……………………カラカラ……コロコロ…………。
軽くて硬い、小さな玩具が音を立てる。
転がり転がり、全てを決める。
俺自身の、生まれついての光と闇を。
授けられる可能性を。
遊び感覚で、冗談みたいに。
馬鹿げている。そう思う。
〝…………ほう……よくよくもって見事な悪運の持ち主だな、貴様は。恵まれているぞ〟
だが、公平だ。
公平で、絶対だ。
運の強さは存在そのモノの強さだ。誰にも見えず、計れない。
弄ぼうとする神々にさえも、この混沌と理不尽の摂理を折る事はできない。
…………いいね。
〝しかし、場所が悪いな。そこでは死ぬぞ。死んでしまうぞ。
ただ死ぬだけではない。魂を冒涜され永劫の飢えと渇きに喘ぐ羽目になる〟
特に平等とは程遠いってところが最高だ。
例え最悪の場所に落とされたとしても、変わりなく最高。
だって自分の運だぜ? 天国だろうが地獄だろうが俺が俺自身の運に導かれて行く先だ。ガタガタ震えて情けねえ面なんぞできるわけがねえ。
……………………運命よ、信じちゃいねえが愛してるぜ。
人の賽の目に一々口を挟んでくるクソッタレに中指を立て、俺は異なる世界に繋がる光の渦へと飛び込んだ。
………………………………さて、どうしたもんか?
微かな呻きと共に身をよじる。
意識を取り戻してすぐに感じたのは息苦しさ満点の圧迫感。そして鼻を衝く猛烈な臭い。
目を開ければ、性別も分からぬ程に肉の削げた腐乱死体とご対面。
それも一つや二つじゃあない。
首を動かすだけで分かった。どういうワケだか知らんが俺の身体は死体の山の中に埋もれているんだ。
当然ながら、ここに至るまでの記憶は一切なし。
ある奴も居るんだろうけどな。しっかりした身元や社会的地位の持ち主なんかは、こっちでの半生の記憶がないとどうにもならんだろうし。
ひょっとすると、そういう奴らは生まれた時から意識がはっきりしているのかもしれん。
人生半ばの状態でこんなホラー映画みたいなスタート地点に放り出された俺からしてみれば、破格のアドバンテージである。何せ、恐らくは安全な環境で赤ん坊の頃からじっくりと経験を積めるわけなのだから。
まあ、考えても仕方ないか。
とにかく、俺という存在が生まれたのは今この場所。ここからが俺の新しい人生の始まりってわけだ。
差し当たっては……えーと……何だ? ステータスの確認だったか?
普通なら安全な場所で落ち着いてからの方がいいんだろうが、俺の場合は今しかないみたいだ。どうにも動くとやばそうなんだよ。命の危険ってやつをひしひしと感じるんだわ。
色々とうろ覚えだが、前世で培ったこの勘だけは確かなものだと思う。ここは息を潜めてステータス確認が正解だろう。
で、どうやるんだ?
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
名前: ????
種族: ???? 性別: 男性 年齢: 8
LV 1 クラス: なし 称号: なし
HP 22/22 MP 27/27 CP 23/23
STR 15 END 9 DEX 11 AGI 5 WIL 8 INT 4
アイテム枠: 3/17
装備: なし
戦闘技能: 長柄武器 21.0 蹴打 16.0
一般技能: アイテム鑑定 19.0 生存術/雪原 13.0 書道 26.0 事務 10.0 跳躍 28.0
特技: 激怒
魔法: なし
特性; 怒りの化身 美形 理想的骨格 多元素の血筋 活力の泉
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……不思議な感覚だな。意識した途端に頭の中に鮮明なイメージが浮かんでくる。
けど、何だこりゃ?
