男は目の前の光景が信じられなかった。
――カタ、カタ。
口元から聞こえる音は声ではなく、ただの音。
男が首下に手を伸ばせば左腕には黒の手甲が目についた。当然、男にはこのようなものを身に付けた覚えは無い。
そして眼前に広がるは薄暗い回廊。迷路、と表記するような、そんな様相。気づけばその行き止まりで、壁に背を預ける形で座っていた。
――?
何故こんなところに。
そういぶかしみ、男が首をかしげる。その動きに合わせて、また「カタカタ」と鳴った。
考えると同時、脳裏が記憶で呼びかける。
フラッシュバック、とでも言えばいいのだろうか。
ひたすらに、『緋』色の、記憶。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「アンタさぁ、『オーパーツ』って知ってる?」
某大学の研究室で、夏の暑さに茹だれ「何故ここはクーラーがないのか」という議論の次に出された議題は、なんとも突拍子の無い物だった。
「知らん、そして興味も無い」
「相変わらず緋烏は馬鹿だねー」
事も無げとはこの事か、論文用の資料を纏めておけと本来准教授自身がこなすべき仕事を押し付けられた不運な大学の助手兼研究員見習い、佐上緋烏-さがみひお-はため息をついて振り返り、自らの上司であるぐうたらな准教授に抗議の眼差しを向けた。
「あら、なぁにその眼は。間違っても育ての親足る者の娘に向ける目じゃないわよね」
「ソウデスネ」
男である緋烏からすれば多毛症とも取れるような長さの髪をかき上げ、見た目だけは若い学部准教授は――実際は今年で三十(ピー)歳になる――鋭い目つきで緋烏を睨み返してきた。
「育ての親」――この言葉からも分かるとおり緋烏に血の繋がった親はいない。それどころか親類縁者さえも存在しない。緋烏は片腕の無い奇形で生まれ、故に親に見離され、施設で育った。別段珍しくも無い、今はそんな世の中なのだ。
今緋烏を睨み返している女性はそんな施設の管理者の義理の娘。もう五年も前になるが当時二十二の緋烏は「たまたま」この女性――跡部紗那-あとべさな-の家に転がり込んで、そして院卒業後も惰性で今もこうして助手兼任研究員見習いをして今に至る。
「オーパーツって言うのはねー」
曰く、Out Of Place Artifacts の頭文字をとったもので
曰く、日本語では「時代錯誤遺物」「場違いな加工品」と訳されて
曰く、インディー○ョーンズがクリスタルスカルでうんぬんかんぬん
曰く、そういえばハリソン・○ォードかっこよすぎだよね
曰く、一度で良いから抱かれてみたい
話が脱線すると大気圏を飛び出すようにあちこちに話が飛躍するのは紗那の十八番だが、何故論文の資料を纏める仕事を頼まれながら頼んだ相手にぐだぐだと邪魔をされなければならないのか、不条理で頭がおかしくなりそうだった緋烏は唯一の手でこめかみを揉み解しつつ、ひとまずツッコミを入れることにした。
「いや、ハリソン・フォー○がカッコイイのは同意するがオーパーツはどこ行った」
「え、ナニソレ」
挙句忘れる。
「Out Of Place Artifacts……だったか」
「ああ、そうそう」
厄介な女、もとい人間だという自覚はあるのだろうか、姉代わりで親代わりのような紗那の言動は常人には扱いがたいことこの上ない。友人が少ないのはこの性格と、そして奇人ぶりにある。
「むふふふ……じゃじゃーん!」
後ろを向いてガサゴソとあさり、もったいぶって取り出したのは拳大ほどのガラス製の頭蓋骨。
いや、色合いからしてアメジストだろうか、眼を凝らしてみてみると白みがかったライラック色が見て取れた。
だがそれ以上に眼を惹くのはその凹凸の隙間、幾筋もの赤銅色の線。
その禍々しさに、何故か緋烏は薄ら寒さを感じた。
「どこで買ったんだコレ……趣味悪いな」
