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No.12279の一覧
[0] 【習作】ルイズちゃん達と寝不足の技術者才人[ADFX-01 G-2](2010/06/06 02:14)
[1] 【習作】ルイズちゃん達と寝不足の技術者才人-1[ADFX-01 G-2](2009/09/28 02:47)
[2] 【習作】ルイズちゃん達と寝不足の技術者才人-2[ADFX-01 G-2](2009/09/29 00:26)
[3] 【習作】ルイズちゃん達と寝不足の技術者才人-3[ADFX-01 G-2](2009/10/05 21:05)
[4] 【習作】ルイズちゃん達と寝不足の技術者才人-4[ADFX-01 G-2](2009/10/05 21:21)
[5] 【習作】ルイズちゃん達と寝不足の技術者才人-5[ADFX-01 G-2](2010/06/06 02:09)
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[12279] 【習作】ルイズちゃん達と寝不足の技術者才人-2
Name: ADFX-01 G-2◆a9671369 ID:b14f60b8 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/09/29 00:26
「よくも私を召喚したものだ。
貴様は私の全てを奪ってしまった。

これは許されざる反逆行為と言えよう。

この真・緋蜂改を以て、
貴様の罪に私自らが処罰を与える。

これから貴様は
何の手助けも受けず、
ただひたすら、死ぬだけだ。

どこまでもがき苦しむか
見せてもらおう。

            死 ぬ が よ い                」



「っはぁ!?」
 なんという悪夢だろう。
「っはぁ……はぁ……はぁ……」
 夢という物は起きた瞬間に忘れることが多いけど、今回もご多分に漏れず忘れている。
 なんとなく、ぼんやりとは思い出せる。
 六年以上、幾多もの漢達が挑み倒せなかった『ふたりの蜂』に襲われて世界がオワタ、多分そんな夢。
「そうよ、私の使い魔はあんなのじゃなくて……」
 あんなのじゃなくて……
「えーっと?」
 二足歩行をする何かだったような。
 ――――そう、脚だ。どこにでも移動できる脚なのだ。この兵器は偉大なる金属の歯車――――
「まだ夢を見ている気分だわ」
 やっと頭が動いてきた。
 そう、平民だ。自称『異世界』の大国の人間。
 ヒラガサイトはもう、起きているだろうか?
 後で部屋を覗いてみよう。