俺はナードじゃないんだ。こんなもんパッと出されてもよく分からんぞ。ヘルプ機能とかないのか? 不親切だな。
この世界で上手くやっていくには、最低限こいつを理解して活用していく能力が求められるんだろうが……面倒臭すぎる。
いやいやいや、投げるつもりはねえぞ。特に今の俺とか多分、蔑ろにしたら死ぬ。
死にたくなきゃあ精一杯、頭を使うしかねえわな。
とりあえず名前と種族は置いておこう。どうしたって分からんモンは分からん。
そういや前世の名前も忘れちまってるな。……どうでもいいか。別世界で別人として生きていくには邪魔にしかならんだろうし。
年齢が8ってのは何の冗談かと疑いたくなるが、まあマジなんだろう。ステータスに嘘があったらお終いだ。あらゆる意味で。
ああ、鏡が見てえ。
HPとかMPとかは大体分かる。俺だってゲームくらいやった事あるからな。STRやらENDってのはストレングスやエンデュランスの略で、要するに基本的な能力の値と見て間違いないだろう。
でも、WILとINTって意志と知性だよな? そんなの数値にできるのか? できたとしても知性4ってのは少なすぎるだろ。暫定8歳でも中身は大人なんだから。お前はバカだって書かれてるみたいでやるせなくなってくるじゃねえか。
賽の目で決めた……ってか、決められたような記憶はあるけどよく覚えちゃいねえし。一体何を目安にすりゃいいんだか。
アイテム枠は……これ17個までしか物が持てないって事なのか? おかしな話だな。そもそも3/17の3はどこにあるんだ? 装備〝なし〟で裸なのに……。
そう、俺裸なんだよ。
周りの死体とお揃いで素っ裸。
このまま腐った顔して死んだふりとかできそうだな。いや、血色が良いから無理か。
息苦しい上に臭いは最悪、景色は醜悪。更に死体の冷たい感触が素肌に直接ジワジワと来る。拷問としては中々上等の部類に入るのではないだろうか。
気の弱い人間なら発狂しかねんぞ。一日と持たずに。
「うわああああああああっ!!!?!!!」
「アアァァ────ッ!! アァァァ────!!!」
「ふわぁ~~あ……おいおい何か臭うぞ~…………って!!?」
ああ、そうか。そうなる前に動くよな。普通は。
どうやら結構な数のご同輩が眠っていたらしい。一人が叫んだのを皮切りにそこかしこから悲鳴と驚きの声が上がり、死体の山を掻き分けているのであろう震動が伝わってくる。
俺も思わず声を上げそうになったから気持ちは分からんでもないが……少しばかり心構えが足りなかったのかねえ。
全員、ある程度の予備知識は与えられているはずだろうに。
最初に込み上げるものをグッと堪えられたら、ステータス確認って絶好の現実逃避の手段があったのになあ。
止め処なく垂れ流される男の声、女の声。
それらに紛れて聞き覚えのある甲高い鳴き声。
俺は死体の山から顔だけ出して騒ぎの様子を窺う事にした。
「ヒッ!?」
「来るな! 来るなぁぁぁ!!!」
……でけーな、おい。
恐慌状態で逃げ出す裸ん坊達に鋭い前歯を剥き出しにしたネズミの群れが襲い掛かっている。
サイズは中型犬くらいか? そんなのが狩猟本能全開で向かってくるんだ。一対一でも素人が裸で勝てる相手じゃねえやな。
「やめ──痛っ!!」
「た、助け……」
「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!」
俺のステータスってのがどんなもんなのかは知らないが、飛び出すのはやめといた方が良さそうだ。
といっても、このままじゃ生き残れそうにはないか。
見たところ、ここはネズミ共の食料貯蔵庫のようだしな。やり過ごすのは無理。待ってても埒が開かん。
…………あー…いや、栽培場って言った方がいいのか? もしかして。
死体の山のあちこちから……一番でかいので3メートルはあるキノコが生えている。どれにもネズミが囓ったような跡があるからアレを主食にしてるんだろう。
つまり、連中にとって俺達は餌ですらない。化け物キノコの肥料扱いってわけだ。
なんともまあ生産的な畜生だぜ。確か蟻だか何だかに似たような習性の生き物が居たような気がするが、まさかネズミが農業に精を出すたぁなあ……。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
ファーミング ラット LV 2
HP ??/?? MP ??/??
