【習作&ネタ?】真・恋姫†無双 ~~陥陣営・高順伝~~ 第52話 虎牢関・二戦目。連合軍は何度も何度も虎牢関に攻め込んでは撤退、ということを繰り返していた。そもそも作戦が「華麗に美しく進軍」だかなんだか、よく解らないものである。一度だけ、袁紹は一斉攻撃を仕掛けたがそこで投石機による凄まじい逆襲を喰らい、怖気付いたところを呂布隊が突撃・・・。散々に蹴散らされて「きぃぃぃっ!くやしーですわー!」とか叫んでいた。連合側は何故石或いは岩が飛ばされてくるのか(曹操ですら)解らなかったが、大軍で行けばまた同じ事になる、ということは理解していた。ここで、曹操が出てくる。今から攻める虎牢関を前にして、彼女は考えていた。この虎牢関で一気に名を上げ、かつ武将を捕らえるという実利をも得ようとしていたのだが、目の前に存在する「要塞」に攻めあぐねている感があった。大軍で行けば投石で兵が潰され、かと言って少数で行けば呂布・張遼・華雄・高順・趙雲の騎馬隊によって突き崩される。正面から戦っても遅れをとるとは思わないが、篭城している彼らに勝てるか? と言われればそれも難しい。夏候淵などに聞いてみたが「呂布を捕らえるならば、ここに居る武将全員と引き換えにする覚悟でなければ叶わないでしょう」と返されている。その呂布を相手に互角に戦った関羽と張飛は大したものだと思うが、それはまあ良い。呂布は諦めて、曹操は張遼と高順一党に狙いを定めようと考えたが、現状では張遼1人に絞ろうと考えている。さてどうする? と悩む。「どうやって張遼をおびき出すのか?」ということで、だ。大軍で言っても駄目、少数で行っても蹴散らされる。下手をすれば高順や呂布も出てくる。どうやって関の外までおびき出す・・・。と、さしもの曹操も考え込んでしまった。おびき出しさえすれば、曹操軍の将兵で取り囲んで捕縛する事も容易い・・・はず。はず、というのは・・・曹操には多少不安があった。曹操は張角達を使って兵を集めている。そういった兵は基本的に農民兵のようなものだ。装備も錬度も質の低い兵士が多い状況である。もっとも、新兵が配属されたのは夏候淵の率いる弓兵部隊がほとんど。前衛となる騎・歩兵には然程配置していない。夏候姉妹と自分が鍛え上げた兵士もいるから一気に後衛に切り込まれない限りは問題はないだろうが、それでも辛いか。陣幕で延々と考える曹操の隣には典韋・許褚、そして荀彧の姿がある。じっと考え込む曹操に、典韋らは声をかけない。自分達は武で仕えるだけで智のほうでは全く役に立たないのを理解している。荀彧はその逆。曹操が何故悩んでいるのかを理解しているのだが、虎牢関があれほどの要塞だとは荀彧も考えてはいなかった。真正面から攻める、という袁紹の考え無しの命令には腹が立つものの、それを自分が言った所でどうしようもない。有能な将を引き込む、というのは即ち「虎牢関」を落す、ということにも繋がる。だが大兵力で攻めても攻めきれない(袁紹の指揮が駄目、諸侯の士気も低い)・・・少数兵力などもってのほか。1人ずつ武将を釣り出すか。しかし、その「手」がない・・・。荀彧も曹操の勝利に貢献しようと色々と考えているが、やはり妙案が出てこない。そして、曹操とは違って荀彧には焦りがある。孫策は汜水関を陥落させ、劉備は呂布と互角に戦ったいう何らかの実績を残している。曹操軍が積極的に前線に出なかったということもあるが、孫・劉に名声が集まるのは面白くない。・・・袁紹は駄目な奴なので放っておくけど。