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No.15391の一覧
[0] 【ネタ】俺が本当の原作レイプのやり方を教えてやる(リリカル)[並皿王手](2010/01/07 19:26)
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[15391] 【ネタ】俺が本当の原作レイプのやり方を教えてやる(リリカル)
Name: 並皿王手◆e0675072 ID:dad32054
Date: 2010/01/07 19:26
実を言うと、前世の記憶についてはあまり気にしたことはない。
大して特筆することもない人生だったし、今度の人生も恐らくはそうなるであろう、と予測がついていたからだろうか。
以前生まれたのも太陽系第三惑星の日本国だったし、今回もまたそうであった。
そしてこれまた前と同じで、僕の生まれた家はそこそこな金持ちだったし、僕の名字も名前も同じであった。
両親にもその他の家族にも変わりはなく、違いといえば住所くらいだった。



海鳴市―――自然と文明が上手く調和した、のどかな地方都市であった。



どこかで聞いたような気がした地名ではあったが、まあ大して気にもしなかった。
何処にいようが、人生が何度目だろうが、僕はオタクであり、オタクである以上、することに変わりなどはない。
趣味への耽溺―――それに尽きる。
漫画もアニメもゲームも、前の人生とほぼ変わらないラインナップで存在していたため、僕は何の不自由もない二次オタライフを送れていた……



……そのお陰で、世界の違いに気づくのが遅れたわけだが。



到底幼稚園児に理解できるとは思えない趣味の数々を楽しむ僕に対し、両親の感想は「まあ、うちの子は天才だわ!」であった。
明らかに萌え系やダーク系の作品にも熱中する幼いわが子を目の当たりにしてこの感想は能天気にも程がある気がするが、まあ前世からなので仕方ない。
まあ、天才と言われれば悪い気はしない。幸い前世でも結構いい大学まで行けた事だし、ちょっとばかし知性のほどを見せつけて親を喜ばせてやるか……
……で、僕は近隣屈指の名門私立・聖祥大付属小に入学したわけである。



同級生が幼すぎてノリが合わないんじゃないかと心配していたのだが、それは見事に裏切られた。
……なんで普通に大学卒業後の進路の話とかしてんの?君たち小学生だろ?僕、在学中ですらほとんど考えてなかったよ?
同じ年頃だった頃の自分と比較して正直欝ったが、まあ話のレベルが合うのはいいか……とポジティブシンキングで行くことにした。



友達は結構簡単にできた。
お人好しなリア充が向こうから声をかけてきて、仲間に入れてもらえたのである。以前なら「リア充死ね」と言うところだが、まあ小学生だし。
リア充の名前は高町なのはといった。正義感が強すぎて正直ウザいが良い人である。美少女だし。
その友達の、釘宮理恵の一卵性双生児としか思えない声色の持ち主となんかいつもかすかに血の匂いがする子もまあ良い人である。しかも揃って美少女である。
こんな美少女に囲まれるなんて以前なら「それなんて(ry」と言うところだが、小学生だしそもそも三次元と言う時点でナシなので、まあわりと嬉しい程度だった。
そんなこんなで友達にも恵まれ、成績も当然トップ(でなかったらささやかなプライドがぶっ壊れる)だし、なかなかに楽しい小学校生活じゃないかハハハ。
……と調子に乗っていたら……





「処刑でいいよなコイツは……」
「ああ……許せねえよ、俺たちが来る前にハーレム形成しやがって……」
「しっとの心は父心!」





……なんか、怪しい人達に拉致られた。



……え?待って、意味が分からないんだけど。何?ハーレムって。
つーか何なのこの人達?
リーダーらしき銀髪にオッドアイの人を筆頭に、揃って美形なんだけど。
なんというか、格好から何から、地球の常識を外れていると言うか……
……うん、中学生の考えた「ぼくのかんがえたかっこいいしゅじんこう」みたい。



「あの……ちょっと説明してもらえませんかね、何なんですかこの状況?」
身代金目当ての誘拐とかじゃなさそうなのはわかるが。
「うるせえよこの最低系オリ主!エビフライぶつけんぞ!」
「オリ……何?」
「とぼけても無駄なんだよ!
 『織井 秀一』なんて名前の奴がトリッパーじゃないわけねーだろ!」
いや、別に普通の名前だろ。
「同志ゼネラル……ひょっとして彼は、『原作知識なし』なのでは?」
「何!?……確かにありえなくもない、か……
 ならば、何も知らずに逝くのは無念であろう。
 冥土の土産に教えてやるとするか……」
ゼネラルとか呼ばれた銀髪オッドアイが語り始めた。ていうか、殺すのはもう確定なのかよ。



