「Gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!」
ブルードラゴンの咆吼が響き渡る。
周囲の空気が震動し、草木は震えて、動物は逃げ出していく。
だけど、それだけ。
わたしには何の意味をもたらさなかった
……威嚇、なのかな?
そんなことを思ったわたしに、[ノア]が次の指令を出してくれる。
そうだよね。
相手を気にする前に、わたしは勝つために全力を尽くだけだ。
ブルードラゴンは雷の性質を持つ。
そしてドラゴンの性質は、最初に必ずブレスを使ってくる。
ならば、自ずとやるべきことは決まってくる――!
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021 戦闘
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■■■
ブルードラゴンの叫びが、頭の中に飛び込んでくる。
まるで脳が縮こまってしまうようだ。
私は必死で気持ちを立て直すべく、自分の心に叱咤激励をする。
が、しかし――
「ま、まさかドラゴンの雄叫びが、これほどまでとは思わなかった!」
一説によると、竜の咆吼には、人々を恐慌状態に陥れる魔力があるというが……!
「ひ、ひぃ!!!」
「ちょ、や、こ、腰が……た、立てねえっす……」
ミハイル君とオシップ君が、横でへたり込んでしまった。
無理もない。
わたしも気持ちを強く意識しないと、腰がくだけてしまいそうなのだから。
「あ、あの女は大丈夫なのか……!?」
「な、なんで平然としてられるんすか!? ねえ!?」
二人の疑問は尤もだ。
魔鏡の暴走で出現したのがドラゴン。
なら、なぜノア君は平然としていられるのだ?
どんな冒険者でも、突然、あんな反則な存在が出てきたら――
……
……
いや、私は考え違いをしているのか――?
「鏡が暴走したのではなくて……
……
まさか、正しく働こうとした結果というのか……!?」
まさか、あのノア君が!?
もしも、だ。
正しく効果を発動しようとした魔鏡が、ノア君の力を計りきれなかったのだとしたら――
「ドーヴェンさんよ、ど、どういうこった!?」
「わ、わかりやすく言ってくれないっすかねえ……?」
いかんな、考え事をするときに口にしてしまうクセはまだ抜けんか。
「ああ。
君たちが鏡を握った時、勝てるモンスターが出現しただろう?
つまり、ノア君はドラゴンに勝てる強さを持っているんじゃないか、と――」
「は、はあ!? あのちびっこい女が!?」
「……冗談きついっすよ……」
力を計りきれなかったとしたら、本来ならどんなモンスターが出てきたのだろうか――?
■■■
「雷神、天雷、迅雷、雷鳴、
万雷、雷火、紫電、紫閃、
我が友、我が兄弟となりて守護されん。
[プロテクション・フロム・ライトニング【対電撃防御】]――!」
風の精霊が、耳元でそっと囁きかけてくれる。
「もう大丈夫だよ」と。
ハッキリと聞こえる。いつもありがとう――!
目の前のドラゴンはようやく大量の息を吸い込み始めたようだ。
胸の当たりが風船のようにふくらむのがわかった。
恐ろしげな牙から、「パリッ、パリッ」といった音と電撃が見える。
ブレスの準備が整ったようだ。
わたしの前に顔が向けられ、完全にターゲットに入った。
けど、わたしの心は――
「不思議だね、ショパンコンクール予選会の方が緊張したな」
轟音――!
電撃のブレスが放たれた。
雷と暴風と音が一直線にわたしに飛んでくる。
わたしは真正面からブレスウェポンと向かい合った――
■■■
「あ、あれがドラゴンブレス!」
「ひ、み、耳が痛てえ!!?」
「あ、あはは……もうありえないっしょ……」
強い光と、強い風、ものすごい音が落ち着いてきた。
必死に目をこらしてみる。
が、そこには驚くべき光景があった!
何事もなかったように、平然と、黒い鎧に身を包んだ少女が立っているのだ!
