「悔しいっ! あそこで千本ナイフが通れば勝てたのにっ!」
「惜しかったね、なのは」
「まあ社ちょ――海馬プロ相手にあそこまで善戦出来れば御の字だろう」
この世界じゃ社長の愛称は通らないらしいからな、社長のくせに。
まあMADで流行ってるとかそういう事はなかったらしいから当然かも知れんが、普通にあのパフォーマンスやってるらしいし、元テニスプレイヤーのような扱い受けてもおかしくはない気はするんだが。
「ユーノは凄かったな、孔雀プロ相手に完璧にロック決めたし」
そういう横島も羽蛾プロに勝ってるがな。それよりアレと、なのはとフェイトが戦わなかった事が嬉しい。
ちなみに勝ったのはユーノ、横島、俺。なのはとフェイトは相手が悪かった。
なのはは社長と、フェイトは凡骨とだからな…ユーノは舞、俺は天馬とかいう知らんプロ。
「あれは手札とデッキの回りが良かっただけですよ。孔雀プロの初手にサイクロン辺りがあれば抜けられてましたし…まあ運が良かったんですね」
「謙遜する事ないのに…ね、なのは」
「うん! ユーノ君凄いの!」
「そうだな。今日この場で、あそこまで完璧なロックを決める事が出来たという事自体凄いな」
ダムルグ+リリーサー使用のデミス+星屑竜+芳香、案山子、神宣、天罰を並べるとか何のイジメだ、リアルデュエルに移行しかねんわ、友人同士でここまで決まったら。
分からない人はああユーノったら酷いのね、と理解してくれれば結構。
カードゲームにおいて、まともにモンスターを召喚する事も出来無い状態に追い込んだと言えば分かる人は分かるかも知れん。
1ターン目からアロマダムルグロックとか鬼引きにも程がある、うむ。
デュエル・スタジアムを出てぶらぶらと歩く俺達。
とりあえずユーノに名探偵 コナンの事は伝えたから、なのは達は大丈夫だろう……元々子供に対するフラグは立たないアニメだったしな、基本的に。
未来知識があると説明してあるからこういう時はスムーズに納得してもらえて大変有り難い。
まるっきり嘘でもないし。
「ね! 次は何処行こうか!?」
「なのは、落ち着いて。テンション高いよ」
「ジェットコースターが良いな」
「まあフェイトが行きたいトコで良いんじゃないかい」
「っすね。んじゃあ静香ちゃん、ジェットコースターの方へ行こう」
「うむ」
とりあえず殺人事件だの誘拐事件だの起きない……と良いなと思いつつ楽しむか。
……はあ。
しっかし今日は暑いな…まだ五月だぞ。
「あ、風船配ってるの!」
「青眼風船!」
コスプレにしか見えない…はて、ああいう人達はなんて呼ぶんだろうか?
まあ多分バイトのお姉さんだ。ブラックマジシャンガールのコスプレをしてる、ように見える。他にも霊使いシリーズのコスしてる姉さんとかな。オッサンが闇霊使いの格好すんな殺すぞ。(注:美形ショタのイラストで有名なカード→闇霊使いダルク)
ブラマジガールが多いのはチャンプのカードだからだろうなぁ。ちなみに男性のバイトはブラックマジシャンのコスというか制服でも働いてるぜ。他にも色々いる。コスプレ衣装とかも売ってそうだな、この分だと。
そしてくそ厚い中平気で駆け回って風船もらいに行くなのはとフェイト――と遅れて付き合うユーノ。
「子供は元気っすねぇ」
「否定はしないがな」
年寄りくさい事言うな。
「よ――忠夫、そこの売店で飲み物買ってこい」
「ういっす」
「あたしも行くよ。お腹空いちまったし」
良く喰うなぁ。フェイトからの魔力供給たらんのか?
