「さて、何からお話しましょうか」飲み干したティーカップ。それをカチャリ、と澄んだ音を立てながらソーサーに戻した精悍な表情の男。"客人をもてなすための客間で、お茶を一杯頂いた。あとの世間話"そんな軽い口調で、雑談でも交わすかのようななんでもないような一言。呟くその姿勢にあるのはある種の余裕だ。「せっかくのご来訪だ。そう、焦ることもありますまい」それゆえに、歓迎のホスト役を務める壮年の貴族はやんわりと時間は幾らでもあるのだからといなしてみせる。ゆっくりとお茶でも頂きながら、陽光の穏やかな冬の景色をごらんあれとばかりに視線を外に向けてみせる何気ないしぐさ。すべてにおいて、洗練された挙動は生まれながらの高貴な青い血のみに許されたある種の余裕をこちらも漂わす。「見事な景色だ。実に、壮観ですな」「いやはや、面映い。コクラン卿のように壮麗な大自然をご覧になられた方にはつまらないものでしょう」「ご謙遜を。ヴァリエール公爵閣下がこの光景には心を奪われるのも道理と感服する思いです」ラ・ヴァリエール公爵領の冬景色を愛でる客人と、謙遜してみせる館の主。その二人の間で交わされる会話はどこまでも穏やかで、どこまでも平凡なまでの字句通りの言葉。忌々しい男だ、と内心お互いに心底忌々しい思いをかみ締めつつ。彼らは穏やかな時間をゆっくりと気に入らない相手と共に笑顔で過ごしていた。事の発端は、分かりやすくいえば交渉の必要性をどちらも理解しているということだ。どちらも、現状において相手が自分の望むものを有しているという事実を理解している。ゲルマニア側の代表として、トリステイン問題の根本解決をなんとしてでも成し遂げよと派遣されたロバートの立場はシンプルだ。迫りくる狂信者の一派とそれに同調してみせたアルビオン分子の問題で頭が痛いところに沸いてきたオーク鬼と関連する諸問題。ロマリアの狂った坊主共が、何か戯言をわめいただけで、それに乗せられてゲルマニア討つべしとアルビオンから艦隊が丸ごとひとつ脱走して攻めてくる事態。理性的な人間にはつらい時代だ。それだけでも頭が破裂しそうなのに、糞忌々しいトリステイン王室残党諸々をトリスタニアで枯死させようと思えば何故かオーク鬼が押寄せてくる始末。トリスタニアが焼かれるのは人事でも、トリスタニアから逃げ出した難民と押寄せるオーク鬼を前にタルブ駐屯地が大混乱寸前とくればもうお手上げだ。紅茶で一服し、だからそれがどうしたと笑い飛ばそうにも笑い飛ばしにくい現実が待ち構えている。はっきりいって、ブランデーを抱えてそのまま寝床に戻って夢が醒めるのを待ちたいとはこのことだろう。だから、ロバートとしてはこの難問を解決するために二つの問題をなんとか解決する必要がある。ひとつは、トリステインにおける明確な負担の分担相手だ。間違っても大公国など信用できないし、そもそも相手にそれ相応の負担を飲む理由が無いので端から却下。必要なのは、難民を押し付けられて、トリステイン貴族間のごたごたを処理できる権威があり、なおかつゲルマニアと利害をある程度共有する代理統治人だ。分割して統治せよの原則からいえば、ゲルマニアの手先となる明確な統治の道具なしに、ゲルマニアが直接泥沼に手を突っ込めばボーアの二の舞ということになる。しかも、ボーアと違いトリステインにはダイヤも金山も、それこそ引くべき鉄道線さえもないのだ。だから、可能ならば、それこそ難民を引き受けてもらい、なおかつ貴族連中を全部『処理させる』代理人がゲルマニアは欲しい。そして旧トリステイン貴族の中でも王家に連なり今尚とどまる最大の貴族であるヴァリエール公爵家というのは自ずと正統性の問題を克服しやすい。必要であれば、それこそアンリエッタ王女よりも正統性の高い『摂政』なり『大公』なりに任じて『自治』の名目で委託しても良いほどだ。