 絶句。
 一体何があったのだろうか。
 あの広い部屋の一角が、書類と本で埋まっている。
「初期投資に必要なのは……えーと、相場が判らないな、とりあえず必要なものを書き出して……んで農業の視察は早めにしないと……」
 その中心は机にかじりついたヒラガサイト。この様子じゃ、昨日別れてからずっと何かを書いているみたいだ。
「水路や治水はやっておきたいな……土木技術はどうするか……肥料は安価大量に欲しいし……」
 落ちている一枚を拾ってみると、(多分)異国の文字と、奇妙な図。ところどころ二重線でできた六角形の頂点に棒が突き出て、その先に昨日の不思議な呪文に似た短い文字があった。この複雑な文字の文章の補足なのだろうか。
「えー、いずれ必要になる知識、他には他には……微積は本がそこにある……数学はあらかた書いた……」
 別の紙には鳥のようなものを三方向から見た図だった。また別の紙にはぎっしりと文字と記号が詰め込まれていた。頭が痛くなりそうだ。それをほっぽりだし、何となく眼についた丸められた大きな紙を手に取り、広げてみると……
「なにこれ……すごい……」
 大きな絵、というのだろうか。いや、これは美術品なんかじゃなくて、完全に実用品だ。だって、絵だったらこんな風に補足説明みたいな文字と矢印はないはずだから。「これはそういうものだ」と言われたらそれまでだけど、そんな確信があった。絵、じゃない。ただ、長い銃らしいものが線だけで描かれている。
「レミントンM700をベースに、俺が設計したボルトアクションキャノンだよ。初速を限界まで上げるためにバレルが長くなって全長2m程になったり、射手が25.4mm徹甲榴弾の反動に耐えるために大型のマズルブレーキをつけたり……って、判らないか」
 ええ、全く。
 というか、いつの間に背後にいたのだろうか?
「銃なの?」
「いや、個人携行・発射可能な大砲さ。大抵の物をブチ抜いて吹き飛ばす為のな」
 大抵なもの、とは文字通り大抵なものなのだろう。まがまがしく力強い形は寒気がするほど頼もしかった。そこに現物がある訳でもないのに、説得力があった。
「それはまあいいわ。よく判らないし。それよりも……あれから、ずっとやってたの?」
「ああ。記憶が薄れる前に必要になるかもしれない知識を書き出してたんだ」
 知識。それが一体どんなものなのか知らないが、この図を見ると、それがものすごく高度なものに思えてくるから不思議だ。
「人間の記憶ってのは、時間が経てば経つほど劣化していくもんだからな。短期記憶なんて真っ先にデリートされちまう。でも紙に書き出してしまえば、そう簡単に消えないだろ? 必要な時に読み返せばいいんだし」
「それ……もう終わったの?」
「ああ。すっからかんだ。明日になったら文字教えてくれ」
 そう言って、小さなベッドに倒れこみ、一秒と待たずに寝息を立て始めた。
「え? ねぇ、教えてくれる話はどうなったのよ!」
 慌てて駆けよって、ヒラガサイトの肩を揺らす。今は朝、普通は起きるべき時間なのだ。
「起きなさいー! 起ーきーなーさーいーよー!」
 十分ほど続けていただろうか。突然ヒラガサイトは眼をあけた。凄まじい、多分殺意と一緒に。
「寝不足の技術者を起こすんじゃねぇ」
 深淵の底から響く呪詛のような。地獄の底から這い出た死者の眼が謳う怨嗟のような。形容しがたい恐ろしい悪夢のような。
 そんな声で、眼で、殺意で命令されたら、こう答えるしかない。
「……はい」
「じゃ、おやすみ」
 今度は一秒のラグもなく眠る。今度は寝不足の『ギジュチュシャ』を起こすような真似はしない。
「こ、怖かった……」
 眠っているヒラガサイトが魔王か何かに見えた。
 ヒラガサイトが勝手に起きるまで絶対に起こせない。
「ルイズ。ここにいたのですか」
 間の悪いことにお母さまが現れました。そういえば食事が始まる時間はとうに過ぎていた。
「お、お母さま……」
「ヒラガサイトはまだ寝ているのですか?」
「い、今寝たところです。徹夜で知識を書き出していたらしくて、可哀想なので起こさないであげてください」
 もし寝不足の『ギジュチュシャ』をお母さまが起こしてしまったら……どうなるか判らないから恐ろしい。
「いいえ、起床時間は伝えていたはずです」
「あ……やめたほうが……」
「24時間働けますか!」
 叫びながら突如起き上がるヒラガサイト。眠ってから15分しか経ってないのに。
「あ、カリーヌさん、おはようございます」
「え、ええ、おはようございます」
 あの妙に迫力のある絶叫に、あのお母さまが若干引き気味なのがすごい。ヒラガサイト、一体何者なのだろう?
「ね、ねぇヒラガサイト? さっき起こすなって言っておきながら十五分くらいしか経ってないわよ」
「人間、2時間当たり15分の仮眠で生きていけるんだぞ? 限度はあるけどな」
 どんな化物なんだろうか。2時間起きて15分寝てる、ということは、一日3時間しか寝てない計算になる。
「そうなのですか?」
「人間、訓練すれば一日三時間睡眠で生きていけるんですよ。精神衛生上あまりよろしくはないんですけど」
 白眼の部分が鮮血に染まって眼の下の隈がこれでもかと自己主張している顔をみると、『生きていけるだけ』なんだと充分に理解できる。
「仕事の効率を考えると45分集中して15分寝るのがいいらしいんですけどね」
 それだと1日6時間。普通の人の睡眠時間としては短いが、それでも健康にいきていける程度なのは間違いない。1日3時間とかいう化物に比べればよっぽど人間らしい。
「そうですか。ですが、朝は決まった時間に起きてください。既に食事の時間は始まっているのです」
「あー、すみません。こればかりは技術者の生態ですんで。すぐ行きます」
 人間の生活をしてないのは充分にわかった。
「私がいた時代のマンティコア隊より過酷だなんて……」
 お母さまの呟きが印象に残った。鬼のように厳しいと謳われた『烈風カリン』のマンティコア隊より厳しい生活を『ギジュチュシャ』はしているのだ。
 少しだけ、ヒラガサイトを尊敬した。