「あ、あれってば、鏡から出たニセモンだから平気だったんすか?」
「これがニセモノ!? ニセモノでもあんなのありえねえよ!!」
オシップ君の質問に、ミハイル君が叫ぶ。
正直、私も「ありえない」と叫びたいのが本音だ。
「この鏡はそんな生やさしいものじゃない。
先ほどのノア君の行動だが、何らかの[魔法]を詠唱したようだ。
それで防いただんだろう」
法衣を身に纏っていたが、本物の僧侶だったということか――
「ま、魔法……?」
「あの、ぼーさんがものすごい高い金を取ってやる詐欺行為のっすか?」
「多くのニセモノがはびこっているのは事実だ。
だが、限られた中には本物がいる。
ノア君は、あのブレスを防げる程の[魔法]の使い手でもあるということなのだろう」
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・[プロテクション・フロム・ライトニング【対電撃防御】] LV4スペル
魔法の電撃攻撃に対して完全な耐性を有することができるようになる。
使い手のレベル当たり10ポイントの電撃を中和するまで、効果は持続される。
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■■■
電撃のドラゴンブレスはわたしに髪一筋もダメージを与えられない。
[プロテクション・フロム・ライトニング【対電撃防御】] の効果は絶大です!
「このドラゴンブレスなら――
うん、あと4,5回ぐらいなら魔法の効果でノーダメージですむかな?」
D&Dのドラゴンは、年齢によって強さが天と地ぐらい離れています。
当然、ドラゴンブレスの強さも変わってくる。
今回のブレスぐらいだと、身体は大きいけど2~3歳のドラゴンって感じだと思う。
「Ga……!?」
何事も無く立っているわたしに、ブルードラゴンはキョトンとした表情を見せた。
だが、その直後に大きな三本詰めの右手を振りかぶる。
だけど、わたしには緩慢な動作に思えた。
「オーバーアクションだと、こんなに相手に余裕を与えるんだ。
これ、わたしも気をつけないといけないな」
わたしは両手を交差して、[受け]に意識を集中する。
手の甲から優しい光が漏れてくる。
[ブレイサー・オブ・デフレクション【偏向の腕輪】]の効果だ。
最初、攻撃を避けようとしたのだけど、あえて受けてみるように[ノア]がささやいたから。
クロスした両手に衝撃が伝わる――!
結構な衝撃音はしたけど、わたしの身体は少しだけ横にずれるだけで済んだ。
どこも身体も痛くないし、傷も一つもない。
「う~! さすがにちょっとびっくりしたかも!
でも、うん、さすがにバランスブレイカーな鎧とアイテムの効果!
全然大丈夫だ!
これが老竜なんかだったら、こんな風にはいかないと思うけど――」
次の行動を[ノア]が指示を出してくれる。
どうやら、しばらくは受けに徹するようだ。
たぶん[ノア]にとっては身体のリハビリになるのかな。
[乃愛]のわたしには、基本的な良い訓練になるしね!
「Ugayaaaaaaaaaaa!?」
そんな思考の中、ブルードラゴンは慌てて右手を引っ込める。
その直後に、爪が腐り落ちたのが見えた。
[ヴォイドクリスタル・ラフィング・デス・アーマー(虚無水晶の嘲笑う死の鎧)]の効果だろう。
「Gaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!」
叫びと共に、ブルードラゴンの目が変わったような気がする。
怒っているんだろうな、これって。
でも、それは望むところだ。
「本気だからこそ、今のわたしには良い訓練になる!」
わたしは強くなるんだ!
[ノア]の力と、[乃愛]の力をイコールにするために!
■■■
「私は夢でも見ているのだろうか……!?」
ノア君はブルードラゴンの一撃を正面から受け止めたのだ!
その後も、次々に繰り出される爪と口と尾の攻撃!
怒濤の攻撃だが、避けて、受け止めて、全く平然としている――!?
「お、俺は、あの娘っ子に、な、なんつー口を聞いちまったんだ!?
