【習作&ネタ?】真・恋姫†無双 ~~陥陣営・高順伝~~ 第88話 番外編。出陣前夜。~~~許都~~~袁紹を下した曹操は一時的に鄴で政務を行い、河北の内乱を下していたが、それも必要がなくなったと判断して許都へ帰還していた。その折に周喩がやってきたりしていたのだが・・・ついでと言う事でもないのだが周喩が帰還した後に、曹操は献帝からこれまでの功績を賞する、として魏公となっていた。それだけ曹操の権勢が高まっており、また曹操家臣の突き上げもあって帝も決断をしたという訳だ。その曹操、王座の間で夏侯惇と程昱の帰りを待ち侘びていた。「・・・時間がかかるものね」「は。・・・姉者が交渉を邪魔していないかと心配で仕方がありませんが。」曹操の呟きに、夏侯淵が答える。実は、夏侯惇と程昱は西涼の馬騰の元へ降伏を勧める使者として赴いていた。幼い頃から動乱の時代を駆け、今ではその家臣となっているが一時は漢王朝そのものへ挑み、西涼三狼の一と呼ばれた猛者であり人格者。本戦には出ていなかったが反董卓同盟の時は西側の牽制を努めている。曹操は、前々から馬騰を「欲しい」と思っていた。馬騰の義妹である韓遂から(ほとんどお惚気に近いが)色々と話を聞いていたし、その娘たちも器量は良いと聞く。馬騰自体、3人の子を産んだとは思えぬほどの美貌を備えているらしく、歳も40近いのに外見は20代後半でも通じるそうだ。能力は勿論だが、そこまでの美貌を聞いて、心の底から好き者である曹操の興味を引かないはずはない。(是非とも母娘ともども私の閨房に・・・ふ、ふふ・・・美人母娘を侍らせてものすごく退廃的な・・・じゅるっ。・・・ふぁっ! こ、この曹猛徳が涎をっ)好き者過ぎて困る。「ま、まぁ・・・交渉自体は風(ふう、程昱の真名)が行っている筈。そう心配をするものでもないわ」「・・・ですが、馬騰は素直に降るでしょうか?」「さぁ。彼女は漢の臣。そう簡単にいくとは思えないわ。」 この時点で、曹操配下の武・文官は殆どの者が漢から魏へと官位を移していたが、夏侯惇だけは未だに漢の臣と言う扱いである。一応、名目上は同じ漢の臣。彼女以外に交渉を任せることは出来ない訳だが・・・曹操の言う通り、夏侯惇はあくまで名目上の使者であって、実際に交渉を行うのは程昱だ。どうなるかしらね、と思案をした所で伝令兵が王座の間にやって来た。「報告致します。夏侯惇将軍と程昱殿が帰還なさいました。」「解ったわ、2人を此処へ通しなさい。」「はっ。」兵士が畏まって退出した後、すぐに夏侯惇と程昱が入室、頭を垂れた。「ただいま帰還いたしました!」「ただいまなのですー。」「2人とも、ご苦労だったわね。で、結果は?」「は・・・それが。「自分は漢の臣。漢を見捨て魏に服従するような、恥を恥と思わぬ行為などできようはずもない」と。」「・・・。そう。」こうなるだろうとは思っていたけど、やっぱりか・・・と曹操は嘆息した。「華琳様の言う通り、好条件を示したのですけどねー。魏の征西将軍、候に封じるという条件も鼻で笑われて・・・ぐぅ」「寝るなっ」言っている最中に眠りそうになった程昱の頭を、夏侯惇がぺちりと叩く。「のぉっ!? ぉぉぉおぉ・・・中々の威力に、素で天へと旅立ちそうでした・・・」「ええ!? 手加減はしたぞ!!」「ふん、これだから猪は・・・」「なんだと桂花お前ちょっと表でろー!」「おい、姉者っ・・・」「ぐー。」「・・・・・・はぁぁ。」いらんことを言い出す荀彧と、安い挑発に乗って喧嘩を始める夏侯惇。程昱はすぐに居眠り、夏侯淵が止めに入り。いつもの光景と言えば光景だ。ここで公孫賛が「おいおい、2人とも止めないか。」と言えば案外あっさり退くのだが、今此処に彼女はおらず北平にいる。