 徹夜五日目。流石にキツイ。でも、手を抜く気にはなれない。
 この親子は大切な『誰か』の病気を治してやりたいらしい。
 俺がサボれば、そして手を抜けば、それだけ技術の発展が遅れる。それだけ医療技術の発展も遅れる。俺がこの待遇でいられるのも、カリーヌさんが俺に期待しているから。ルイズの方はまだ疑っているみたいだが。
 まぁ、流石に今日は休息に使おう。カリーヌさんのおかげで、カロリーメイトじゃない、まっとうな飯が食える。かもしれない。

「すっげ……」
 まっとうな飯、どころではなかった。まさに貴族のお食事。わずかな知識を総動員して、どうにか顰蹙を買わずに終えることに成功した。
 とりあえず、食事のことはいい。問題は、俺を睨む渋いおじさまと小娘だ。もう一人、俺をニコニコしながら見ているお嬢さんがいたが、多分、この人が『ちいねえさま』、俺がここに存在を許される最大要素なんだろう。今は元気そうだが、それでも顔は青白い。

 小娘とは食堂前ですでに喧嘩の売買契約が成立している。
「ふん、平民が、どうやってお母さまに取り入ったか知らないけど、大きな顔するんじゃないよ」
「…………」
 お嬢さんは生意気にも俺を見下してやがった。特権階級の人間によくある選民思想にどっぷり漬かっているタイプだ。暫定的に小娘と脳内で呼ぶことにする。
「平賀才人だ。よろしくな」
「ヒラガサイト、変な名前ね。長いし言いづらいわ」
「平賀が姓で才人が名だ。勘違いするな」
「平民の分際で家名まであるの? 生意気ね」
「うるせえよ。日本人の名字馬鹿にすんな。カミカゼ見せてやろーか?」
 魔法が使えようが貴族だろうが、カチーンときた。
「あら、やる気かしら」
「寝不足の技術者、舐めんじゃねーぞ」
 この歳で労働階級舐めるなんて、将来ろくな為政者になれん。平民とやらとのパワーバランスがどれくらいのものかは知らんが、マリー・アントワネットみたいな末路になりかねん。
「後で中庭に来なさい」
「上等」
 このくそ忙しい時に、脳のリソースと体力を奪おうとするファッ○ンプッ○ーめ、その常識ブレイクしてやんよ。

 と、喧嘩上等をかました小娘はともかく、おそらく件の公爵閣下は何故俺を睨んでいるのか。まだ技術屋のお約束『大爆発』なんて起こしてないし、不祥事もまだしてない。
「あの、俺に何か?」
「いや……本当に貴族を恐れぬのだな」
「俺の世界じゃ革命とか民主化でほとんど駆逐されて化石みたいに貴重な存在ですからね。怖い以前に、どういった人達だったのか、とか、そういった興味の方が強いんですよ」
 ザ・ワールド!
 やれやれだぜ。俺以外の人の時が止まってしまった。
 そして時は動き出す。
「貴族がいない?」
「ええ。いてもだいたい王室だけで、君臨せど統治せずが基本ですね。俺の国でも政治への介入は禁じられて、国の象徴としてのみ存在を許されています」
「ならば政治は……文明はどうなっている? メイジがいなければ魔法が使えないではないか」
「魔法なんて人類史上一度も歴史の表舞台に出たことが無いです。そもそも存在するかどうか怪しいくらいなんですから。世界は科学で成り立っているんです」
「魔法が無い……にわかに信じられんが。して、その『カガク』とはなんだ?」
「世界の理を理解する学問です。何故火は燃えるのか。何故物は地面に向けて落ちるのか。人の眼で観測できるほぼ全ての現象が、数式と測定される数値で表現されるくらいには解析されてます。そうですね……具体的には……人工の鋼の巨大な鳥が腹に何百人もの人間を抱えて飛びます」
 流体力学を習っているついでに航空力学を学んでいる身としては言ってはいけないことなのだろうが、スーパーグッピーやムリーヤが飛ぶところは正直未だに信じられない。ジャンボジェットやムリーヤのバレルロールなんてジョークにしか思えない。というか、ジャンボジェットはともかく、ムリーヤの存在があり得ない。
「フネ、ではなく鋼の鳥、か」
「そんな世迷言を。お父様、騙されては……」
 小娘が横槍を入れてくるが、
「いや、エレオノール。たとえ世迷言だとしても面白い。貴族がいない、魔法の無い国か。近い内に詳しく聞かせてほしいものだ」
 小娘とは逆になかなか好印象だ。見た目バリバリ貴族な癖して、案外柔軟だった。信じているかどうかは別として。

