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No.11839の一覧
[0] [ネタ]史上最強の強敵 ケンイチ(真剣で私に恋しなさい!オリ主転生)[ジョン](2009/12/12 23:34)
[1] 転生するなら天才に[ジョン](2009/09/14 21:24)
[2] 強敵と書いてともと呼ぶライバル?を探せ[ジョン](2009/09/14 21:30)
[3] 中国拳法は強いかも?[ジョン](2009/09/14 21:34)
[4] 瞬間回復?それなんてチート?[ジョン](2009/09/19 07:26)
[5] そんな可能性もあるだろう。いや無かったら原作と変わらなくね?[ジョン](2009/09/15 23:31)
[6] ボクサーは僕さ?…ゴメン実はボクサーじゃないんだよ[ジョン](2009/09/17 23:34)
[7] 早すぎた再戦!?ゴメンどうしよう[ジョン](2009/09/18 23:45)
[8] 猫大好き??英雄登場[ジョン](2009/09/20 12:59)
[9] 風林寺の正体??天才芸術家の秘密[ジョン](2009/09/20 20:09)
[10] 達人の道は登るもの??いや自分的には落ちるもの[ジョン](2009/09/21 22:29)
[11] 親不孝通りの攻防?変態にする加減など無い![ジョン](2009/09/22 23:37)
[12] 親不孝通りの釈迦堂との闘い!?[ジョン](2009/09/22 23:35)
[13] 戦いも終わりつかの間の休み!?新たなる戦いの予感[ジョン](2009/09/23 09:49)
[14] プチ人物紹介?[ジョン](2009/09/23 10:34)
[15] 始まる日常?…まともな日々に久しぶり?[ジョン](2009/09/25 23:13)
[16] ワン子の成長!?そのとき彼は何を思うのか……[ジョン](2009/09/25 23:11)
[17] 信念とは何か?こんな事いう言う柄じゃないのに…[ジョン](2009/09/27 09:43)
[18] 制空圏!?戦いの中で感じろ!ワン子!![ジョン](2009/09/27 23:35)
[19] 最初にして三度目!?逃げる超人追う武神[ジョン](2009/10/02 23:40)
[20] (外伝)思いついたら書いてみた!?ある日の夢!ゼロの世界[ジョン](2009/10/06 22:18)
[21] 軍師の疑問!?やばいぞ謙一!!??[ジョン](2009/10/08 22:11)
[22] 逃げる謙一?この世に安心できる土地はあるのか??[ジョン](2009/10/15 22:21)
[23] 終わりを告げる日常!前編!俺がお前を止めてやる![ジョン](2009/10/11 23:03)
[24] 終わりを告げる日常!中編!瞬間回復の脅威!力なき力![ジョン](2009/10/18 22:58)
[25] 終わりを告げる日常!後編!一つの結末![ジョン](2009/10/24 23:01)
[26] 新たなる日常!?止まらぬ歯車!?[ジョン](2009/10/27 20:09)
[27] 武術とは?迫る選択のとき!??[ジョン](2009/10/27 20:13)
[28] 動き出した歯車!?運命の闘い??[ジョン](2009/11/24 23:00)
[29] ここはどこ!?見知らぬ天井と響く音???[ジョン](2009/11/25 22:56)
[30] 決断のとき!?前編??絶望??[ジョン](2009/12/12 23:33)
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[11839] 動き出した歯車!?運命の闘い??
Name: ジョン◆62bea973 ID:1de9db2b 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/11/24 23:00


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 歯車は動き出した。

 未来が急速に物語の終わりへと近づいていく。

 しかし、その事を知っているのは数人に過ぎない。




 男は道を踏み外さないように彼女を助けた。

 しかし、その闘いが試練を近づける事となった。

 その事を男が知るのはもう少し先のことである。



 少女の仲間達は知らない。


 幼き頃の夢を追いかける少女に試練が訪れたことを……


 彼らは知らない。


 自分を信じ足掻く少女の事を……



 


 未来はすぐそこまで迫っている。

 しかし、形を変えた歴史が、どのような結末を迎えるか、



 ”まだ”誰も知らない。




 第二十五話 動き出した歯車!?運命の闘い??



