天気もいいある日の午後。ポカポカ陽気で気持ちのいい中、サンドイッチなんぞでピクニック気分。
何のことはない、アカデメイアの中庭である。天気もいいしということで、たまには勉強とかはなしにして、まったりしようじゃないかと思ったわけである。
ちなみに今ここにいるのはアタシ、妹、フィーノ、ついでにクレシェッドである。クレシェッドはたまたま今日アタシ達の様子を見に来たので、一緒にいかが? と誘ってみたのである。
そしたら、クレシェッドがアカデメイアでいいところがあると、この中庭に案内してくれたのだが、ここがまたいい。しっかりと手入れがされた花畑が一面に広がり、その周りに濃い緑の葉をつけたおっきい木が植えられている。学生や教師達の憩いの場であるらしく、ちらほらとここでアタシ達のようにまったりしている人がいる。
「いやー、クレシェッド感謝。こんないいとこ教えてくれるなんて」
「本当です! とてもきれいで、いい所ですね」
アタシの言葉に妹が続き、それにクレシェッドが照れる。フィーノは特に景観を楽しんでいる様子はなく、黙々とサンドイッチをぱくついている。
子供は花より団子ですかそうですか。いや、人それぞれなので、別にいいのだが。
「いえいえ、喜んでいただいて何よりです。それより、僕がお邪魔してしまってもよかったんですか?」
なんだか遠慮がちなことを言う奴である。こっちから誘ったんだからそんなこと気にしなくていいのに。さらに言うなら、
「一緒に旅する仲間じゃん、当然でしょ」
アタシの言葉が意外だったか、クレシェッドは目を丸くし、やがて嬉しそうにほほ笑んだ。
うむ、こうして改めて見ると、結構二枚目の兄ちゃんである。家柄もいいし、さぞモテるんじゃなかろうか。
「旅の仲間、か。なんだか照れくさいですね」
「へん、そんなんで勇者パーティーの仲間が務まるのかよ?」
意地の悪いことを言いつつ、フィーノはまた一口ぱくり。フィーノとしてはちょっとからかってやろう、程度のことだったんだろうが、フィーノのその言葉に、クレシェッドは一気に表情を暗くさせた。
「そう、なんですよね。僕なんかに、そんな大役が務まるのかどうか……」
おいおい。何をナーバスになってるんだ。務まると思われたから任されたんじゃないのか?
そう考えて、ふと逆のことを思った。どうでもいいと思われているから、危険な勇者の旅に同行させるのでは、と。
勇者の旅には多くの危険が伴う。強力な敵から狙われているのは分かり切っているし、勇者の最終目的は魔王討伐。だが、魔王がそう簡単に倒せる存在なわけもない。実際、世界最高の勇者として知られていたオルテガは、それを果たせなかった。
魔王の居城へ乗り込むにはオーブを集めるとか、結界の封印を解くとか、色々と面倒な手順を踏まないといけないし、それらがどこにあるのかも不明。はっきり言って、どうしろっていうんだという話。
そんな旅に同行しろということは、つまりは捨て駒ということなのではないか。
クレシェッドの家は結構な名家だ。自分で、発言力も強いといっている。これは家の力だろう。
だが、クレシェッドは家の跡継ぎとか、そんなポジションではないのかもしれない。ボルネン一族の出ではあるものの、一族にとってはわりとどうでもいい存在なのかもしれない。
クレシェッドはここ、アカデメイアで学んでいたという。だから魔法理論もそれなりに修めているらしいが、使える魔法は回復の魔法が中級までと、風の魔法が中級まで。後はちょっとした補助魔法と、浄化魔法。これらの魔法の威力がそれほど強いわけではなく、だからといって白兵戦に強いというわけでもない。
爺ちゃんみたいな天才は規格外だとしても、クレシェッドは一族にとってさほど優秀な人間じゃないのではなかろうか。
いや、クレシェッドの魔法の力は一応平均以上ではあるが、強力な天術を使いこなすフィーノと比べると見劣りしてしまう。回復にしても、妹も回復も魔法は使えるし、アタシも回復の天術が使える。