が、たった一つだけそのためには問題がある。ゲルマニアが頭を下げて受託してもらう、と言うわけには行かないのだ。ゲルマニアは、少なくとも勝利者であり、勝利者の寛容さを見せ付けるという最低限度の舞台装置なしにはなにも進められない。間違っても、自分達からこの話題を切り出すわけにはいかない難しさがそこにある。だから、一度だけでいいのだ。『頭を下げてくれ』他方、ヴァリエール公爵にしてみれば最初の問題はより単純だ。無責任な王家が放り出していった祖国。それ束ねぼろぼろに戦火で崩れてゆくところから救うというある意味貴族の義務がはじめに問題となる。忠実に果たすべき責務を果たす意志に揺らぎはない。必要とあれば、彼はなりあがりと人々がさげすんでやまないゲルマニアと協調することさえも吝かではないのだ。だがそれは、二つの問題を彼に同時に引き起こしかねない。まず、第一の問題はその立ち居地だ。彼は現在、最も有力な傍系王族であり王家にとっては微妙な存在と化している。ここで彼がその血筋を正統性に立つとなれば当然のこととしてそれは『王家』からしてみれば反逆に等しい。このとき、父親として彼は心底嘆くのだ。何故、ルイズが、あの愛する娘は、あのアンリエッタ王女の手に囲われてしまったのだ、と。ああ、もっとしっかりと監視をつけておくべきだった。悔やんでも悔やみきれない思いで、彼はそのことを今でも後悔している。仮に、ゲルマニアにつくとなれば当然のこととしてルイズはトリステイン王室に味方した以上家から追い出すという形を取らざるを得ないだろう。二度と、愛する家族が一同にそろうことはなくなるのだ。…愛している娘が、家族の下に、ルイズが二度と戻ってこられないという親としての葛藤。踏み絵を迫られる、という不愉快な予測可能な現実は彼にとって極めて苦々しい未来図だ。だが、それさえも事と次第によっては吹き飛んでしまうような問題が彼の家にはあった。『妻の血筋。』ことが露見した場合、文字通りゲルマニアとトリステイン王室がなりふり構わずに公爵家に杖を向けるにたる問題だ。ゲルマニアは文字通り、戴冠と事によれば『禅譲』ないし『婚姻』を叫ぶことだろう。杖にかけても、それを強硬措置で断固として為すにたる理由だ。王家が、手段を選ばずに家を亡き者にしようとするのもまた同様の理由だろう。マリアンヌ大后殿下こそトリステインの正嫡だが…よりにもよって王配ではなく王としてアルビオンの王族を受け入れてしまったのだ。先王陛下が暗君であったと難じる訳ではないが、血という事実だけで見ればアンリエッタ王女殿下は…決して『唯一無二』の選択肢というわけではなくなってしまう。トリステイン王室の庶子が始祖とはいえ『公爵級』の血筋をひく自分。口にできぬ血筋の妻。ことによれば、ことによれば…それだけで事足りえてしまう条件が整ってしまうのだ。だからこそ、彼は決断しかねた。家族を愛するが故に、彼は家族を守ろうとどちらにも足を向けられないのだ。郷土に対する愛着は、愛する祖国を救うべきだと彼に訴えている。貴族としての怜悧な判断力は、ゲルマニアとの現実的な歩み寄り以外にはジリ貧だということを見抜いている。父親としては、愛する末娘のことに心をかき乱されてしまっている。家の主としては家族全体に待ち構えるやも知れぬ破局に思わず凍り付いてしまう。その彼にとって、唯一許容可能なのが『委託された』という形で『旧トリステイン領』の一部を『代行統治』するという形式だ。もっと言い換えれば、ゲルマニアにもトリステインにもどちらにも道理を通せる唯一の方策。彼が、たまたま貴族としてゲルマニアに頼まれたが故に『王家の帰還まで土地を一時的に管理する』という苦しい理屈。一言、一言ゲルマニアが頭を下げて彼に委託するとこぼしてくれればすべてが上手く行く。