作品を読む前には
・今回もまさに「チラシの裏に書け!!」と言いたくなる作品。
・数年前に書いた作品に加筆修正を加えたものなのでクオリティがものすごく低いです。
・長編前提の設定でありながら、ダイジェストで書いてるため短編。というよりプロット以下の文章。
・話の前後がブツ切れで、理解できない所が多々あります。
・掲載している作品はGS美神とFateのクロスです。
・GS美神、Fateの両作品を知っている事を前提に書いています。
・ただし、GS美神からは横島のみが登場します。
・この作品の横島は改悪されており「ぼくのかんがえたさいきょうしゅじんこう」です。
・色んな世界(作品)に移動できる横島の物語。
・このスレでは横島は神様みたいな力を持っています。
・あまり真剣に設定を考えてないので、ご都合主義満載となります。
・ハッピーエンド。
・このスレでは基本的に作品間に繋がりはありませんが、横島が出てくるときはすべて同じ横島だと思ってください。
・このスレでは横島主役の話を通称クロスシリーズと言います。
以上の事をご了承願います。
一番大切な事を書き忘れてました。
・作者は、厨二病。
======『 x Fate 』=========
「なんでよーーーー!?」
それは、運命より外れた物語。
「扉、壊れてる!?」
赤い宝石の魔術師が本来の歴史とは異なるサーヴァントを召喚したことから始まる。
「ーーーーああもう、邪魔だこのおッ……!?」
「生まれる前から愛していましたーーーーッ!!」
魔術師は、自身が蹴り開いた扉から飛び出した何かを反射的に崩拳で撃墜した。
二人の出会いは、それはもう最低だった。
「それで。アンタ、なに?」
「すんません。ひさしぶりに実体をもったんで、これはボケなければと宇宙意思が……」
瓦礫にまみれた部屋の中、見事な土下座をする赤いバンダナに黒いTシャツ、
上下にジーンズという出で立ちの少年に、凛はとりあえずガンドを撃ち込んだ。
最低なのは出会いだけではなかった。自身の呼んだサーヴァントは煩悩魔人だったのだ。
町で目を離せばナンパを始め、学校で目を離せば女生徒の体育の着替えを覗く。
自身の呼び出したサーバントに絶望し、そういえば今年はまだ両親の墓参り行ってなかったなー、
なんて現実逃避した思考は初の実戦を経験した夜に消し飛んだ。
/*/凛と横島の夜の巡回/*/
それは学校に仕掛けられた結界を調べていたときに現れた。
「なんだよ。消しちまうのか、もったいねえ」
血のように紅い槍を持ったサーヴァント。
咽せ返るような獣臭。
目があった瞬間に背筋が凍り、死を覚悟した。
それが自身が呼んだ、サーヴァントもどきとは違う、確固たる英霊であると悟ったからだ。
ゆえに、その驚愕は必然だった。
敵のランサーが放つ瀑布の如き槍の攻撃を、光輝く双剣をもって迎え撃つ。
最弱だと信じて疑わなかった自身のサーヴァントが神域の戦いをしている。
それも明らかに、名のある英霊であろうランサーを押しているのだ。疑って当然だろう。
もしも、この戦いに水をさすものが居なければ槍兵はその日に敗北していただろう。
/*/セイバーとの邂逅/*/
正直に言えば、遠坂凛は見惚れていた。
月の光に照らされたそのサーヴァントは、凛が悔しいと感じるほどに可憐だった。
その手に持つ武器は不可視だったが、凛には一目で判った。
セイバー。
サーヴァント中最優と言われる剣の英霊。
遠坂凛が欲っした最強の使い魔だ。
そんな美しい剣の英霊と相対しながら、横島はため息をついた。
「美人なんだが、残念ながら足りないなセイバー」
「なんのことだ?」
「胸が」
あー、あいつ死んだな。
凛は確信した。
/*/対バーサーカー/*/
「覚えてなさいよ、凛!!ヨコシマ!!」
「なぁーははは!負け犬の遠吠えだな!!」
私は関係ない。凛は心の底から思った。
聖杯戦争のことなど何も知らない衛宮士郎を教会へと連れて行った帰り遭遇したのは、ヘラクレスというフザケタ真名をもったバーサーカーとそのマスターである
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンだった。
おそらく最強の敵であろうこの主従に対し、横島は文章にするのも憚れるド汚い方法で追い払った。
どれくらい汚いかというと、横島のおかげで助かったはずの士郎とセイバーと凛に白い目で見られるぐらいには汚い手を使った。
美神さんよりはマシなのに、という横島の呟きは全員で黙殺した。
なぜなら横島の言葉を誰も信じなかったからだ。
あれ以上に卑劣な手など、どんな悪魔とて思いつかないだろう。
/*/同盟結成/*/
