合っていた。
「ぷっ」
「?」
「ぶわはははははははははは!!何だこれ、敵の組織の名前は黒之巣会!?本気でんな名前つけたんかよ!
ぎゃははははははぐえっへ、ごほっごほっ・・・んあ・・・はぁ。がはははははははは」
今回加山が仕入れてきた資料。それは敵の組織の詳細に関するものであった。
入念な調査をし、お庭番だけでは無く加山も参加して自らの足を使って情報を集めてきたのだ。
まず加山は米田の所に資料を持って行き、いくつかの問答を交わした後に大神の私室へと足を運んだ。
残された米田とあやめは、その後入室してきた男に度肝を抜かれたのだが。
加山は丁度新戦術や隊形を考えていた大神に、その資料を渡したのだ。
あとは上記の結果。
大神大爆笑。加山額に汗。
「お、大神ぃ?そこまで笑うことか?」
「あ?ぷっくくくくく・・・く、黒之巣って・・・頭沸いてんじゃねぇか?こいつら・・・ぷははははは・・・」
紙束を凄まじい速度で流し読みしながらも笑いが絶えない大神。
傍から見れば、きちんと内容が頭に入っているのかどうかも微妙である。
(花組から聞いた話じゃあ大神も相当珍妙な名前をつけてまわってるらしいが・・・
感性が違うだけなのか?)
加山は未だに体を震わせて笑いの余韻に浸る大神を見ながらも、大神のセンスについて熟考するのであった。
「はぁ、やっと落ち着いた・・・にしても加山、かなり掘り下げた所まで調べたんだな?
普通有り得ねぇぞ?組織幹部の名前、構成員の数、そして脇侍や大筒等の大まかな生産数・・・誰かが情報を横流ししたとしか思えねぇんだが」
「ほう、よく気づいたな。大神」
「はぁ!?」
今何と言った?とばかりに目を剥く大神。
それに対して加山は、「オレも予想外だったんだが」と前置きして話始める。
「今回潜入したところはな、まかり間違って敵の本拠地だったんだ。まぁその場所はお庭番たちが拠点の一つとして
考えていたところでな。そこにオレともう一人、お庭番の現お頭がもぐりこんだんだが・・・
敵も想定していなかったのかあまり警戒していなくてだな、奥にどんどん進めたんだ・・・まぁ罠の可能性も考えたがな。
進んでいく内に妙な妖気を感じてな・・・そこには恍惚とした表情で何かを組み上げているヤツを見つけたんだ。
・・・
・・・・・・
『ふふふ・・・美しい・・・これは光武に勝るとも劣らない出来だ・・・そう思わないか?そこの者達よ』
『『!!』』
『ふ、そこまで警戒せずとも良い。私は今、機嫌が良いのだ・・・この私の愛機がたった今完成したのだからな』
『加山・・・』
『お頭?』
『どう思う?』
『・・・今のままでは判断できませんね』
『オレの記憶に間違いなければ、だが・・・あいつは・・・』
『?』
『いや、なんでもない。できるならこの男から情報を得たいものだが』
『あまり期待できないですね』
『よし、オレが聞く。加山は記録してくれるか?もし決裂したら即離脱だ』
『了解』
『少し聞きたいのだが』
『ふ、先ほども言ったが私は今機嫌が良い・・・何だ?』
『その機体・・・オレも思ったのだが非常に機体美に優れているな・・・それを設計した者は天才だな』
『!おぉ、分かるか!!ふふふ、聞いて驚け!この機体は私が設計し組み上げた傑物!あの爺ぃの物よりも遥かに優れた機体なのだ!!』
『おぉ、分かるぞ!分かる!で、その爺ぃとは?』
『知れたこと。我が黒之巣会元締め、天海のことよ!』
『そうなのか!で、その美しい機体を作った貴方の名前は?』
『特別だ、教えてやろう。我が名は葵 叉丹!黒之巣会の蒸気兵器は全て私の作り出した物なり!!』
『ほぉ・・・聞きしに勝る天才だ。さぞかし、堕ちる前は優秀な科学者であっただろう』
『む・・・私が人間だった時・・・?・・・うむ、むぅ・・・すまんな、そこまではさすがに覚えていない』
『ふ、あなた程の人だ。さぞかし天海とやらの覚えも良いのだろう?』
『く、普通はそうなんだろうが・・・あの爺ぃ、この私を反魂の術?とやらで甦らせたたしくてな、命の恩人だが知らないが恩着せがましくことごとくこき使う!