「買ったんじゃなくて預かっているのよ」
「で、コレがどうかしたか?」
「にっぶいわねー」
しぶしぶ、という感じで紗那の目つきが鋭くなる。脱線したのは誰のせいだ、とは口にしない。どうせ拳が飛んでくるのだ、緋烏はこと紗那に関してはあきらめの早い性格であった。
「アステカの古代遺跡で発掘されたこの水晶髑髏はその文明の時期では有得ないほどに精巧な産物として取り上げられて有名になったわ。代表的なオーパーツのひとつ、それと同時にオーパーツ随一の謎でもあるんだけどね。あまりに精巧なつくりをしているせいで捏造じゃないかって話も出ているほど。アステカと聞いて一番に有名なのはコレと、そして生贄。髑髏が精巧なのには人の死について古代アステカ人がどう捉えていたかが明確に現れているわね。『アステカの祭壇』って知ってる?心霊写真特集なんかで出ることがあるんだけどアレ、霊能者によれば見るのも嫌だって言うほどに不吉なものらしいよ。まぁ史実でもある通りアステカ人の生贄の儀式って言うのはそれは大規模だったものらしい。大きな甕に人の血を満たして、とか心臓を取り出して、とかね。まぁそのくらいならエジプト文明のほうが大規模かもしれないけどそんな大規模な儀式を行って何がしたかったのか、一説ではあるけれど有力なのは終末信仰ってやつ、太陽の寿命を伸ばすために人の命を奉げて……って感じ。アホよねー。まぁ終末信仰って他の宗教にもあるらしいけど。アタシ無宗教無神論者だし関係ないけどね。ドストエ○スキーとかハ○デガーなんかの有名人辺りも終末論説いてたけど何でそんなにお先真っ暗ネガティブ思考なのかねー。まぁそんなわけでこのクリスタルスカルなんだけど――」
ぺーらぺらぺら。
表記するならそんな感じで次から次へ。緋烏はただ「はぁ」と相槌を打つ。
止まらない、コレが紗那の奇人たる所以である。
教育学の准教授であるのに関わらず考古学が大好き。では何故考古学を専攻しなかったのか。
曰く、趣味と仕事は別、とのこと。
なんと面倒な。
「――ジストをそのまま骸骨の形で刳り貫くのにはそれは多大な時間をかけて行われたものと予想されている。傷を付けるわけにもいかない、割ってしまうようなものは使えない。それゆえに削りだすのにはそれこそ数年から数十年はかかったんじゃないかって話。だって今みたいに道具がそろっているわけじゃないんだもの、当然よね」
早く終わらんかな。
要領を得ない上にやたら長い。そんな紗那の解説は苦行に近いものがある。
自慢にすらならないが緋烏は気が短い。ゆえにそこから先、何が言いたいかをただ実直に問いただす。
「わかった、わかったから落ち着け、そしてそれを俺にどうしろというのだ」
ただの自慢だったら大学のアメフト部に向けてその不気味な物体を投擲してやろうと決めつつ、いつものタメ口で緋烏は問う。
「これね、今預かってるのよ。えらーい学者様から」
「なんで」
「いや、そこはほら、私の人脈」
あったのか。
思わず類は友を呼ぶという言葉が緋烏の脳裏を駆け巡っていく。
「でね、私明日から出張じゃん」
「本来あなたがやるべき論文の資料纏めと、あなた自身が教授から頼まれているはずの学期末考査の採点を何故か俺がやらされてるけどな」
「うん」
「いや、「うん」じゃねぇよ、ごめんねとか普通謝るところだと思うんですよ。あと採点を研究員に任せるなよ、いいのか、そんなどうでもいいのかコレ」
「でね」
「聞けよ」
馬の耳になんとやら、持って生まれた「人の話を聞かない」という大学准教授にあるまじきその性格はつかみ所の無い、まさに風のようなものだ。
三十年以上このままなのだから結局のところ「三つ子の魂百まで」と。よく言ったものだが緋烏には彼女が理不尽の塊に見えてきていた。今更ではあるが。
「でね、コレ預かって欲しいのよ。私の出張中」