撃退はしたもののバーサーカーの相手はサーヴァント単体では無理である、という結論に至った凛、士郎、セイバーの三人は共同戦線を張ることにした。
あの~僕の意見は? という横島の言葉は永遠に無視された。
「それじゃあ、まずは柳洞寺のことだけど「柳洞寺のキャスターとアサシンならもういないぞ」そう、いない……え?」
「「「なに~!!??」」」
凛、士郎、セイバーによる魂の叫び。
後で分かったことだが、キャスターは自身のサーヴァントとしての能力と今まで溜め込んだ柳洞寺の魔力を差し出して、横島の能力で人間にしてもらったのだそうだ。
めでたくサーヴァントから人間になったキャスターは葛木先生と聖杯戦争が終わるまで婚前旅行に出かけたらしい。
お供を一人連れて・・・・。
「なんで私に黙ってんのよ!?」
「いや~、どんどん話しを進めないと、ダイジェスト版なのにおわら『メキョッ!!』……」
不穏なことを口走った従者に、凛はコークスクリューを放った。
/*/ある日の朝/*/
朝、士郎が朝食を作るために居間に入ると凛とセイバーはすでに起きていた。
今日は寝坊もせず、早くに目が覚めたのだが二人は士郎以上に早起きだった。
「おはよう、衛宮君」
「おはようございます、シロウ」
「おはよう。遠坂、セイバー。早いな二人とも……ところで横島は今回は何をしたんだ?」
士郎が指差す方には簀巻きにされた横島がいた。
猿轡もしっかりと装備されており、ふごふご言っている。
「こいつの過去を夢で見たからよ」
「はぁ?」
「こいつったら生前からの変態で、ナンパはもちろん覗きやらなんやらしてたのよ」
「はぁ」
「変な夢見ちゃったせいで目が覚めてこんなに早くから起きちゃって……それでちょっとお仕置きしてるのよ」
「……そうか」
聞くところによれば、セイバーは凛の殺気で目覚めたらしい。
過去のことでお仕置きするのはちょっと理不尽じゃないか? と士郎は思ったが口にはしなかった。
よく言うじゃないか 「触らぬ凛に祟りなし」 と。
/*/桜と横島と藤ねぇ/*/
衛宮邸でまったりとした朝を横島たちが過ごしていると桜と藤ねぇが来訪した。
「生まれる前から愛していましたー!!」
横島のルパンダイブによる先制攻撃。
「セイバー」
「はい」
士郎が思わず「お前ら正規の主従だろう」と言ってしまうほどに、
凛とセイバーは阿吽の呼吸で変質者に対応した。
伝説のルパンダイブは伝説の聖剣によって叩き落される。
この世界において幻想は、より強い幻想によって打ち消されるのだ。
「え~と?どうして遠坂先輩と金髪の美少女と裸の変質者が先輩の家に……ていうか今なんだか黄金の剣が見えたような……?」
「落ち着け桜、今説明するから」
混乱する桜を落ち着かせようとする士郎。
ちなみに、横島は藤ねぇには飛び掛らなかった。
「なんで!?」
/*/士郎とイリヤの密会/*/
「ヨコシマ!?」
警戒するイリヤ。
今は昼であり、聖杯戦争をするつもりはイリヤにはなかったが、目の前の敵は違う。
相手はこの間、人間として最低な方法まで使用し、勝利を収めた卑怯なサーヴァントだ。
こんな無防備な自分をほおっておくほど甘い存在ではないだろう。
イリヤはバーサーカーを連れていないことに危機感を感じた。
そんな彼女の前に士郎は彼女を守る盾のように立ち塞がった。
その背中は彼女のサーヴァントと比べればあまりにも小さかったが、
イリヤには自分を守ろうとしてくれているその行為自体が嬉しかった。
「待て横島!! イリヤとは休戦中なんだ!! だから傷つけないでくれ!!」
「あれ? なんで俺こんなに嫌われてんの?」
士郎の家に居候してるのに、なにもしないのは悪いかな~、買い物の荷物持ちぐらいはしようかな~。
そう思った横島は買い物に出かける士郎を追いかけてきて、公園でイリヤと話していた彼を見つけて声をかけただけだった。
/*/桜拉致/*/
桜が慎二に拉致された。
その知らせを聞いた士郎は、単身で学校へと向かう。
それを察知した横島は、凛とともに学校へと赴き、慎二の所業を知る。
凛は怒りに身を震わせ、横島も普段のおちゃらけた雰囲気とは似ても似つかない顔をしている。
「マスター……あれは殺しちまっていいよな?」
凛はコクリと頷いた。
瞬間。横島の宝具(切り札)が発動した。
【超】【加】【速】
それは速さを追い求めた神が辿りついた、光速の向こう側への道。
/*/英雄譚/*/
これは、とある少年の話。
その少年は特別な人間などではなかった。
他人よりも煩悩が大きいこと以外は、どこにでもいる唯の少年だった。
しかし、たまたま女の尻を追って始めたバイトで、その類まれな能力を開花してしまった。