子供姿にしても良いんだが大人が多い方が楽なんだよな。子供が三人いるし。
しかし慣れんなぁ。
大体横島は横島だからなぁ、作中の愛称が。忠夫って呼んでたのほんの一部だけだし、両親抜かすと。
……横島の両親か…いつか会うんだろうなぁ。父親の方は兎も角、母親の方は怖いなぁ…
「ふむ」
と、道ばたで独り待ってるのもあれだから端に寄る。
某ネズミ王国もアレだがチリ一つ落ちてないな。流石だ、テーマパークとは斯くあるべし。
「暑いな…」
空を見上げればそこそこを飛び回る青眼白竜や紅目黒竜、星屑竜etc…
ソリッドビジョンのバーゲンセールか。
玩具・ゲーム産業を一手に掌握するKCの実力パネェなぁ。
今日は客層が客層だから、ナンパもなくて実に良い。
「買って来たっすよー」
「ブルーアイズ・サイダーとブラマジ・コーラ、どっちが良いっすかね?」
「サイダーで」
いちいちブルーアイズとか付けないと気が済まないのか。
中身は普通に……青いけど普通のサイダーだった。青色一号とかじゃないだろうな、これ。
「ケバブってのは旨いけど、野菜多すぎじゃないかい?」
焼いた食品食うんだから生野菜は多量に取らんといかんだろ。
アルフの胃がどうなってるか知らんが。
「静香お姉ちゃん貰ってきたー!」
「…そっちはもけもけか」
芸が細かいなぁ、海馬ランド。
「うん! ユーノ君のが怒れるもけもけでフェイトちゃんのがキングもけもけ!」
嬉しそうに見せてくるなのはとフェイト。ユーノは微妙な顔をしていた、然もありなん。
とりあえず、三つの風船の差が分からん。喜んでるから良いけど。
フェイトとなのはに飲みかけのサイダーを渡し、再び歩き始める一行。
悪魔の調理師の格好してるケバブ屋さんってのもなぁ…そもそもなんでケバブ。好きだけどさ、後で買うとしよう。
「今日は一日海馬ランドで明日は東京巡りっすよね」
「ああ、行きたい店は山程あるからな」
日の出食堂とかな。
「ポケモン見たいの」
「ちょっと郊外行けばいるらしいし、見られるだろ。ポケセンも行くつもりだし」
オーキド博士への紹介状とアポまで取ってもらったからな、父士郎に。
ヒトカゲくれないかなぁ。
「ぷは~暑いねー」
「水分補給はしっかりしないとね」
「ユーノ、はい、サイダー」
ふっ…五月というのにバカ強い日差し、しかし俺には通じん!
なぜなら曲がり角無き美肌(があるから!
望んだ物でないにしろこの美しい肢体、肌を損なうのはいろんな意味でもったいないからな。
このような日に備えて作っておいたのだ。
纏に諸々の余計な肌トラブル回避効果を持たせただけだからメモリーの消費はかなり軽い。
日焼けしたきゃ能力を切れば出来るし、日焼けした後でも能力を発動させればあっという間に真っ白い卵肌に!
素晴らしい!
そんな訳で紫外線なんて大気圏をすっ飛ばして宇宙から直接降り注がない限り何の意味もないのだよ。
とはいえ、だ。
「おまえら、そこの売店で帽子買うぞ」
「?」
「この日差しだ、熱中症になられても困る」
ガキどもは違うわな。というか俺もだが。熱中症対策なんて忘れてたから組み込んでないし。
飲み終えたサイダーとコーラの紙コップ一つずつを手近なゴミ箱に放り、売店へ足を向ける俺たち。
売店にはいわゆるキャラクターものの帽子もいくつか売っていた。売店というよりはキャラクターショップの方が正しい表現かもな、それなりに広いし。
しかしまー見事に青眼白竜ばっか。赤眼黒竜の形をした帽子や黒魔術師が被ってるあの帽子とかも売ってるが…見事に青ばかり。
某ネズミ王国並だな、建ってる場所が同じだからか知らんが。
「三人でブルーアイズ帽子♪」
「ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴンだねー」
ブルーアイズ帽子を被った三人が顔突き合わせて笑いあう。
実に和む。
そんな様子を写真に撮っていた横島に、
「忠夫お兄ちゃんちゃんと撮っててよ?