 大和side


 クリスとまゆっちが加入してから一ヶ月が過ぎようとしている。

 俺たちの周りは今まで以上ににぎやかになっている。

 今までに無いくらいに…

 その中心にはキャップではなくあいつがいる。

 闘う芸術家と呼ばれるようになった―――風林寺謙一だ。

 入学早々、姉さんとの激戦を繰り広げたと思ったら、S組の九鬼の治療をしたとか。

 さらに、既に芸術家としても有名になっているという、まさに超人だ。



 …そして、この間姉さんを負かした相手でもある。

 無敵だと思っていた姉さんが、負けてしまった事に俺は言い表せないような気持ちになった。

 しかし、姉さんはあれからも今までと変わらずに俺たちと行動を共にしている。

 負けたら何かが変わってしまうのではないだろうか、と思っていた俺としては良かったと思うが……

 だから、姉さんが気にしていないのに俺が気にしてはだめだと思って謙一と変わらない付き合いをしている。



 しかし、あれからと言うもの謙一も俺たちと前よりも関わりを持つようになってにぎやかになった。

 突っ込みも出来るのでモロが助かっていると言っていた。(同時にぼけもこなす。それが謙一クオリティー)

 最近では川神院によく通っているとか…

 おかげで、姉さんが毎日ご機嫌に。



 おかげで、俺に対するスキンシップ(内容は各自の想像に任せる)が少なくなった。

 うれしいような、さびしいような…







 姉さんといえば、今日は夕方に忙しいとか言っていたな。

 何でも川神院のほうで何かやるらしい。

 ワン子が張り切っていたのはこれに向けてとのこと…

 ……しかし、この時期に何か行事なんてあったっけ?



 ふと、窓から川神院のほうを見る。

 今頃何をやっているのか……



 …後で、聞いてみようか…


 ―――――――――――今年はどんな夏が待っているのだろうか………


 このとき軽い気持ちでそんなことを考えていた。



―――――――――――――――――――――2009年の夏が始まる。


-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------



 ――――川神院内―――――



 時は夕暮れ。

 川神院の中でそれは始まった。


 川神百代と川神一子。

 二人の闘いが、


 百代と謙一が闘ったときと同じ時間、同じ場所で始まった。



 二人が対峙する。

 お互いに素手での闘い。


 「いざ、尋常に勝負!!!」

 鉄心が開始を宣言し勝負は始まった。




 闘いは始まった。

 しかし、それは闘いと言えるのだろうか?