 そして食後。中庭。
 俺は白い袋を手に、喧嘩の舞台にやってきた。
「あー、すまんが、少し予想外な事態があってな……」
「ふん、怖じ気づいたの?」
 小娘の身を案じてのことなのだが。
「はぁ……一応死なないようにはしてやるからな」
「御託はいいわ。始めるわよ」
 先手必勝とばかりに杖を振る小娘。とりあえずは、逃げの一手だ。様子見という奴だ。
「エア・ハンマー!」
 小娘の視線の先から飛び退く。サバゲーで培った銃弾回避能力を甘く見るな。強風がすぐ横を駆けるが、直撃すればヤバイのは理解できる。だが、所詮は風、風速何mの世界。BB弾とそう変わらない。小娘を中心に円を描くように走れば、そして予測射撃に対してフェイントをかければいい。狙った場所にまっすぐ当てるのはいいが、誘導性能は皆無と見た。これがジャベリンみたくトップアタックかつ誘導でもされたら死ねる。上と横の二方向から襲い来る攻撃に対処できるほど、人間は器用じゃない。
「じゃあ、こっちの番だな」
 無風。小娘は油断している。絶好のチャンス!
 白い袋の封を開け、小娘に投げる。
「何これ」
 魔法を使うのも面倒くさいと言わんばかりに、手で袋を払いのける。
 かかった。
「キャッ!?」
 脆い袋は破裂。小娘を白い霧が包む。
 そして、俺の手にはライター。
「ゴホッ、なんなの!?」
 まだ、まだだ。殺す訳にはいかない。今すると確実に死んでしまう。何故か理解できる、俺が求める最高の起爆タイミング。もう少し拡散してから……
「え、エア……」
 今!
「フッ飛べ!」
 オイルライターを小娘の方に投げ込む。丁度煙幕から小娘が出てくるところだった。ライターが手を離れると同時に、俺は地に伏せて耳を閉じ、眼を閉じ口を開ける。

 ボフン!

 掌越しに、そんな間抜けな爆発音。焼きたてのパンのようないい匂いと、髪の毛が焼けるような匂いが混ざった香りが俺の鼻を突く。
 爆風が俺の背を撫でて消えるのを確認して、すぐに立ち上がる。
「あて」
 何のギャグか判らないが、少しすすけたライターが頭に落ちてきた。特に破損もなかったので、シャツで拭いてポケットに戻す。
 さて小娘は……いた。ところどころ焦げてはいるが、火傷は無いようだ。少しチリチリになった金髪の隙間から覗く耳からも出血はない。最後に見えたシルエットからそう動いてないから、爆音と爆風・爆圧に驚いて気絶、といったところか。
「おい、小娘、起きろ」
 上半身を抱き上げ、ぺしぺし頬を叩く。すぐに眼が開いたところをみると、そう大したことは無いだろう。
「なっ……あんた!」
「お前の負け。判るだろ?」
「くっ……卑怯よ! あんなマジックアイテム使うなんて!」
「あれ、ただの小麦粉だぞ」
「は?」
 驚愕の事実。小麦粉は爆発する。
 まさか、と言わんばかりに眼を丸くし、硬直する小娘。
 何か武器はないかと厨房をさまよっていたが、ふと触れたこれで天啓が下った。汝、これを使え、と。
 爆発するからどうかと思ったが、何故か手加減できる気がした。
「科学(Science)のうち、化学(Chemistry)に分類されるのかな? 粉塵爆発って言ってな、空間に一定以上の燃える粉をまき散らして火をつけると爆発するんだ。今回は煙幕の代わりもしてもらったが」
「ふん。でもこんなに弱い爆発じゃ猫の子一匹殺せないわよ」
「いや、猫は死ぬだろ。ともかく、死んでもらっちゃ困るからなるべく小麦粉が薄くなってから火をつけたんだが。俺の世界じゃ、これで事故が起きたら数百人規模で死傷者が出るんだぞ」
 予備の袋を開けて、小娘に中身を確認させてから、遠くの庭の木に思いっきりぶつける。当然袋は破裂して中身が盛大に飛び散る。
 まだ……まだ……酸素が足りない……今!

 ボム!

