【お願いとお礼】
「言いたいことは創作物の中で語りなさい」
という方は読まないことを推奨。
本編で言及されていない裏設定とかを書くつもりは全くないのでご安心ください。
また、このお話を読んでくださっている方、感想を書いてくださった方、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。
【各回の後書き(次話投稿時に更新)】
その一・たぶんお釈迦様もよそみしてる
祐麒の受難開始。
既刊「リトル ホラーズ」を読まれた方は分かるかと思いますが、原作の方でああいう話をやってくれました。おかげで、突拍子も無い設定で話を書く勇気が湧いた次第です。
いただいた感想の中で「他のキャラクターもTSしてると良いな」ということを書かれている方がいらっしゃいましたが、最初の注意書きにもあるとおり、TSしているのは祐麒と祐巳の二人だけです。
原作との相違点が増えすぎると、破綻させずにお話をまとめることができなくなりますので、ご了承ください。
福沢姉妹でなく、福沢兄妹として設定しましたのも、同様の理由からです。祐巳ファンの皆様、ごめんなさい。
その二・昔取った杵柄
一日一本更新ペースで行ける所まで。ストックが無くなったら更新頻度が下がります。
原作開始時点に追いつけるのはまだまだ先のようです。
志摩子さんを登場させるに当たり「片手だけつないで」を読み直したのですが、おかげで桂さんの座席がすんなり決まりました。
感想で「祐麒メインのSSが少ないので期待」と書いてくださった方がいらっしゃいましたが、はたしてこれを祐麒メインと言って良いのでしょうか。ちょっと不安です。
その三・いつかきっと
設定や口調確認のために既刊を読み直しています。
今年度中は出番が無いはずの、瞳子関連のお話ばかり読んでしまうのはなぜなのでしょうか。
そうそう。いただいた感想のほとんどが桂さんがらみで、なんだか目頭が熱くなりました。
冷静に数えてみれば十行も出ていないのに「目立っている」と言って貰えるなんて。桂さん……。
その四・後悔しない選択
ここまでで導入編は終了です。
とりあえず祐麒(祐希)というキャラクターについて説明しなければ始まらないので、そのためのお話でした。
いただいた感想の「並薔薇さまが見てる」がちょっと面白かったので、桂さん視点の番外でも書こうかと思いプロットを立てましたが、しっくりこなかったので没に。
何かネタが浮かんだら書くかもしれません。
その五・過大評価
いわゆる繋ぎのお話です。ハンバーグで言うならパン粉です。もう一つ、卵なお話を挟んで、本編一巻の時間軸に突入ということになります。
ただ、ハンバーグと言いながら用意されているのは牛でも合い挽きでもなく、鶏肉なので「それつくねと違う?」という感じのゲテモノなSSですが、笑って許してください。
せっかく料理に例えたので、ここで簡単な「マリア様がよそみしてる」のレシピを公開しておきます。
1.乙女回路を起動する(重要)
2.限りなく一人称に近い三人称一元視点で書く。
3.地の文で名前を出すときは敬称(さん、さまなど)をつける。
4.改行、約物(三点リーダ、疑問符など)の使い方を出版物に合わせる。
5.使い勝手の良いネタ(2chネタ、ポルナレフ、頭冷やそうかなど)を使用しない。
6.暴走して祐麒が「乙女そのもの」になっていないか確認する。
ね、簡単でしょう。
その六・契りを結んだ人
予告どおり、卵な話をお届けします。志摩子さんと白薔薇さまについては「いとしき歳月(後編)」に収録されている「片手だけつないで」を読み直して補完していただければ幸いです。
祐麒が深く関わらない、あるいは関わってもほとんど流れが変わらない原作話についてはこれからもさくっとスルーいたしますので、ご了承ください。
あと乙女回路の作り方ですが、少女漫画や少女小説を読んでいたらいつのまにか形成されていました。マリみて読者にコバルトからお勧めするなら「クララ白書(氷室冴子先生)」「丘の家のミッキー(久美沙織先生)」あたりが良いかと思います。
その七・性格の悪い友人たち
まず最初に、随分と間が開いてしまいました。申し訳ないです。
ようやく原作開始のお話でしたが、開始したまま放置という酷い事態になっていました。
一巻部分のプロットを考えていたはずなのに、気がついたら来年の学園祭について考察していた不思議。
その八・薔薇と会った日
マリみて既刊の中で最も完成度の高いお話が何か、と考えるとき、私は一巻である「マリア様がみてる」を選びます。
キャラクターの設定が定まりきっていない部分があるのも確かですけれど、その構成の上手さには舌を巻きます。
そんなわけで、本当は原作沿いで展開させたかったお話です。でも祐麒の性格を考えたらこうなってしまいました。
その九・悪事でなくとも千里を走る
人の噂も七十五日と言いますが、七十五日どころか二倍近い百五十日ほども投稿に間が開いてしまいました。
その間にマリみてが一冊、釈迦みてが二冊も新刊出ています。ちょっと海外にいたので、釈迦みての最新刊はまだ読めておりません。
再開するに際して、全体的に表現などを見直してみました。あまり変わっていませんが。
HIDEP◆53e3f5ebさん、誤字報告ありがとうございます。せっかく見直したのに見落としているところでした。
その十・薔薇はつぼみより芳し
祥子さまの出番が少なくて、ちょっとまずいかな、と思っています。祐麒と祥子さまの関係づくりを、ちゃんと書かないといけませんね。
最新刊を読みました。柏木さん視点の短編、危うく爆死するところでした。柏木さんの心情をしっかり書かれてしまうと、妄想の余地がなくなってしまいますしね。
とりあえず、今回は想定と大きく離れることは無かったのでセーフです。いざとなったら「ここの柏木さんはこういう人です」と開き直るかも知れませんが。それはそれとして、シスコンの祐麒がかわいいです。
また、SS再開を待っていて下さった方が予想以上に多くて、嬉しかったです。読んでくださった方、感想を書いてくださった方、ありがとうございます。
その十一・知らぬは本人ばかりなり
一月半ほど間があいてしまいました。お久しぶりです。
今回は由乃さんが祐麒と絡むお話です。黄薔薇革命前の本格登場となりました。由乃さんは祐巳の同級生の中では一番「いそう」な女の子で、とてもかわいいです。
次回からは祥子さまのターンになりますが、祥子さまの性格は分かりやすいのに複雑なので、書くのが楽しみでもあり難しくもあります。
bde5bc11◆bde5bc11さん、誤字報告ありがとうございます。更新日時がおかしなことになっていたので、修正しました。