馬騰が降伏拒否の態度を取る事を見越して、曹操は公孫賛に軍勢を動員するように命じているが、やっぱり手元に残しておくべきだったかな・・・と心底から思う。夏侯淵がいてくれて助かるけど、やっぱり苦労が多いものね・・・と、曹操は痛む頭を抱えて嘆息した。ただ、曹操は馬騰の降伏拒否を聞いて、半分残念に思っているが、もう半分は嬉しかった。荒くれ揃いの西涼を治める強者。そうあっさり膝を屈せられては少し面白みが無い。あの名高き馬騰、韓遂と矛を交えることができる。それを思うだけで、胸の奥が熱くなる。それに。(ああ、馬騰と韓遂の義姉妹を侍らせるというのも良いわね・・・首輪をつけて「いぬ(性的な意味あい)」として、とか・・・じゅるるっ・・・ハァハァ)ここに変態が居るので近づかないでください。曹操がすぐに南下をせず、意識が西方へ向いているのにはそれなりの理由があった。劉備・・・というか劉表、そして孫策。南方に存在する勢力は概ねこの2つに絞られている。同盟を結ぶかどうかは解らないが劉表に属している劉備は、単独で孫策と結びかねない。そうなると厄介な事この上ないが、孫策はついこの間朝貢をしてきたばかり。それを攻めると漢の重臣連中が小うるさい。それに、南方を攻めている間に馬騰が攻め込んでこないとも限らない。西涼軍のあの機動・攻撃力は侮れない。 ほんの僅かの油断で守りを破られ、許都まで攻めあがってこない保証はない。それならば、後方の憂いを除くべきだ、と考えたのだ。今回は公孫賛の軍勢も加えて10万以上の兵を動員、攻め入る予定だ。輜重は荀彧に任せておけば心配ない。連れて行く将軍は夏侯姉妹、公孫賛、許褚、典韋ら。軍師は程昱、郭嘉など。他にも多数いるが、中核武将はこの辺だ。そして、今回の戦いで連れて行く「中核ではない」武将に、夏侯惇・夏侯淵の縁類が5人含まれていた。彼らは出撃が決定した後すぐに、玉座の間に鎮座している曹操に自分達も加えて欲しいと願い出てきたのである。「殿!!」「お願いです!」「何卒」「我らにも」「兵卒の端にても構わぬゆえっ」『出陣の許可を!!』ちょっぴり暑苦しい彼らの願いに、曹操は少し顔を引きつらせた。「・・・涙(るい)、初(うい)、六(むい)、終(つい)、結(ゆい)。貴方達も行きたいと言うの?」真名で呼ばれた5人の名。夏侯楙(かこうう、真名を涙)、夏侯覇(かこうは、真名を初)、夏侯威(かこうい、真名を六)、夏侯和(かこうか、真名を終)、夏侯恵(かこうけい、真名を結)。夏侯5兄妹と呼ばれる人々であった。~~~その頃の交阯~~~高順らは、武具の修繕、並びに高順と楽進の新しい鎧が出来たという報告を聞いて、李典の工房まで足を運んでいた。彼女の強い要望もあって作成された工房では、鍛冶鋳造や板金、皮のなめし作業・・・。自分の腕に自信を持っている鍛冶職人が多数集まって、あれこれと作業をしている。それほどの人数は集まらなかったが、高順や麗羽が商いをしている中で得た人脈、伝手で「仕事は沢山あるからおいでー」とあちこちに声をかけた結果、けっこうな大所帯になった。最初に作った規模の工房ではすぐに追いつかなくなって、すぐに拡大工事を行う羽目になったが。「へぇ、新しい鎧の出来も上々だな。」「ええ。私の鎧も・・・軽いですね。」高順、楽進が新しい鎧を着込んで感想を口にした。鎧を着た後に違和感があるかどうか・・・という微調整の為である。2人に色々と動いてもらい、鎧の絞めの部分がきつ過ぎないか。どこかに当たって痛んだりしないか、など。「どやろ、おかしいところあるかいな?」「俺は特に無いな。凪は?」「ん・・・もう少し、胸のところが大きくならないか? 何だかきついぞ」「おりょ? おっかしぃなー・・・」楽進の指摘に李典は首を傾げる。「おかしいって・・・何がだ」「いやなー。