この私が下人扱いされるのは甚だ遺憾だ!』
『ほう、やはり苦労しているのだな・・・上の者が愚かだと苦労するな』
『全くだ!おぉ、このようなところで私の苦労を分かってくれる者に出逢えるとはな!』
『ふ、オレも同感だ』
『ん?そういえばお前達は誰だ?ここに来られるのは相当上の者のはずだが』
『!加山』
『了解』
『む、一人出て行ったが・・・さて、お前に聞きたいことがある・・・』
・・・
・・・・・・
とまぁ、そこまでしかオレは現場にいなかったんでな・・・だがオレも驚いたぜ。まさか敵の組織の幹部が情報をくれたばかりでなく
オレ達が離脱するのを何の妨害もしなかったのだからな」
加山が離脱した後、お頭がどう交渉し、丸め込んだかは不明だが詳細な情報を持ち、そして五体満足な形でお頭は生還を果たした。
「・・・何なんだ一体・・・?」
「さぁな・・・オレにも分からん。おっと、司令から花組招集の命を受けているんでな、オレは行く。伝達して周らなきゃいけないからな・・・
大神、お前も落ち着いたら作戦室へ来てくれ」
呆けた大神を一瞥し、加山は花組を招集すべく花組隊員の部屋へと向かった。
作戦室。
そこには、悲痛なのかそれとも困惑なのか、どちらとも取れない花組の面々がいた。
まずは、とばかりにマリアが意見を具申する。
「よ、米田司令・・・この情報が確かなのであれば今からでもすぐに奇襲をかけることが可能になりますが・・・」
「あぁ、マリア。だがよ、こいつが罠だったらということを考えたら気安く行動できねえんだ」
「そりゃあそうだ。オレがこの情報を流した奴なら敵主力を本拠地に引き入れ、情報の数倍の戦力と地の利を以って殲滅。
そして同時に帝劇への侵攻。少なくてもこれだけはやるぜ」
大神の軍人モードに、久しぶりに見る花組メンバーもだが初めて見る紅蘭には少々衝撃的すぎた。
「あ・・・あかん・・・なんやむっちゃ良い男やん・・・(ぼそっ)」
「「!?」」
紅蘭の呟きが聞こえたアイリスとすみれが肩を震わすが、ここは作戦室。
余計なことをして大神を怒らせるわけには行かないと我慢する。
「大神の言うとおり。敵の大まかな規模、そしてその構成する主力の面子、機体の性能などはこれが最低限だと思っておけば良い。
だが問題は目的が何なのか、だ。これが分からねぇことにはすぐに攻め入るってのはできねぇ・・・」
「あいにく、オレ達のような霊気持ちの人間は限られてる。それに対して向こうは雑兵ならいくらでも生産可能・・・
やつらの行動を全て読み、潰し、万全な体勢でいかねぇと数で劣るこちらが圧倒的に不利だ」
「で、でもこれからどうしたら・・・」
「それだがよ。なぁ、米田のおっさん?あいつらが前から出現してきた場所を調べておきてぇんだが。ちったぁ手がかりみてぇなもんがあるかもしれねぇ」
「ふむ・・・だがお前さん達が行く必要は無ぇ。あやめくん、大型蒸気画面を出してくれ」
「はい」
ピコンッ
「良いか?今のところ出てきたのは上野公園、寛永寺、んでこの前の洋館だ。地図で表すと・・・こうなる」
米田が画面をスクロールさせていく。すると彼の地点が点で示され、そして線で繋がっていく。
「この3箇所は何かを囲うようにして点在しているのが分かる。だがもう少し敵の活動場所は分かれば特定もしやすくなるんだが・・・
そして大神の言ってることも分かる。だが、ここで紅蘭の発明品の出番というわけだ」
「ウチの発明品・・・もしかして『追尾君』のことです?」
「当りだ。あれがあればわざわざ貴重な戦力を削ってまで偵察する必要が無ぇからな?