帰ったら学校持ってってアリサちゃんたちに見せるんだから」
「いいなぁ…あたしも学校行きたい」
ユーノは今更小学校もないだろうが、フェイトはそりゃ行きたいわな。
原作だと確か闇の書事件が終わったらなのは達と同じ学校へ行ったんだっけか。
さて、プレシアは行かせる気があるのかないのか。
「あれ? プレシアさんがGW明けから学校行かせるような事言ってたんすけど?」
「死ね!」
「げぼぁっ?!」
ぼすっという音と共に、横島に突き刺さる俺のボディブロー。
あーもー氏ねじゃなくて死ね、マジで死ね。
慌てて駆け寄ってくる店員を適当に言いくるめながら、倒れた横島を蹴る蹴る蹴る!
親のサプライズな楽しみ奪いやがって。原作通りの屑なら兎も角、ちゃんと親やってるプレシアなのに、全く…
うちに預けっぱなしじゃなくて、ちょこちょこリニスがおかず持って見にきたり(そしてうちの夕飯のおかず持って帰ったり)念話だかなんだかでなのは達を交えてフェイトと話もしてるみたいだし。
ずっとまっとうな親だよな、うん。別に独身ではあるんだからツバメ飼ってたって問題ないない。…そーいやあのシリーズ人間のクズは働いてるんだろうか? 働く必要があるかどうかは置いておいて。
そもそもプレシアはどうやってフェイトにあれだけの大金持たせたんだ? そもそも持たせる意味が…ガキの小遣いなんざ五千円でも多いだろ常識的に考えて。
「良かったねフェイトちゃん!」
「おめでとう」
「うん、嬉しい!」
ほら見ろ、滅多に見られないような嬉し顔しちゃってまぁ…しかし可愛いな、我が妹も含めて。
とりあえずぶっ倒れた(そしてアルフに足蹴にされてる)横島からデジカメ取り上げて連写する俺。
三人で抱き合うようにして喜んでる辺り微笑ましくて仕方ない。
「ユーノ君も一緒に学校行こう?」
「ユーノも一緒♪」
「いやいや親もいないし、僕は良いよ」
確かに日本の法律では『親には子供を学校に行かせる義務』はあるが子供自身に行く義務はなく、ましてユーノは大学院出てるどころか遺跡発掘調査で立派に働いてた社会人でもある。更に二度目の人生。そら行く気はないわな。
そーいやスクライアの部族は探しに来ないもんかね。
…というかジュエルシードはどこ行ったんだ? プレシアが研究用に持って行ったような気はするが…
…そもそもジュエルシード探しにこないな、管理局…今度訊いておくか。
それはそうとランドセル背負った制服ユーノはちょっと見てみたいかもな、野次馬的に。
不満そうな顔してユーノに駄々こねるなのはとフェイトを促し、レジまで連れて行き買う物を買う俺。
横島はアルフが引きずっている。しばらくはこのままでイイやね。
凄い迷惑そうな視線を背中に受けつつ売店を出る俺ら。
うーむ、外に出るとやはり暑いな。
「静香お姉ちゃん、ユーノ君と学校行きたいのっ」
それを俺に言ってどうなるというのだ。
「そういう事は家に帰ってから高町母に相談しろ」
「わかった!」
「わたしも手伝う」
「いや僕は別に行く必要ないんだって」
諦めろユーノ、なんか変なスイッチ入っちゃったみたいだし。
「とりあえず後でプレシアに謝っとけよバカ野郎」
「へーい…あー死ぬかと思った」
「つくづくあんたも頑丈だねぇ」
確かにな。
常時纏状態の俺の拳受けて、この時間で立ち上がれる辺りたいしたもんだ。
まあ俺が貧弱なだけかも知れんが、恭也達に比べれば。
いやでも俺、普通にリンゴジュースを生から作れるぞ、握りつぶして。
普通の林檎を、大体人差し指と親指で作った丸位の大きさまで絞れる、無論纏なしで。
…高町家のパネェ。少なくとも18歳の女子高生の握力じゃないわ。
さて、程なくブルーアイズ・ジェットコースター乗り場に到着した訳だが。
「並んでるねー」
「ねー」
「ちょっと時間取られそうですね」
待ち時間20分なら短い方だろう。
「まあ良い。大した待ち時間でもないさ」
「しかしたかが高速移動する乗り物に並んでまでねぇ」
「この世界の人間は普通、高速移動も空中飛行も出来ん」
