【習作&ネタ?】真・恋姫†無双 ~~~高順伝外伝 河北の王・袁紹伝~~~ 第3話。鄴の外に在る袁紹軍の陣。今までは麹義が責任者として統括していた陣だが、今は袁紹がそこにいる。袁紹は、韓馥に会えると思って内心で喜んでいた。生かして連れて来い、というのも韓馥を攻め滅ぼすつもりではない意思表示のつもりだ。袁紹としては韓馥を自分の手元においておけば「またいくらでも遊べる」という程度の認識でしかなかった。韓馥は、袁紹にしては珍しい男友達である。顔良や文醜もだが、色々と迷惑をかけつつあちこちへ引きずって遊んだものだ。(その韓馥を挟んで公孫賛との交流もあったりする。その性格のせいで多くの人に好印象をもたれなかった袁紹にとって、得がたい存在だったのだ。もっとも、その得がたい存在は・・・袁紹の知らぬところで逝き、この再開も幽明を異にしてのものとなってしまった。袁紹は、総大将専用の陣幕で韓馥の亡骸と対面していた。仮設の椅子に座って待っていた袁紹の前に引き出されたのが韓馥の亡骸。彼女は言葉を失って、呆然と亡骸を見つめていた。袁紹の隣にいる顔良と文醜も、何も言えず立ち尽くしている。韓馥の亡骸の向こうには麹義と高幹、郭図ら三人の謀臣。麹義は、事の次第をほぼ全て袁紹に報告していた。ただ、死なせてしまった落ち度が自分にあるからか、郭図達を諌言するような真似もしない。状況を作り上げたのが郭図、逢紀らとはいえ、それを統率できない自分にこそ最大責任がある。最後に「責任は自分にあります。どうぞ処罰を与えていただきたい」とまで言った。自分達に被害が及ばない事を確信したか、郭図らは控えながらもニヤニヤと笑っている。もっとも、袁紹はその報告を殆ど聞いていなかった。何故だ、絶対に殺すなとあれほど言ったのに。生かして連れて来いと言ったのに、何故。何故こんなことになってしまった?ほかの事を考えられない。辛うじて「さっ・・・退がりなさい!」と叫ぶ程度だ。麹義と高幹が「しかし、処罰を・・・」と願い出たが、袁紹は「追って沙汰を、出しますわ・・・」と落ち着かぬ様子で答えた。「・・・ははっ」そうまで言われれば退かざるを得ず、麹義らは全員その場を辞した。彼らが去ってから、顔良は袁紹を慰めようと喋りかけようとしたが、文醜が顔良の肩を掴んで止めた。「文ちゃん・・・」「やめときなよ、斗詩(顔良の真名)。一人にしてあげるべきだって。」「でも・・・」「いいからいいから。・・・麗羽様、うちら陣幕の外に居るんで何かあったら呼んでください」ほらほら、と文醜は顔良の背中を押して陣幕から出て行った。彼女達は武将兼護衛なので、離れるのは得策とは言えないのだが・・・周りには袁紹の兵士がいるだけで、鄴に残った守備兵が打って出てくるとも考えられない。打って出てきたところで、陣を守備している兵士は袁紹が率いてきた2万を加えて5万前後に膨れ上がっている。圧力を加えずとも、降伏勧告で事足りる。暗殺者を放ってきたところですぐに見つかるだろう。刺客の類を心配する必要も無いと言えた。皆が陣幕から出て、袁紹以外には誰もいない。韓馥の亡骸はあるが・・・それはもう、生きていない肉の塊だ。袁紹は椅子から立ち上がり、韓馥の元へ歩いていき・・・亡骸の前でへたりと座り込んだ。死なせるつもりなど無かった。ただ、昔のように遊びたいだけだったのに。一体どこで間違えたのだろうか。何がいけなかったのだろう。それが袁紹には理解できなかった。後悔しても遅い。何をしようと、韓馥が生き返ることは無い。「どうして・・・どうして、こんな・・・」少しして、陣膜の中から袁紹の慟哭が響いた。人払いをして、2人で陣幕を守っている顔良と文醜にも、袁紹の泣き声は聞こえている。やはり心配なのだろう、顔良は陣幕の中へ入っていこうとしたが先ほどと同じように文醜に止められた。