 一子の一撃一撃、鍛えぬいた努力の結晶が………

 「…×」


 稲妻が落ちるような蹴りが、


 「……×」


 あっさりとかわされる。

 次々と放たれる攻撃の隙を突き、

 「ふっ!」

 弾丸のような蹴りが一子を襲う。



 それを、まともに食らい吹き飛ぶ一子。

 しかし、すぐに体勢を立て直し、距離をつめ攻撃を続ける。

 だが、その拳が百代に当たることは無かった。


 「……これも×」


 次々と奥義を繰り出す一子。

 「川神流奥義、蠍撃ち!」

 「…×」

 「川神流奥義、蛇屠り!」

 「…×キレに欠ける」

 先ほどまでの攻撃を超えるスピードで放たれている奥義だが、防御どころか軽く横にかわすだけで百代に当たることは無かった。


 「は!!」

 逆に百代の攻撃のみがあたっていく。



 「素手では話にならん。薙刀でこい!」

 「くっ……」

 一子は薙刀を持ち構える。

 「せやあーーー!!」

 薙刀による斬撃乱舞が始まる。

 「……」

 しかし、それを無言で全てかわす百代。



 …分かっていた事ではあった。

 闘った所でまるで勝負にならないぐらい。

 ”あの人”に稽古をつけてもらったとき、実際に見ることが出来たから。


 実際にお姉さまの本気と闘ったときなど今までになかった。

 もし、あの時お姉さまとの差を知る事ができなければ私は最後の一撃に全てをかけただろう。

 必殺の一撃とは必殺であると同時に最大の隙なのだ。

 これだけの差があるのなら、もしかするとあっさりとかわされるかもしれない。 


 ……あの人があのときに稽古を付けてくれたから私は冷静でいられる。




 ………剣道三倍段という言葉がある。

 槍に対して剣が勝つには長さの不利ゆえに三倍の段位が必要とされた言葉である。

 また、武器を持った者に無手で勝とうとするには三倍の実力が必要だといわれた言葉である。

 攻撃の合間をぬって、一子に徐々にだがダメージを与える百代はソレを当てはめると九倍以上の実力を持っている事になる。

 それだけの実力差があるなら全力の一撃といえどもかすりもしないだろう。

 その面において一子の判断は間違っていなかった。



 しかし、間違ってはいなくても結果は変わらない。

 何故なら、体力で勝っているなら間違ってはいないだろうが長期戦になればなるほど、一子が不利になるのは目に見えてくる。


 その事を悟った一子は、それならと、

 「最速の一撃をもって―――」

 薙刀を上段に構えなおす一子。

 「はああ!!」

 気を高める一子。

 満ちた気が周囲を覆う。

 「なんと!!」

 それは誰の声だったのだろうか。

 辺りに満ちた気は先日よりも大きくなっていた。

 そして、その闘気もまた大きくなっていた。

 この一撃に全てを出し切る。

 ……避けきれない速度で攻撃すれば…

 先日よりもスピードを増した自分の一撃ならば…

 そう思って一撃に全てを込めた。



-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------



 百代side


 ……本当に強くなったな一子。

 目の前で気を高めている妹を見てそう思った。

 武術の道は険しい。

 それだけに才能というものは大成するかの鍵になってくるといっても過言ではない。

 まして、一子は約十年しか経っていないのだ。

 それで此処まで強くなるとは、秀才としか言い表せない。

 良くぞ此処までつらい修行を耐え、強くなったものだ。




 …………しかし、同時に伝えなければいけない。

 どんなに頑張っても川神院の師範代になることは不可能だということを。

 元々分かっていた事ではあった。

 一子に武道の才は無いという事は。

 しかし、それでもじじいの出した課題をやり遂げた一子を見て、じじいはその努力にかける事にしたのだった。

 そして、私も一緒に鍛錬をするうちに応援するようになっていたのだった。




 ……だが、私たちが思っていたような努力の天才ではなかったのだ。

 そして、じじいがそれを一子に伝えるといったとき私は抗議した。

 …しかし、同時に心の中で納得してしまう自分がいた。

 心の中で私も師範代になどなれないと思ってしまっていたのだ。

 結局、話し合いの結果夏休みに近づいたらこのことを伝える事になったのだった。



 私は諦めていた。

 あの時までは……



 先日の挑戦者との闘いのとき、私は驚いていた。

 一子の太刀筋が明らかに変わっていたのだ。

 それもよい方向に。

 そして聞いてみれば、通りすがりの我流ピンクなる人物に指導してもらったとか…

 そのときの心境をどうあらわせば良いのか。

 たかが一回の指導で一子を強く出来るとは… 

 私は、この男を捜した。

 無論、自分が闘いたかったからもあるが、闘いの後に聞いておきたかったのだ。

 才能が無くとも達人にはなれるのかと……






 一子が勢いよく走り出す。

 そして、薙刀を勢いよく振り下ろした。

 (…早い!!)