まあポケモンに乗って飛ぶとかは出来るみたいだがな。
「だから初めて魔法で空飛んだ時は感動だったの! ユーノくんありがとう!」
「…うん、どういたしまして」
いちいち考えすぎだよ、ユーノ。
まあ、複雑だろうとは思うがな、いろいろと。
「わたしもリニスと一緒に初めて空飛べた時は嬉しかったな」
まあ思い出話に花咲かせるのも良いが。
「なのは達、私たちが並んでるからトイレ行ってこい」
「はーい」×3
仲良く手を繋いでトイレまで駆けて行く三人。
しかしトイレの上にも青眼白竜の像押っ立ててあるのはなんなんだ。
わかりやすいといえば果てしなく分かりやすいが、そんなに好きか。
…人間相手になったらストーカーレベルで愛しそうだな、社長。
「しっかし…初めて来たけど、見事に青眼白竜ばかりっすねぇ」
「よっぽど好きなんだろうさ」
「静香、腹減ったよ」
さっきケバブ喰ってただろうが。
「ジェットコースター乗る前に物は食わん。後でにしろ」
「ケチだねぇ」
「ケチとかそういう問題じゃない。
が、まあアルフなら喰っても問題ないか。
ついでだ、横島。アルフと一緒に飲み物、ポカリ系統のペットボトル買ってこい」
水分補給は大事だぜ、特にガキと年寄りはな。
「うーっす」
「肉肉♪」
フェイトが絡まん時はホント食欲優先だよな、アルフは…
ふむ、列が進んだか。ま、この規模のアトラクション施設なら待ち時間は短い方だよな。
しかし腰まで髪があると、ポニーにしてるとはいえ暑いし重いな…好きだから我慢出来るが。
なにより似合うのが良い。男だった頃はさすがに長髪はなぁ…
別段着飾るつもりはないが、やはりポニーテールが似合うのは良い、実に良い。
至高の髪型だよな、女性の髪型としては。
「あー、結構並んどるなぁ」
「なに、20分くらいすぐだろう」
「アイス買ってこようぜ! はやても喰いてぇだろ!」
「主、車椅子ならすぐ乗れるのでは?」
「あかんて。こーゆーのは並ぶんも楽しみのうちや」
…聞き覚えがある声に名前…だな?
そーいやさ、海鳴市を含む静岡の「孤児」とか「親無しor片親の子」とか対象に招待チケット配ったんだよね、社長。
うん、いてもおかしくなかったわ、はやてとヴォルケンズ。
とりあえず、俺自身は彼女らと接点ないからな、このままスルーで良いよね、面倒だし。
志貴を紹介しただけで何もやってないのに感謝とかされても困るし。
見慣れない、というか明らかに守護騎士四人とは違う銀髪の姉ちゃんが一緒にいるが、たぶんリインフォースⅠなんだろうな。これでⅡが作られる理由は存在しない、か。
あ? 志貴もそういや孤児というか親無しだよな、たぶん。でも高校生はどうなんだろう…
いるのかな、海馬ランドに。アルクェイドとデートとかしてるのか…羨ましい。
あーアルクェイドには会ってみたいなぁ、どんだけ美人なんだろ。
俺の初恋だからもー思い出補正かかって仕方ない。初恋といっても二次元嫁のだが。
アルクェイドのモデルになった金髪女性の写真(マジか嘘かは兎も角)も見たことあるが、あれより美人なんだろうか
「お姉さん、進んどるで」
「…ああ、ぼうっとしていたらしい。すまんな」
この思考が没入する癖は何とかせんといかんかもな…馬鹿に胸もまれたし。
思い出したら腹立たしくなったので後でぶん殴ろう。
「買って来たっすよー」
「ここのジャンクフードは旨いねぇ。良い肉使ってるよ」
「ほどほどにしろよ」
言うだけ無駄なのはわかるがな。
「いやでもマジ旨いっすよ、ハングリーバーガーセット」
むしろこっちが喰われそうだ。
「まあこれに乗ったら飯喰うとして。
なのは達が遅いな?」
「並ぶのに時間かかるのは分かってっから、どっかで時間潰してるんじゃないっすか?」
「まあ良い。よこせ」
アルフは兎も角横島まで喰ってるとは…リバースしても知らんぞ、全く。
横島からペットボトルを受け取ると早速喉を潤う。ポカリうめぇ。
ポカリとかスポーツ飲料は実は濃すぎるから水で半分薄めるのが良いらしいが、それじゃまずくね?