(どうしたものか・・・)まだまだ考え続ける2人だが、そこに夏候惇、続けて夏候淵が陣幕へと入ってきた。「華琳様ぁっ! 出撃準備は終わりましたっ!」「お待たせいたしました、何時でも出陣できます。」2人の声に、曹操は顔を上げた。「そう、ご苦労様。」そして、また考え込んでしまう。その様子に夏候惇は不思議そうな表情になった。「あのぅ・・・華琳さまぁ、出撃は・・・?」「・・・そうね、出撃しなければならないわね。でも、もう少し待ってくれる?」「・・・。」目を瞑ったまま返事をする曹操。夏候惇は妹のほうへ向いてぼそぼそと話しかけた。(なぁ、秋蘭。)(何だ、姉者。)(華琳様は何を悩んでるんだ?)(む、恐らく、張遼か高順をおびき出すための策を考えておられるのだろう。)(そんなの、正々堂々と突っ込めば出撃してくるんじゃないか?)(華琳様はそう思っておられないのだろう。被害を少なくして勝つ、その上で将を得る。が、さすがに虎牢関に篭る軍勢相手ではな・・・)(・・・難しい事を言われても解らんぞ、もう少し解りやすく)(・・・。まぁ、姉者はいつもどおり戦えば良いさ)「ちょっと、ぼそぼそ五月蝿いわよそこのイノシシ!」聞こえていたのかどうか、荀彧が夏候惇にむかって怒鳴りつけた。荀彧は夏候惇にだけは手厳しい。曹操の寵愛を受けるもの同士、仲良くすればいいのだが・・・彼女にとっては夏候惇が一番の「ライバル」という認識があるらしい。夏候淵にはある程度の敬意をもって接しているし、余裕のないときなどは粗暴な面が良く見えるのだが、普段はそう声を荒げたりする事はない。「なぁっ!? 誰がイノシシだこの頭でっかち!」「るっさいわね! こっちは考え事してんだから黙ってなさいよ!」「ちょっと、2人とも。」隣と前からの喧しい叫び声に辟易した曹操が止めようとするが二人には聞こえていない。「はぁ!? 何を考えていたんだ、どうせろくでもないことだろう!」「どうやって将を釣り出して被害少なく勝つか、よ! 華琳様も同じ事で悩んでいらっしゃるんだから邪魔すんじゃないわよ!」「んなもん正々堂々一騎打ちを申し込めばいいだろ! 孫策のとこの・・・孫権? だっけか、あれも同じ事やって高順をおびき出したじゃないか!」「・・・。」「・・・。」「姉者・・・。」「・・・あれ? 何だ?」曹操・荀彧・夏候淵の反応に、夏候惇も少し落ち着いたのか、怒鳴り声を上げなくなった。「ふむ・・・。」曹操はまたしても考えた。張遼は武を尊ぶ性格だと聞いている。おびき出したとして、同時に高順あたりが出撃してくるかどうか、ということはある。汜水関の時の事情と今の事情は違うだろうから、一騎打ちを申し込んだとしてそのまま素直に乗るかどうか、ということもある。が、これでもしもおびき出せたら御の字ではないか?軍勢を率いてきたとしても、引き込んで退路を断ち、こちらの全部将で取り囲んでしまえば。兵に被害は出てしまうのは確実だが、張遼ただ1人でも得ることが出来ればお釣りが来るほどの収穫だ。こういう考え方自体、曹操は嫌うほうだが袁紹や袁術に比べれば自分の勢力はまだまだ小さい。(上を目指す以上、目指す先が更に先にある以上、犠牲が多くなるのもやむなし、か・・・。嫌な女ね、私は。)何かを得るために何かを犠牲にする。それが人の命であろうと、目的のために許す。自分の考えに吐き気に近いものを覚えながら曹操は出陣命令を出した。「・・・秋蘭、結局どうなるんだ?」「む、姉者の思った通りではないか?」「・・・??」1人だけ、よく解っていない夏候惇であった。