大型蒸気画面に映像を送り続けてくれるたぁ良い仕事してるじゃねぇか」
「あ、ありがとうございます。何や照れるなぁ」
「それだけじゃねぇ。こいつを量産し、帝都中に放てば異変があった時いち早く映像で確認することができる・・・
まぁ犯罪に悪用されねぇように厳重な管理は必要だがな」
「はぁ・・・なるほど、これだったら私達もずっと動きやすくなりますね!」
「アイリス、よくわからないけど、とっても便利ってことだよね?」
「はっは、アイリス、それが分かってれば充分さ。あたいもよく分かんねえし」
「それはそれで問題ですわね、カンナさん?」
「うっせ」
説明を聞いた後、それぞれが口々に感想を言う。
かつて花組結成時、『こんなこともあろうかと!』という決め台詞と共に爆発を起こしていた紅蘭を懐かしく感じる。
パンパン!
米田が少し弛緩した空気を張り替える為に手を叩き命令を出す。
「よし、この情報が嘘か本当かはまた詳しく検証するとして、敵がいつ動いてもおかしくねぇ。しばらくは戦闘待機だ」
「「「「「了解!」」」」」
そのまま花組は待機室へ。そして大神は残った。
「ん?何だ大神。何かあるのか?」
「・・・あんたなら気づいてんじゃねぇのか?資料にもあった『天海』って名前だ。
こいつぁもしかしたら・・・」
「・・・ふむ。考えられるのは約300年前に徳川家に仕官していた天海僧正か」
「・・・オレにはその天海って奴が何してたのかは知らねぇ。だが・・・今の『帝都』の状況・・・
そして前に爺ぃが言ってやがった『過ぎた文明は・・・』
もし奴らが何かをおっぱじめようとしてるんなら嫌な予感がするぜ・・・」
『追尾君』をかなりの数仕立て上げ、帝都に散らせるまでにかかった時間は2日半だった。
この間、花組の面々が何もしなかったと言えばそうでもない。
大神がプライベートでも軍人モードとなり、ここ2週間は上演の予定の無い彼女らに特訓をさせていたのだ。
「いいかぁ!?始めに言っておく。お前ぇらの霊力潜在量はオレの霊力のそれと大した差は無ぇ!」
この言葉に、大神の力を目の当たりにしていない紅蘭以外の表情が驚愕に包まれる。
「何を呆けてやがる?特に幼女。お前ぇの霊力はこの中じゃあダントツだ」
「ア、アイリスが・・・?で、でもアイリス、じょうずに霊力を抑えきれないの」
「だから、それも含めた特訓をやるっつってんだろうが。他の奴らも良いか!?」
「「「「「は、はい!」」」」」
花組全員が元気よく返事をする。
早速、とばかりに大神が訓練室に備え付けられた黒板にスラスラと書いていく。
そこに書かれていたのは。
壱、座禅(無心)
弐、集中(執心)
参、顕現(決心)
肆、増幅(焼心)
ここまで書き終え、大神が座臥して聞いている5人に説明を始める。
「いいか、お前ぇらは確かに上質の、それも特大の霊力を持っている。
だが1項目にある『無心』が中途半端の状態で上辺だけ目覚めているだけに過ぎん。
霊力の増減の顕現は術者の精神の強さに比例する。
よって・・・」
壱、座禅(無心) 〆
弐、集中(執心)
参、顕現(決心)
肆、増幅(焼心)
カツン、と印をつける。
「まずは基本である座禅をやってもらうか。それで己自身に巣食っている異質の存在を見つけろ。
そして語りかけて叩き起こしてやれ。
他の3つについては座禅訓練が一段落したら教える」
大神がここまでで一端説明を切る。
「あの・・・大神さん?一口に座禅、と言われてもイマイチ理解できないと言うか・・・」
さくらが恐る恐る質問する。
「おう、真宮寺の言うとおり、このまま気ままに座禅を組まれても成果が上がらねぇからな。
