俺と鬼と賽の河原と。
俺は、倉庫を探索して、美少女に出会った。
そう、それはとても美しい少女であった。
煌めく金髪はいかなる財宝すら足下に及ばず。
白い肌は絹のよう。
全体的に細い体は、まるでそれが黄金比とでもいうかの如く、曲線を描く。
そして、着ている服は、そこいらを歩けば幾らでも見つかる様な桃色のワンピース。
しかし、彼女が着れば、まるで豪奢なドレスか。
そして、そこから見える、すらりとした足……。
――ただし、その足は三本あるッ!!
「どっかで聞いたような話だなぁ……」
其の百二十八 俺とお人形遊びは卒業どころかしたことねえ。
いきなり、それはカッと目を見開いた。
「私三本足のリ――」
「待て、それ以上は色々拙い」
それこそ、いきなり自己紹介を始めようとした、奇妙な人間大の人形を、俺が制止する。
その先を言ってしまってはよろしくない、と俺の風が告げていた。
「じゃあ、なんて名乗れば……」
「とりあえず、……三本足の梨花さんドールで」
「それじゃあ、私梨花さん」
「あいわかった」
名前も無事決まり、俺は一息つくと、俺はとりあえず聞くことにした。
「まあ、気を取り直して。突っ込み入れていいか?」
そう、そこだ。我ながら思わぬ中断が入ってしまったが、聞きたいことは沢山あるのだ。
そして、
「あ、うん、なに?」
三本足の梨花さんは予想以上に普通の子だった。
「それじゃあ行くぞ?」
「うん」
そして、俺はまず最初の突っ込みを叩きつける。
「なんで人間大なんだっ!!」
「そこを突っ込むのっ!?」
突っ込みに突っ込みで返すのは感心しないな。
というのはともかく。
「いや、だってよ。三本足の某有名女児用玩具ちゃんなんてありきたりじゃねーかよ。今更誰も驚かねーって」
「……そうなの?」
「いや、なんつーかほら。俺天狗だし」
「……そうなの」
正直、そう簡単に驚いていたらこのご時世、文字通り魂消て消える。
とまあ、それはともかく、俺と梨花さんはどちらともなく物置を出た。
最近激しくなってきた陽射しが俺の目に刺さる。
ちなみにだが、梨花さんは歩き方がまるで四本足の動物の走りのようだ、とここに書き記しておこう。
まずは真ん中にある足を前に出して、その後に両側にある通常の足が前に出る。跳び箱の動作に似ていると言えばわかりやすいのだろうか。
そしてそんな歩きを眺めながら外に出れば、偶然にも藍音に出会う。
「薬師様……、何処でそんな三本足の女性を引っ掛けて来たのですか……」
いきなり何て言い草だ。
「いや、ねーから」
俺が手を振り否定すると、藍音はいつものように無表情。
「まあ、物置から引っ掛けて来たのでしょうが」
しかしなんとなく、俺にはその表情がしたり顔に見えてならない。
それにしても、物置から、というのを知っていると言うことは、
「なんだ、知ってるのか? こいつのこと」
俺は、乱雑に梨花さんを指さした。
対して、藍音は肯くこともなく肯定する。
「ええ、物置の中の物の把握も仕事の内です」
……そう言われると、なんだか申し訳ない気分になってくるな。
実質俺大したことしてないからなぁ……。もうほとんどヒモなんじゃないかと思うほどに。
「まあ、喋って動くまでは把握しておりませんでしたが」
「そうかい、まあ、それにしてもあれだな」
俺は呟きながら、隣の梨花さんを見た。
そして、不思議そうにこちらを見返す梨花さんは、まったくもって己が感性に自信が無い俺であっても美人だと思う。
まあ、三本目の美脚に関してはなにも言うまい。
「うちの物置きは混沌としとるなぁ」
「既にあそこは異界と化していますが」
「そんな勢いかよ。そーいや、この家の前の持ち主ってどんな奴だったんだろうな」
もしかすると、代々この家の持ち主が取るものも取らず逃げだしていって溜まったのではなかろうか。
と、俺が考えたその隙に。
「――そうよ、そうだったわ! 私、やらないといけないことがあるのよ!」
不意に声を上げたのは、怒りを滲ませた梨花さんであった。