言っちゃあ悪いが、クレシェッドがついてくるメリットが、こちらにはないのである。そしてそれは、ダーマの方も同じなのではないだろうか。
クレシェッドがアタシ達につけられたのは、おそらく監視の意味合いが強い。だが、ダーマとしては優秀な人材をみすみす危険な旅に同行させて、死なせたくない。なら、死んでもいい人材をつければいいじゃないか。だが、勇者の旅に同行させるのに、死んでもいい人材だからとボンクラをつけるわけにもいかない。だが、クレシェッドは家柄もいいし、うってつけではないか。
こんなところではないだろうか。
同じようにロマリアから同行しているフィーノの場合、これは確実に陛下が、フィーノになら務まると考えて、信頼しての采配だと思うのだが。部隊の中でもなかなかの実力者のようだし、『勇者』を試す要員として選ばれているのだから、どうでもいいような存在じゃないだろうし。
自分で考えといてなんだが、結構エグイ。『勇者』というものに、ダーマがどんな考えを持っているかは知らないが、クレシェッドの立ち位置がアタシの考えた通りだったら、エグイ。ドロドロした背景なんかが、ダーマ上層部とか、ボルネン家とかにあったりして。
なんだか、クレシェッドが可哀想な気がする。ようするに、「お前は死んでもいいよ」って、ダーマ上層部、ボルネン家、あるいは両方から思われていることになるのだから。
仲間として一緒に旅をする以上、見捨てたり、みすみす死なせたりはしないけど。
「ま、しんみりしてないで、食え」
考えたことなどおくびも出さず、アタシはサンドイッチを差し出した。結局、誰が何考えていようと、一緒に旅をする仲間には違いないし、態度を変える必要もないのである。
と言うか、せっかくのピクニック気分が台無しになるのはごめんである。せっかくいい天気で、みんな気分いいのに。
クレシェッドは「そうですね」と苦笑すると、いただきますとアタシの手からサンドイッチをとって、一口。
「おいしいですね」
「でしょ? はさんでるチキンのタレ、自信作」
そんなこんなで、クレシェッドもしんみり状態から脱し、和気あいあいとピクニック気分を楽しんでいた時。
「君かい? 最近調子に乗ってる部外者は」
台無しにする、気分の悪いバカにした声が聞こえてきた。
ちらりと見てみると、こちらを完全に見下した男が一人と、それの後ろにくっついている男が二人。
こんなんの相手をする必要なしと考え、アタシは無視した。フィーノも無視しているが、妹はその男達を見ながらオロオロしている。
妹よ、こんなんは無視するに限るんだよ? 下手に相手をするとつけ上がるし。ほら見ろ、フィーノだけでなく、クレシェッドもしっかり無視してるじゃないか。
「おい、無視するなよ」
若干いらついた声で、男はさらに詰めよってくる。
うるさい、あっち行け。アタシ達は今、まったりしているのだ。邪魔するな。
「タッドさん、こいつ、クレシェッド・ボルネンですよ」
後ろにいた一人が、無礼にも指差して、見下し切った口調で言った。
「へえ? あの、ボルネン家の劣等生か」
その言葉に、クレシェッドが一瞬震えた。そんな事には構わずに、男たちは続ける。
「あのレオナルド先生や、クラース先生にくっついてる部外者が、あの劣等生の連れとはね。ま、劣等生には、この薄汚い連中はお似合いだね」
「まったくですね!」
「その通りです、タッドさん!」
「ちょっと、何なんですか、あなた達!」
仲間をバカにされたことで頭にきたか、妹が立ちあがって抗議するが、男たちは嘲笑を浮かべ、
「何って? 僕を知らないのかい? これだから低能な連中は困るんだよ。
僕はサンツィー家のタッド様さ。ダーマでは知らない人間はいない名家だよ」
「あっそ。それで?」