「いっっっってぇ!」
 オイルライターがすげぇ速度で腕にぶつかった。爆速はそれほどでもないが、爆圧はけっこうあるし、酸素を殆ど使い果たしたあの空間の空気を動物が吸えば、即、脳が止まる。FAEと似たような爆発原理だ。
 証拠のように、ぼろぼろの禿げた庭木があった。
「…………」
 腕をさすりながら小娘を見ると、茫然と庭木を見ていた。
「な、科学って面白いだろ?」
「これが、科学……」
 しばらくフッ飛んだ木を見ていたが、やがて気を取り直すと、
「侮辱してごめんなさい、ミスタ・ヒラガ」
「才人でいいよ。それより、名前、教えてくれないか?」
「エレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエールよ」
「ふむ、長いな。そうだな、エル、いや、エリーのほうが可愛いか」
「え、エリー?」
「だって舌噛みそうなんだよ、エレオノールって。だから、愛称」
「い、嫌よ! そんな、ちゃんと呼びなさいよ」
「勝者の権利だ! 今からエリーと呼ばせてもらう!」
「なっ……くぅ……もう一度決闘よ!」
「ははは! 返り討ちにしてくれる!」
 エレオノールは小娘からエリーにランクアップした。俺の中で。いや、名前が判るまでの暫定的な物だったわけだが。

 その後、俺とエリーはカリーヌさんにさんざん怒られたのは言うまでもない。

 ――――しかし……
 あの、小麦粉を持った感覚。なんだったのだろう?
 小麦の産地から、最低爆発濃度、最大爆速、最大発生ガス容量など、まるで兵器のスペックでも見ているような感覚。
 そして、エリーに投げつけた時の爆圧・爆速調整。
 調査の余地ありとみた。



《あとがき》

工業高校、及び工業大学生の傾向
・オタ
・ヤンキー
・変人
・僅かな一般人



 この才人はトンデモ兵器スキーです。グスタフ/ドーラ、46cm砲、ツェリザカなどなど。割と巨砲主義者。カノーネンフォーゲル繋がりで破壊神ルーデル閣下を敬愛していたり。
 工大で生きる男は、一度はトンデモないものを設計したくなるものです。
 銃こそ、砲こそ、男の求めるRoman.

 ごめんなさい、私の趣味です。でも私はデザートイーグル.50AEの14in。ハンドキャノンの名は奴にこそ相応しい。
 M500? ハッ! あんなもんは飾りでオモチャだ。愚民どもはそれがわからんのですよ。リボルバーで男ならZeriska.変態紳士はマテバ。



 エリーことエレオノール初登場。ルイズは10歳程度です。つことはエリーはこの時点で何歳だ? 18? 15? 誰か教えて……
 とりあえず、判らんので原作ルイズっぽくしてみました。
 年齢が判り次第脳内エミュレートして修正しますので。

 ちなみにルイズは原作の回想(夢)より何年か先くらいのつもりで書いております。ロリドがたぶらかしていた頃よりもかなり精神的に成長していたり、していることにします。



 粉塵爆発は怖いです。昔窓全開の夏の部室を吹き飛ばした経験から。未だ自分が生きていることが信じられません。メカトロ部室のガスバーナーで巨大パンケーキを作ろうとした罰です。

 ちなみに、ガンダールヴのルーンは小麦粉すら兵器と認識しました。キッチンじゃ負けないぞ(サイト・ライバック)。



Sep.28.2009
 指摘を頂いたので、粉塵爆発とライフルのところを修正しました。
 粉塵爆発はガンダールヴ発動。超過大解釈。
 窒息の件ですが、酸素が一定濃度を下回った空気を一回でも吸うと脳が活動を停止する、と
 フォークを武器と認識しているかどうか、でガンダールヴが起動するような話を聞いた(原作じゃ無いかも)ので、小麦粉を爆薬扱いしたら起動するんじゃないかな、なんて思った訳です。ですんで、爆速の見極めはガンダ補正ということで。
 よく考えたら樹木粉砕はねーわ。爆心がどこになるかにもよりますが。ということで禿げてもらいました。合掌。

 ライフルで第五世代MBTに喧嘩を売るつもりじゃなかったんですが……
 トンデモAMR出したのは後々のフラグってことで。
 M700をベースに、と言いましたが、外見はスワッシュバックラー・スナイパーカスタムっぽいです。

Sep.29.2009
 指摘のあった二重セリフ部分を修正しました。
 本当にありがとうございました。


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