それにタチバナや幼女みたく、大日本帝国の文化に疎かったら分からねぇだろうし。
オレがまず手本を見せる。それでどうにかコツを掴め。
一応霊気に目覚めているお前ぇらならそれぞれに見合ったやり方が見えてくるはずだ」
そう言うと大神は、おもむろに床に座り、胡坐をかく。
そして手は印を組むことなく、あくまで自然体で目を閉じる。
シィーーーーーーーン・・・・・・・
大神の周囲から音が消えた。いや、それは適切な表現ではない。
その『空間』だけが異様なのだ。
そしてさくらたち霊気持ちだからこそ分かる。
大神の内面に、恐ろしく巨大な霊力が鬩ぎあっていることを。
そしてその影響により、周囲の空気すら変質してしまっていることを。
どれだけ時間が経ったのだろうか?時計を見てみても1分も経っていない。
まるで数十分経ったような感覚に陥る。
だが、この空間にいるだけで、己自身の何かが変わろうとしているのが分かる。
「「「「「・・・・・・」」」」」
さくらはこの雰囲気に、逆に懐かしみを抱いていた。どこかで、幼い頃に感じたことのあるこの優しいと思える気配に。
すみれは少々取り乱したが、大神の内面に向き合う好機は今しか無いと感じ、笑みを作っていた。その笑みはまさしく、母性からくる笑みだった。
マリアは驚いていた。戦闘中ならまだしも、普段の状態でアレだけの霊力を制御できている大神の精神力に。
カンナは感心していた。カンナの知る限り、この域まで到達した(している)のはカンナの父を除き大神しか知らないことを。そして自分が目指すべき目標であることを。
アイリスは欲情みたいな感情を持て余していた。他のメンバーとは一回り近く大きい霊力を持っているが為の共感。慕情から欲情へ、静かに変わっていくのを不快には思わなかった。
紅蘭は自分と向き合っていた。発明や物作りは楽しい。でも、自分自身を知ることはもっと楽しいのではないかと。自分の本当の力とは何なのか、と。
知らずの内に、5人が5人とも体勢を整えはじめ、息を潜めて座禅の体勢に持っていく。
そしてゆっくりと・・・心の中からあらゆる感情を・・・無くしていった。
【米田】
・・・くっ、何だあいつら!?妙に静かだと思って来てみれば・・・
この異様な気配。これはあいつらが作り出しているってのか!?
大神が座禅を始めたときから空気が変わった。普通、座禅と言えば心を空にし、そして己自身に問いを投げかけ、そして悟りを開いていくというもの。※
だが、あいつらは・・・
霊力に縁が無ぇオレにも分かるくらいに・・・己自身を、そして霊力というものを『理解』しようとしてやがる・・・
常人には無理だぜ。他人を知る以上に自身を知ることは難しいんだ・・・
確かに理はかなっていやがるぜ。
あれを完全に自分自身のものにしてしまえばあいつら、いや大神以外はとてつもない力に目覚めることになるだろう。
だがよ・・・大神。
あの年齢も若いあいつらに・・・お前ぇと同じように制御できると思えるのか・・・?
む、大神が目を開けた。
5人を見回して・・・立ち上がりこちらに向かって歩いてくる。
「おお「しっ!」・・・」
いけねぇ、おいらとしたことが声を上げちまうとこだったぜ。
静かに扉を閉め、大神を伴って隣のプールへと歩く。
「さて、ここなら良いだろう・・・大神よ、お前ぇの考えを聞かせてもらうぜ」
「あぁ、良いぜ」
大神もこちらが尋ねることを予想していたのか、案外すんなりと是の答えをくれやがった。
よっしゃ、なら問いただしてやろうじゃねぇか!
答え様によっては・・・この訓練、全部潰してやらぁ!