あ、あとで謝ろう……
ゆ、許してくれっかな……?」
ミハイル君の気持ちはよくわかる。
なぜならドラゴンの攻撃に対して、ノア君は全くあせる様子は見て取れないのだから!
「た、ただ者じゃないっすねえ。
あはは、俺、今のうちにサインでももらっとこかなー」
オシップ君は、もはや突拍子もないお話の喜劇を見た観客の体だ。
その気持ちもよくわかる。
私自身がそうなのだから。
「実際、ただ者じゃないのかもしれないね、ノア君は……」
ドラゴンと真っ向から対面できる少女だ。
ただ者のわけが――
――!?
ただ者じゃない人間!?
そういえばノア君は――!
「ノア君は、[黒聖処女(ノワール ラ・ピュセル)]と言っていなかったか!?」
あまりの事態に気が動転してしまったが、そうだ!
彼女はブルードラゴンに名乗った!
そう、[黒聖処女(ノワール ラ・ピュセル)]のノアと――!!
「ノワ……? なんだそりゃ?」
「ん~、そういえば、言ってたっすねえ。
……
……って、はぁ!?」
ミハイル君は気がつかなかったが、どうやらオシップ君は察したようだ。
「おい、どうしたんだよ?」
「ま、ままま、まさっかすよね!?」
オシップ君の様子に、ミハイル君が心配そうに顔をのぞき込む。
私もそうなのだが、オシップ君の身体が震えているのがわかる。
「じ、じ、実在してたんすか!?
て、てっきり、あんなのはおとぎ話の世界って思ってたっすけど――!」
「そのまさかだと、今の私は考えるがね」
全てが納得できてしまった!
冷静に考えてみれば、吟遊詩人が歌う歌詞のどおりじゃないか!
「お、おい! 何二人で納得してるんだよ!
俺にも教えてくれよ!」
「……はあ。
いつも思ってたっすけど、さすがにもうちょっと脳みそ使った方がいいっす」
オシップ君はさすがに呆れた様だ。
だが、仕方が無いとも言える。
あの英雄が目の前にいるなんて――
「流れる黒絹の髪、オニキスが如き瞳、新雪の肌の娘。
死する悪霊達が、最も恐れる娘。
灰は灰に、塵は塵に――
神より授けられし槍、貫けぬものは無し。
悪魔より授けられし鎧、娘を愛してやまず。
黒聖処女は愛される。
神に。
悪魔に。
精霊たちに。
……
……わかったっすか?」
「はあ?
それってビッグバイを退治した[英雄]の……
……
……
……って、な、なんだとぉぉおおお!?」
ミハイル君も絶叫だ。
「あのノア君こそが、[黒聖処女(ノワール ラ・ピュセル)]のようだね」
なぜ、彼女ほどの人間が私のところに来たかわからないが……
ふむ、なるほど。
あの槍が[神槍グングニル]か。
見ているだけで、なんといえばいいのだろうか。
魂が持って行かれそうになるな。
はは、そうなると、確かに自己紹介の時にいった得意武器がロングスピアは嘘ではなかったか。
「やれやれ、ようやく落ち着けるよ。
ゆっくりと見学させていただこうじゃないか。
我々の世界を救ってくれた[英雄]の力を――」
私はゆっくりと腰を下ろすことにした。
■■■
攻撃を避ける際、ものすごい風を切る音が耳に飛び込んでくる
わたしにダメージが与えられない事から、ブルードラゴンの攻撃がどんどん乱雑になってきました。
大分、焦っているのがわかります。
「うん、もう大丈夫かも!」
ブルードラゴンの攻撃を受けることで、ようやく[ノア]と[乃愛]の身体がシンクロしたように思えます。
今まではなんて言えばいいんだろ?
F1とかのすごい車に、免許取り立ての人がおっかなびっくり運転していたというか。
それが、ここに来て、ようやくF1パイロットが搭乗する感じでしょうか?
