【習作&ネタ?】真・恋姫†無双 ~~陥陣営・高順伝~~ 第108話。攻守を考慮されていない邸宅で、篭る兵の数も数十名ほど。油断をせずとも楽に勝てる相手だが、それでも孫策はそれなりに注意深く出入り口へと近づいて・・・ヒュッ・・・ズドォンッ!!!「・・・ぇ?」「が、楽進様が凄いのですっ」「さっきも見たけど、凄いねアレ」「すげぇな、あいつ」孫策が到達する前に、楽進が扉に気を込めた掌底を扉にぶち込んで、出入り口・・・というか大穴を発生させていた。いやいや、行かないと、と気を取り直し、煙がもうもうと立ち込める中進んでいく孫策。孫策側の兵士達もじりじりと包囲を狭め、いつでも援護できるように弓を番えている。大穴から邸宅に堂々と侵入していく孫策。煙が晴れない中、篭っていた兵が孫策に矢を射掛けていく。だが周泰・蒋欽が矢を弾き飛ばし、その反撃に楽進が気弾を、太史慈が矢を放つ。一般兵ではこれに敵うわけが無く、次々と弾かれ、或いは射抜かれて絶命していく。中には1人や2人、手練もいたが相手が悪すぎる。孫策は剣を抜くことも無く、襲ってくる敵兵の処理は周りに任せ、ただゆっくりと進んだ。時折死角から出てきて斬りかかってくる敵はいたが、蒋欽が弩で敵兵士の顎を下から撃ち抜いたり、船上戦で使用する曲刀で斬り捨てたり、と親衛兵同然の戦いで孫策を守っている。「ある程度は片付けたかしら?」「はい。しかし、油断は禁物です」「解ってるわよー。」楽進の言葉に頷き、孫策は歩み始める。自身が言ったとおり、今の孫策に油断は無い。剣を抜かないのは、周りを信頼して抜いていないだけで、何かあれば直ぐに応戦できるように気を張っている。確かに、周りにいる武将が皆一級の人材であり、任せておけば安心である。だが、最後に振るべき一撃を譲るつもりは無い。孫策達は一階を制圧。全ての部屋を探したが孫暠は見つからず、あるのは戦死した兵、そして孫暠の妻子の亡骸であった。彼の妻子に関しては、死罪とするべきか追放で済ますか・・・と半ば迷っていた孫策である。自分が手を降す必要、煩わしい事を考える必要が無くなったというのはあり難いが、流石に後味は悪い。後で埋葬くらいはしておこう、と思い2階に上がる。孫暠は、2階に上がってすぐの広間に居た。上がってきた孫策に背を向けて、腕組みをしている。直ぐに弩を向けて射殺そうとした蒋欽を制し、孫策が進み出る。「こんな所で高みの見物かしら?」「・・・まさか。死ぬ前に心を静めていただけだ」背を向けていた孫暠が孫策のほうへと向きを変える。「反乱した理由、察してはいるけど。中々やってくれたじゃない」「何が中々なものか。成功しなければ意味が無いのだ、中々だろうが何だろうが結局は失敗だ」「ふぅん。しっかしまぁ・・・けっこうな人数集めたもんね。才能、覚悟。出し惜しまずに早く出しときゃいーのに。」「ふん。集めたのは別の奴だ。俺は貴女を亡き者にしようとしただけでな」「そう・・・じゃあ、私がそーいう事をやらかした奴をどうするか・・・解ってるわよね?」「当然だ。では、終わらせよう」言い終わった直後、孫暠は剣を抜き孫策に斬りかかる。思った以上の身のこなしと剣速で、これもまた孫策の予想以上であった。だが、孫策の剣閃はその予想を超えた。孫堅から受け継いだ剣。南海覇王の斜め上への斬り上げで孫暠を剣ごと叩き斬ったのだ。斬られた部分から真っ二つになり、二つの肉の塊となって吹き飛ぶ孫暠の体。彼の返り血が顔や胸にかかるが、孫策は微動だにしない。「楽進」暫くしてから孫策は、背を向けた状態で楽進を呼ぶ。「はい」「高順の事が気になるわ。