「どーしたよ」
梨花さんの方向を向いて聞けば、その答えは半ば予想通り。
要するに三本脚の某有名女児向け玩具ちゃん人形と言えば都市伝説。そして都市伝説と言えばアレである。
「あの、ほら、色々あるじゃない。よくも捨ててくれたわね、今から会いに行くわ、って言って最終的に貴方の後ろよっ! ってやつ。あれ」
やっぱりそんなお話か。
まあ、確かに都市伝説と言えば、そんなもんだが。
「まあ、好きにすればいいんじゃないか?」
そんなお話に対し、俺は適当に返した。
正直に言って、これは本人たちの問題である。なので、丸投げしよう。うん。
そうして丸投げしたのだが――。
「電話番号がわからないわ……」
「世知辛えな……、おい」
しっかりしてくれ都市伝説。そう言ったことはなんか超常的に物理法則を無視してどうにかなるもんじゃないのか。
しかし、生きた都市伝説でも、この世の法則はどうやら越えられないらしい。
あまりのあの世の無情さに涙が出そうである。
と、そこで俺はふとした疑問を梨花さんにぶつけた。
「というか、前の持ち主に会ってどうするんだ?」
問題はそこだ。丸投げしといてあれだが、流石に人の生き死にに関わるとなるとちょっとばかし話が重い。
なんとなくそのまま流しそうになったが、そこは都市伝説。恨みのある者に対し凶暴化せぬとも限らない。
そして、その答えはと言えば。
「そんなの、決まっているわ」
その時何故か、俺は背筋にそら恐ろしいものを感じた。
風だのなんだの言うそれよりも先に、なにかを本能が警告していた。
俺は、その警告に身を任せ、後ろへと跳ぶ。
「――私を捨てたあいつの股間を蹴り飛ばしてやるのよっ!!」
安定した二本の足から放たれる、蹴り。それが、風切り音を立てて、俺の体の前面を掠めていった。
「怖えよっ!!」
これまでで、これほど緊張した時間は初めてだ。心臓が高鳴る。これが、恋……、というのはないが。
それにしても……、なんと恐ろしい都市伝説だろう。三本足の梨花さんの三本目の足は男の股間を蹴り潰すためにあるとは……。
どっしりと二本の足で地を踏みしめ放つ蹴りは、真に恐ろしい。
日本男児の皆。三本足の梨花さんを下手に捨てると股間に一撃必殺を入れられるぞ、気をつけよう。
まず、三本足の製造して速攻回収されるような女児向け人形を持っている日本男児がどれくらいいるか知らないが。
しかし、これはいかんと俺は首を横に振った。
このまま捨て置いて日本男児の股間を危険にさらす訳にはいかない……! というか梨花さんの前の持ち主は男だったのか。
俺は、男たち皆のために、梨花さんを真っ直ぐ見て、言う。
「何処にも行くなよ」
「えっ」
「……いきなりフラグを立てようとしないでください」
「……いきなりなんだよ」
いい感じの説得だった気がしたが、しかし、藍音に水を差されてしまった。
邪魔をするんじゃない、藍音、このままでは一人の男が男を半分やめる羽目に――。
と、そんな時、ふと、軽快などこぞのクラシックらしき旋律が鳴り響いた。
多分携帯だな、と思えば、どうやらそれは梨花さんの物らしい。
「あ、私のだわ、ちょっとごめん」
そして、当の梨花さんはなれた動作で携帯を耳に当てて、その可憐な唇から言葉を紡ぐ。
「はいもしもし、私梨花さん。あなたのお名前は?」
これは、梨花さん電話というあれだろうか。
そんな勝手な推測を俺が繰り広げている間にも言葉は続いた。
「私はこれからママとお出かけよ。お洋服を買いに行くの」
いや待て、お前は今から自分を捨てた男の股間を蹴りに行こうとしていただろう。
ああ、なんとも夢が爆砕される光景である。いや、電話口の向こうの相手の夢はきっと守られるのだろう。だが、見ている方としては夢が粉砕骨折さ。
なんにせよ……、世知辛い。
と、無情の世に再び涙を流す間にも、電話は続いた。
そんな最中、ふと、俺は固まることとなる。
「えっ? パンツの色? 水色だけど……」
……ちょいと待て。
いつの間にか携帯を畳んでいた梨花さんの肩を、俺は思わず叩いていた。