彼の始めたバイトはGSという退魔師のような仕事の助手であり、悪霊や妖怪、果ては悪魔まで相手に戦うような
命の保障のない危険なものだった。
といっても少年の仕事はただの荷物持ちだったが。
しかし、一柱の女神に見いだせれたことにより少年の人生はゆっくりと変化しだしたのだ。
才能があったのだろう。
少年は努力というものをほとんどしなかったが、過酷な労働環境と数多くの修羅場を経験することで驚く早さで成長していった。
だが人柄ゆえだろうか、大きな力を手にした少年に対する周りの態度は変わらなかった。
また、少年は自身の能力が優れていると思ったこともなかった。
なぜなら、少年の周りの人間たちは超一流と呼ばれるようなものばかりだったからだ。
ゆえに、少年が力を持とうとも彼の日常が大きく変わることはなかった。
その事件が起こるまでは。
前世の因縁などどいう少年の与り知らぬところで、魔神と敵対することとなったのだ。
少年は類まれな能力をもっていたが、それでも魔神と戦えるほど逸脱してはいなかった。
臆病な少年は自分が矢面に立つとは想像もしていなかったし、周りの人々も少年にそんな重荷を背負わそうとは思っていなかった。
転機は、少年と敵対する魔神の娘との恋の話から始まった。
魔神の娘はその目的のために寿命を僅か一年とされ、道具として扱われていた。
少年は彼女の解放と己の煩悩のために、生まれて初めて自らの意思で戦うと誓った。
それがどのような意味をもつとも知らず。
結果、少年は魔神を打倒することに成功するが、恋の相手は少年をかばい死んでしまった。
そして残された少年は、自覚もなく、覚悟もなく、実際には実力すら足らないまま、魔神殺し
……つまるところ英雄になってしまったという事実だけが残された。
/*/士郎拉致/*/
「士郎が、イリヤスフィールに拉致されました!!」
セイバーは、衛宮家の居間でまったりしていた横島と凛に唐突に告げた。
その言葉を聞いた凛は呑んでいるお茶に咽て、咳き込んでいる。
「あ~、拉致られたかぁ」
「て、なんでアンタはそんなに落ち着いてるのよ!?」
「いやぁ、あの二人は公園でよく喋ってたからそういう事もあるかなぁと思って」
「はぁ~!!? だからアンタはどうしてそういう大事な事を黙っているの、よ!!」
ぷぎゃッ!! と殴り飛ばされ、壁に激突する横島。
「助けに行くわよ、セイバー!」
「はい! ありがとうございます凛」
そうして、二人は横島を置いて駆け出した。
/*/英雄王/*/
黄金。
そのサーヴァントを表すのにこれ以上の表現はないだろう。
英雄王ギルガメッシュ。
凛と横島の眼前に広がる数多の宝具がその英霊の絶対的強さを物語っている。
その力を前に、あの圧倒的と思われたギリシャ最大の英雄すらも敗北してしまった。
「言い忘れてたことがあるんだけどさ、凛ちゃん」
立ち塞がる最強の英雄を前に、しかし横島の声はいつもと変わらない。
「なに?横島」
だから凛もなんの恐れも感じずに、普段どうりの声音で返答した。
「俺のクラスって実はアーチャーなんだ」
神速で放たれる剣の軍勢を、蒼の光珠が迎え撃つ。
「……なに?」
絶対者であるはずの英雄王の貌が僅かに歪む。
「文珠は俺の霊力を圧縮して物質化したもんだ」
幾十、幾百もの剣軍は、幾十、幾百もの珠によって迎撃される。
「異質な力のためか俺以外の世界ではかなり頑強でな」
なによりも驚くことはその珠すべてが横島の意のままに動いている。
「こうやって、ときには弾丸に、ときには盾にしてる……ギルガメッシュ、たしかにお前は英霊の中でも強いんだろうよ」
考えてみれば、いくら頑丈とはいえ高速で打ち出される宝具クラスの剣を珠ひとつで墜とせるはずがない。
「英霊ってのは弱点があって当たり前の存在だからな、これだけ宝具があればどれかは弱点を突ける」
だが、剣はただ直線的に射出されるのみ。ならば側面から打ち抜き、着弾する剣のみを弾けばいいのだ。
「だが、俺には勝てん」
本来なら同時に幾十、幾百もの珠を高速で操ることは人間どころか英霊にも不可能だろう。
しかし、横島忠夫はそれを可能にした……なぜなら。
「なぜなら俺は神様見習い……そして、最高の魔術師、遠坂凛が召喚した……最強の使い魔だからだ!!」
/*/英雄譚2/*/
少年は何時しか大人になった。
大切だと想うものを守るために男は強くなった。
才能があった。師が良かった。支えてくれる多くの友に出会えた。
その才能を遺憾なく発揮し、足りない部分は周りの人たちが補ってくれた。
力をつけるために足りないものなどなかった。
ゆえに、彼はどこまでも強くなっていった。
だが、それこそが彼の不幸だったのかもしれない。