今は一人にしておいたほうがいい。という文醜の主張も解らないではない。顔良は何度も行くべきかどうかを迷い・・・結局、諦めて項垂れた。二人にとっても韓馥は仲の良い友人であった。彼女達は元々馬賊出身で立場も位も韓馥のほうが上だったが、そういった所をひけらかさず付き合ってくれたものだった。その韓馥の死に涙を流す袁紹と、まだ聞こえてくる慟哭。顔良達は締め付けられるような無力感、やるせなさを感じて佇む事しかできなかった。一夜明けた後、少しは落ち着いたのだろう。袁紹は鄴へと降伏勧告を出した。鄴の官民としても逆らう事ができるとは思っておらず、それを受諾。袁紹はまず韓馥の為に盛大な葬儀も執り行いその亡骸を弔った。それで官民の反発が収まる訳ではないだろうが、袁紹の望んだ事でもあるし、その辺りはあまり関係が無いとも言えた。また、渤海から鄴へと本拠を移すつもりらしく、多数の家臣と兵を鄴へと移住させている最中だ。自身に反発があるとはいえ、鄴は渤海よりもよほど規模の大きい都市だ。豊かさにおいても、これからの政戦略においても、鄴のほうが都合はいい。韓馥の遺した遺臣連中も今までどおりの待遇で扱うことにもした・・・。と、ここまでが袁紹のやった事である。ただ、そこから袁紹はまったく動きを見せようとしない・・・というか、指定して自室とした場所に引きこもって中々外に出ようとしない。韓馥の事で精神的に大きな傷を負ったことが要因なのだろう。顔良や文醜としては早く立ち直って欲しいが、事が事なだけにそう上手く行くとも思えない。どうしたものか、と思うし・・・何より。「仕事が溜まって何も出来ないんですよ! 文ちゃん全然手伝ってくれないしーーーー!」・・・。顔良の(ある意味)悲痛な叫びが、鄴の城内に木霊する。何故か彼女は政庁で。何故か太守が使うべき机と椅子を使用して。政務をこなしていたのである。「あっはっは。心配性だなぁ、斗詩は。」文醜はそう言ってケタケタと笑う。韓馥のことをもう忘れたのか、それとも酒で忘れようとしているのか。その文醜を見て、顔良は一旦筆を置いた。「・・・そう言っても文ちゃんは手伝う気ないよね?」「当っ然!」そこら辺に腰掛けて、真昼間から酒をかっ喰らいつつ、しれっと言ってのける文醜。(うわ、すっごく殴りたい。)と右拳に力を込める顔良だったが、それで気力を使うのもあほらしいので辞めておいた。政・戦・諜報。なんでもござれの顔良だが、流石にこの状況は不味いと思う。袁紹は判断などあまり下さない、というか全部他人任せだったが、大事な案件くらいはちょこちょこと自分で見ていた。袁紹と言う人はああ見えて・・・持ち前の強運もあったが、大きな才能(実力とは言わない)を秘めているし、政治手腕もそれなりにある。そうでなければ一群一都市の太守などできるわけが無い。早く復帰して欲しいな、と思う。主に袁紹と自分自身の為に。ただ、文醜は何がおかしいのか笑いながら言った。「麗羽様なら大丈夫だってばさ! そのうちケロッとして「お腹空きましたわ!」とか言って出てくるって!! あっはっはっは!」「・・・・・・。」文ちゃんなんか不幸になっちゃえ。そんな言葉を心中で押し殺して、顔良はこなしてもこなしても一向に減らない、目の前に山積みの竹簡・書類相手に再び挑み始めた。当の袁紹は、自室の寝台で寝転がってぼんやりとしていた。彼女はまだ落ち込んでいたが、今まで感じたことの無い感覚にも戸惑っている。大切な人が死んだ、という事がこうも自分の心を深く抉るだなんて。父母は既に亡くなっているから、大切な人を失ったのはこれが最初ではない。違いがあるとすれば、自分のせいであるか無いか、という違いだ。乱世の習いと言うことで、洛陽の時みたく自分で手を汚す事もあったけれども。こうなる事が起こりえる・・・というのはちょっと考えれば解るし、覚悟もするべきであった。