帝政ゲルマニアはその基本を都市国家に置いている。そこの構造上中央集権の推進には多大な労力を必要とし、必然的に外部からの介入を受けやすい構造を有している。このため、これらの諸問題を解決するとともに始祖の血をひかない皇帝の地位向上を目的とした方策の一環として権威強化を試みることで中央の影響力を強化することを提言する。その具体策に関しては以下のとおりである。一、既存の宗教者の腐敗を活用して、既存宗教組織への不信感を高揚させる。これを悪化させるべく、宗教者に大きな利権を貧民救済のために分け与える。後に、その使い道を糾弾するなどし、その不正をただすことで中央への求心力を貧困層より得る。二、比較的現状を変革せしめんと努力する宗教家らと接触。現状への改革に手助けを行うとする。可能ならば、彼らには既存組織の改革という問題に対して過激に行動することなく組織内で穏便な改革路線を堅持させること。大規模な宗教戦争は望ましくない。三、ロマリア本国において腐敗の程度を悪化させること。可能であれば、穏健な改革派を異端であると指弾し、追放または査問することに持ち込めれば最善である。その動きを促進するために、過激な改革派による暴発は一つの選択肢と認識すべきではある。宗教戦争は望ましくないので局地的な暴動が許容の限界であり、それはゲルマニア外であることが必須条件となる。四、上記の如く事態が推移した段階を持ってゲルマニアに存在する教会の中から比較的改革の必要性を認識しつつもロマリア本国への不信感や異端と指弾され、生命の危機にさらされている者たちを糾合し、分離を促進。ロマリア在住の信徒から一部をこちらに招くことで腐敗の噂を流布することを並行して行う。五、皇帝によりロマリア本国に対して腐敗を是正するように提言。おそらくこの段階において懸念されるのはガリアの介入のみ。民心を固めておくことが肝要。ガリアよりの介入以外は軍事力によって排除が可能であると思われる。これをロマリア宗教庁が拒絶した段階で新教徒への弾圧の事例を提示。その威信を揺さぶる。六、混乱に乗じて分離運動を行っている一派と接触し、「信仰の擁護者」として真の信仰を守ると宣言。これをもって、ゲルマニア内における宗教的権威を活用し、中央集権にくみするものとする。この分離独立運動を行っている一派を以後国教会とし政治との距離を保たせる。これらにより、ゲルマニア内部における外的干渉要因を排除すると共に貴族らに対する影響力の拡大を図るものとする。追記:当該案は社会変動を過度にもたらすものであり、その影響が予想の範疇にとどめることが極めて困難。アクターが複数に分かれるため実行を開始するとその後の変更も覚束ないため計画は取扱いに極めて慎重を要する。また、ガリアの介入という不安要素を排除しきれないのが重大な懸念材料である。ロマリア宗教庁の腐敗に関しても現状ではロマリア内部で粛清が行われることで逆に権威再構築に活用される可能性が介在するためリスクが大きすぎると判断。当該提案は廃案とする。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~裏書。いや、改革するのっていろいろ考えて書類出して検討してと大変なんだよとおもって裏側をちょっと演出してみました。督戦隊?今、ちょっとお出かけ中。機能から前々からの予定があったらしい。平和です。( ̄ノ日 ̄)