何故預かったとはやはり言わない。言うだけ無駄なのだ、悟りを開いた気分で緋烏はため息をついた。
――ああ、疲れる。
シンメトリー。
美術的な観点から人は線対称というものを自然と美しいものだと感じる。それは人それ自身においても。
実際に人そのものに左右対称のものはいない、だが「大きく欠けたもの」はそれだけで異質と写る。
右腕の無い緋烏は、それを今まで嫌というほど感じ取ってきた。
異様なものを見る周囲の眼はやはり居心地の悪さを感じる。
故に、緋烏は極力人と接することを嫌っていた。
「――重い……」
帰路。
片腕の無い、というハンディキャップは何においてもついて回る。あげれば限が無い。
こうして左手に某預かり物の入った木箱を抱え歩いている今で言えば、まずバランスが悪い。
人は歩くとき自然と左右均衡になるようにバランスを取っている。両手を前後に振る、肩を揺らす、足を入れ替える、当然それは無意識下であっても、である。
さらにふとした拍子に転んだとしよう、上体を保つことができない。身体から落ちるしかないのだ。手に荷物を持っている今のような状況では特に。その場合はとっさに転んだ側の肩を入れ、受身を取る形で地面に体を充てる。服が汚れるので遠慮したいことだろうが背に腹は代えられず。
子供の頃は良く転んだものだが、緋烏は身体を鍛えることでそれを少しでも補おうとしてきた。
自分が人よりも劣っていると感じているからこそ。
そのおかげか、いつの間にか緋烏の身体は同年代の成人男性と比べると尋常ではない身体能力を手に入れていた。
それは「筋骨隆々」や「むくけつき」という表現とは程遠い体つき、見た目的には中肉中背、「脱げばすごい」とは紗那の票。
身長も十七の頃には185cmを超え、否が応にも目立つほどになってしまったのは緋烏にとって誤算だったが。
そんな緋烏はといえばボーっと信号待ちをしながら先ほど、別れる前の紗奈とのやり取りを思い出し、手元の某預かり物に目をやった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「あ、そうだ緋烏」
二時間後、ようやく整理を終わらせ嫌がらせに紗那のパソコンにタイマー式でインストールされるお遊びのブラクラを仕掛けてニヤニヤしていた緋烏のところに頬にヨダレの跡を付けた紗那が隣室からやってくるなり言う。
「なんかその水晶髑髏呪われているらしいから気をつけてねー」
「! ?」
軽々しく「おしょうゆとって」みたいに言われると呪い自体そうでもないのかと思うが、その予想は緋烏が問いただすことによってそんな「軽々しい」で済むものではないことが判明。単に快楽主義者故総じて即物的で刹那的な衝動に生きているだけに過ぎなかった。ある意味ではもっとも幸せな人、それが跡部紗那という人間。
渦中の人物、跡部紗那は語る。
「これさ、アステカで掘り出された4つのうちのひとつなんだけど、そのとき欲に目が眩んだ発掘員が裏に流したものらしくてね――」
元より名が売れていたそのオーパーツは当時UFOやミステリー流行期のあおりを受けて破格の値段で売りさばかれたらしい。造型も美しく、またその神秘性から欲しがるコレクターは多かったと見える。とりわけ他の著名な水晶髑髏と違い、紫水晶――アメジストで作られたこの水晶髑髏は億はくだらないとか。
だが、と紗那は続ける。
「所有者がねー死んじゃうんだって」
事故死、自然死、破産からの自殺や、殺し。そうして曰くのついたこの紫水晶の髑髏は自然と誰の手にも渡ることは無く、こうしてふとした機会にある考古学者の下へと帰還を果たした。
当然、それは本来発掘した国の元へと戻される。現在はその過程であるという。
「それが何でアナタ様の下に?」
「しらなーい。今その人入院してるし」