~~~虎牢関~~~城壁の上には兵に混じって高順、張遼、李典がいる。「いやー・・・まさか投石器がここまでの威力発揮するとはなー。」李典は自作の投石器の威力に満足していた。先日の戦いではどうなるかと思っていたが、敵兵の数が多いため「数撃ちゃ当たる」の状況が出来上がっていた。連合側に向かって撃てば、狙いを定めずとも当たる。総攻撃を頓挫させたあの戦いは大勝利と言っても良い。「ほんまほんま。あれ作ったん李典やろ?」「せやで。図面考えたんは高順兄さんやけどな。それを作成、改良したのがうちや。」「へぇ。李典もやけど。順やんも才能あるんやなぁ。」「へ? 俺?」高順は自分に話が振られると思っていなかったらしい。「あんな、考えてみ? 味噌やら菓子やら作るし、投石器なんてもん考えつくし、サトウキビ使って美味い酒作り出す。でもって一廉の武将。多才やん?」「そのうえ多妻やし?」「・・・誰が上手い事言えと。それ以前にまだ妻じゃないですよ。」「へぇ・・・ほな、いつかは妻にしてくれると思うていいんやな?」「何故そうなりますか!」そもそも、自分が考え出した事じゃないんだけど・・・。最初に考えて作成した人ごめんなさい。そんな頭の悪い遣り取りをしつつ、高順は連合軍側・・・つまり、東側に目を向けた。「曹」の旗が翻り、軍勢が向かってくるのがわかる。「あれは・・・。ついに来ましたか、連合軍最強部隊が。」一万数千の曹操軍の後ろに張邈(ちょうばく)・鮑信(ほうしん)と続き、3~4万の軍勢になるだろう。そこそこに多いが決戦を挑むには少ない数だ。だが、高順は全く油断をしなかった。何せあの「治世の能臣、乱世の姦雄」曹操だ。兵も将も他陣営に比べて良く訓練されているはず。一番やりにくい相手であると思っている。「ほほー。他に比べりゃ強そうやけど。」「どないする? 投石機準備させよか?」「その前に出撃準備でしょ。」3人は急いで自分の持ち場へ着こうと動き始めたが・・・投石の届かぬ場所より更に東で停止した曹操軍から、一人の武将が歩いてくるのが見えた。真っ赤なチャイナドレス、右肩に髑髏の肩鎧。夏候惇である。馬にも乗らず、肩に無骨な大刀を担いで徒歩で向かってくる。兵に矢を射掛けさせるべきか、とも思ったがそれは止めて置いた。使者として派遣された可能性もあるからだ。夏候惇は矢が届かない位置(届いても掴み取るが)で止まり、声をあげた。「聞こえているか、張遼!」「・・・へ? うち?」張遼は自分を指差して「何故?」と思っている。「私は曹猛徳の将、夏候元譲! 貴様に一騎打ちを申し込む! 臆せぬなら我が申し出を受けよ!!」「・・・。はぁ・・・?」それだけを言って、夏候惇は更に関から離れてから、大刀を地面に突き刺した。呆気にとられる高順・張遼・李典(兵士も)。「ぇと、つまりどういうことやねん。」「そら・・・一騎打ちちゃうの?」な、順やん。と張遼は隣にいる高順へと顔を向けた。どう思う? と意見を求めているのだろう。「ふぅむ、順当に考えて張遼さんを捕らえようとしているのだと思いますけど。」「むぅ、うちがあの夏候惇に負けるってことかいな。」「というより、一騎打ちと言いながらも後方に軍勢展開してますしね。相手はあの曹操ですよ。俺は反対ですね。」「反対か・・・つか、うち曹操がどんな奴か知らへんもん。」「・・・まあ、油断ならない相手です。連合軍で最強の部隊でしょうね。」高順はやはり反対らしい。そこで、李典が口を挟んできた。「せやけどどうするん。張遼姐さんは出てかなあかんのとちゃう?」「せやろ? けどなぁ・・・。」