彼はやがて、神を殺し、魔神を屠るほどの力を得た。
それほどまでに強くなった彼は、しかし何一つ救えなかった。
どれほどの強敵を斃そうとも、自身が大切だと思うもの全てを守ることはできなくて、
どれほどの力を手にしても、終わり往く世界を支えることはできなくて、
守りたいと想ったものにこそ守られ、最後には世界が終わってもなお終わらない
己の命だけが残ったのだ。
/*/イリヤと士郎/*/
「バーサーカー死んじゃった。死んじゃったよぉ……」
ぽろぽろと涙を流すイリヤを見て、士郎はたまらなく愛おしく思った。
その白い少女を自分の腕の中に収め、彼女が泣き止むまで頭を撫で続けた。
そんな事しか、自分にはできないのだと無力感をさいなまれる。
「泣かないでくれイリヤ、キミは俺が守るから」
だからそれは強がりだった。
そんな力はない事を士郎は理解していながら、
それでも自分の腕の中で涙を流す少女のために何かをしたかったのだ。
/*/最後の日常/*/
衛宮邸の居間でいちゃつく士郎とイリヤ。
意味もないのにイリヤは士郎を後ろから抱きしめて遊んでいる。
「シロウ~♪」
「こらイリヤ。遠坂と横島が見てるだろう」
そんな風に言いながらも、士郎はどことなく嬉しそうだ。
「あら、衛宮くんはロリコンだったのね」
「違うぞマスター、男はロリでもイケる生き物なだけだ。ゆえに、ちっぱい人間でも嫁の貰い手があるのさ」
「☆死☆ね☆」
真剣な表情で犯罪者の言を語る己のサーヴァントに凛はいつも通りにガントを撃ち込んだ。
彼女は社会のゴミを掃除しただけで、けっして自分の胸にコンプレックスなど持っている訳ではない。
もちろん、妹の胸を妬ましいと思ったことなど一度も無い。
「嘘付け」
「ふんッ!」
全然懲りてない横島に凛は崩拳を打ち込んだ。
/*/桜異変/*/
なんて無様。
ランサーはそう内心で己に呆れた。
目の前にいるのは何かの呪いに呑まれた少女が一人。
何が面白いのかクスクスと狂ったように笑っている。
光の御子とまで呼ばれた英雄である自身が、たかが呪いに飲み込まれた少女一人に敗北したのだ。
現在のマスターは一応逃がしたが、それで面子が保たれるなどとは思っていない。
なんて無様。
そんな感情を最後に、ランサーと呼ばれた英雄は黒い泥に飲み込まれた。
/*/恋わずらい/*/
イリヤは衛宮邸の縁側で足をぶらぶらしながら考えごとをしていた。
「シロウと居ると楽しい。 シロウが笑ってくれると嬉しい。
シロウが悲しむと私も悲しい。 困ったなぁ、私はあの子にベタ惚れだ」
灰色の空を見上げながら、ピンク色の言葉を紡ぐ。
しかし、その表情は晴れることはない。
「あぁ、死にたくないなぁ」
彼女はとっくの昔に諦めている。
「私が死んじゃったら、シロウは泣いちゃうだろうな」
それでも弱音が出るのは自分のためではなく、愛しい人を想うがゆえだ。
だから気がつかない。
玄関をくぐり、「ただいま」と声をかけて帰ってきた人影に。
衛宮邸に張られた結界をすり抜けたのか、それとも結界は彼女を"侵入者”とみなさなかったのか。
ゆっくりと、
足音を立てず、居間から縁側に移動した彼女は、そこで空を見上げる少女の肩に、
ゆっくりと、手を
「―――随分遅いお帰りね、桜。今まで何所に行ってたの?」
「―――姉、さん?」
侵入者―――間桐桜の腕が止まる。
彼女は目の前のイリヤから視線を外し、中庭で待っていた遠坂凛だけを見た。
「イリヤから離れなさい。それ以上近づいたら容赦しないわ」
イリヤスフィール―――天の杯を手に入れようとやってきた桜の前に、
横島を傍らに立たせた凛が立ち塞がった。
そして物語は終焉へと加速する。
/*/士郎強化/*/
「それじゃあ、始めるぞ?」
「ああ、よろしく頼む」
士郎の限界を引き出すために、横島は超加速空間へと連れ込む。
そして、命を懸けた修業を収め、たしかに士郎は強くなった。
それでも彼が望むような力を手にすることはできなかった。
士郎はすでに自身の特性である固有結界に目覚めている。
しかし、それを展開するだけの魔力を持っていなかったのだ。
落ち込む士郎に横島は
「今度こそ死ぬかもな。それでもやるか?」
「やるぞ!それで大切な人たちを守れるなら」
そんな彼の言葉に横島は苦笑すると士郎に自身の記憶を流し込む。
それは、長い長い年月を行き続けた横島という人間を超越した存在が見てきた戦いの記憶。
そこで振るわれる武器の記憶だった。
/*/最後の夜/*
大聖杯の下へと出向く夜。
衛宮邸で待つことになったイリヤは士郎に力の限り抱きついていた。
「約束して? 必ず帰ってくるって」
「イリヤ、それ死亡フラグや」
ドゴンッ!!