貴女は部隊を率いて高順のもとに行きなさい。」「・・・はっ。」孫策の言葉を受けて、楽進は踵を返した。「周泰、太史慈。貴方達も部隊を率いて残党を炙り出しなさい。生かしておく必要は無いわ」「解りました・・・」「了解」2人も命令されたとおりに動きはじめ、残っているのは孫策と蒋欽だけ。「終わったようだな」出て行った3人と入れ違いのような形で、周瑜が数人の兵を供に2階大広間へと入ってきた。「ええ・・・」孫策は振り向くことも無く、手にしている南海覇王をじっと見つめている。周瑜は孫暠の亡骸に数秒ほど瞑目してから、孫策の隣に立つ。孫策は視線を動かす事無く呟く。「孫静方はどう動いてる?」「孫静殿は門を閉ざして無関係を貫いているな。弟達も同調していないようだ。孫家血縁で動いたのは孫暠殿のみ、さ」「そっか。しかし、この時期・・・曹操が後ろで糸を引いてるのかしら?」「さてな? アレはこういう手を使うのも辞さないと思うが・・・にしては杜撰だ。アレであれば、出兵後の隙を衝かせるだろう」「よねぇ。曹操の部下が勝手に動いた・・・かな」「どうかな。どちらであれ、奴は動かなかった。それが事実であり正解さ」「ん・・・。ま、こういうのはこれっきりにしたいものね。」「どうした。戦うことが嫌にでもなったのか?」「まっさかぁ。ただね・・・この剣も同族の血を吸うとは思ってなかったでしょうね。」そういう意味よ、と孫策は肩を竦めてから周瑜の名を呼んだ。「孫暠ならびに首謀者、全ての首を市に晒しなさい。孫暠側に参加した者も、徹底的に炙り出し草の根分けてでも一人残らず探して斬り捨てる。良いわね?」「これを機に一掃、か?」「「ついでに」小喧しい連中も処分できたら良いなー」「恐ろしい事を言う。尤も、一部同調した者はいたがそれは既に処分した。残りについても「善処」はするわよ」「さっすがは私の愛するめーりんね!」「はいはい。」もうそれは聞き慣れているよ、と周瑜は苦笑いをする。「あ。それともう1つ。」「何だ?」「晒し終わってからで良いけど、孫暠・・・殺された家族と一緒に弔ってやって。人目の付かないところで良いからさぁ。」「ふむ? 反逆者に対して随分と寛大な話だな。」「同族の情けよ。あまり詮索するとイジケルワヨ」「何だその棒読みは・・・構わないがね。ところで孫策。蒋欽はどうするつもりだ?」「ん? 私の親衛隊長にするけど。経営している海運も海上輸送部隊に取り込んで、戦える奴も親衛隊にするわ」『えっ』本人の意思を確認もせずに。普通は「しようと思うけど、どう?」って確認を取るのが先だろうに「するけど」って。勝手に確定事項にされてるって一体・・・。いきなりな無茶振りに、蒋欽も周瑜も呆然とした。「助けてくれたお礼よ? 周泰も何度か「蒋欽ちゃんと一緒に働きたい」とか言ってたからね。孫家もかなり大きくなったし・・・これからは海運業じゃなくて部将として頑張ってみない?」「・・・・・・・・・。聞く順番、逆だと思った」蒋欽は遠慮がちに批判をする。「えー嫌なのー? オネーサンイジケルワヨー。ってのは冗談でさ。勿論、前から蒋欽を迎えたいって思ってたのも理由よ。」「他にもあるのか」「んー・・・かっこ悪いけど、自分だけじゃ自分の命も守れないなー、って実感しただけ。私らしくないかもだけど。」ほう、と周瑜は唸った。「ようやく、大勢力の主らしい危機感を持ってくれたようだな。引き換えにした代償が大きすぎるか・・・」「こら、まだ死んでないでしょ高順は。つか死なれたら困るんだから、冗談でも言わないで欲しいわ」「いや、そんなつもりではないが。」