「・・・。」高順も考えていた。こちらは兵力が向こうに比べて少ないし、勝つ為にはルールなど守っていく必要は無い。そんな余裕もない。向こうに合わせてやる理由もない。しかし、出なければ張遼の武名は廃る。出れば捕らわれる可能性もある。出る以上はある程度敵に損害を与えるべきなのだが・・・。「・・・よし、一騎打ちは受けずに軍を出そう。」「ええええっ!? そら殺生やで!? うち、戦いたいー!」「わがまま言っちゃいけません。ここで張遼さんが負けて捕らわれたらどうするんです。」「むぅうう・・・。」「多分ですよ? 向こうは張遼さんを釣りだすのが目的ですよ。」「何で解るん?」「曹操は人材好きですからね。張遼さん狙っててもおかしくないんです。・・・そのうえ同性愛者ですから。」「・・・マヂ?」「本気と書いてマヂと読む。」高順の言葉に、張遼はげんなりとしていた。張遼は可愛い女の子は大好きだが、それは高順を間に立てて、の話。よく楽進に「ひざまくらー♪」とか抜かして彼女の太ももの感触にうっとりとか、そういうことはあるがそれは張遼なりのコミニケーションだ。閨(中略)多人数(中略)なら同姓でも口付け(中略)精(中略)である(意味不明それはともかくとして、高順は楽進・干禁・趙雲・華雄を呼んでちょっとした作戦を立てた。呂布にも許可を得て、出撃をする。出撃するのは張遼隊(一部)・高順隊・趙雲隊の3部隊。それ以外は基本的に守備だが、3人娘にはある任務をこなしてもらうことにした。李典と干禁は「え~~~~!?」と叫んでいたが楽進は「腕が鳴ります!」とやる気満々であったりする。こうして、秘匿名「惇さんおちょくり大作戦」が発動されたのであった。・・・命名者が誰とは言うまい。「・・・来るか。」夏候惇は地に刺した大刀を引き抜いた。虎牢関の門が開いていく。その先頭には張遼。夏候惇に会わせたか徒歩である。その右隣(夏候惇から見て)には虹黒に跨る高順。左には趙雲。そして・・・後方からは続々と騎馬隊が続いてくる。その数、約5千。部隊ごとに別れているがきっちりと横列陣形を組んでいる。それを後方で見ている曹操は「張遼・高順・趙雲・・・あと、異民族の女武将も出てきたわね。」とほくそ笑んだ。張遼だけに狙いを絞るとは言え、あの3人の内誰かでも大収穫だ。欲を言えば全員欲しいのだが・・・それと、兵士が出てくるのも織り込み済みだ。夏候惇一人で耐えられる訳がないのも解りきっている事で、だからこそこちらも兵士を展開しているのだ。向こうが一気に突撃して来ても夏候淵・典韋・許褚。他にも・・・将に抜擢されたばかりの満寵、李通。曹操の近縁では曹仁、曹純、曹休、曹洪などがいる。実を言うと、曹操が武将を欲しているのはこういった「一族から抜擢された」武将が多いからだ。解りやすく言うと、若い頃に「木下藤吉朗」と名乗っていた豊臣秀吉のようなもの。元々農民である秀吉に子飼いの部下がいるはずもなく、弟の秀長くらいしか頼れるものがいない時期があった。同じように、袁家のような解りやすいネームバリューがない曹操は、陳留を治めた時は部下不足に大いに悩まされたものだ。(補足をすると、曹操の祖先を辿ると袁家など比べ物にならない名族である。・・・養子云々は別にして。父や祖父が宦官であるために貶められている曹操だが本来「四世三公」など取るに足らない。袁家というのは後漢になって出てきた家であり、前漢の功臣で曹参(そうしん)、その子孫である曹操とは比べるべくもない。ただ、立て続けに高官を輩出した袁家のほうが解り易い・・・ということなのだろうか。