「ちょ、お前さん、今誰と話してたよ」
「え? それはいえないわよ。プライバシーとか個人情報保護とか最近うるさいし」
更に世知辛い。だが、それはいいのだ。
「なあ、電話相手は本当に子供だったのか?」
「ちょっと声が低くて野太かったけど、そういう子もいるわよね」
「どう考えても大きいお友達だよっ! しかもかなり深みに嵌った残念なお方だっ!!」
梨花さん電話で痴漢とはどうにも悟りの境地に達したかのような紳士ぶりだ。
そもそも梨花さん電話にそこな三本足の梨花さんが応対している意味もよくわからないが。
「まったく、何なんだ一体」
もう何もかもがわからない、と遠い目をする俺。
そんな中、藍音が不意に声を上げた。
「薬師様」
そして、そのまま細い腕を俺の腕に巻きつけるように、俺にしなだれかかる。
いきなりなんだと言うのだ。
「私にも構ってください」
本当にいきなり何なんだ。
ぎゅっと腕に力がこもる。いや、しかしあんまり力を入れられるともげるんだが。
そして、そんな様を見て、今度は梨花さんが言葉にした。
「二人は恋人なの?」
いや、そんな訳でも。と言おうとする前に、一瞬にして藍音は答える。
「一言では言い表せない関係です」
なるほど間違ってはいない。俺と藍音の関係はなんか妙だ。
元々は俺は藍音の保護者で、いつの間にか秘書でメイドになっていて、今は俺の仕事に秘書が必要なくなったから、家族兼メイドか。
しかし、その答えは非常に勘違いをもたらすと思うのだが。
「まあっ、そうなの! 羨ましいわ!!」
「ええ、そうなのです。ですが、だと言うのに薬師様はあっちへふらふらこっちへふらふら色々な女性へと魔の手を……」
私というものがありながら、と悲しげに目を細める藍音。
おい、俺がいつどこで魔の手を伸ばしたってんだ。自慢じゃないが、俺は他人と肉体関係を持ったことが無い。本当に自慢じゃない。
しかし、ここでなんと言おうと、この場において男子の発言権というのは、道を急ぐ人にとっての蟻並みに小さい。
そも、女性二人男子一人の現状、この状況、既に四面楚歌である。
「そうなの……、酷い男ね」
だが、梨花さんよ、お前だけには言われたくないぜ。
俺は、悪態でも吐くかのように呟いた。
「お前さんのボーイフレンドは今何代目だこの野郎」
一瞬にして、梨花さんが目を逸らす。人形だからありえないはずの冷や汗が見えた気がした。
「そ、そのあたりは、大人の事情で……」
「とっかえひっかえかこの野郎」
ちなみに、梨花さんは小学五年生らしい。発売から今に至るまで。
そうすると、一年も経たぬうちに、何人もの男を、というお話だ。
消えていった男たちも、やっぱり世知辛い。
「だ、第一不純な関係には至ってないわ。ただの男友達だもの」
取り繕うように、梨花さんは言った。
しかし、ならば俺だって清い身である。
「じゃあ俺もだ」
「最低ですね、薬師様」
「酷いわね、あなた」
「何故に一方的非難を受けとるんだ俺はっ」
俺には計り知れない乙女心というものが存在するのだろうか。
女性二人に非難を受け、否応なしに俺は残念気分直行だ。
しかし、それよりも俺には気になる問題があった。
既に季節は夏寸前。結構暑い訳で。
「まあ、それはともかく。所でなんだが、ぴったりとくっつき過ぎじゃないか? 藍音」
正直そろそろ気温的に暑いものがあるんだが。
しかし、俺の遠回しな抗議は受け入れてもらえなかった。
「いやです。薬師様が私をじっとりねっとり舐るように見てくれるようになるまで離しません」
「難しいわっ」
高難易度過ぎるだろう、それ。まず舐るようにって辺りから難易度が急上昇だ。
実に難しいと、と声を上げた俺を余所に、藍音は梨花さんを見つめながら、言う。
「負けません」
何にだよ、と思う前に、さらなる爆弾発言が藍音から投下。
「薬師様が望むなら、間接360度可動だってやって見せます」
一体なにに対抗意識を燃やしてるんだお前は。
あと、あれだぞ? 俺はそんな恐ろしい要望出さんぞ?