「ごめんね。このバカは向こうに連れて行くからごゆっくり~」
そう言うと凛は横島を引きずって離れの方へと移動した。
それを見送った士郎とイリヤは互いに向き合うと笑い合った。
何を深刻に思っていたのだろう。
大丈夫。きっと皆生きて帰れる。
それが限りなく不可能に近くても、そう思うのは悪いことではない。
士郎は安心させるように、イリヤに笑顔を向ける。
「必ず桜を助けて、皆無事に帰ってくる。だから、待っていてくれ」
/*/どんだけーーッ!!?/*/
「どんだけーーッ!!?」
思わず、原作の時間軸的に考えて時代を先取りした言葉を叫んでしまった横島。
聖杯の起動を―――桜を止めようと柳洞寺の地下へと訪れた士郎、凛、セイバー、そして横島。
彼らの前に立ち塞がったのは四体のサーヴァントだった。
バーサーカー ――― ギリシャ最大の英雄ヘラクレス。
ライダー ――― 石化の怪物メドゥーサ。
ランサー ――― 光の御子クー・フーリン。
そして、前回の聖杯戦争から現界し続けた。
アーチャー ――― 英雄王ギルガメッシュ。
呪いに呑まれ黒化したとはいえ、否、黒化したゆえに巨大な障害となって、横島たちの前に立ちはだかった。
/*/決着/*/
聖剣が放った光の濁流の中で、その魔槍は投擲された。
ランサーの英雄としての矜持を乗せた最期の一撃。
「……ッ!?」
その一撃をなす術もなく驚愕と共に見つめるセイバー。
たとえ神がかった勘を有し、類まれな幸運に恵まれた彼女でも、
全力で聖剣を振るった死に体では、その一撃を避けることはできなかった。
ゆえに、彼が庇わなければ彼女の戦争はこの時に終わっていただろう。
「横島!?」
「いや、流石はアイルランドの光の御子……とっさに『逸』らそうとしたんやけどなぁー……」
甘かった。
文珠、一個でどうにかなるほど赤い魔槍の呪いは甘くなかった。
セイバーを狙う紅を横島は咄嗟に逸らそうとしたのだが、文珠の力を抗う槍を見てそれは不可能だと理解した彼は、
心臓を穿つ相手を自分に逸らしたのだ。
「俺はここまでみたいだから、セイバー。俺の分まであいつらを守ってやってくれ」
「な、なぜ私を庇ったのです!?」
「ああ、アンリ・マユを吹っ飛ばすには俺じゃ火力が足らないからな。それに……」
女の子を守るのは生前からの決まりごとなんだよ、と笑って彼は逝った。
「………」
セイバーはそんな彼の言葉に一瞬だけ驚き、そして感謝の意を伝えるように黙祷した。
次の瞬間には、彼女の瞳に迷いなく洞窟の奥へと向けられる。
己の全存在を掛ければあと一撃、真名を開放することができるだろう。
それを持って、この聖杯戦争を終わらせよう。
「それは困るな」
「な……」
己の胸から飛び出した黒鍵に驚愕するセイバー
先の戦闘の影響で、鎧を纏う魔力すらも惜しんでいた彼女は、
普段ならかすり傷一つつくこともないそれによって、致命傷を受けてしまったのだ。
/*/凛、士郎vs桜/*/
四対のサーヴァントの相手をセイバーと横島に任せ、凛と士郎は先行した。
そして今、二人は“この世すべての悪”の母体と成った桜と対峙していた。
最初はただの人間に何が出来るのかと侮っていた桜は、今は驚愕と混乱の中に居た。
「私の最強の使い魔が、マスターに自衛手段を待たせないわけがないでしょうが!」
彼女の手には光り輝く宝石剣があった。
それは、ここに来る前に横島に渡されたものだった
なぜそんなものを持っているのかと凛が問うと彼はこう言った。
「マスターの家の書物が読んでたら面白そうだから作ってみたんや♪」
「さらっと魔法に到ってんじゃないわよ、この変態ッ!?」
もちろん感謝の意を表し殴り飛ばした。
「いいかげんお姉ちゃんの言うことを聞きなさい!」
凛と桜の攻防はすでに20を超えていた。
無理な魔力行使は凛自身の肉体を傷つけたがそれでも止めるわけにはいかない。
「お姉ちゃんらしいことなんてしてくれたことないくせにッ!」
「うっさいわね! それでも私はあんたを守りたいのよ、救いたいのよ! だから私の言うこと訊きなさい!」
「守ってないんかくれなかったくせに!」
「ええ、そうね。でも、だからと言ってこれからも守らないなんて選択を選べるわけがないでしょうがッ!