Side out
大神は、米田からの質問に次々と答えていった。
曰く、今の座禅の行は自分の力を知る為だということ。
曰く、この段階が終わった時点で5人の精神力は一皮も二皮もむけているであろうこと。
曰く、精神訓練は常日頃からやっていないと意味が無いこと。
曰く、もし暴走の憂い目に遭ったならば自分の力で抑えるのが可能であること。
曰く、最後に・・・全ての訓練が一通りモノにできれば、あとは個人訓練で伸ばすことが可能であり、その時はお役目御免ということ。
米田はそれを聞き、この訓練を正式に認めた。
そして大神を主動に、これらの訓練方法を資料にまとめ、後々の為に作成保存しておくべきではないかと主張した。
だが。
「そいつぁ多分無意味になるぜ?上辺とはいえ、霊力を扱えるってのは相当な低確率だ。むしろ、これだけ集まっているのが異常。何かに手配されたみたいに・・・」
この大神の言葉で、一応後年に作成はするものの秘中の秘ということで厳重に保管されることになる。
ビィ~~~~~・・・ビィ~~~~~・・・
突然警報が鳴り始める。作戦室はすぐ近くにあるので直接着替える大神と米田。
訓練室からはけたたましい悲鳴と着替えの衣擦れの音で充満する。
ダダダダダダダダダダダ・・・バタン!
作戦室の扉を開けると、そこには既に軍服へ身を包んだあやめの姿があった。
「それでは先ほどから入っている情報を伝達します。
10分前に追尾君ハ号が銀座にて脇侍の活動を確認。現在風組が詳細を探っています。
そして5分前に追尾君ト号が浅草にて妖気反応を察知。ここにはイ号、チ号を増援派遣し、別角度からの情報取得を行っています。
敵の反応があったのは今のところこの2箇所。敵の目的が何なのか分からない以上は迂闊に手は出せませんが展開次第ではすぐに急行できるよう翔鯨丸、轟来号も整備完了しております」
「ふむ、ありがとう、あやめくん」
あやめからの伝達を聞き、満足の表情で頷く米田。
一方大神は目を見開いてそれぞれの地点を凝視する。
それに気づいたのか、カンナが大神に声を投げかける。
「少尉?どうしたんだよ。何か怖い顔しちゃってさ。こう言うのも不謹慎だがよ、敵の場所は知れてるんだ、そこまで考え詰めなくても・・・」
「・・・あぁ、そうだな。気のせい・・・だと・・・良いがな」
苦い表情のまま呟く大神。
そこに決断をしたのか、米田が出撃命令をかける。
「このまま敵の思うままにしておくのも癪だ、脇侍が出た銀座に出動してもらうぜ。また破壊活動でもされたら事だからな。今回は未然に防げるはずだ。
浅草の方は敵の動きが出るまで様子見をしておく。何か異論はあるか?」
米田が花組を、そして大神を見る。
「「「「「「・・・・・・・」」」」」」
「ふむ、ならば決定だ。大神隊長代理、出撃命令を」
「・・・了解。帝国華撃団出撃。銀座の脇侍を一掃せよ!」
「「「「「了解!」」」」」
※※※
(オレの考えすぎ、なのか?だが本当だったとすると・・・!!)
次回、引き続いて戦闘開始
あとがき:皆様、お久しぶりです・・・。5月の連休から体調不良で入院し、悪化し、
6月に退院したと思えば職場での地位上昇の影響で忙しさが半端無い状態に・・・^^;
この話を書くのにまさか2ヶ月もかかるとは思いませんでした。
前文を推敲しないまま書き上げましたので矛盾点がいろいろ出てくるとは思いますが、
発見の都度修正していく予定です。
再度ご愛読いただけたら、と思います。
また、リクエストにあったあやめ様18禁SSなのですが・・・
あやめ×大神、あやめ×かえで、あやめ&大神&加山による敵地殲滅があります。
どれもが拙作だと実感していますが、果たして皆様の期待に応えられるかどうか・・・
悩みどころです。
最後に、先ほどもあったとおり、仕事の量が半端なく増えているので更新は亀速になると思いますが、これからもよろしくお願いします。
※座禅の考え方についてはとある宗派の理念を簡単に表現しております。