何やら自慢げにお家自慢をしていた男が、アタシの言葉に一瞬ぽかんとした表情をうかべ、そして顔を真っ赤にした。
アタシはちらりと見るだけで、そちらに顔を向けたりはしない。すぐにサンドイッチに意識を向けた。
「それで? だと? よそ者の分際で、いい気になるなよ!」
よほど家が自慢なのか、タッドとやらはそれが無視されたことに腹を立てたようだ。
アタシは鼻で笑って、言ってやった。
「ダーマの名家の人間のわりに、ずいぶんと下品じゃないか。あんたのとこでは、初対面の人間に対して、バカにした態度をとるのが礼儀なわけ? それが礼儀なら、こっちもそれなりの態度とらせてもらうけど」
「な? 無礼だぞ!」
「タッドさんはダーマで一、二を争う名家の出だぞ!」
どうやら、後ろの二人は取り巻きのようで、自分達のリーダーをバカにされたことが怒りにふれたらしく、こちらを射殺さんばかりに睨みつけて来る。
怖くなんてないけどね。こちとら極限の状態で命のやり取りをしているのである。ぬるま湯に浸ったボンボンの視線なんぞ、蚊に刺された以下である。
ま、よく分かった。
ようするに、ボルネン家とサンツィー家はお互いにライバル視しているということだろう。互いに自分の一族こそがダーマ一だと考え、相手を疎ましく思っている。
で、こいつらのリーダー格であるお坊ちゃんはサンツィー家の人間で、ボルネン家の人間であるクレシェッドはいわば敵にあたり、そしてボルネン家の中でもおそらく地位が低いであろうクレシェッドは、格好の的なのだ。
ふん、相手の立場が弱く、自分に逆らえないのを知っていていたぶるとは、なかなかいい趣味をしている。が、それでは人としての程度が知れようもんである。
「はいはい、分かった、分かった。
で? もともと、アタシに用があったんでしょ? 何の用?」
相手にしてません、というのを前面に出して対応してやれば、こいつらは見下していた相手に逆に見下されたと感じたか、怒りを隠さず言い放った。
「君、最近調子に乗っているそうじゃないか? レオナルド先生やクラース先生の手を煩わせて。あの人たちは君なんかとは次元の違う存在なんだ。ちょっとは身の程をわきまえろよ」
つまり、レオナルドさんやクラースさんに気に入られているらしいアタシに嫉妬していると。自分のようなエリートがなかなか構ってもらえないのに、アタシみたいな部外者があの人たちと接しているのが許せない、といったところか。
子供か。あんた何歳児だ。
「で?」
促すと、得意げに笑みを浮かべ、
「ここから出ていって、二度と関わらないでもらおうか。どうせ大した学もない田舎者だろ? こんなところにいることが場違いなんだよ」
お坊ちゃんから視線を離して周りを見ると、妹が怒りに燃えた目でお坊ちゃんを見ていて、クレシェッドが申し訳なさそうにしていて、フィーノは関心がないのかあくびなんぞしている。
そして、「やだね」と言葉を発しようとした時、
「姉さんは学がないなんてことはありません! レオナルドさんやクラースさんだって、姉さんのことを認めてくれてます!」
妹が、怒りに燃えた瞳で言い放った。
その言葉に、お坊っちゃんたちはしばらく黙っていたかと思うと、大笑いし始めた。
「傑作だね! こんな貧相ななりの奴が、あの人たちに認められてるって? あの人たちはいい人だからね、勘違いしてるんじゃないのかい?」
「ちょっといいこと言われて、勘違いしてるんじゃないか?」
「可哀想な奴だな! 頭がさ!」
それぞれが言いたい放題。妹は、怒りのためか、目に涙をうかべている。
「なら、試してみたらいいじゃねえか」
そんな中、冷静なフィーノの声が耳に入って来た。
「なに?」
いぶかしげな様子のお坊ちゃんに、フィーノは挑発的な笑みをうかべた。
「こいつが本当に学がないかどうか、実際に確かめればいいじゃねえか」
フィーノの言葉に、お坊ちゃんは「ふむ」と機嫌良く頷くと、