ただ、今までの袁紹にはそんな覚悟も無く、いや、最初から覚悟なども考えてもいなかった。自分はどうするべきだったのだろう、と誰かに聞きたかったが・・・顔良と文醜は優しくしてくれるだろうが、きっと上手くは答えてくれないだろう。郭図、許悠、逢紀・・・論外な気がする。他にも荀諶(じゅんしん)、王修、崔琰(さいえん)などもいたが、彼女はふと一人の人物を思い浮かべた。彼ならば、もしかしてきっちりと答えてくれるのではないだろうか?謹慎させているとは言え、彼も鄴に移住させているし、宛がった居館の位置も把握している。「・・・。よし。」既に時刻は昼辺り。出かけるのならばちょうど良いだろう。袁紹は少し迷いつつも、寝台から体を起こして久々にまともに部屋から出た。彼女は顔良と文醜を探して城内を歩き回った。廊下やらどこやらですれ違うたびに、働いている人々は久々に姿を現した袁紹に頭を下げたり会釈をした。逸れに対しては手を振って応え、顔良らの部屋に赴いたのだが・・・どうもいないらしい。せわしく歩き回っている人(部下だが)を適当に捕まえて聞いたところ、政庁で仕事をしているという。政庁ということは、自身の代わりに働いているのだろうか。袁紹は急ぎ足で政庁に向かうが、果たしてその通り。皆が皆、忙しそうに動き回っていた。袁紹は入り口付近に立って顔良と文醜を探したが、2人はすぐに見つかった。顔良机の上、大量に置かれている書類と格闘しておい、文醜はその隣で酒かっくらっている。と、すぐに袁紹に気付いた。「あっ・・・袁紹様?」「ほらなー? やっぱ出てきたっしょ?」彼女らの言葉に、部屋の中に居た人々が一斉に袁紹へと向き返った。「おお、殿!」「ご機嫌麗しゅうございます!」などと挨拶をしてくれる。普通に駄目な人である袁紹だが、その駄目っさぷりがいいのかどうか、はともかく。家臣達は「それはそれで」と袁紹の為に働いている。駄目なやつほど可愛い、ではないが「もう少し常識的になってくれれば」とも思われている。天分とか天性と言うべきか、彼女は回りの勢力が思う以上に家臣からの忠誠を得ていたのである。「ご苦労ですわ」と返事をしつつ、袁紹は顔良と文醜のところまで歩いていった。「二人とも、所用で外出しますわ。供をなさい。」と顔良達を引っ張っていく。「え``っ? ちょ、ちょっと・・・まだお仕事・・・っていうか、袁紹様のお仕事ですからねこれ!?」「あっはっはっは! 諦めろって、斗詩!」「これだけ溜まったお仕事どうするんですかぁ!」顔良の叫びに、袁紹は辺りを見回す。ちょうど良く、三人ほどが目に留まった。「王修さん、崔琰さん、董昭さんに任せておきなさい。」『えっ!?』呼ばれた本人達は・・・なんというか「ガビーン」ってな表情である。自分達も忙しく働いているのに! という感じだ。「お待ちください、殿でなければ通せない案件などが・・・」「適当にこなせばそれでいいですわ。」『えーーー!?』・・・こんな感じで、いつも通りの袁紹っぷりを押し通して、彼女は出かけていったのである。~~~鄴市街~~~鄴市街を歩き続ける三人。「あの、麗羽(袁紹の真名)様・・・どこに向かっているんですか?」袁紹の後ろについている2人。顔良と文醜だが、その顔良が袁紹に質問をしていた。「田豊(でんぽう)翁の所ですわ。」『・・・えぇっ!?』袁紹の出した名に、2人は大いに驚いた。田豊というのは、袁紹軍きっての軍師・・・あるいは宰相という人だが、直言はばからぬ男性である。そのせいか郭図らのような謀臣かつ佞臣とは反りがあわず、諌言されまくって謹慎、という憂れき目にあってしまった。直言はばからぬといっても、普段は気のいい性格なのだが。翁、というのは田豊が既に60近いので袁紹なりの敬意であったりする。「自分で「謹慎ですわー!」