そんな想いでいると、ここで[ノア]から攻撃のアドバイスです!
うん、わたしも考えていたよ!
「行くよ、グングニル!
アース神の城壁を打ち破った力、わたしに見せて!」
冷静さを欠いたドラゴンの攻撃は、恐ろしく簡単に軌道が読めた。
大きく両足を開く。
腰の重心を低くする。
両手でしっかりととねりこの握り部に力を込める。
穂先から柄の先まで、グングニルは[光輝]に包まれてきて――
「たあああ!」
向かってきたドラゴンの右腕に、カウンターでグングニルを初めて突き立てる――!
最初、何かのひっかかりのようなものを一瞬感じました。
でも、それは最初だけ。
後は、お豆腐に針でも差すようで――
「Gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!?」
ドラゴンが慌てて右手を引っ込めましたが、すでに右腕があった場所は[光輝]に包まれていました。
キラキラした光が落ち着くと、ドラゴンの右腕は跡形もなくなっていました。
「よかったあ、わたしでもグングニルは使っていけそうだ!」
槍の特性を生かした攻撃のカウンター攻撃も上手くできた!
こっちの方もなんとかなりそうです!
「Gaa! Guxaaaa!?」
ドラゴンが何かをつぶやいたような気がしました。
ドラゴン語の意味はよくわからないけど、ドラゴンスペル(魔法)とかではなさそうですが――
「Guuu……Gu……!」
大きな翼が羽ばたき始める。
当たりにはものすごい風が巻き起こる――!
「これって、翼の一撃?」
確かドラゴンには翼による風の攻撃があったはずだ。
これをされると20面体ダイスを降って、自分の敏捷力 (Dexterity)以下を出さないと転倒してしまう。
「あ、空中に――」
空に浮いたブルードラゴンは、その巨体に似合わずに宙返りをした。
私に背を向けるような形になりドラゴンは――
「逃げる――!?」
翼を大きく羽ばたかせて、わたしから遠ざかろうとしている――!
あれはさすがに逃がすわけにはいかない!
左手を逃げていくブルードラゴン指し示す。
グングニルを構えた右手を、思い切り後ろに構える。
腰を思い切り捻って、力を込める――!
「わたしのグングニルは、百発百中なんだから――」
必ず貫く――!
「いけえぇ!」
思いっきり投げたグングニルは一筋の光だ。
大空を切り裂き、雲を貫き、ブルードラゴンの心臓を射貫く。
これはもう決められたこと。
神槍グングニルは決して外れないのだから――
「Ga、Gaaa――!?」
光がブルードラゴンの中心部を貫いた。
ドラゴンの身体が[光輝]に包まれていく。
「Aaaaaaaaaaaaa……!?」
光は次第に強くなって全身にまで及んだ。
大きな光は、最後にシャボン玉のように弾けました。
「ふぅ……
よかったあ、なんとかなったよ~」
ホッと一息つくと、わたしの右手にはグングニルが収まっていた。
「よかった、やっぱりグングニルはすごいな。
聖剣グラムも破壊したっていう逸話も、あながち嘘じゃないないかも」
鎧だけではなく、これもゲームバランスを崩しかねない武器です!
でもゲーム中では、ダンジョンマスターがそれ以上に凶悪なモンスターとか出してきたから――
うぅ、これからも油断だけはしないぞ!
「ドーヴェンさん、終わりました~!」
ドーヴェンさん達に人に向かって、わたしは手を振りました。
身体の動きやアイテムをチェックしていたから、少々時間がかかってしまった。
うぅ、ミハイルさんとオシップさん、二人怒ってないといいんだけど……
……
……はぅぅ。
■■■
「こんにちは~」
[ネンティア亭]の扉を開ける。
中に入ると、ほぼ全ての席が冒険者の方々で埋まっていました。
相変わらずの繁盛ぶりです!
でも、みんなは何時ぐらいからお酒飲んでいるんだろ……?