詳細: ???
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おおおっ?
◆ 前提条件達成 対象を入念にチェックした事により 《観察》技能を習得しました。
◆ 前提条件達成 他者に対し気配を殺して隠れ続けた事により 《忍び》技能を習得しました。
何か次々と浮かんできたな。
これはアレか? 技能とやらに即した行動を取ると新しく覚えたり右の数値が上がったりするわけか? ネズミの名前が分かるのは観察技能のおかげなのか?
んでもって、?の部分は数値を上げなきゃ見せられないよ、と?
……まあ、慣れりゃあ便利なのかもしれねえがな。
忍び技能が0.1ってのが納得いかん、自慢じゃないがそういうの結構得意だったぞ、俺は。
前の人生での経験なんかは考慮されないのかね? フェンシングの金メダリストとかでも、こっちで始めたら数値の上では0.1になるのか? そりゃ身体は別物だけど記憶はそこそこ残ってるんだから。まったくのゼロからってこたぁねえと思うんだが……。
ん~~む。
ま、疑問は後回しにしとこうか。
文字通りの裸足で逃げ出したご同輩達を追っ掛けてってくれたおかげでネズミの数が随分と減っている。気付かれずにここを離れるには今しかないだろう。0.1ってのが大いに不安を掻き立てるところだが……ないよりはマシだと思うしかねえやな。
俺は音を立てないよう細心の注意を払いながら死の苗床から這い出した。
…………お、0.2になった。何という雀の涙。
しかし、なるほど。数値が上がりきるまで堪え忍ぶって手もあるのか。
このチャンスがなけりゃ試してたかもしんねえな。分の悪い賭けだけど。
いくつまで上げれば安心に足るのか判断できない以上、技能の数値に命を託すのは躊躇われるし、何よりも場所が待つのに適してない。そりゃもう論外と言っていいほどに悪い悪い。先の事を考えると気力と体力を削り続けるなんて真似はできないのだ。
一難逃れて余力なしでは話にならないのである。
嫌でも脈打つ胸の鼓動を抑えつつ、腹這いになって移動開始。
視界の端でネズミが動きを見せる度に死体のふり。
連中、視野が広くて動くものに敏感だからな。ケツ向けててくれねえと動くに動けん。――が、視力の方はさほどでもないようだ。或いは色覚が鈍いのか。微妙な距離で転がってる俺を見ても分かんねえくらいだからな。
そうやって所々で肝を冷やしていく内に、段々とネズミが認識できる範囲が掴めてきた。少しずつ大胆に移動距離を伸ばしていく。
あくまでも俺の勘でしかないんだが、慎重になりすぎて時間を食うわけにゃいかねえからな。
あと、集中力の問題もある。神経を尖らせながら腐った肉や崩れた骨、石畳の上なんかを素肌でを這いずるのは正気を犯すほどのストレスなのだ。いつまでも続けられるものじゃない。
この時点で俺の忍び技能は0.4。上昇の基準は労力じゃなくて時間なのかね? 是非とも落ち着いて検証したいもんだ。
そういや、ここって何処なんだろうな? 敷き詰められた死骸はクソネズミ共がせっせと集めてきたもんだとして……何で服や装飾品の類が見当たらないんだ? 元々死体置き場か何かだったとか? だだっ広い、如何にも地下って感じの空間だから、もしかすると墳墓なのかもしれねえな。
陽の光を拝むのは当分先になりそうだ。
──っと、危ねえ危ねえ。通路の前で六匹も踏ん張ってやがる。
さすがにこれ以上は無理か。どうにかして気を逸らさねえといけねえやな。
何か使える物でもあればいいんだが……。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
現在の所持品 3/17
パーソナル マップ
フォーチュン ダイス (13)
豊穣神の永遠のボトル
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俺を殺す気か……。洩れかけたぞ、声が。
これがアイテム枠3/17の正体ってわけか。どういう原理かは知らんが、三種類の品が見えない所に収まっているらしい。念じただけで手の平の上に現れてくれる。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
◆ パーソナル マップ
詳細: 持ち主の訪れた場所をリアルタイムで書き記していく魔法の地図。
他者のパーソナルマップから情報を読み取って更新する事もできる。
◆ フォーチュン ダイス
詳細: ???