孫策は勇猛だが、既に大勢力となった孫家の主。袁術の下で勢力も安定していないあの時期なら、主君本人も無茶をせねばならない場面は多かったが、今は強いて無理をする必要も無い。いつまでも最前線にいてもらっては困る・・・というのが周瑜の懸念の1つだった。前線指揮は別の者に任せ、本人は嫌がりそうだが、後方で腰を据えてここぞという時にこそ出て欲しい。その為に、孫権だけではなく孫策にも親衛隊を持って貰おうか、と考えてもいたので機会とは言える。今回の件が相当響いたのか、これ以降孫策は「お忍びでおでかけー♪」と言いながらも、護衛として蒋欽を伴うようになった。蒋欽は黙々と従うタイプでお忍びにも文句を言わない、という事情もあったが、最低でも1人は護衛を連れて外出するようになったのである。爲覧(ぎらん)と戴員(たいうん)は、曹操領へ逃亡を図ったが途中、孫皎・孫瑜らの追撃を受け、国境に辿り着く事も出来ずに斬殺された。彼らはその首を孫策に差し出して、孫暠の家族としての連座を孫静同様に免れている。その他、孫暠の反乱に加担した者を全て処罰。逃げた者も追撃して討つ、と徹底的な火消しを行う孫策であった。ちなみに曹操側。こちらは孫策の足元で反乱が発生し、それは即座に鎮圧された、という程度の情報は入ってきていた。しかし、これに便乗するつもりの無い曹操は「放って置きなさい」と完全無視。何せ、水軍の調練が思うように捗っていない。むしろ、時間稼ぎになるわね・・・程度の認識でしかなかった。両者、このような調子であった為か当初の予定よりも開戦時期が大幅に遅れることとなる。さて、高順はと言うと・・・。孫暠の反乱から1週間ほど。黄蓋は孫策から頼まれて高順の様子を見に行った。孫策本人が来たがっていたし、孫権・周瑜・・・魯粛など、高順と仲の良い人々も気にしていたが、趙雲から「一命を取り留めた」という報告がなされており、その点では安心していた。しかし、それ以外の情報が入ってこない。毒を受けた左手や病状などの説明も無く、華佗も数日は面会不可と言っていた為に聞きづらかったのである。皆が来ない、或いは来れない理由は、普通に忙しいからである。残党征伐やら、その為に不足した労働力確保、焼かれてしまった民家の建て直し。戦も近いと言うのにあれこれと仕事が上乗せされてしまっている。そんな中、黄蓋から「ちょっくら様子を見に行って来る」とばかりに高順の邸宅までやってきたのであった。出入り口は鍵をかけてあったが、そこは勝手知ったるなんとやら。合鍵で開けて、堂々と入っていく。~~~高順の寝室~~~「高順、入るぞ・・・?」コンコン、と扉を叩いてから、黄蓋は入室した。「およ? 黄蓋殿?」高順は寝台で大人しく寝ていたが、黄蓋の不意の訪問に驚いてか、思わず半身を起こした。「ああ、寝ていて構わんぞ。ほれ、土産じゃ」と言って、果物の詰め合わせを机の上に置いて、寝台の隣にある椅子に座った。「ありがとうございます。すいませんね、体の調子が悪くなければお茶をお出しするんですが・・・」「構わんと言うておろうが。・・・体の具合はどうなんじゃ? 毒矢で左手を射抜かれた、と聞いておるぞ?」「ああ、華佗が上手い具合に処理してくれましてね。まあ、健康ですよ」「・・・ほほーぅ・・・・・・?」黄蓋は高順の顔を覗き込む。(むぐっ・・・)彼女は前かがみのような体勢で覗き込んできたので、服の上からでもわかる豊満な乳房がたぷたぷと弾み、それは何週間も禁欲せざるを得ない高順にとって、かなり刺激の強い情景である。そんな事を知ってか知らずか、黄蓋はじぃぃぃ・・・っと高順の顔を見つめている。