何度だって言うわ桜、あなたは私の大切な妹よ!」
「ッ!?」
凛の言葉に動揺した桜に一瞬の隙が出来る。
士郎はその隙を逃さず、桜の懐に飛び込もうと駆け出す。
その突進を影が防ごうとしたが、士郎は双剣をもって弾き飛ばした。
そして、ようやく彼女の元に辿りついた士郎は“ソレ”を投影する。
諦めたように受け入れる桜。
そんな彼女を士郎は歪な短剣で刺す。
その短剣の名を“ルールブレイカー”と言った。
/*/戦友として/*/
早足で洞窟の奥へと向かう言峰を追いかけることはできなかった。
それでも、なおセイバーは己の限界を超えて剣を振り上げ咆哮をあげる。
「おぉぁぁああああ!!!」
最期の力を振り絞り、全力で振りぬく。
音すらも置き去りにしながら高速で飛んだ剣は、言峰の腹に文字通りの意味の穴を穿った。
自身の腹にあいた風穴を、神父はほんの少しだけの驚きをもって見つめた。
「まさか……聖剣を投擲するとはな……」
セイバーにとってエクスカリバーは武器である前に、王である証であり誇りだった。
それを投げつけるなど誰が想像しよう。
なんてことはない。
彼女は誇りよりも守るという主との盟約と友との誓いを優先したのだ。
破滅を望む神父はそのまま呆気なくその生涯を閉じた。
文字通り全力を出し切ったセイバーはそれを確認することはできなかったが。
/*/ヘブンスフィール/*/
士郎の身体はすでに限界を迎えていた。
桜との戦いだけではない。
無理に己の限界を超える修業が、未熟な身での度重なる投影を行った結果が彼の身体を蝕んでいたのだ。
だが、たとえ限界を迎えていても本来ならまだ問題はなかった。
身体はボロボロだが、療養すれば問題なく回復する程度のダメージだ。
しかし、それでも士郎はまだ休むわけにはいかなかった。
士郎の手にはすでに令呪がない。
凛の腕にも同様である。
それは彼らのサーヴァントが消滅したことを意味する。
ゆえに、今だ鼓動を続けるアンリマユを屠る必要が彼らにはあった。
そしてその役目を当然のように士郎は引き受けた。
なぜなら桜は気絶し、横島が造った宝石剣は彼女との戦いですでに失われていたからだ。
この巨大な絶望を討つ事が出来るのはもはや士郎をおいて他に居なかったのだ。
桜を背負った凛が洞窟から離れ、しばらく経った後に士郎は準備を始めた。
それを投影すれば士郎は死ぬ。
それでも彼は、彼よりも他の誰かを優先してしまう。
否、彼はただ自分よりも大切な人に―――イリヤに生きてほしかったのだ。
これが残っていては彼女が開放されることがないと分かっていたから、
だから、未練があっても迷いはなかった。
「投影開始」
生み出すのは己の知る最強の剣。
人々の願いを星が鍛え、形にした聖剣。
「――――――ッ!?」
人の身で聖剣を生み出した結果、士郎の意識はほとんどが崩壊した。
10秒か、1分か、それとももっと長い間か彼は意識を失っていた。
それでもその手には聖剣が握られていた。
士郎は自分の持つものの大半を犠牲にして聖剣を投影することに成功したのだ。
目の前の元凶―――“この世すべての悪”を打ち滅ぼすには聖剣を投影する他に方法がなかったのだ。
だから士郎は己の身体が崩壊することを理解していてもやめなかった。
だからそれを見た彼は、いまわの際の幻だと思ったのだ。
白い少女が立っていた。
その頭に頂くは白い冠。
その身に纏う衣装もまた白い。
その肩に掛かった赤い帯が白い少女の美しさをさらに強調していた。
ああ、こんなに綺麗な子に見送られるなら死んでも後悔しないと、そんな間抜けなことを士郎は思った。
「いいえ、あなたは死なないわ。士郎」
声をかけられ士郎は彼女が幻でもなんでもなく、実際にそこに居ることを認識した。
なぜ、なんていう疑問は浮かばない。
彼女が自身を犠牲にして、自分を助けるためにやってきたのだと察したためだ。
「あれはわたしが連れていくわ」
イリヤは鼓動を続ける“この世すべての悪”を仰ぎながらそんな事を言った。
ダメだ。
それは俺の仕事だ。
そもそも聖剣を造りだした時点で、衛宮士郎の身体は死んでいる。
犠牲になるのは自分だけでいい。
「大丈夫よ士郎。わたしの身体をあげる。最初は苦労するだろうけど、凛と試行錯誤すればすぐに元通りになるわ」
ダメだ。
そんな事は認められない。
一緒に暮らすって言った。今まで一人にした分、一緒に暮らすって言っただろう!