「人でありながら人形の限界を超えようだなんて……。藍音、……恐ろしい子っ」
無駄にハンカチを噛んで驚愕する梨花さん。
俺は完全に置いてけぼりである。
「薬師様が望むのであれば、首を高速回転しながら一秒間七十八回のタップダンスを踊る求愛もします」
いや、そんなのお断りだよ? 藍音さん。
そんなことになったら俺も裸足で逃げ出すよ? その時は光の速度を超える自信もある。
とりあえず、絶対望まないからやめてくれ。
「あとは、そうですね、人形らしく、ローアングルからスカートの中を抉るように見られたって構いません。……むしろ見てください」
「……」
俺は既に、突っ込みを放棄した。
とりあえず何処に突っ込めばいいか、わからなくなってしまった。
俺はもう疲れたんだよパ……、しまった、お供の犬がいねえ。
「……見てみませんか?」
残念だが、腕を抱きしめた状態から下から見上げたって無駄だ。
どんなに可愛らしくたって、変態になる気はさらさらない。
「地面に這いつくばるのは御免だな」
「では屋根に上りますので」
「首が疲れる」
「じゃあ視界に丁度いいように仰向けに飛びます」
「前が見えなくて危ないな」
「相変わらずつれないですね」
「つれたらどうする」
「……とりあえず寝室へ?」
「聞くな」
というかだ。
ふと、俺は当初の問題を思い出した。
「ねえ、メイドさんと乳繰り合ってないで、私の前の持ち主を探す手伝いをして欲しいんだけど」
そう、元々の話はこの梨花さんだ。これをどうするかが問題なのである。
「どうする? これ」
流石に股間を潰させるのは、元の持ち主が可哀相だ。例え捨てたのだとしても、流石にそれはきつい。
俺は男ゆえにそれを容認することはできない。
しかし、そうすると梨花さんはどうするのか。俺が悩んでいると、藍音が言葉を発した。
「私に名案があります」
結果、
――三本足の梨花さん人形は、廃品回収に連れていかれましたとさ。
それにしてもあの業者、この間からイカレた品物を持っていってるのに文句ひとつ零さねえ。中々やるな。
「所で、なんで捨てる方向にこだわったんだ?」
対抗意識を燃やしたり、なんだか色々、藍音は梨花さんが好きではなかったようだ。
その辺を聞いてみると、藍音はあっさりとこう答えた。
「――貴方のお人形は私一人で十分ですから」
「俺にそんな変態的趣味は無いんだが」
「昔の偉人はこう言いました」
「なんだよ」
「鳴かぬなら、鳴かせて見せようホトトギス」
「いっそ殺せ」
―――
……なんかすいません。主に宝富ィ様すいません。
某有名女児用玩具ちゃん人形可愛いですよね、うん、別に商品名も出きってはいませんし。
ということで許してください。
今回の話はあれですね。言わずもがな。
三本足の人形の話でした。有名な都市伝説ですね。
ギャグ半分、藍音さん半分みたいな感じで。
返信
霧雨夢春様
久々に出てきて無双していきましたね、にゃん子。
まあ、にゃん子も一応薬師と同年代と言っていい類の妖怪なので、中々に強いようです。
どちらかと言えばサポートキャラ方面になっておりますが、その辺の弱小には負けないみたいです。
あと、やっぱり時代劇とか見ると面白いんですよね、やっぱり。この時代、小難しいことに話飛ばしがちですからたまにはこんなのもいいかなと。
スミス様
いやあ、なんと言うか見事に黒猫なあれでしたね。ええ、漫画は一通り読みました。
にゃん子でハードボイルドっぽいような何かでしたが、確実に名前がキマらないですね、わかります。
あと、自分が痛いとのことですが、大丈夫です、きっと。
うちの地方でやたら強い風がビュンビュン吹いていると、どっかに天狗がいるんじゃないかと思う俺よりマシじゃないかと思います。
春都様
御無沙汰しておりました。多分二話くらいじゃないですかね。意外と長くないです。
それにしても、にゃん子はどこぞでスイーパーでも開業する気なのか。