少ししてから、黄蓋は「・・・嘘を吐くでないわ」と呟いた。「へ? う、嘘って???」「阿呆、それくらいの事がワシに解らんとでも思うてか? ちぃと左手見せんか」「え、あ、ちょっと!?」黄蓋は身を乗り出して(高順の体に胸を押し付ける感じで)、掛け布団を捲って高順の左手を掴んだ。「・・・っ、やはりか。お主・・・」「あー・・・」高順の左手。本来なら五本あるはずの指が、一本しかなかった。あるのは親指だけ。掌も半ば以上が無い。親指根元あたりから上が切り落とされていた。毒矢で掌の真中を打ち抜かれた高順。周倉が布で左腕をきつく縛ったせいで毒の廻りは然程でもなく、華佗の針術で浄化できていた。だが、毒で冒されきった掌だけは華佗でも手の打ちようが無かったようだ。このまま放置しておけば、左腕そのものを切り落とさなければならない・・・。そうなる前に、と患部を切り落としたのだ。この時は高順は意識不明の重態であり、許可できる筈も無いわけだが、華佗の処置に高順は「良い判断だ。気にしないでくれ」と声をかけている。むしろ、これで命を拾ったわけだから心から感謝をしているほどだった。まだ傷跡は痛むものの、痛み止めを処方してもらっており、暫くすれば痛みも収まるだろう。「まあ、親指だけでも残ったのが幸運ですよ。無いよりはね」「そういう問題ではないわ、馬鹿者が・・・」「趙雲さんや楽進に、何度も言われましたよ。」「・・・。胸の傷もじゃろうが、もう1つ悪いところがあるようじゃな? 隠さずに言え。」「ナンノコトデスカネー」「隠さずに言えば、今のところは許してやらんでもないぞ?」「いやちょっと怖いですって今のところはって何ですか!? 指をバキバキ鳴らして脅すとか! ・・・うぅ、鋭い。」言わなきゃばれないと思ってたのになぁ、と高順は苦笑した。「左目の視力が、殆ど残ってなくて。呂蒙さんみたいに、片眼鏡をかければ見えるのですけどね。参りましたよ、はは・・・」「笑い事ではないわ」はぁー・・・と黄蓋はがっくり肩を落とした。「毒を喰らった以上、健康ではないと思っておったが、ここまでとはなぁ・・・報われなさ過ぎじゃ、お主は」「報われなさ過ぎ?」「うむ・・・なぁ、高順よ。お主は孫家の主たる孫策殿をお守りした。これがどれほどの殊勲か解るか?」「殊勲ですか? ・・・んー、あの時は無我夢中でしたからねえ。偶然に近いですし?」「それでも守ったことは事実よ。当然、策殿はお主に褒美を与えようと言っておる。もう少し時間はかかるがの。」「? はぁ。」時間? と不思議に思うが、別に聞かなくても良いことだろう。「権殿や周瑜・・・陸遜らも、ワシもじゃが、孫家の上位陣は全員お主に感謝しておるよ。孫家の命運を守ってくれた、とな」「偶然ですよ、きっとそう。」「はぐらかすでない。・・・じゃが、な。一部の馬鹿どもが「主君を守るのは当然の事だ」とか言い出してのぅ」これには高順も「そっちはいつも通りじゃないですか?」と苦笑い。「まったく、情けない・・・どうしてこう、功績を功績として認めることの出来ない奴が多いのかの。ま、心配するでないわ。」「心配?」「・・・これを聞きつけたらしく、趙雲・・・楽進や馬超までが激怒してな。そ奴らの処断を策殿に求めたのよ」「ぶっ!? なんつー事を!」「この話を漏らしたのは権殿じゃがな。あのお人も、これまでのあ奴らの言動によほど腹に据えかねるものがあったようで」「え、えー・・・」そんな事しちゃって良いのかあの人。「策殿も我慢の限界に達してなぁ。それらを処分なさったわ。「あんたらが同じ状況に立ち会って、高順と同じ行動が取れるのかしらね」とか何とか。