「説明しよう!―――『魔法少女リリカルなのは』の全てを!」


(50行程省略)


「……なるほど、そういうことだったのか。
 確かにそんなアニメ聞いたことがあるな。タイトルに少女って入ってたから見なかったけど」
「え?なんで?」
「30歳以下の女性には興味ないんで」
「……ああ、そう……」
なんか怪しい人達がめっちゃ引いたんだけど。何か変なこと言った?言ってないよね?あの年頃の爛熟した色気こそ至高だよね?
「……それで、あなた達はこれからどうするつもりなんです?」
「知れた事!早い者勝ち、恨みっこなしのヒロイン争奪戦よ!
 狙うは無論ハーレム!男の夢!」
「さすが同志ゼネラル!
 俺達には恥ずかしくて言えないことを堂々と言ってのける!そこにシビれる、あこがれるゥ!」
胸の奥底からふつふつと、煮えたぎる怒りが湧いてきた。ああ、こんなにムカついたのはスクイズ最終回のNice boat.以来だ。



「―――この馬鹿野郎!お前らには、何もわかっちゃいない!」



「……何だと?何がわかっていないと言うのだ?」
「……これを見ろ」
ポケットをガサゴソやって、携帯を取り出す。
「!これは……」
「そう。―――お前らのヒロイン、高町なのはのプリクラだ」
「可憐だ……これがなぜ10年後にはあんな風に……
 ……ってそうじゃねーだろ!なのは様と一緒にプリクラなんて羨ましすぎるんだよ畜生!
 嫉妬で人が、殺せたならッ!」
「押せば命の泉湧く!」
「……これと我々が『わかっていない』こと、何の関係があると言うのだ?」
「わからないのかマヌケ……なら教えてやるよ!」
プリクラを指さしながら、僕は全力で吼えた。




「―――どう見ても三次元だろうがッ!」





「二次オタだろ、お前らは!
 ちょっと二次元の世界に来られたからって、三次に浮気してんじゃねーよッ!」
「な……何?」
「はッ―――死んでみたらアニメの世界に行けましただァ?
 なるほど、そんな夢みたいな目に会えれば、多少は有頂天になるのもしょうがない。
 ―――だがな!来られた時点で、もうそれはアニメの世界じゃない!ただの現実なんだよ!」
「……!」
「二次元が完全なのは、その不完全さゆえなんだよ。
 リアルに描写されても不快なだけの箇所を削ぎ落とした、それゆえの完全さだ!
 ヒロインの生理をつまびらかに描写するギャルゲーがあるか?
 だがここは現実だ!三次元だ!
 お前らの好きだったあの娘にだって、この世界じゃ見たくもないようなところなんて腐るほどあるんだよ!
 ―――なぜなら!それが現実の人間ってもんだから!」
「……わ、私は……」
「いい加減認めるんだな―――」





「二次元で燦然と輝いていたあの女神様は―――今やただの惨事女に堕したんだよッ!」





ゼネラルががくりと膝をついた。
「……どうすればいい?
 私は、これからどうすれば良いのだ?」
僕はゼネラルに手を差し伸べると、ふっと柔らかく微笑んだ。





「―――アキバに行こう。
 二次元は、いつでも僕達を待ってくれている」





「……か、神……」
ゼネラルがぽつりと口走る。
「……神、そう神だ!彼はオタクにとっての神だ!」
「二次元の神だ!二次神様だ!」
「二次神様!」
「二次神様万歳!」
「二次神様最高!」
「二次神の仰せの通りに!」
「二次神様を称えよ!」
「ジーク二次神!」
「ジーク二次神!」
「「ジーク二次神!ジーク二次神!」」