そうしてさえくれれば、幾らでも彼は現実的に可能な範囲でゲルマニアの負担を軽減することを喜んでやるだろう。厳しい立ち居地でこうもりのようなものとさげすまれようとも、やり遂げてみせる。一度だけでよい。一言、『頭を下げてくれればよいのだ。』そして、お互いにある程度相手の腹が読めるがゆえに彼らは内心でよりいっそう苛立たしくなるのだ。ロバートにして見れば、よほど高く自分を売りつけようとしやがって、と。この点、ロバートが察しえるのは公爵の問題の片方でしかないだけに苛立ちはより深刻だ。貴族ならば、割り切れるだろうと見ているロバートにとって優柔不断の姿勢で売りつけられていることは実に深刻なストレスの原因である。他方ヴァリエール公爵にしてみれば、いい加減苦しいのだろうから意地を張るのも限度があるだろうという苛立ちだ。彼もまたゲルマニアに数多の障害が起きていることは知っている。だからこそ、ゲルマニアが妥協してくれることを願い、願いが叶わぬことに深刻にいらだつのだ。いい加減、お前ら妥協しろよ、という突っ込みは外交の世界においては禁句である。「おや、これはいけない。すぐにお代わりを用意させましょう」「かたじけません。いや、ご好意に甘えてしまいゆるゆると過ごしてしまいます」そして、表面上だけ和やかな会話が流れていく中で進むのは時間だ。内実は、進む時間と一切比例せずに出発点から一歩も前進を見せていない。ただ、心中の苛立ちとのどに詰まる不快感を押し流すための紅茶だけが時間と比例して消えていた。ホストとして、遺憾だと嘆かんばかりに家人を呼びやるヴァリエール公爵。そして、客人としてなんら思い煩うことなく快適にやれることに礼を述べてみせるロバート総督。「なんのなんの。隣からたずねてくださるご客人をもてなすことを惜しむ隣人ではありませんぞ」「公爵閣下にそうおっしゃっていただくとは光栄ですな。よき隣人に恵まれた私は幸運です」「なんの、よき隣人達に囲まれているのですからな。お互い様でしょう」快闊さを装ってやり交わされる言葉は、単なるよき友誼を言祝ぐようであり如何様にも言いつくろえる言葉の複雑さがにじみ出る記号にも等しい。ヴァリエール公爵がホストとして紡ぐ言葉。隣と言う言葉。隣人と言う表現。そこに含まれるのは、多様な意味だ。公爵にとって、隣人とは隣国と同義である。隣国からの客人という表現を、しかしオブラートに包めば隣からの客人だ。隣人と自らを定義しつつも、その定義はいかようにでも言いつくろえる余地を残してある。他方、ロバートが感激したとばかりに礼を述べる口上は『ゲルマニアの一貴族の自分』とそのよき隣人である『公爵』という構造を意識してのものだ。言い換えるならば、敬意こそ払うもののそれは『同じく国』の年配である公爵に対する敬意だ。『私』という個人の隣人としての公爵というのは、国の隣人としてではなく、内側での交際を強調する文脈になる。即座に、明朗に笑いながら応じる公爵はだからこそ『よき隣人達』という文脈を強調する形で応じるのだ。それは、ヴァリエール公爵領の立ち居地が『ゲルマニア内部』だろうと『ゲルマニアと外の国』だろうと矛盾しない形での言葉。同時に自分の先の言葉を否定しないことにより、意は間接的ながらも明瞭に示したと主張できる言葉のつなぎだ。どちらも、相手の言葉をとがめるに足るものではない。それを突こうとすれば、片方は『強いてそれを求めた』という形にならざるを得ないのだ。破局は避けたく、しかし、相手に頭を下げさせねばならないという微妙な均衡。言質を与えぬように、慎重に、細心に。それでいて、表情筋は穏やかな微笑を。完璧かつ芸術的な時間と知性を無駄遣いする典型例とはこのことだろう。だが、そこにあるのは真剣な国益と家の未来をかけた男達の交渉だ。当人達にあるのは、おだやかで優雅な挙措の裏にある真剣かつ妥協の余地の無い利益追求者としての決意と覚悟。