出来るわけないがのー」「・・・良いんですか、それって。どうせあの文官どもでしょうが、周りで仕事するのがいなくなるのでは?」「案ずるな、と言ったじゃろ。その代わりに、張昭と張紘・・・「二張」を意見番としても採用してな。厳格ではあるが、正しい判断が出来る奴らよ。政の才覚もあるゆえ、仕事が疎かになることもあるまい」「むぅー・・・俺の事を理由に、人事整理した、みたいに聞こえるんですけど。」「それも理由として数えられるであろう。じゃが、あのときの策殿の怒りっぷりときたら・・・あれは演技ではなく本気で激怒しておったな。」周りが止めなんだらその場で斬り捨てたじゃろうなぁ、くっくっく、と黄蓋は忍び笑いをする。「二張を側仕えにというのも、前からそうしたかった節はあるがな。じゃが、それはあくまでついで。本筋はあくまでお主の事さ。」実は、孫策はその文官連中を全て処刑している。彼らの中に「孫暠に通じた者がいる」という事を理由にしており、しかもそれは事実であったが・・・彼らを生かしておくのはこれからの孫家のためにならないという判断に基づく。何せ、新規で召抱えた武将を正当に評価したがらない古い体質の者ばかり。新しい人材を取り込んでいかなければならないのに、それを阻害してしまうのだ。大した能力も無い癖、虚言が過ぎる。生かしておいても反省などせず、むしろ逆恨みをしてくるであろう。そんな者は不要、として孫策は彼らを処断したのであった。(この判断には、趙雲らの不審をこれ以上募らせないためと言う措置も多分にあった)これを孫策の独裁と言う者も一部いたが、この処置は概ね好評である。高順の扱いが酷い孫家に対して、大いに含む物があり「これ以上は我慢ならない」と息巻いていた趙雲達も、今回の処置にはとりあえず満足したのか、これ以上騒ぎ立てることもせず大人しく引き下がった。それほど彼女達が思い詰めていた事に気が回っていなかった高順だが、この話を聞いて「色々と不味かったんだなー」と遠い目をしていたとか。「何にせよ。お主に限らずじゃが、此度の件で功を上げた者にはきっちりと褒美を下さる、との事じゃ。」「はぁ。」今回はあくまで反乱で、新規に土地を得られたわけでもない。となれば無難に金銭かなぁ・・・全部兵士に回すか、と気楽に考える高順。後々、その褒美に対して「えー・・・」と微妙に悩むことになるがそれは別の話だ。「さて、ワシは一度帰って皆にお主の病状を伝えておくよ。一命を取り留めた話は知っていても、それ以上の報告が無かったゆえ、皆心配しておったのよ」「そうですか・・・いや、報告が遅れて申し訳ない」「次からは注意してくれればそれで良い。じゃ、またの」高順の頭をポン、と撫でて黄蓋は辞していった。~~~帰り道~~~(左手と目の事は残念じゃが・・・まあ、命があっただけ何よりであったわ)それに、股間も元気に満ち溢れておったわな、と黄蓋は苦笑して思い返す。体が触れた時、自分が前かがみになった時。これに高順の「男の部分」が過剰に反応していた事に黄蓋は気付かない振りをしていた。そりゃ、下半身が健在で健全ならそれが素直な反応だわな、と笑い飛ばすのを我慢していたほどである。現在は趙雲や楽進、周倉までが高順の仕事の肩代わりをしており、本人達曰く「こんな面倒なことをしてたのか高順殿は!?」と叫ぶほどの忙しさである。部隊長であればともかくも、高順の立場は将軍級。面倒な決済やら手続きやらを、闞沢などに手伝ってもらいつつもこなしている。そんな中で孫策に直談判をしに行った辺り、よほど怒っていたのだろうが。