とか言ってたじゃないですか? それなのに、何故自分から・・・」「郭図らでは話になりませんもの。つべこべ言わずついてらっしゃいな。」「・・・?」顔良と文醜は怪訝そうにお互いの顔を見合わせた。何かおかしい。いつもの麗羽さまじゃないような気がする、と。「あのぉ・・・田豊様に会ってどうするんです?」「話を聞きますわ。」『ええ!!?』「・・・だから、さっきから何ですの?」二人の更なる驚きっぷりに、袁紹は少しだけ不機嫌そうだった。「だって「あの翁の話は長くて疲れますわ」とか「耳が痛くなりますわ」とか言ってた袁紹様ですよ!?」「それが自分から話しに聞きに行くだなんて・・・何か、悪いものでも食べたのか!!!」「・・・。」*二人とも、袁紹の所持する剣の柄で叩かれました。頭を摩る顔良らを連れて袁紹は田豊の居館の前にたどり着く。大して大きくはない。一勢力の宰相が住む、というのには少々小さいと言うか何と言うか。「ふむ・・・随分とボロの屋敷ですわね。」「そりゃあ、あの田豊様ですし。」田豊はあまり財貨に頓着しない。この居館にしたって、雨風を凌げればそれで充分という感覚なのだろう。「まあ良いですわ。それじゃ入りますわよ。・・・翁、翁! いらっしゃいますかしら!」入り口の前で大声をあげる袁紹。だが、返事は無い。「・・・。」「・・・・・・。」「・・・。でてこないっすね。強行突破します?」文醜が得物である大刀「斬山刀」を構えた。「いや、文ちゃん・・・すぐに強行突破図るのは止めたほうがいいと思うけど。」「やー。でもさぁ、田豊様が麗羽様恨んでる線もあるしー。嫌がらせで出て来ないってのもありえn「やかましいのぉ」あ。」扉が「ギィィ」と開くのと同時に、老人が顔を出した。その老人は、扉の前に立っていた袁紹・顔良・大刀を振りかぶった文醜を見て「これはこれは」と相好を崩した。「で? なぜ醜の字は刀を構えておるのかの? ・・・事と次第によっては痛いどころか死なせてくれと言うほどのお灸を据えねばならんのじゃが。」「え。あっ・・・あははは。じょ、冗談に決まってるじゃんかぁ、やだなぁ田豊様ってば」文醜は誤魔化し笑いをしつつ刀を引っ込めた。基本は穏やかな老人だが、本当にやりかねない。その田豊は袁紹を見つめつつ、笑う。「しかし、殿がお越しになられるとは。珍しい事があるものですな。」「え、ええ・・・。」袁紹はばつが悪そうに頷く。「まあ、宜しいでしょう。ささ、中へお入りくだされ。」「・・・お邪魔しますわ。」応接室に通された三人。袁紹は椅子に座り、机にはお茶が入った杯が置かれている。袁紹の目の前には田豊が座り、顔良らはそこらへんに適当に腰をかけてお茶を啜っていた。「さて、どのようなご用件でこの爺をお尋ねに?」「それは・・・ええと。」言いよどむ袁紹だが、隠しても仕方がないと話しはじめた。「韓馥君を死なせてしまいましたわ。」「ほぅ。」ほぅ、と返事をしたがそんな事は移住してきた袁紹陣営の人々殆どが知っていることだ。どのようにして死んだか、までを知る人は少ないかもしれないが、田豊はその情報をきっちりと仕入れてある程度の事は理解している。「私は、派遣した者達に絶対に死なせるな、と命令しておきましたわ。でも、結果は・・・。」どうしてこのような事になってしまったのか。原因は誰にあって、この状況を回避する術はなかったのか。それを聞きたいからやってきた、と袁紹は素直に話した。「そうですなぁ、現場として見るなら郭図ら3人のせいかと思われますがな。」麹義は傲慢なところはあるものの、袁紹の意向に無闇に逆らいはしない。となれば、消去法で郭図らしかいない。「しかし、一番の原因と言えば・・・やはり殿でしょうな。」「っ・・・。」袁紹は唇を噛んだ。やはりそうなのか、と。今までの袁紹なら怒って帰ってしまったかもしれないのだが、彼女はじっと田豊の話に耳を傾けていた。