前に使ぅとった鎧で胸囲割り出して当てはめたんやけど・・・うーん」腕組みをして考える李典に、蹋頓が「あの、宜しいですか?」と横から割り込んできた。「あ、蹋頓ねーさん。」「単純に、楽進さんの胸が大きくなっただけでは?」「・・・。あー」←ぽん、と手を打つ李典。「・・・・・・。」←うわ、関りたくない、という表情の高順。「はぁっ!?」←言うまでも無く楽進。蹋頓の一言を聞いた楽進は、思わず自分の胸を両手で包み隠した。何をされるか、一瞬で悟った・・・と言うべきかもしれない。~~~だいぢぇすと~~~「ちょ、羽交い絞めとかっ・・・ひゃうっ!?」「おお、やらかいなぁ・・・しかも前よか大きゅうなっとるしこの隠れ巨乳改め隠れ爆乳め。今まで「ぷりんっ」だったのが「むっちり、たぷんっ」。なんでやろな、蹋頓ねーさん」「揉みまk(以下略」「・・・・・・(二人で高順を見つめ」「いやぁ、なんで夕日って赤いんだろうなー」「今、真昼間ですよ?」「助けてください隊長!?」「そっかー、揉みまくれば大きゅうなるもんなんやー」「ええ、あとは実践あるのみですねぇ・・・ふふふ」「今から楽しみやなぁ・・・くふふっ」「・・・。」高順は冷や汗が止まらない!~~~姦 了~~~夜の生活のお話はともかく工房に来ているのは高順らだけではない。高順隊の中核武将・・・沙摩柯や趙雲、兵を束ねる伍長(5人兵長)や伯長(100人兵長)らも多くいる。高順隊の兵士は総数6千人ほどだが、これから少しずつ数を増やしていく予定だ。そうなれば、人の上に立つ部将は見栄えを良くしようと、少しくらい武装に金をかけてくるだろう。もっとも、工房の本当の目的は別にある。兵士に対しての武具普及率を高める事、そして武装品質の向上を図る為だ。暑い南方では皮鎧などでも良いかもしれないが、これから主戦場は北へと移っていく。そうなれば、皮ではなく青銅か鉄製品の武装が必要となってくるだろう。資金が多い高順隊でも一部の兵士には鎧が行き届いていない事もあって、そこが高順の不安な点であった。その解消の為に・・・と言うわけである。また、投石機・衝車・井蘭・雲梯といった攻城兵器の質・数の充実も狙いの一つである。鉄製品を使ったことで多少は耐久力も上がる・・・筈。もう此処まで来ると高順の俄知識では追いつかない。李典や、鍛冶職人などの専門家に任せておくほうが良いだろう。やらなければいけない事が多い高順には、工房だけに構っている余裕はない。治水や食糧増産・・・そして、南蛮。高順が交阯太守となって数ヶ月もせぬうちに、孫策・周喩から「蜀を攻める時が遠からず来るだろうから、進軍路の確保よろしく。あと、南蛮の処置は一任するわよーん」という「もしかして俺、舐められてる?」としか思えない通知が来た。黄蓋を通じてのものだったが、黄蓋も「いや、本当にそう言われたのじゃが」とおかしな認め方をしている。また、高順は「勝手に蜀に攻めちゃ駄目だからねー。孫権に花もたせてやりたいし。」と言うことを伝え聞いており、そこは差し出がましい事をするつもりはない。南蛮の処置は任せる、というのも「異民族に対しては私達が上からゴチャゴチャ指図するより、高順に一任するほうが早いわよ。勘だけど」という孫策の考えによる。周喩も「アイツの事だから、無闇に攻め滅ぼす事はないだろう。同盟か服従させるか・・・悪い結果になるとは思えないな」と賛同。結果、南方・異民族については高順に一任と言うことに落ち着く。それが孫策ら孫家上層部の下した判断であるが、いきなりやれと言われてもそう簡単には実行は出来ない。武具の件もあるし、足場固めもしておきたい。つうかそんな簡単そうに言うな、と突っ込みを入れたいところではある。「言われた通りにはしますけどもう少し時間くださいね」と返事を出した高順は「さぁ、どうするべきかな?」