この点ではどちらも、誰からも後ろ指を指されることが無いほどに糞まじめである。当たり前だが、有能で手ごわい交渉相手ほどろくでもない交渉相手というものはなかなか存在しない。ある意味、リッシュモン卿のように分かりやすい根性で交渉が比較的早期に妥結できる人間相手の方がよほど会話しやすいともいえるだろう。だからこそ彼らはリッシュモンが糞ろくでもない人間で信頼のかけらも置けないと知りながらも、『信頼できない』という彼の属性を信頼して交渉に望めるのだ。それだけに、ロバートは完全に焦燥感にかられてしまう。現状、彼の手持ち札は『脅迫』と『公爵の愛国心』と『公爵の理性』だ。いずれにしても、相手に強要できる札ではあるが…断られた場合ゲルマニアの面子がかかってきてしまう。ゲルマニア総督の『公式な要求…服従せよ』を拒否された場合、オーク鬼の次にヴァリエール公爵領膺懲戦である。びた銭一文どころか、完全な大赤字で散々な損害を出せば、幾らロバートを高く評価しているヴィンドボナとて手のひらを返すことだろう。かといって『公式な要請…協力してくれ』では、何のための遠征か分からなくなり政治的にゲルマニアが許容できるリスクをぶち抜くことおびただしい。では、どうするか。答えは簡単だ。相手の真の腹は交渉の落としどころに関する自分の考えを打診するにありと推察した。私は最早交渉は早期に妥結すべき時機であり歩み寄ろうと咽喉まで出かかったが、どうしても言葉に出すことができなかった。私はただ私の顔色によって察してもらいたかったのである。とはいえ、両者ともに理性を持ち実務経験も持ち合わせたタイプであるだけにこの交渉方法の不毛さもすぐさまに理解した。当たり前と言えば当たり前で、どちらも交渉を進めるインセンティブだけは豊富に持ち合わせているのだ。相手の足をすくうことだけではなく、どうやって交渉をもう少し進展させることができるだろうかという点についても考えていた。まあ、微々たる割合ながら意識を割き検討を始めた程度だが。とはいえ、この手の問題の根本的な落としどころは実に難しい。相手の腹ということもさることながら、根本的に誰かが損をするという形でしか交渉がまとまらないと言う点にある。どちらにしても、自分の願望と相手の願望を競わせてどこかで妥協しなければいけないとしても。50:50では双方の面子が立てられないのだ。せめて、51:49でどちらかがその望むところを手に入れなくては交渉がまとめられない。交渉のテーブルをたてば、その瞬間は簡単だがその後の心配もしなければならないだろう。だからこそ、両者はとりあえず交渉のテーブルで笑顔の裏で懸命に考える。誰か、何とか、してくれないのか、と。まず、皇帝を此処に呼び出せれば一番簡単だなと思いつつもロバートはそんなことができるものかと笑い飛ばす。皇帝が、一貴族の家に行幸?それが、数ヶ月前まで隣国の貴族でキーパーソン?自分が頭を下げる方が、まだしも政治的爆発は規模が抑えられるに違いない。「おお、そういえばツェルプストー家のご令嬢のことをご存知ですか?」「幾分、縁のある家といえば縁のある家ですので耳には。オーク鬼を相手にご活躍のようですな」では、誰かゲルマニア貴族?たとえば、考え付くのはツェルプストー辺境伯のようにヴァリエール公爵家との縁が深い貴族だ。だが、縁が深いといっても…怨恨がらみというか痴情がらみの縁もある仲介者というのはちと不適切だった。かといってヴィンドボナの商会や官僚連中を連れてきたところでロバートと同じか下位の人間が一人お茶会に参加するだけに近い。「いやはや、見事なメイジですよ。なかなかに有望で、ヴィンドボナでも中々の評判です」「おや、それは知らなかった。どうにも、ヴィンドボナに知己が余り居ないもので」「どうも古くからの親交を優先されていたのですな。