そう思ったが、すでに士郎の声は音にならなかった。
それでも彼女には理解できた。
理解できたからこそ彼女は一言、ごめんねシロウ、と謝った。
「わたしは、わたしよりもシロウに生きてほしいんだ」
そして、彼女は門へと進む。
少年は泣きながら白い少女の名を何度も何度も叫び続けた。
二度と少女は帰ってこない。
そんなことは認められないと叫び続けた。
今まで独りにしていた分を共に生きると約束したのだから。
五体で無事な箇所はなく喉からも血が流れだし、咳き込みながら叫び続けた。
もうすで機能していない瞳を白い少女に向け、手を伸ばす。
「じゃあね」
そして、扉は閉じられた。
その瞬間扉は消滅し、彼女の前には『この世全ての悪』だけが存在していた。
それもすぐに見えなくなるだろう。
この場所は世界の外側だ。
『この世全ての悪』の中に居続けるには白い少女ではあまりにも儚すぎ、
世界の外側で存在し続けるには、『この世全ての悪』ではあまりにも脆弱すぎた。
「シロウは大丈夫、あの子は独りではないのだから」
白い少女は目を閉じ、己の消滅を静かに受け入れた。
/*/終幕/*/
「いや、自己犠牲はキレイだと思うけど、俺は物語はやっぱりハッピーエンドじゃないといけないと思うんだ」
「へ?」
その声に驚き目を見開くとそこには、赤いバンダナに黒い無地のTシャツ、
ジーパン、ジージャンというラフな格好をした少年が立っていた。
「なんであなたがここにいるのよ!?」
ここは世界の外側。
あらゆる法則から開放されるかわりに、あらゆる加護からも見放された場所。
あらゆる存在を許さない、完全なる虚無である。
だと言うのに、イリヤと横島は無からも『この世全ての悪』からも淡い光に包まれ、守られている。
おそらくこの光は横島の力なのだろう。
「まあ、話をすると長くなるからな~残りの行数も少ないし」
「ちょっと!? ちゃんと説明しなさいよ!」
そんなイリヤの抗議をサラッと受け流すと
横島は今までに見たこともない真剣な表情で言った。
「イリヤはまだ生きていたいか?」
「何を言って……」
「イリヤは士郎と一緒に生きていきたいか?」
あまりにも真剣な横島にイリヤは自身の疑問を口にするのをやめた。
「そんなの無理よ。私の身体はシロウにあげちゃったんだから」
横島の力で無理やり己の限界を超える修業を受け。
そのままただの人間では絶対に対抗できない戦闘を迎え、
最後には聖剣すらも投影した士郎の身体はすでに死んでいた。
その士郎を救うため、イリヤは自身の身体を素体に士郎に新しい器を与えることで彼の死を回避したのだ。
現に彼女は霊体だった。
さっき気づいたことだが、横島の力を借りて、ようやく『イリヤ』として存在していた。
例え世界に帰れても、魂が還る器がないのだ。
「できる。前にも言っただろう?……俺は神様見習いだって。この世全ては救えないが、
イリヤ一人ぐらいなら救える。身体ぐらい新しいのを創ればいいさ」
その少年はニヤリと笑ってその力の片鱗を開放した。
イリヤが瞬きをした次の瞬間、彼の周りには数多の文珠が浮かんでいた。
『人/体』『創/造』
という二つの双文珠を主軸に作られた人型は、
次々と文字を込められた文珠がその存在を補足していく。
「まずは器の完成だ」
「……すごい」
枝毛ひとつない流れるような銀の髪。
純白のベールに覆われている肌は陽の光を浴びたことがないかのように白い。
人形では表すことはできないだろう、生ある整った顔立ち。
その瞳は魂が入っていないため精気の欠片もないが、それでもなお美しい紅の宝玉のようであった。
それは、イリヤスフィールそのものだった。
……少々異なったところはあるが……
「すごい……すごいけど、なんで大きくなってるのかしら横島?」
横島の創造したイリヤの新しい身体は、見た目20才前後の女性の姿をしていた。
「俺の趣味だ!!」
「……わかってはいたけど……」
その無駄に自信満々の横島の言葉にイリヤは呆れたようにため息を吐いた。
「なにが不満なんだ!?身長165cm、体重42kg、スリーサイズ
は上から88/57/85という素晴らしい女体だというのに!?