補足終了)兵の立場であった満寵らを見出して武将の層を厚くしようと図っているが、これでもまだ足りない。これでも劉備や孫策に比べればマシなのだから、劉備たちの苦労も並大抵ではないだろう。ともかくも、目的の人物を釣り出すことは出来た。(さぁ、どう動かすか。どう動いてくるか・・・。)曹操は、張遼隊の動きをじっと見つめていた。夏候惇は大刀を張遼に突き付けた。「張文遠、隠れなき剛の者と聞いていたが・・・軍勢を率いて出てくるとはな。臆したか!」「うん、いやー、怖いわー。うちびびって漏らしそう♪」「ぬがっ・・・。」夏候惇の挑発など気にせず、逆に挑発を返して応竜偃月刀を構える張遼。いいや、こんなのに乗るものか、と夏候惇は顔を振って気を取り直す。「とにかくっ! 一騎打ちだ! 行くぞ張遼おおぉぉぉおおおおぉっっ!!!」「よっしゃ、かかって来いやあっ!」両者、一気に距離を詰めていく。ソレと同時に趙雲と高順も馬を駆けさせた。前・左右から挟撃を仕掛けてくるつもりか、と考えつつも夏候惇は慌てることなく前進。「うおおおおおおっ!!!」攻撃範囲に入った張遼に向かって、大上段に構えた太刀を全力で振り下ろす。ずどぉんっ!! と、凄まじい轟音が響き、土煙がたつ。今の攻撃をまともに喰らえば、たとえ防御をしていても無事ではすまない。だが夏候惇が太刀を振り下ろした場所に、張遼はいない。手ごたえが全くなかったのだ。そして、太刀を振り下ろすまでに、虹黒は夏候惇の隣をすり抜けていった。「くそっ・・・どこだ!」辺りを見回すがいない。ならば後ろか、と思って振り向く夏候惇の目に移ったのは張遼は高順の後ろ・・・虹黒の背に跨っている姿。「・・・あ、あれ?」かなり距離を離しているが、高順は僅かに振り向いて事態が上手く飲み込めない夏候惇に言う。「ただ徒(いたずら)に逸るのは」「武にあらず! ってか? なははは!」高順の言葉を継いだ張遼は、愉快そうに笑って夏候惇に向かって手を「ひらひら」と振っていた。同時に、夏候惇の後ろにいた張遼・高順・趙雲騎馬隊は一斉に馬を駆けさせる。目の前にいる「夏候惇を無視」して。まだ事情がわからない彼女は太刀を掴んだまま硬直している。「え、あれ、おい・・・ちょっと・・・。」夏候惇の声は、轟々となる馬蹄の音に掻き消されて誰にも届かない。騎馬隊が曹操本陣に向かっていき、彼女はただ1人そこに残された。暫く経ってからようやく状況がわかったのか。夏候惇はうつむき、体を震わせて、「むっ・・・無視されたああああああああああああああああああああああああっ!!!!?」と叫んだ。「お、おのれ高順! 何度私を馬鹿にすれば気がすm(ごがんっ!)ドゥブッハァ!?」何か、すっごく硬い物が夏候惇の後頭部に命中。凄い音である。前のめりになって倒れた夏候惇だが、直ぐに立ち上がって後ろを見た。「く、お、お、お・・・だ、誰だあっ!?」「・・・驚いた、力を込めた気弾なのにその程度で済むなんて。」「ん? ・・・この声・・・。」土煙が晴れぬ中、開け放たれたままの関門から4人の女性の姿。現れたるは華雄・楽進・李典・干禁。劉備軍の関羽と張飛が呂布相手に互角の打ち合いを見せた戦いを人々は「三英戦呂布」と呼ぶ。(劉備は加わらなかったがそれでも三英戦だこれから始まる戦いは別の話であり、「三英戦呂布」に比べれば小さな話でしかないが・・・。四英戦・・・いや、後に「四騎戦夏候惇」と呼ばれるもう1つの大一番が始まろうとしていた。~~~楽屋裏~~~楽進(以下、楽)「隊長ー、隊長ー?」