とはいえ、新しい知己とも縁は深められるものですぞ」「ごもっともだ。さて、もう一杯いかがですかな」「これは閣下、頂いてもよろしいでしょうか」切り出すべきなのだが、さてどう切り出したものか。隣人、いや、国の名前で語るかと咄嗟に思案してロバートはそこに言葉をつなぐ。「いや、しかしヴァリエール家ともなれば諸国に名の通った家では」「いやはや、通り一遍ですよ。お恥ずかしい」となれば、トリステインか国外の人物だが…これまた実に難しい。アルビオンにこれ以上かき乱されたくないという点では、間違ってもアルビオンの介入を許すわけにもいかない。というか、アルビオンが艦隊ひとつ脱走された時点でガリアと同類と見なして警戒を怠るわけにもいかないのだ。ガリア?論外の一言に尽きるだろう。ロマリアに介入させると言う手がないではないが…気乗りしないこと甚だしい。少なくとも、ガリア・アルビオン・ロマリアでお互いに交渉の仲介役に使えそうなのは余り居ない、ということか。この点では、公爵と総督の見解は比較的容易に一致する。無論、何事でもないかのような世間話を装っての微妙なやり取りの末にという不毛さで、だが。「いやはや、となればせっかくです。我々の共通の知人をあげてみましょう」「おや、コクラン卿、卿の知己で私が存じ上げている方がおられたのですか?」「たしかに私は新顔ですからな、限られては降りますが。ああ、かつてのときはあのワルド卿の見事な腕前に敵ながら天晴れと感服したものですよ」軽いジャブ。かつての、との一言にどれ程重みがあるのだろうか。「おお、彼か、確かに見所のある若者でした。いやはや、メイジの力量もさることながらあれほどの誠意ある若者は随分とみておりません」さらりと受け流してみせる公爵も、そこからどこに触るべきでないかというのは理解している。ある種の連係プレイであり、同時に相手の出方を探る不毛な探索戦。「含まれますなぁ、となればどなたかご信頼できるかたをご紹介いただきたいものだ。ぜひお近づきになりたいものですからね」「難しいですなぁ。時と共に人とは、変わるものですから」「若輩者には過ぎた含蓄あるお言葉です。いやはや、面目ありません」「面映いことを申し上げましたな、これは」「いえ、始祖に感謝を捧げなくては」「素晴らしい心構えですな。…私も、習うといたしましょう」政治的に無害な宗教への敬虔さを装う姿勢も両者にとってはひとつの方便。だからこそ、そこでふと彼らはある実用上の理由についてやはり嫌でも宗教に注目せざるを得なくなる。やはり、ブリミル教徒の融和という名目は酷く使えるのだ、な、と。リッシュモン卿も、だからこそ、あの微妙な情勢で泳ぎきっているのだろう。その点では、やはりロマリアのある種の宗教的権威をそれとなく使うべきかも知れないかと両者がそれとなく考え始めたときのことだ。ふと、ほぼ時を同じくして両者の頭に一人の老人が浮かぶ。枢機卿、マザリーニ猊下。ロマリアに籍を置きながらも、同時にトリステインにゆかりがあり…そしてこの場合において仲介者としてある意味最適な立ち居地の老人。気がつけば、だ。両者はそれとなくお茶の話題に混ぜて鳥の骨の話をしている自分に気がつくことになる。そうだ、奴ならば、と。あとがきこんな時間に更新とは徹夜明けか?ゼン?そうとも、寝付けなかったのさ、ジョニー。じゃあ、今からご機嫌に朝食かい?そうとも、朝のすがすがしい空気を吸ってお出かけさ。というわけで、更新しました。コメント返ししてる余裕はちょっとありませんので、夜にでも。今回は、ちょっと趣向を変えて書いてみました。普段は、ぽんぽんテンポよく進めるのですがひとつのシーンを掘り下げて書いてみる実験的な何か。まあ、坂本さん居ない薩長同盟的サムシング状態なだけですが、現状。マザリーニ!はやくしろ!間に合わなくなっても知らんぞー!!?