「おお、あの時の可愛らしい娘さんじゃないか!
ドーヴェンさんの試験はクリアできたのかい?」
ハーフエルフのご主人が忙しそうに手を動かしながら、わたしに対しても言葉をかけてくれます。
一度会ったきりなのに覚えていていただけると、なんだか嬉しいです!
「ええ、おかげさまでこの通りです!」
わたしは冒険者組合(ギルド)に加盟していることを証明する銅の指輪をマスターに見せた。
一瞬驚いた顔してから、マスターはわたしに微笑んでくれました。
「はは、すごいじゃないか!
これでまた、新たな冒険者が一人生まれわけだ!
よし、今日のお代はおごりだ、ゆっくりしていくといい!」
以前に注文した内容も覚えていてくれたようです。
マスターは、やっぱりコップになみなみと注がれたミルクを持ってきてくれました。
「ありがとうございます、マスター」
空いているカウンター席に座り、この世界の新鮮な牛乳の味を堪能しようとしたのですが――
「どうやってドーヴェンを騙したんだ、娘さん?」
「金か、それとも身体を使った色仕掛けか?」
「いやあ、あんな洗濯板な胸じゃ誰も落とせネエよ!」
「顔は、まじ美人だぜ? あと10年後かねえ」
む、胸なんて、大きくなくていいもん。
……ピアノ引く時に疲れそうだから、いいもん……
……想像だけど……
……
……はぅ。
「お前ら、ノア姉さんになんて口を聞きやがる!」
「ノア姉さんの悪口は許さないっす」
少しだけ、ええ、少しだけですよ!
落ち込みかけた時でした。
ミハイルさんとオシップさんのお二人が、わたしの悪態をついた方々に頭からビールをかけちゃいました!
「ちょ、ミ、ミハイルさん、オシップさんっ!」
と、当然、ビールをかけたれた方は黙ってはいません~!
「てめえら、何しやがる!」
椅子から立ち上がり、ミハイルさんの胸ぐらをつかみます!
はぅ、いつケンカが始まってもおかしくないですよ!
「わ、わたし、全然気にしてないですから~!」
慌てて止めようとします。
けど、わたしなんかよりも、ミハイルさん達のテンションが上がっちゃっているのですが!?
「いいえ、姉さん! いけません!
こういった無礼なやつらは、徹底的に教え込ませないと!」
「同感っす!
こいつらわかってないっす。今、酒なんか飲めるのは姉さんのおかげってことを!」
ドーヴェンさんの[見極め]が終わった後でした。
ミハイルさん達、突然わたしに謝ってから、お礼の言葉をたくさん言ってくれました。
それこそ土下座をせんばかりでした。
自分自身に気合いを入れるために[黒聖処女(ノワール ラ・ピュセル)]のノアと叫んでしまったためです。
[魔術師ビッグバイ]を退治したっていうのは、こんなにも人々に感謝されていることを痛感しました。
その後のお二人は、なんだか、わたしなんかを慕ってくれるというか……
……なんとういうか?
「さあ、ノア姉さんの悪口言ったやつあ、表にでやがれ!」
「相手になるっすよ!」
ああ、なんか考えている間に、みんなが外に出て行っちゃったよ!
「な、なんでこうなるの~!?」
★
フォントの大きさを変更してみました。
見にくいようでしたら、元に戻したいと考えております。
ご意見をいただければと思います。
★
[D&D]の魔法やアイテムの効力について、よく見かけるものがあります。
それは強さや持続時間が「キャラクターのLV×(強さ、時間、範囲……etc)」といったものです。
これ、結構危険だと気がつきました。
序盤に出てくるような魔法やアイテムで「ちぇ、たいして強くないなー」と思っていた物が、
最強レベルのキャラクターが使ってみると、驚くほど凶悪な物に生まれ変わっているものがありますw
このお話を書いてみて、そういった物に気がつきました。
ワクワクしちゃいます!w