「いいだろう。エリートと凡人の違いを見せてあげよう」
簡単に乗って来た。
いや、嬉しいもんだね。何がって、フィーノの信頼が。フィーノがこんなことを持ち出したのは、アタシがこんな奴らより下のわけがないと思ってくれているからだ。
あの挑発的な笑みが、全てを物語っている。「お前らなんかが、こいつに勝てるものか」と。
そこまで信頼を寄せられて、裏切れるはずもない。さっくりやってやりましょう。
お坊っちゃんたちは紙を取り出すと、おもむろに術式を書き始めた。そして、
「この式が何か分かるかな?」
小手調べということか、ニヤニヤした嫌な笑いをうかべながら言ってきた。
「ヒャドの術式でしょ」
すぐさま答えてやると、お坊ちゃんは思惑が外れたのか、一瞬固まった。
どうやら、答えられない、あるいは、答えられても時間がかかると思われていたのかもしれない。
だが、すぐに気を取り直して、
「なら、この式にロウザナの定理を足したら、どうなる?」
「氷塊がらせんを描いて飛ぶ」
またまた固まるお坊ちゃん。
「どこに、どのようにその定理を足したらいい?」
「まず氷塊を発生させる術式とのバランスをとるためにここに連動式を、そしてその連動式とバランスをとって、ここに置く」
紙とペンを相手から取って、書き足しながら言う。
完全に固まってしまった。アタシは、かなり舐められていたようだ。
お坊ちゃんは怒りか悔しさか、体を震わせ怒鳴るように言い放った。
「なら! ルーラの術式を書いてみろ! 完璧に!」
瞬間移動魔法ルーラ。一度行った場所のイメージを浮かべることによって、そこが現在地から何カ月もかかる場所であろうとほぼ一瞬で移動する呪文である。
場所を指定する式。
移動する際に空を経由するので、まずは飛ぶ式。
そこから移動する式。
着地する式。
忘れてはいけないのが、移動する際に、超高速での移動に体が耐えきれないため、それを防ぐためのいわばバリアーを張る式である。これを忘れたら、空中でミンチになる。
さらに、着地の際、勢いを殺す式を入れておかないと、落下の衝撃でやっぱりミンチになってしまう。
遠く離れた場所でも一瞬で移動するための、超高速を出す式も忘れてはならない。
実はこのルーラの式から、空中を好きなように移動できる魔法もできるんじゃないかと思われるかもしれないが、これができないのである。ルーラ術式は絶妙なバランスによって成り立っており、それから一部を抽出する形になる空中移動の式はどうしてもバランスが悪くなり、発動しないのである。
空中移動の式は、長年にわたり研究され続けている。アタシも術式考察をしてみたのだが、何度やってもバランスがとれず、発動しない結果となってしまった。何度悔しい思いをしたか。
話がずれたが、ルーラの術式はなかなかに複雑なのである。それぞれの術式が長く、それらの連動式も複雑になっており、気を抜くと術式を間違えてしまうのである。
そんな事を考えつつも、アタシは手を動かす。その様子を見て、ボンボン達が色めきたった。
「ほい、完成」
出来あがった式を見せると、明らかに動揺した様子で、
「バカな、ルーラの術式を、なにも見ずに?」
「こんなに早く書き上げるなんて……」
「学者でも、ある程度本を見ながらじゃないと書けない人もいるのに……」
ぼそぼそと、狼狽しながら口にした。残念ながら、小声すぎて内容までは聞き取れないのだが。
ボンボン達の腰が完全に引けている。それを見て、フィーノは底意地の悪い笑みを浮かべる。思惑どおりになって、しめしめ、とでも思っているのだろうか。
クレシェッドは驚いた様子でアタシを見ていた。妹はというと、得意げにボンボン達を見ている。
「で、でたらめだ! こんな奴が、完璧なルーラの式を書けるものか!」
「ふうん? あんたはこれがでたらめだって思うんだ? いいよ、なら本見るなり、そこいらの学生やら教師の人たちに聞くといいさ。