胸は凛ちゃんは言うに及ばず、桜ちゃんを上回り、
バスト、ウエスト、ヒップの比率は横島的黄金比だぞ!!」
さらにカロリーは採りすぎると身体に吸収されないから太る心配もない。
というどこかテレフォンショッピングを彷彿とさせる横島の言葉に
イリヤは逆に心配になったが別のことを口にした。
「だって、この姿じゃシロウのことお兄ちゃんて呼べないじゃない」
「あ~、あいつロリコンだもんな~」
そうなのよね、とイリヤも困ったようにその身体を見た。
その時、『この世全ての悪』が悲鳴を上げた。
その悲鳴は、声というよりも洞窟が崩落するような音に近かったが、
崩落の音には存在しない慟哭と確かな恐れをイリヤは感じ取った。
「おっと、もう時間がないな」
そう言うと、横島は今までのおちゃらけた不陰気を正し、真剣にイリヤに向き直った。
「もう一度聞くぜ、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。お前は生き還り、あの家に帰りたいか?」
「それは……」
帰りたい。
そう当然のように想う。しかし、イリヤは言葉にできなかった。
気がついてしまったからだ。
この横島の力だと思っていた淡い光は、その実、横島自身だということに。
横島が消滅し、彼を構成していた聖杯の魔力がイリヤに流れたとき、彼女は彼の世界の終幕を見た。
彼はその世界最後の生き残りであった。
ゆえに、彼は唯一無二の存在。
その世界の終わりは、きっと横島をカミサマにしてしまったのだ。
帰りたい。
きっと、その思いは誰もが憧れる想いだ。
カミサマになってしまった横島もきっと抱いている望みだろう。
だが、彼は故郷どころか彼の世界そのものが無くなっている。
もしも、イリヤが士郎たちの所に帰ればそんな絶望の中にいる彼をこの無の世界に置いて行くことになる。
絶望とは望むものが無くなるということだ。
望みとは自分自身の持たないものを求めるということだ。
自分以外のものすべてを失った横島にとって、最早望む術はない。
望む術を失った横島は、真の意味で絶望したのだろう。
その想いは今もそしてこれからも未来永劫、横島の中にあり続ける。
いいのだろうか……本当にこの人を独りにしてしまって……
そんなことを考えていたイリヤの頭を横島は優しくなでてやった。
そこには横島と『この世全ての悪』だけが残された。
しかし、『この世全ての悪』はその存在を消失しようとしている。
「そう騒ぐなよ、アンリマユ。お前の存在、お前の力は俺自身の一部となって変換され、
いつの日か、俺の創造する世界になる。まあ、お前がどう思っているかはわからんが、
このまま無に還るよりはマシだろう?」
さして時間も掛からず、無限にも等しい魔力の塊である『この世全ての悪』は、横島の一部なり、
そして、また彼は独りになった。
「さて、次の世界へ行くか……」
その姿に寂しさはない。
この世界で横島ができることはもうない。
正確には、横島が杞憂する事柄がもうない。
士郎、イリヤ、桜そして凛。
心配などない。イリヤの言うとおり、彼らは独りではないのだから。
それに、この世界でも短かったが、思い出を作ることができた。
多くの大切な思い出があれば、きっと悠久も越えていける。
そして、横島は次の世界へと旅立つ。
次の出会いも、良いものになることを願って……
---あとがき---
ということで、遅くなりましたが、「クロスシリーズ」一作目「x Fate(クロスフェイト)」を掲載しました。
本当に遅くなってすみません。(汗)
○年前に書いたものの上、今では作者の中のFate熱が冷めてしまったのでクオリティがひどくて、さらにすみません。
ただ、当時もイリヤが幸せになる可能性を自分なりに書いてみたかっただけですので個人的には満足してます。クオリティ低いですけど。
この作品に登場する横島はほぼ完全に作者が捏造したキャラクターです。
作者の中では、横島というキャラはGS美神という作品以上にすばらしいキャラクターだと思っています。
文珠というチート能力もさることながら、原作の経験からギャグもシリアスもほのぼのもこなせる魅力的なキャラクターです。
その使い勝手の良さから今回のような作品を書きました。
ちなみにシリーズと書いただけあって、このスレでは神様見習いの横島が色んな世界に行く話を書こうと思っています。
今回は彼が訪れた世界はFateで、
凛に召喚されたサーヴァントとして登場させましたが、その世界の人間に転生をして、別の名前で登場したりもします。
このスレ内の横島は同一人物、つまりFateの世界に登場しようが、ネギまの世界に登場しようが、リリカルの世界に登場しようが、
基本的にこのスレでは同一の存在です。そして、神様見習いをやっていると思ってください。
まぁ、所詮短編連作な上、深くは考えてないので設定は穴だらけご都合主義だらけですけどね。
なぜこんな設定を作ったかと言えば、チートキャラが色んな世界に行く話を書きたいと思ったときに、
使いがっての良いチートオリキャラを考えて書くより、チートほぼオリ横島を別の世界に渡る話を書いたほうが、作者としては面白かったからです。
次は、ネギまかリリカルか異世界の聖機師とかに転生した横島を書きたいと思っています。
思っているだけで忘れることも良くありますが;
次回はリリカルトリッパーを掲載します。
『【原作StS】リリカルトリッパーの主人公をさらにトリップさせてみた【3年後】』
作品時間軸:原作のStrikerS後、vivid前。
作品種類:リリカル世界で赤ん坊の頃から生きてきたトリッパー(22)が、
トリッパー抜きで原作の通りに歴史が進んだ平行リリカル世界に迷い込む話。
ちなみに、トリップ先は休暇中でミッド宅でまったりしようとしているはやて(22)がいる八神家。
ただし、進行度は30%
xFateに集中してたからって、なんという遅筆orz
ちなみに、登場する人物は、オリ主、【ネタばれ】、八神家、なのは、ヴィヴィオ、ユーノが決定。
リリカルトリッパーの世界からはオリ主と【ネタばれ】しかでません。
感想板に「○○登場希望」と書いていただければ、物語が破綻しないレベルで加筆します。
というか、ネタに困ってるので書いていただけると幸いです。本当にできればお願いします!m(_ _;m
ただ、StrikerSまでに故人になった人や、生死不明の人、あと地球組(アリサやすずか)は物語に収集が付かなくなるので勘弁してください。
それでは、なんだか注文が多くなってしまって申し訳ありませんが、
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。