と考え始めた。(まずは兵士の募集だろう。今よりも大きな練兵施設も作りたいな。いや、まず南蛮の・・・今の時代は多分孟獲だと思うけど、手紙とか使者を出して・・・むぅ、やらなきゃいかん事が本当に多い)劉巴殿たちを得られたのは本当に大きいよな。麗羽さんもだけど、今まで闞沢ちゃん1人に負担させていたし。優秀な文官を多数得られたのは本当にありがたい。それに比べれば、これくらいの苦労・・・と、実感する高順。彼もきっちり働いているのだが、謙遜が過ぎるのか、はたまた本気でそう思っているのか。思い込んだら一直線、というほどでもないが、ここのところオーバーワーク気味になっている事は否めないし、劉巴も「少しは休みを取っていただくべきか?」と思っていたりする。「ですから、今日の夜伽は私の役目です!」「いやー、たまにはうちにも出番があってもええやんか!」「おいこら真桜っ、人の胸を揉みながらというか蹋頓殿もいい加減離して下さい泣きますよ!?」「・・・。お願いですから静かにしてください。ここ工房です(血涙」・・・違う意味で疲労が蓄積していく高順であった。~~~楽屋裏~~~地味に西涼編の布石を出しましたあいつです(挨拶次回から ~~~西涼編、美味しい立ち食い蕎麦店どこにあんの?~~~ とか始まってもオコラナイデクダサイネ(何かがおかしい夏侯兄妹は、楙が長男、覇以下は全員女です。詳しい方は・・・まぁ、楙は碌な者じゃないことは知っておられると思いますけどwあと、PSP恋姫と萌姫は高順伝終わるまで封印します(ぇ・・・更新までに時間がかかったのは、寝ぼけた私が無題:メモ帳でこの話を上書きしたからです(ノヘ~~~懲りずに武将紹介~~~リクエストどおり、今回のお題は・・・袁紹。袁紹、字は本初。袁家という家柄は四世三公・・・4代に渡って高位に就いたという名門だが、曹家(曹操)に比べれば歴史は浅い。最終的に袁紹は大将軍となったので、袁家は五世三公、というところだろうか。その息子達はアレだからカウントしなくても良いと思う(ひどい反董卓連合の盟主になっていたり、河北を制圧してウヒャッホウな感じで勢力を増やし、友人でありライバルでもある曹操と官渡にて激突。○正史や演義では決断力が無いだの優柔不断だの散々な言われようではあるが、KOEIゲームでは能力的に曹操に一歩届かない。恋姫ではどうしようもないお馬鹿さんだが、人情には厚い・・・と、ある程度の評価はされている。 恋姫の扱いには少し納得が出来ず、勝手に覚醒させてみたがこれ位の能力があっても良いと思う。 ギャグは袁術とかいるしね・・・(ぉ○若い頃はけっこうな悪だったらしく、曹操とつるんで花嫁泥棒をしている。 花嫁を奪った2人、逃亡最中に袁紹が藪の中に突っ込んでしまい、動けなくなった所を「ここに花嫁泥棒がいます!」と曹操が大声で叫んだ為、必死にもがいて脱出した・・・らしい。 ここで捕まっていればどうなっていただろう。あと、花嫁さんはどうなったのだろう? ちゃんと返還されたのかな?○この人と、同族の袁術は一時的に大陸勢力を二分していて、三国志前半で大いに目立っている。 袁家勢力は中盤以降は完全に消滅してしまっているのだが、前半の目玉は董卓→呂布→袁紹な流れだろう。袁術はあれだけ目立っておいていつの間にか消えている。 まあ、あれだけ惨めな最後は他にそうは無いから、ラストだけ目だったかもしれないけど。○背が低かったかもしれない。 正史の話だが、人によっては身長の話が出るけれど、劉備の身長「7尺5寸」以上の数値しか出ていない気がする。 孔明はそれよりも大きかったという話もあるし。つまり、劉備以下の身長は数値として出されていない・・・? 