彼女達はその忙しさのせいか、常に城に詰めっぱなし。高順の邸宅に帰りたくても帰れない状況が続いており、恐らく高順が復帰するまでそれが続くと思われる。(つまり、高順は発散したくても発散できない・・・む? 褒美・・・褒美か。)何かというかナニかを思いついた黄蓋は足早に孫策の元へと歩き出した。~~~孫策の部屋~~~「そんな状態だったのね? ・・・苦労のかけ通しね。」黄蓋の報告に孫策はやれやれ、と首を振った。「現在、他に誰も家にいないせいか、普段の生活も少々困り気味のようでしてな。」「へぇ・・・?」「特に食生活や、風呂など・・・寝たきりが続いておるせいか、不便も多いようで」「んー。・・・ああ、なるほど。何が言いたいのかなんとなく解ってきた。良いわ、許可する。眺めの休暇とっちゃいなさいよ。兵の調練は他にやらせるから。これも褒美の1つよね♪」「ふふ、あり難き事。どれほどの時間を頂けましょう?」「1週間あれば良いわよね。・・・むふふ、ぇろぇろ・・・じゃなくて、色々とがんばってきなさいよー?」「当然ですな。きっちり「世話」をしてまいります」「ぬふふふふ・・・」「ふっふっふ・・・」何か、あれな感じの二人であった。~~~ここから少しだけアレを連想させる。嫌な人は見ちゃ駄目なキーワード編~~~きーわーど。書くとしたらこんなネタだった。・紐下着っつーか、下だけ着用Tばっく。・丈の短すぎるエプロン。・横から胸がはみ出ます。・むしろ、常に上記の格好。たまに凄まじいまでのぇろ下着?・1週間、住み込みで世話を焼きます。・台所プレイ。・食卓プレイ。・風呂プレイ。 ・むしろ寝かせない。・ぇろボイスで喘ぎまくり。・黄蓋さんが淫語叫びまくり。・1週間で蹋頓ねーさんレベルのぇろにちょうきょーされる黄蓋さん。つうか心身ともに。・誰得(は?・もっとキ-ワード書きたいがこれ以上は発禁レベル。・でも書かない。・書きたくない。・書くことが増えて面倒くさいし。・しかし、前半を書くのに数日かかって後半書くのに4時間かからなかったのは何でだろう(?ふぅ・・・いやらしい。(ナニが~~~後日。黄蓋が高順の世話をしに行ってから。同時期の交阯~~~「・・・はっ!?」「? どうかなさいましたか、蹋頓殿?」劉巴は、北をじぃっと見つめだした蹋頓を見て「どうかしたのだろうか?」と声をかける。「壁に汚れでもありましたか?」「いえ、汚れてはいませんけれど。」「では何か別の問題でも?」「今、高順さんが黄蓋殿と【アハーン♥】を開始したようです。空気で解ります。」「!? 【イヤーン♥】って、ちょっと・・・え、空気? 空気って何ですか!!?」~~~交阯編、完~~~~~~楽屋裏~~~良いイベントないですか? と聞かれたから露骨なイベント仕込んでみた。本当に皆さんいやらしい・・・。あいつです(挨拶でも、高順くんの苦難はまだ終わらないんだ。ふと電波という名の字数埋め要請が来たので、高順くんの愛人(笑)のぇろ順位を書き上げんとす。1位:蹋頓ね~さん=黄蓋さん2位:袁紹=李典(ぇ3位:周倉4位:張遼5位:趙雲6位:楽進7位:バチョン大体こんなー感じー(ギャグ漫画日和でも、袁紹と李典は素でえろいと思うんだ。むっつりとかじゃなくて、根っからのぇろ。張遼さんもけっこうスキモノそうだし・・・。ここで番外を、とも思いましたが・・・うーん、曹操がアホの子な話しか思いつかない。さて、開戦時期が遅れたせいでなんとか高順も復帰できそうな気配です。しかし、左手喪失・左目視力低下は武将としては痛いでしょうねぇ。まあ、まだまだ苦しんでもらう予定ですが・・・龍が如くジエンド面白いですね。(?