とりあえず、なんだか格好良く決めてくれましたが、書いていると、どうしてもにゃん子の名前の所で気が抜けます。
確実にシリアス向けの名前じゃないと思いました。
奇々怪々様
古典的真っ盛りなグラサンスーツの強面達。あっさり一掃されました。
そして、跨ぐだけの一工程で発動する呪い。これまた強力ですよね。問題は相手の大きさですが。
果たしてにゃん子がサポートに回ったら、直接攻撃力の強い面子は一体どんな無双をするのやら。
正義の残飯漁りが活躍する日は再び来るのか。
志之司 琳様
地獄は待つには最適の場所ですが、いかんせん広いのが問題ですね。
いやあ、それにしても。にゃん子出した時からやりたかったんですよね、黒い猫のあれ。今回出せて良かったです。
そして、絶対的不運から弾丸を当てに行くラッキーボーイの人もいましたが、薬師家に目を付けられた時点で結局不幸ですね可哀相に。
まあ、やっぱりあれですけどね。薬師ツンデレ発動して試合終了でしたけど。
あも様
やっぱり待たされてたものとしては、一人だけ幸せってのは負い目感じますよね。
でも、そう言えば、にゃん子李知さんに猫耳生やしてたんですよねー。そこから考えると凄いギャップです。
そして、ラック激減ということは、スパロボにおける精神コマンド集中が自動で掛かると言うとってもチート。やられた方はたまったもんじゃないっすね。
しかも建物単位で掛けられたら回避のしようもないですし。まあ、それなりの妖怪ならレジストもするんでしょうが。
光龍様
にゃん子も薬師もツンデレ真っ盛りですね、ええ。
素直じゃないと言うか、捻くれてると言うか。でも結局助けちゃうし、前回はにゃん子と薬師の二重ツンデレだし。
そして、まさかのおばあちゃんルート。見事な横恋慕、不倫です。
もうその内薬師が老若男女問わなくなるんじゃないかと心配です。
通りすがり六世様
にゃーんは勝手に、にょろーんと似た発音だと思ってます。いつか流行らないでしょうか。
ちなみに、結局蛇足かなと描写しませんでしたが、再会できたようです、というかできたんです。と私は思ってます。そこいらは作中で明記されるまで、誰がなにを言った所で想像の範疇内かと。無論私も含まれます。
あと、自分はたまにすっごく王道やりたくなるんですね。時代劇の流れが好みなのもあって。
ちなみに、にゃん子の戦闘力ですが、身体能力自体は、大したことないです。俊敏性がずば抜けてる程度ですが、大天狗程速くもなし。能力重視のサポートタイプです。
SEVEN様
基本的に薬師メインですからね、このお話。ただ、たまに別の人に主人公任せたくなります。あまりの鈍感っぷりに。
あと、薬師の援護はきっとあれじゃないですかね。お使いに行く子供を結局後ろから見守る親みたいな。
まあ、どうせ風で一部始終見守ってたんでしょう、あのツンデレ。心配な癖にそんなことない面して。
でも、現れて格好良く決めないだけいつもよりはましだと思います。やっぱり。
名前なんか(ry様
太宰治の走れメロスもそうですよね。セリヌンティウスなんて、勝手に死刑の人質にしてくれんなよと言ってもおかしくないレベル。
うーん、お婆さんの待ち人に関しては明記してないので、おいおいですね。ただ、まあ、ええ。あまりに……、鋭いな、と……。ここだけの話。
まあでも、前回は主役はにゃん子だったので。薬師はただのゲスト参戦でしたし。
あと、にゃん子は実際銃弾食らっても「痛ったあぁっ!」で、済ませそうな予感があります。
悪鬼羅刹様
夜を駆けるゴスロリネコ。いいじゃないですか。
宵闇に潜む正義の残飯漁りとかどうでしょう。あまりにあんまりだと思います。
しかし、言われてみれば、天狗が飼う化け猫という異常性。流石薬師と言わざるを得ないミスマッチ具合です。
黒猫と言えば、魔女とかの領分だと思うんですけどね。
最後に。
ずっと、三本足の人形に股間蹴られたらやばいなと思ってました。