曹操の身長は低かったらしいですが、袁紹も同程度だったのですかね。○あちこちでボロクソ、あるいはネタキャラとして扱われる袁紹ですが実際には相当な力量を持っていたと思う。 少なくとも劉備よりは余程曹操を苦しめた・・・と思うのですよ。 魏の時代になっても袁紹の治世を懐かしむ人がいた、という話もですが、曹操が河北~遼東制圧にかかった年数は8年ほど。 官渡で敗北しても、曹操は袁紹が生きているうちは河北へと進めなかった。攻撃できないと思わせるほどの戦力がまだあった、と言うこと・・・かな。 異民族(烏丸など)と手を組んでいたし、統治能力も高かったと思われる。 ・・・官都で敗北した後、各地で叛乱が起こったらしいが。 一応、それら全てを潰してから再び曹操と戦い敗北。その後に病にかかって死亡。 実質は後継者争いで滅んだ袁家だが、袁紹が生きていればそう簡単には曹操も攻められなかっただろう。 袁紹が47か8歳そこそこ(けっこう若かった)で亡くなった時点で、河北の袁家は滅びたも同然だった。○後継者選びで迷っていたと言われるが、あいつ的には3男の袁尚を選んでいたのではないかと思う。 自分の後継者と考えたからこそ、袁尚の病気の時には出撃しなかったのだろう・・・多分。 曹操との戦いに連れて行き、勝利させることで箔をつけるとか。ただ、三人兄妹は一州ずつ統治を任されているし、甥の高幹も同じ待遇だったので、後継者でなくても重んじていた、という可能性もある○田豊を投獄→負け→諌言を真に受けて田豊を殺す というのは弁明の仕様が無いし、孫権には敵わないだろうが割と味方の粛清を行っている。 これまでずっと勝利してきた袁紹が、官都で負けたのも田豊という宰相役が欠けてしまっていたから、と思うのはあいつだけだろうか。 袁紹と田豊の関係は曹操と荀彧の関係に似ている。違うのは全幅の信頼を置いていたかそうでないか・・・だろう。○劉虞を起てて、董卓に対抗しようとしたことがある。 ただし、参加者が少ない(反対された)&劉虞本人が固辞したせいで沙汰止み。 董卓と同じことをして対抗しようとしたがうまく行かなかったよ、と。 これで劉虞が天子になれば、面白い事になっていた気もする・・・きっと。○曹操と「反董卓同盟が上手く行かなかったらどうする?」てな話になったらしい事があるらしい。 曹操は「天下の智者を揃えば上手く行く」と答え、袁紹は「異民族を抑え、河北を統一して南下すれば良い」と言ったらしい。 曹操も袁紹も自分の言った言葉を実行した、ということになる。・・・と、まぁ色々な逸話があるが、曹操にとって袁紹は劉備以上の難敵だ。官渡の戦いに匹敵する戦闘はそれほど多くない。袁紹、曹操の兵数は詳しくは不明だが、袁紹が14~5万として曹操は10万程度だっただろう。赤壁はともかく夷陵や五丈原よりも、よほど大きい戦いではないだろうか。夷陵の戦い直後の、魏が起こした呉への三路侵攻も赤壁に比する大軍勢だったはずですが・・・どうも扱いが悪いと言うか薄いと言うか、重視されて無い感じです。三国志前半(袁紹死亡まで)、中盤(コメ死亡まで)、終盤(司馬炎による天下統一まで)。小勢力が乱立する前半が一番熱いとはいえ、どんどん盛り下がっていく気がするのはどうしてだろう。~~~楽屋裏~~~いや中盤~後半も楽しいのですよ。孫家の仲間内での粛清劇とか劉禅のアホっぷりとか魏延の不遇っぷりとかどう考えても南蛮の民を虐殺してるどこぞの丞相とか。ですが、どうしてもコメの陣没以降は・・・やっぱり、前半から中盤にかけてのほうが才覚ある人が多いと思います。後半でも司馬師や鄧艾、鐘会、陸抗、羊祜(晋になるけど)、杜預、王濬、羅憲など中々の人物もいますし。いや、他にもいますが。え、姜維?・・・ああ、武力は妙に高かった人ね(え