◆ 豊穣神の永遠のボトル 〈レジェンダリ〉〈永久不変〉〈使用回数 無限〉
詳細: 豊穣神メイファの祝福により尽きぬ潤いを与えられた神聖なボトル。
通常の手段では絶対に破壊できず、微かな傷すら付く事もない。
その中身は38234年産のバハルワインを蒸留して造られた、幻のブランデー。
史上最高の当たりにして凶作の年と謳われたかの年、大陸一の酒造家ジョドーは
厳選された希少な恵みから僅か半樽にも満たない量のブランデーを造り出す。
それはまさしく、彼の生涯最高にして古今並び得ぬ傑作であった。
執拗に求める時の権力者達。
敬虔な豊穣神の信徒であったジョドーは彼らの声に頑として耳を貸さず、村外れの小さなメイファの祠に
これを奉じた事で多大なる不興を買い、宮廷裁判へ。雷の刑に処されてしまう。
広場で磔にされ、宮廷魔導師の手による雷の的にされるジョドー。
しかし、彼が撃たれる事はなかった。
彼の信仰心と捧げられたブランデーの出来映えに感動したメイファの救いの手が差し伸べられたのである。
降臨したメイファは広場に居た全ての者達に自らが祝福したボトルの中身を振る舞い、
七日七晩にも及ぶ盛大な酒宴を催した。
この宴の最中にジョドーは天に召され、聖ジョドーとして守護聖人の席に名を連ねる栄誉を授かったのである。
以後、腕に覚えのある酒造家達はこぞって豊穣神の神殿に自信作を奉納する事となる。
己が誇りの結晶を、神の加護によって永遠の物とするために……。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
……………………ワーオ。
後でいただこう。こりゃ味わうまでは絶対に死ねねえやな。
ダイスの詳細が分からねえのはアイテム鑑定技能のせいかね? 19.0じゃまだまだ未熟なのか。
ともあれ、今の俺は17種類のアイテムを収納しておけるってわけだ。……戻す時は手で触れた状態で念じればいいのかな?
おお、戻った戻った。こいつはエクセレントだ。
そして現状を打開できそうな物がない事もよく分かった。クソッタレ。
どうする? ダイスでも投げてみるか? ……いやいや、効果の分からん物に頼るのは気が進まない。大体サイコロってのは振るモンで投げるモンじゃねえし。もし出た目の数だけ前に進むとかいうような効果だったら洒落にならん。死んでしまう。
こっちじゃなくてご同輩達が逃げた方の通路に……ああ、そしたら出て行ったネズミと鉢合わせになる可能性があるのか。けど、他に出口はなさそうだし……。
ん? ご同輩?