でも、エリートって、これが正しいかどうかの判断もできないの?」
取り巻きその一が言い放った言葉に、アタシは即座に言い返した。案の定、言葉をなくして、顔を真っ赤にして黙りこむ。
お坊ちゃんはしばらく黙ってルーラの術式を眺めて、
「……僕の負けだ」
静かに、敗北を認めた。
「無礼をした。これは、レオナルド先生や、クラース先生も認めるはずだ」
今までの傲慢さはどこへやら、いきなり殊勝な態度になって、正直気持ち悪い。
そんなことはおくびにも出さず、アタシはただ静かに聞く。
「あの人たちが構っているのが、ぽっと出の小娘なんて、僕のプライドが許さなかった。だって、僕はエリートなんだから。
でも、今ので分かったよ。君は大した人だ」
相手を素直に認めることはできるようである。この手のタイプって、追いつめられると逆切れする奴が多い様な気がするんだけど。
「そんな、タッドさん!」
「こんな奴に!」
「黙れ! 彼女は大物だよ。間違いなくね」
不満を漏らす取り巻きに一喝し、何気にほめて来るお坊ちゃん。
ちょっとやめてよね、照れる。
「クレシェッド」
「何でしょう?」
今までのとげとげしさが抜けたお坊ちゃんは、ライバルの家の人間であるはずのクレシェッドに対しても、今までにない柔らかな態度で呼びかけた。
「さっきはすまなかったね。嫉妬してたんだ。
君、『勇者』に同行するように命じられたんだって? そんな名誉な事を、ボルネン家の人間に取られたのが悔しくて」
「いいんですよ」
内心は複雑だろうに、クレシェッドは笑顔で許した。あんまりこのことを引っ張ったら、家同士で厄介なことになるからかもしれない。
「お前ら間抜けにも程があるぜ。誰が『勇者』か知らねえのかよ?」
「は?」
フィーノの乱暴な言葉に、三人は間抜けな顔をさらした。それを見てフィーノはけたけた笑い、
「こいつ、『アリアハンの勇者』」
「え?」
「で、こいつがその姉の『英雄』」
「はい?」
三人はしばらくアタシ達を見て、
「なんだってえええええ?」
絶叫を上げた。
それからが大変だった。「無礼をいたしました」「どうかお赦しを」などと、大袈裟なことをするもんだから、こっちとしてはどうしていいものやら。
周りからも「何事だ?」と注目され、「勘弁してくれ!」と何度も言ったのだが、なかなかやめてくれず、むしろこっちが「もう許してください」と言いたくなる状況。
ピクニックもそこそこに、「じゃ! そうゆうことで!」と適当な言葉でその場を去った。
ダーマにおける『勇者』の在り方がちょっと分かった。
先程のお坊ちゃん、名家の出ではあれど、アカデメイアの学生らしいから、まだ何かの役職についている様子はない。つまり、一般市民と大差ない。
その彼があの様子だということは、つまりダーマの一般人にとっては、『勇者』とは先程のような態度をとる対象であるということだ。
ダーマ上層部はまた全く違うだろうけどね。教皇の態度から、魔王討伐に期待はしているようだけれど。そうじゃなきゃ、オーブだのなんだの教えないと思う。しかも封印解除のためのモノが、このダーマにあるとなればなおさら。
おのれフィーノめ。余計なことを。これじゃあ、いざという時エスケープできないじゃないか。
むしろそれが狙いか。
なんだか疲れた、ある日の午後だった。
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感想で、色々とダーマ編のネタを提供していただいているのですが、そろそろダーマ編終わりにしようかな、と思ってます。
ダーマ編は非常に楽しいですし、いいネタもたくさんいただいているのですが、そろそろ進んだ方がいいかなと。
どうでしょう?
追記
浄化魔法はニフラムです。書きなおす前は昇天魔法と書いてありましたが、昇天はザキと感想で教えていただいたので。