明らかにヤバいテンションの怪しい人達に持ち上げられ、胴上げされながら僕は思っていた―――



―――やめときゃよかった、あんな演説。





―――その後。
配下(いつの間にか僕がリーダーになっていた)のトリッパー全員でローラー作戦に当たらせたところ、散らばったジュエルなんとかいう石は割とあっさり全部回収できたり
それを奪うべくやって来たフェイトとかいう女の子(露出狂らしい)を全員で袋叩きにして捕まえて、ついでにその辺にいたフェレット(卑猥らしい)もケージに入れたり
涙目で「母さん(かわいそうらしい)のためなんです!」とか言って泣き落としにかかったけど「惨事女キメェwwwラブプラス最高www」と誰も相手にしなかったり
自白剤を盛って母親の居所を聞き出し、SSSランク魔導師(なんか凄いチートらしい)のゼネラル達で庭園を強襲、捕まえて管理局(上層部は黒いらしい)に突き出したり
着いてみたら全て終わってたクロノ(将来はキョンらしい)やエイミィ(姉と言っときながら姉さん女房らしい)やリンディさん(すごく好み)が呆然としてたり
猫二匹と髭のおっさん(友の敵討ちらしい)を適当にボコって、闇の書(完成すると世界終了らしい)永久封印計画の情報を盗み出し、証拠つきでバラして失脚させたり
八神はやてとかいう車椅子の子供(乳揉み魔らしい)の誕生日にその家に侵入、起き抜けのヴォルなんとかいう奴らを不意討ちして四人とはやてを拘束したり
闇の書の蒐集(なんか凄い手間らしい)は平均ランクAAAの部下達のリンカーコア(魔法的器官らしい)抜かせたらあらかた完了したり
完成させたら出てきた黒い羽の女性(死ぬらしい)をゼネラル達が一方的にボコったらなんか気持ち悪いうねうねしたのが出てきたり
うねうねに追い詰められたゼネラルが土壇場で「レアスキル・魔法プログラムデバッグ」に目覚めてうねうねを浄化したり
普通に生き残った羽の人が混乱の極致にあるはやてとヴォルなんとかに対面して、何を言っていいのかわからなさそうだったり
ティーダ(凡人の兄で死ぬらしい)を殺そうとした違法魔導師をゼネラルがぶっ倒して助けたり
ラグナ(どうでもいいスナイパーの妹らしい)を人質にした奴もゼネラルがぶっ倒したり
スカなんとかいう人(マッドらしい)の居場所を濃い顔のおっさん(信念の人らしい)に吐かせ、娘たち(サイボーグらしい)諸共ぶっ飛ばしてひっ捕らえたり
スカなんとかと最高評議会(ゼーレで脳味噌らしい)の癒着を公表したら次元世界(広いらしい)中が大混乱に陥ったり
なんか色々なとこで戦争とか起こりそうになったけど、とりあえずゼネラル達が全て吹っ飛ばしたり(ゼーレもどきとか)
そしたら僕達が正義の味方みたいな扱いになって祭り上げられ、オリシュタルビーイング(僕等の組織の名前)政権待望論が浮上したり
色々あって最終的には、高町なのは(悪魔らしいやり方でも話を聞いてもらえればいいらしい)を初代次元世界皇帝として頂くことで全次元世界が合意したり
その頃、かつての虜囚生活の間に愛が芽生えていたフェイトとユーノ(世界一有能な図書館司書らしい)の間に十二人目の子供が誕生していたり
はやてとその家族(上に同じく、僕等に拘束されてる間に仲良くなった)のヴォルなんとかと羽の人がコントグループ「八神家12:50」を立ち上げ、一世を風靡したり
スバル(改造人間でなのは大好きらしい)がアイドルグループ『少女隊』の一番の人気アイドルになり、後に役者としても大成したり
ティアナ(兄が死んで凡人らしい)がスバルと共に大人気刑事(というか管理局の捜査官)ドラマ『藍棒・2人だけの翼』の主演になったり
エリオ(揉んで犯るらしい)とキャロ(召喚・バハムートらしい)がフェイト・ユーノ夫妻の養子となり、後にトレジャーハンターコンビ『ガリ07』となったり
クロノが僕の息子になったり
プレシア(不治の病かと思ったらそんな事はなかったらしい)とグレアム(あしながおじさんらしい)が、共に獄中での文通でいい雰囲気らしかったり
ゼスト(二度死ぬはずだったらしい)がメガーヌ(ずっと死んでたらしい)と三十を過ぎて出来婚して、ルーテシア(蟲師らしい)にも懐かれて幸せそうだったり
ゼネラルが前世でも今生でも女だったり
ヴィヴィオ(王様で四期主人公らしい)がなのはの養子として引き取られ、教育係のカリム(予言者らしい)やシャッハ(トンファーらしい)から帝王学を学んでいたり
ティーダとヴァイス(いてもいなくてもいいらしい)がゼネラルを取り合ってどうでもいい方が振られたり
アリサ(やっぱり釘宮らしい)が第三次次元世界大戦(通称OB戦争)後の混乱に乗じて地球大統領に就任、すずか(ノーライフキングらしい)がその腹心となったり
まあ色々あったが、これだけは言える。





―――熟女だけは、三次でもいいものだ。





※何書いてんだろ、俺……


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