「殿は強固な君主制を敷いておりませぬ。部下との間に大きな壁が無いといえば聞こえは良いでしょうが、反面軽視されてしまいまする。」何もかも自分でやる必要は無いが、今の袁紹のように何もかも「部下に」任せているようでは駄目だ。と言うのだ。「郭図らが暴走をしたのは間違いなく殿の甘さが原因のございますれば。」「では、こちらの言い分を完全に押し通せるようにしろと・・・?」「そういうわけでもありませぬ。方針を出して、部下に議論させるくらいは宜しい。ただ、決断をするのは殿ご自身。そして、1つの結論を出したのならばそれを徹底的に守らせることです。」「そうは言っても何から手をつけていいのか、何をすれば良いのか・・・」そこからも、2人の会話は長く続いた。顔良と文醜も、こんなに誰かと長く、しかも真面目な話を続ける袁紹をはじめて見た。というか、真面目な態度を取る袁紹の姿など見た事がなかった。気がつけば、すでに時刻は夕方。何時間も真面目な話をしていた。放っておけば延々と話をしているので、顔良は話が一度途切れたところに割り込んだ。「あのぉ、袁紹様。そろそろ、時間が」「え? ・・・あら、もうそんなお時間?」ふと見れば、文醜は地面に寝転がって寝ている。「くかー」といびきをかいているのだから気楽なものだ。「ほら、文醜さん。起きなさいな。」「ふがっ? ・・・んぅ・・・。」袁紹に体を揺さぶられた文醜は、んー、と目を擦りながら体を起こした。まるで子供のような仕草である。「おお、お帰りですかな。」「そう致しますわ。・・・。また、意見を聞きにきても宜しいかしら?」「はっはっは。謹慎を解いてくださればこちらから参りますぞ。」からからと笑う田豊に、その通りですわね、と苦笑する袁紹。まだぼけーっとしている文醜を顔良に任せて、袁紹は田豊の居館から辞していった。最後に「では、また」とだけ言って。田豊の謹慎が正式に解かれたのは、次の朝を迎えてすぐだったという。~~~楽屋裏~~~燃え尽きたぜ、真っ白によ・・・あいつです(挨拶この後もちょこちょこ追加で書こうかと思いましたが、駄目です、長くなりすぎます。かといって何時までも外伝続ける訳にもいかず・・・短く纏める能力が無いと辛いです早く外伝終わらせて本編進めないとw袁紹さんが少しずつまともになるようです。曹操との一大決戦をできる人間になるのか、そもそもあいつがそんな袁紹を描けるのか・・・無理ですゴメンナサイ曹操のライバルと言えば、皆様は三国鼎立した劉備か孫権・・・殆どの方が劉備を思い浮かべると思うのですが、あいつは真っ先に袁紹を思い浮かべてしまいます。官渡の戦いと言うのは、力を付けて来た曹操にとって最大の戦い・・・正直、赤壁か、それ以上に大きなものだったと考えています。その後の戦いでも、どちらかといえばぱっとしないものが続くイメージですし。夏候淵の死んだ漢中争奪や、赤壁の再来ともいえる濡須の戦い・・・ああ、曹休があっさり騙されたコレは曹操病没後ですけど。やはり、三国志が一番盛り上がるのはこの辺り(西暦200年前後)だと思えて仕方が無いw曹操がここまで苦戦したと言うのはあまり無いので余計にそういうイメージがあるのかもしれませんね。何だかんだといいつつ、袁家掃討に8年近くかかっていますからねえ・・・あくまであいつ個人の考えですが。だからと言って、三国志後期が盛り上がらないとは言いません。蜀滅亡時の黄崇や張遵などいわゆる2世武将が国難に殉じていく場面。呉末期で陸抗が必死に国を支え、張悌や沈瑩が呉の将として意地を見せたところなどは大好きです。・・・両国、その時点での皇帝がアレでアレでアレでしたが(解りませんって、総閲覧数88万越え!?えっと・・・(激震ミナサン、ミルベキモノヲマチガッテマセンカ?(ガクガクそれでは、また次回。ノシ