瞬間、緋烏の眼が見開かれた。三白眼でにらんだその先は某水晶髑髏の入った木箱。
「―――――」
絶句。
それも呪いでは、そう口にする前に続けて紗那は言う。
「あと、気づいたと思うけどその髑髏さ、赤い染みみたいなのが所々あったじゃん」
そう、緋烏が薄ら寒さを感じえなかった幾筋もの赤銅色の線。
純粋に削りだす過程から水晶に混じったものとは思えない、それは嫌な色。
まるで――
「アステカの祭壇に捧げられた人たちの血が染み付いたなんとか」
ああ、やっぱり。
何故もっと早くそれを言わないのかと、緋烏は彼女が出張でいない間の一週間、何も起こらないで欲しいと切実に願いながら暗くなる前に家に帰ることを決めた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
佐上緋烏という人物は跡部紗那と同じく無神論者である。だが、幽霊などの類は信じていた。
大の大人が何を女々しい、言う勿れ、それが佐上緋烏なのだ。
正直な話ビビリなだけなのだが。
どうせなら研究室に置いて来ればよかったと緋烏は後悔していたが既に後の祭。盗まれでもしたら、そう考えれば致し方ないことだろう。
バスを乗り継いで電車の駅へと向かう過程は片腕の無い障がい者たる者にはつらい道のりだが、その点緋烏は下半身も鍛えてあるため満席の中でも平然とたち続けることができる。
片腕しかない緋烏がその唯一の手に荷物を持つと電車やバスのつり革を持つことができない。今抱えているような大事なものをむやみと地面に置くわけにも行かない状況では、身体を鍛えているという事実が遺憾なく発揮される。
だが、やはり片腕の無い長身の人、というのはそれだけで目立ってしまう。周囲からの目は痛く、さらに厄介なのが――こう言っては何だが――優先席に座っている心優しい人が席を進めてきた場合などだった。断ると相手に恥をかかせる、だが座ってしまうと何故か此方が「弱い立場」だと自覚しているようで悔しい。負けず嫌いの性格ゆえか、緋烏は込んでいる時間帯のバスには乗らないようにしていた。
駅のホームで電車を待つ。電光掲示板は1分後に到着することを示していた。
「――……?」
不意に、緋烏の頬に当たる風が生暖かく感じた。夏場、駅のホーム、それにしては不自然な風。どこか――生臭い。気分が悪くなってくるような、瘴気めいたその風は色でたとえるならば『黒』。
何か良くないことがおきるような、そんな虫の知らせにも似た――
プァン、電車の短い警笛で我に返る。
電車が来たようだ。緋烏は頭(かぶり)を振って足を踏み締める。どうにも喉が渇いてしかたない。
――家に帰ったらコーヒーだな、それもアイス。
手元の箱に目を向ける。きっとコレを意識しすぎているんだろう。病も気からという、悪いことは考えないようにしようと。
緋烏はそこまで考えて思考を停止させる。考えすぎるのは悪い癖だ、きっと疲れているのだろう、家に帰ったらさっさと飯食って泥のように寝よう。
そうして、ついと夕陽に目を向ける。
目に鮮やかな、その赤。
名前を同じ、『緋』色のそれに。
――ぐらりと、
セカイが、
揺らぐ。
口から、喉の奥から、肺から、空気がもれ出て行くような感覚を感じた時、緋烏の目には――血のように真っ赤な夕陽しか映っていなかった。
パァァァァァァン、と
どこか遠くで、警笛を聞いた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
夢なら覚めろと、何度緋烏は思ったことだろう。
気づいて、喉下に手を当て、なぜか見慣れるはずも無い手甲を付けている腕を見渡し、視野を全身に広げる。
そしてその身はすでに人ですら無いことを知る。
漆黒の、まるで中世西洋の鎧にも似た造りの全身鎧は光の無いこの回廊の中で鈍い光を放っていた。その小さな隙間からのぞく自らの身体は、ただ白い骨。そう、骨だ。