 4月までの一子の最強の"業"とは違い、ただ振り下ろすだけの一撃。

 しかし、それは明らかに今までの一子の必殺技、川神流大車輪よりも上だった。

 この今までに無い成長の速さこそが”あいつ”に賭けてみたい理由の一つだ



 ……だが、今はソレだけ。

 早いには早いがまだまだだ。

 ガードの必要性は感じなかった。



 紙一重でその一撃をかわす。

 ぎりぎりの所でよければ反撃が容易だからだ。

 「沈め!!!」

 一子の腹に蹴りがめり込む。

 崩れ落ちる一子。

 しかし、私は避けられた瞬間に腹部をガードしようと柄を動かそうとする一子の動きが見えていた。

 此処に勝敗は決した。

 しかし、可能性を感じられる闘いだった。





 本来、この闘いのあと、武術をきっぱりと諦めさせるつもりだった。

 元々決まっていた事だが、少しでも早いうちにという事で夏休み前にとなったのだった。

 …此処まで早くなったのにはほかに理由があってのことだが…



 しかし、私はチャンスを与えてくれと頼んだ。

 その事にじじいは驚き、そして簡単な質問の後に、

 「――――好きにせい。」

 と言って了承してくれた。

 反対されると思っていた分あっけなく感じたが、じじいにも思うところがあったらしい。

 …ソレがなんとなく同じ理由だと思ったのは間違いではないだろう。


 既に連絡はしてある。

 いくつかの条件と引き換えに既に了承は得ている。

 後は一子が奴をどう思っているかしだいだ。

 私からは言わない。

 …いや、言えない。

 ソレが条件の一つであるから。

 良くも悪くも此処から先は一子しだいだ。





 「私から伝えることは二つだ。」

 故に私は伝えよう。

 一子の努力への賛辞と。


 ……………川神院の師範代を諦めさせる事を……………





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 本日のおまけ(没エピソード)


 桜咲く入学式。

 直江大和は入学式の案内をしていた。

 「ここは人通り少なくて暇だよな…」

 そんなことを考えていると、



 だだだだだだだだだっ!!!


 全力でかけてくる一人の生徒の姿が見えた。

 (ぶつかる!!)

 走ってきた相手とぶつかりそうになる。

 
 衝撃。



 俺はよろけたぐらいだったが相手はこけそうになって、


 「後ろ回り受け身!」

 こけてはいなかった。

 「ああああすすすすす、すみません。」

 申し訳なさそうに謝る女性徒。

 「おおう。」

 …可愛い…

 そんなことを考えたときだった。


 「……私とした事が~~~~~」

 と、まるで風のようにこちらに向かってくるもう一人の姿が見えた。

 その先にはさっきの女生徒が。

 「!おい、あb…」

 そこまで言おうとすると、

 「!!!」

 女生徒が向かってくる相手に気づきよけようとする。

 しかし、先ほどぶつかったさいにほどけたのだろう。

 靴紐をふみ、よろける。

 (まずい!)

 目の前には既に相手の姿があった。


 ……………


 ぶつかった音は聞こえてこなかった。

 目の前には先ほどの女生徒が先ほどの体勢のままでいて、違うのは先程までいなかった生徒がいることだ。

 金髪の長い髪に真新しい川神学園の制服。



 「ごめんなさい。怪我は無い?」

 「あ、い、いえ大丈夫です。」

 「…よかった。…………慰謝料って意外と高いんだよね…」

 最後の声は聞こえなかったが十人見れば十人がきれいだと答えるような美人がいた。

 「私の名前は新島美羽。あなたは?」



 これが、後に九鬼財閥に並ぶほどに成長する大企業、新泊連合の取締役新島美羽との出会いだった。


                                  続かない

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 どうも、お久しぶりです。予定よりも一週間遅くなってしまいすいませんでした。本当にすいません。

 久しぶりに書いたので色々とおかしい場所があると思いますが出来ればご指摘下さい。
 今回は、ついに三章が始まりました。ここからが一番と書きたかったところです。ゆえに原作と大きく離れるのもこれからとなるかと思います。しかし、ときどき一子が主人公のようにかかれる事があるかもしれないのでご了承下さい。
 さて、次回は三章に始まってすぐなのに一子ピンチに!?なるかもしれません。
 そして、ついにあのお方が登場します。お楽しみに。

 この作品はご感想、ご意見、要望などをお待ちしています。


 2009/11/16


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