俺は近くに転がっている真新しい死体に目を向けた。
喉笛を食い千切られた後に発せられた声なき断末魔の残滓が滲む、割とソフトな部類のやつ。それに触れて確認といった感じの事を念じてみる。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
ビッグスの死体 4/7
パーソナル マップ
フォーチュン ダイス (5)
ヒール ストーン
陽光のカンテラ
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
よし、思った通りだ。
俺と同じ形でアイテムを所持している。そして恐らく、同じシステムの恩恵を受けている人間にしか入手できない仕組みになっているんだろう。
至れり尽くせり、か。
別に気が咎めるわけじゃねえが、一種の不快感みたいなものがあるな。……あ、もちろん有り難く頂戴させていただきますよ。他の誰にも拾われる当てがねえのに残すなんてのは無意味を通り越して害悪だろ。
頼むから、役立つ物があってくれよ。
俺は一秒で祈りを済ませ、これからその仲間入りをするかもしれない骸達に手を付けた。
あとがき
和洋折衷TRPGテイストな世界観と雰囲気の作品を書いてみたいと思い、投稿させていただきました。
プロットなし。サイコロを振って作った、ほぼランダムな主人公視点の行き当たりばったりストーリー。
ですので、色々と斜め下な気持ちで見ていただけると私も気が楽です。
主人公の作成手順ですが、実に簡単です。どうでもいいので見なくても良いくらいです。
最初に2D6(六面体ダイス2個)を振って奇数なら男、偶数なら女。
もう一回振って奇数なら転生して赤ん坊から。偶数なら新しい肉体に転生してポイ捨てスタート。
年齢は丁半で子供か大人かを決め、子供となりましたので(5+2D6)の式で作成。そして8歳児に。このくらいの歳なら、良い子にしてれば誰かが拾ってくれるだろう。ちょっと厳しいけど大丈夫大丈夫と考えて次へ。
ちなみに、大人なら(15+2D6)の予定でした。
初期能力値は2D6を振ってゾロ目が出たらば、その数値を計上加算していくという方式を取りました。
例えばSTRなんかは4ゾロ→ワンモアチャンスで5&2、(4+4+5+2)というわけで15になりました。
ゾロ目が出る限り何回でも振り直しての計上が可能な、まさしく運が物を言うキャラ作成方法ですが……結果はそれ程振るいませんでした。
一般的な成人男性の平均値は10です。
主人公は8歳なのに大人と変わらない方式でいいの? という疑問が生じるかと思われますが、これは後の本編の方で解説していきますね。
初期技能はまず2D6ゾロ目加算方式で習得技能数を決めました。――が、ゾロ目が出なきゃどうでもいい話です。
2&5と出ましたので技能数は7。低い方の2を戦闘技能へ、高い方の5を一般技能へと割り振る形にしました。
習得技能は適当にそれっぽいのを書き込んだランダム作成表で選びました。
熟練度の算出方法は、対応能力の平均値にゾロ目計上です。
例えば長柄武器技能だと(STR+DEX)÷2+2D6 といった感じですね。
アイテム枠も2D6ゾロ目計上で決定。
共通の初期アイテムのマップとダイス以外はランダム作成表頼みです。死体の所持品も大体同じ方法です。
主人公の所持品が神ボトル一本なのは天の意志です。およそ七割の確率で衣服等の装備品が、最低一つは当たるはずだったのにかすりもしませんでしたから。
面白いので裸でスタートという事にしました。
ですので、運悪く同じスタート地点に居た方々も裸です。
所持金は1D6で桁数を、2D6ゾロ目計上で金額を決めました。
最初に6が出たら(100万×2D6)なんて事になるので心配していたんですが、見事に杞憂に終わりました。
※ 所持金の項目はステータスから削除しました。
お金はアイテム扱いです。
特性は生まれながらの素養みたいなものですね。イメージ先行、詳細適当。
これまたランダム作成表の出番です。
1D6で初期特性数を決定。5は我ながら運が良いと思いました。
主人公が女性であった場合《美形》は必須にするつもりでしたから。もし女性で1を振っていたら、ハートフル美幼女サクセスストーリーになっていた事でしょう。
最後にスタート地点ですが、ランダム作成表に記入してある大まかなイメージを四つ掛け合わせて適当に作成するといった方法を取りました。
例えば(大都市×オカマ×地下×ベリーイージー)とか(森林×ドラゴン×庭園×エサ)とか(家族×実験×借金×石の中にいる!)とかいった混沌としたものを頭の中でゴネゴネして最初の舞台、シチュエーションを決めるわけです。
最初に出たのが(使命×牢獄×帝国×冒険)。私のやわな脳味噌ではオブ○○オンしか思い浮かばなかったので振り直しに。
そして(実験×ベリーハード×エサ×闇の国)という中々ダークファンタジーっぽいイメージからのスタートという結果に。
同じ境遇の転生者の数を(10×2D6ゾロ目加算)で算出。
何となくだけどみんな裸って事にしてたから、こりゃ大変だわ~って一人勝手盛り上がって書き始めてみました。
以上、長々とくだらない事を書き連ねてしまいましたが、今後ともよろしくお願いします。