高順(以下、高)「ん・・・どうしたの、凪。」楽「最後の最後に無茶な戦いが開始されましたけど・・・私達、大丈夫なのでしょうか?」高「・・・さぁ(汗」楽「・・・あ、補足しますと、「三英戦呂布」という言葉はありますが四騎戦夏候惇なんてものはありません。妄想の果ての戯言と思ってくださいね。」高「誰も信じないだろ、常識的に考えて。」楽「ですね。・・・それと、この作品の駄作者が悲鳴上げてましたよ。」高「いつものことじゃないか?」楽「そうですけど・・・。何か「投稿記事数60どころか80で終わるかどうかすら怪しくなってきたぁっ!」とか何とか。」高「また変なネタ作ったのか?」楽「どうなんでしょう・・・すでに次回作の構想がどうこうとか言ってますし。」高「・・・・・・。あの駄作者のことだ、どうせ禄でもない話になるんだろうな。というか、この作品終わらせることに集中しろよ・・・」楽「そうですね・・・。」・・・何これ。尺の関係上、第二戦目で終わらなくなってしまいました、あいつです(挨拶第二戦目で終わらせるよ! ってあれほど言ってたのに。お姉ちゃんの馬鹿!罪なので罰としてち○○もぐ(待てあと、これは愚痴なので流すの推奨。書かなきゃ良いのでしょうけど書かずに入られなかった、絶望した!(?先日楽しみにしていたSSが1つ消えてしまいました。好きだったのになぁ、あれ。私みたいに、シナリオ中でも状況とかに言い訳して長く書いてしまうのもアレですが。(しかも文章力ないからグダグダになるし・・・とほほ)あんな感じのサクサク感ある作品も良いと思うのですよ。確かに一話ずつが短いとかは思いましたけど(wガチムチいやさガチガチの作品ばっかりじゃ息が詰まると思うのです。営利目的のSSじゃないのだから、不快感しかないような作品でなければある程度OK!と、これくらいの気持ちで読んだ方が良いのではないかな・・・と。実際はそれほど簡単なことではないと思いますけどね。私も、処女作でこんな長編になるとは思いませんでしたが(汗)、三国志を知っている人に楽しんでいただけるように・・・と、色々ねたを突っ込んでいます。成功しているかどうかはともかく。(駄目すぎる読者様のご意見、ご感想、ご批判(こうしたほうがいいですよー、とか)は嬉しいですし、それが書き手のモチベーションにも繋がると思います。私も、感想に暴言とかは多々いただきましたが(汁)皆様のお言葉あってこそ続けていられるのだと思っています。しかしながら、誹謗中傷を感想に書いて書き手のやる気ダウン、そして消滅・・・となってしまうと、その作品を楽しみにしていた読者様方の気持ちも嫌なものがあると思うのです。幸い、かの作品にそういう誹謗中傷は殆ど無かったようですけどね。もっと良い作品にしてほしい、というお気持ちでのご批判ならば全く構わないのですが・・・感想にもならない暴言を書かれる方々はもう少し考えていただきたいと思う次第。逆に、書き手のほうも、不快感のみ与えるような作品は書いちゃ駄目、絶対。(NO!嫌なら読まずに感想も書かずに放っておいてくれればいいじゃないか・・・と思ってしまうのは書き手側のエゴなのかもしれませんけどね・・・。難しいです。・・・私ごときが何をえらそうに言っているのやら。不快感を与えてしまったなら申し訳ありません。(土下座・・・って、よく見たら、某長編の投稿数越えた・・・(微震げぇっ、政宗!(?次は後編。さぁ、どうなりますか(特に四騎戦が不安では、次回お会いいたしましょう(☆ω☆)ノシ