で、リインフォースが生存して普通に生活してる以上、はやて側は何もかも上手くいってるんだろうが肝心の志貴はどうしたんだか。
後回しにするのは悪い癖な気もするが、後で良いよね。
はやてがここにいるって事は英国から帰国してるって事だからな、学校で訊けば良い良い。
それはそれとして後ろの会話が気になるな、どうしても。他愛もない会話ばかりだが…
こんな人混みじゃそうそう魔法関係の話題が出るとも思えんがなー。
なんせ闇の書はA級だかS級だかの危険なロストロギアだし、そこはユーノにも確認したし。
ユーノも生まれ変わってからいろいろ調べたらしいから、そこは間違いない。
まあプレシア事件も起きてないから、クロノ達が介入してくる事はないんだろうが、はやて達からすれば用心するに越したことはないハズ。
ん? ジュエルシードの方はどうなったんだ? まさかユーノが回収して終わりなのか…まさかなぁ。
「静香おねーちゃーん!」
「やかましい。天下の往来で騒ぐもんじゃない」
暑い中嬉しそうに駆けてくるなのはを抱き留める俺。
「みてみてープリクラとったのー! ブルーアイズデコレーション!」
俺の腰にしがみつくようにしながらプリクラを貼った携帯を見せてくるなのは。
どんだけ嫁好きなんだ社長。
「ほー、やっぱりフェイトは可愛いねぇ」
「くー! 美少年は写真に写っても美少年か! 絶望した!」
それはキャラが違うだろう。
まあ確かにユーノもフェイトも綺麗だしなのはも可愛いが。
「三人でいろいろ撮ったんだ。 後で静香も撮ろう?」
「海馬ランド限定のプリクラ手帳も売ってましたよ。
凄いですね、ホントこの国は」
それについては同意せざるを得ない。
フェイトの手にあるそれが手帳なんだろう、嬉しそうに新しく貼られたプリクラを眺めている。
しかしま、さすがにユーノもはやて達に気付いたか。
ちらりと一瞥をくれると、素人どころか玄人でも、一見では分からない程度に警戒しているのが分かる。
ん? 微妙な顔つきではやてがプリクラを見てはしゃいでいるなのは達を見ているな…ああ、羨ましいのか。
然もありなん、はやては学校行けなかったから家族どころか友人が殆どいないんだよな。
いてもグレアムの猫二匹が遠ざける位はしてそうだし、後の被害考えたらそれはそれで正しい訳だし。
さて…どうすっかね。
別に無理してはやてと友人付き合いさせる義務はこっちにはない。
まして闇の書の持ち主ともなれば、管理局に目をつけられやすいだろうしな。
なのはがどう思うかは兎も角、なのはの方は極論すればユーノのせいで巻き込まれたある意味被害者だし、フェイトに至っては単なる旅行者、もしくは移住希望者だからな。
正直俺の妹どもは管理局と縁がないと言って良い。
ジュエルシードの件で遅かれ早かれ関わるとは思うが、StSを考えるに辺り、このまま管理局とは他人でいてほしいのが正直な感想だ。
この世界の管理局が原作通りかどうかはかなり謎だがな。
がまあ…最初に首突っ込んだの俺だしなぁ…だって助けられるのに見捨てるなんて主に俺の精神の健康に悪いし。
しゃーないか。
****
お待たせしました!
障害者さんだと無料とか介護者一人まで無料とか障害者専用パンフレット(どのレベル、どの部位の障害ならどのアトラクを楽しめるとか書いてある)をもらったりするらしいです。
まあその辺の描写は流してください。
次は未定、なるべく早くあげるつもりであります(ノー`)