昔やったゲームで出てくるような、白骨だけのモンスター、英語で骸骨、骨格の意を示す、名をスケルトンといったか。
冷静に考えることができるようになったのは既に落ち着くだけの時間を持っただけのこと、おそらくまだ30分ほどだろう。
当初、一通り狂ったように暴れた。額を壁にたたきつけ拳で壁を殴りつけた。その身体を破壊せんばかりの勢いで。だが、痛みを感じることさえもできないその身体は、骨だけだというのに脆くは無く、それどころか骨には皹ひとつ入らない頑強さだった。カラカラと鳴る自らの身体を見渡して、ようやく何の因果かコレが夢ではない事を自覚した。
何故、と問われるとすればそれは『緋烏』だったからだろう。
人よりも一際ドライな性格であり、さらに自らの欠損を二十七年もの間見慣れたものとして扱うことができた。もちろんそれだけではない、狂うことができるならある意味ではそちらのほうが楽だったかもしれない。緋烏は独り言ちて文字通り「カタカタ」と笑った。
緋烏が次にしたことは考えることだった。
早急に、この現状を打破したい、だが人はいるのだろうか。そもそもこの身でどうやってコミュニケーションを取れば良い。先ほどから緋烏自身気づいていないがカタカタと口を、顎の関節を鳴らしているのは口をついて出た独り言が、その行為の意味を成していないだけの話、声帯の無い、今の彼の身体では言葉を話すことができないのだ。どういうわけか筋肉の無い身体であっても身体は動く、だが話せない、理不尽だ。
ならば、と緋烏が考えたのは筆談だった。だが問題はそこに持っていくまで――普通の人がこんな顔を見れば一目散に逃げることだろう。
回廊を歩きながら顎に手を当て思案する。
考える骸骨。そういえば某『考える人』は地獄の門を構成する群像の一つだったなと自らの身の上を想像してまた笑う。
「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」とはよく言ったものだ。
ならばあのアステカの水晶髑髏は地獄の門を開くための鍵だったとでも言うのだろうか、では此処は地獄か。緋烏は今更ながらにそんなものを自分に預けた紗那を呪う。
一本道の回廊を、ただひた進む。
生物の気配を感じつつも、その気配は微弱、相手は逃げていく。動物か何かだろうか。
慣れぬ身体を動かし、慣らしながら、やはり迷路を突き進む。手順は無い右手側の壁伝いに。分かれ道はあろうとも出口はあるはずだ、と信じて。
そして、出会いはやってきた。
『――ォォオォォ……!!』
人の声ではない、反響した回廊の奥から聞こえた鳴き声めいたそれ。次いで地面を踏み抜く勢いで、足音は近付いてくる。耳を凝らせば――足音は二つ。
追われているのだろう、だが何に?
おのずと答えはやってきた。
一つ目の足音は、少女。
びくりと、肩をすくませて此方の姿を確認するなりその場にくず折れる。
そして二つ目。
地面を踏み抜く勢いで蹄を鳴らし、二足歩行する牛の化物。日本古来言い伝えられる『牛鬼』かその類。そして鬼はその手にある大斧を振りかぶる。
先は倒れ蹲った少女。
選択肢など取れるはずも無く、緋烏は少女の服の襟元を左手で力強く引き寄せた。
◇◇◇タイトル~欠陥男は古代の『異物』に呪われる~について◇◇◇
('A`)何度も指摘されて作者アホじゃね的な痛いイメージを抱かれていることうけあいなので言っちゃう
※異物と遺物
わ……わざとなんだかんね!勘違いしないでよね!
作者のイメージ的にクリスタルスカルというおーぱーつが、その時代・年代的に考えて「異なるもの」と独自解釈()して遺物ではなく異物としますた
紛らわしくてゴメンナサイ
あと基本的に作者はバカなので痛いイメージについては強ち間違ってないとおもいますしおすし。